今、ちまたではネットブックが大躍進を続けています。景気動向から察するに、今後しばらくの間はアンダー1000ドルのノートPC市場の勢いは止まりそうにありません。
2009年1月31日現在、EEE PCの一番安いモデルが2万5千円台(価格.com調べ)とそこらの携帯より安いという異常な価格が提示されていますが、インドからそのさらに上を行く、衝撃的なPCが発表されるとか。文字通り桁が違います、桁が。
インドの「10ドルPC」、まもなく発表 engadget
10ドルPCの真相については多額の補助金を得た結果だ、実は100ドルの間違いだった、などなど様々な情報が飛び交っていましたが、今も本気であることは確かなようで、「現在のところ20ドルに落ち着く予定で、大量生産による値下げも視野にある」状況とされています。明らかになっているスペックは2GB のRAM、有線LANと無線LANに対応するということくらい。発言を信じるなら、発売は半年以内を予定。
・・・OLPCの100ドルPCも、「200ドル程度に落ち着いており、大量生産によるコストダウンをねらう」という状況にありましたけれど、まるっきり桁が一つ落ちています。いや、10ドルですよ?年末に、「1GBもマイクロSDが3枚セットで1500円?安い!」と使い道も無いのに衝動買いしたというのに、それよりもさらに安いとは。電卓だって、ちゃんとしたやつを買おうとすれば1000円くらいは平気でするのに。
しかも、2GBのRAMと有線・無線LAN対応ってしれっと書いてありますが、そこだけで1000円は平気でオーバーしそうな気がするのは私だけですか?どんなスペックで、果たしてちゃんとしたLinuxが走るのか非常に興味深いです。
インド政府からの正式発表は2月3日。「実はデスクトップでキーボードとマウス、ディスプレイはオプション」とかいうオチでも驚きませんが、マジでノートPCだった場合、ネットブック業界にハリケーンが吹き荒れそうですね。