Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

iTunes、ようやく更新される

2008-07-31 18:50:46 | Thinkings

 7月11日にiPhone 3Gが発売され、ユーザーにとっては待望の案件であった、iPhone、iPod touchでのサードパーティ製アプリを販売、配布する「App Store」に対応したiTunes7.7がリリースされました。
 私もiPod touchの為にアップデートしましたが・・・大きな問題に見舞われることになりました。大幅なアップデートや新製品の発表後にはすでに恒例となったAppleの超一流ジョーク、

「Windowsマシンが無いので確認できない」

が発動されたのです。

 今回の問題は、「AppleMobileDeviceHelper.exe」が一部のWindows(多くはVista)においてエラーダイアログを頻出させ、iPhoneの同期ができないといったもの。ネット上ではそこかしこで問題になっていましたが、テレビ報道などは全くなく、ソフトバンクも特も声明などは出していません。PCと同期できない場合、iPhoneの機能は半分も発揮できないというのに、Appleは沈黙を続けていました。

 そして、リリースから20日たった本日、ようやくアップデータが公開されました。

アップルが「iTunes」最新版公開、一部環境での不具合修正か ケータイWatch

 アップルでは「今回のアップデートは、iTunesの安定性とパフォーマンスを向上させる修正になる。iTunes 7.7をインストールしている方にはバージョンアップをお勧めする」とコメント。ただし、不具合の内容や原因についてのコメントはなく、「そういった事象が発生すると、ユーザーから問い合わせがあったのは事実」と述べるに留まっている。

 当方でもアップデータの存在を確認し、インストールを行いました。ようやくまともな形での、iPhone、iPod touchの運用ができるようになりそうです。

 昔から言われていますが、「ソフトウェアはバージョン3から使い物になる」。裏を返せば「初物には手を出すな」ということですね。今回の件は、iPod touchや無印のiPhoneも巻き込んだと言うことでちょっと違うかも知れませんが、特にAppleのソフトウェアに関しては、その教えを厳格に守った方が良さそうですね。

 ・・・まあ、Appleの場合、初物でないと斬新じゃなくておもしろくない、という意見も正解だと思いますが。


CDの次へ ツタヤも音楽配信に参入

2008-07-30 18:51:31 | Thinkings

 1981年10月1日、日本において、ソニーから世界初のプレイヤー及び音楽ソフトが発売されて以来、音楽のパッケージメディアとして27年間ずっと販売され続けているCDは、店頭販売において未だに主役であり続けています。

 これまで、CDよりも(著作権者的に)セキュアかつ音質のいいメディア規格を作ろうという動きは幾度かありました。初期のPS3も対応していたSuper Audio CD(以下SACD)や、DVDの音楽記録用の規格であるDVD Audioがそれです。確かに、それらの音質はCDを遙かに超えていましたが、悲しいかな、再生機器が高かったり、プレイヤー自体は安くなっても満足のいくスピーカーやアンプが普及していなかったりと、一部の音楽フリークの間で流通しているだけになっています。・・・一本数万円で結構な大きさのスピーカーや単体のアンプは、今から考えても一般的といえないですよね。店頭の主役は5000円以下のスピーカーやヘッドフォンですし。

 そういう意味では、CDというのは音質的にも必要十分で、価格も安く、レコードやテープに比べて扱いも楽と、非常に完成されたパッケージメディアであると言えるかも知れません。

 さて、店頭売りではすでに敵無しと思われるCDですが、ネットワーク配信というメディアレス流通が徐々に幅をきかせてきています。AppleのiTunes Music Storeは言うに及ばず、ソニーのmora、auのLISMOを始めとするキャリア系の着うたフル配信や、ドワンゴなど様々なパブリッシャーが存在します。また、レンタル業界最大手のツタヤも、USENと提携して新たに参入するようです。

ツタヤが音楽配信に参入、USENと事業提供 ITpro

 ツタヤ・ディスカスは2008年7月30日、音楽配信サービスを翌日から開始すると発表した。USENと業務提携し、USENが展開する音楽配信サービス「OnGen」を基盤に「TSUTAYA DISCAS」上で展開。「TSUTAYA DISCAS 音楽配信」として提供する。

 音楽配信サービスとしてみた場合、他のサービスと比べて目新しいところは特にありません。配信されるのはDRM付きのWindows Media Audioで、価格は105~200円とiTunesの作った相場通りです。WMAということで、iPodへ転送できなかったり、音楽CDとしてCD-Rに焼き込めないのは、場合によっては大きなマイナスになりますね。

 ただ、このサービスのキモとして、CDレンタル、販売を手がけるツタヤならではの斬新なシステムが存在します。

「あるCDを検索して楽曲をダウンロードしようとしたときに、配信が開始されていなかった場合でもその画面からCDをレンタルできる、といった使い方ができる」

オンラインサービスを使っているときに、欲しい曲が配信されていないというのはよくあることですが、そんなときにツタヤオンラインからCDをレンタルできたり、または購入したりと言った柔軟な使い方ができるようになっているわけです。これは、他のサービスが配信に特化していることを考えると、非常に画期的なサービスではないでしょうか?あのAmazon(日本除く)ですら、「配信か購入か」の二択なのに、それに「レンタル」まで加わっているのですからね。

 商業的に成功しているかどうかは別として、この市場が「CDの次」として注目されていることは間違いなさそうです。ただ、現在は配信される音楽フォーマットが幾種類も混在しており、一つのサービスを使い始めたら浮気は難しい状況です。特にiPodを使うと、iTunes以外のサービスの選択肢は無くなりますから。
 そういう意味でも、音楽の購入手段の幅を広げているツタヤの試みはおもしろいですね。iTunes等の他のサービスに同様のシステムが広がっていくのは難しいと思いますし、初期のPRが成功するならば、独特の存在感をアピールできるかも知れません。・・・iPod使っているので、私は使わないですけれど。


新たな「知識」は世界を変えるか

2008-07-29 23:04:48 | Technology

 シンプルでスタイリッシュな画面構成と、膨大なインデックスページ。古いアイルランド語で「知識」を意味する新しいサーチエンジンは、果たして世界を変えることができるのか・・・?

 Google出身者らが“世界最大”のサーチエンジン「Cuil」公開 INTERNET Watch

 米Cuilは28日、“世界最大”と称するサーチエンジン「Cuil(クール)」を一般に向けて公開した。現在、1200億ページをインデックスしており、同社ではこれが「他のどのサーチエンジンと比べても3倍以上大きい」と主張している。

 このサーチエンジン「Cuil」のおもしろいところは、何もGoogleの出身者が立ち上げたという「話題性」にあるわけではありません。他のサーチエンジンとの差違は「検索方法」と「表示方法」の二点。つまり、他とはかなり毛色の違うサービスなんです。

 まず検索方法ですが、

 Cuilは、リンク解析やトラフィックランキングを利用する既存サーチエンジンの技術を乗り越え、個々のページの文脈と、クエリーが表している概念をもとに最適な検索結果を返す。その上で検索結果をカテゴリー別に分類して表示する。

Googleを始め、 リンク解析やトラフィックランキングに重きを置く検索エンジンが多い中、単純にそのページの内容のみで勝負するという姿勢は「古くて新しい」ですね。この方式ですと、マイナーだけれど的確なページにヒットしやすくなる一方、内容が一般的でなかったりする可能性も増えてきます。
 それを判断しやすくするために、工夫してあるのが検索結果の表示方法です。

 Cuilの検索結果は多くのサーチエンジンと異なり、どちらかというと雑誌のようなレイアウトになっている。1つの検索結果に表示される文章量はかなり多い。画面上部にはクエリーに関連した他のキーワードがタブとして表示されており、そこから検索の幅を広げていくことができる。

 例えば、冒頭に表示したMicrosoftの検索結果を例にしますと、他のサーチエンジンに比べて検索元の文脈が多く引用されており、縦一列の表示ではなく、一覧で多くの情報が得られるようになっていますが・・・検索結果としては、Microsoftのトップページがトップに来ないなど、チト疑問が残る点も散見されます。他もいくつか試してみましたが、一般的と思われる検索結果とは乖離が大きい様な印象で、これが逆にウリになるのかも知れません。

 最大の問題は、まだ日本語へのローカライズがされていないと言うことでしょうか。日本語でも一応検索できますが、英語のページがトップに来ることがおおく、まだ使い物になるとは言い切れませんね。

 しかしながら、その他とは違う検索結果や、目的のページを探しやすい表示レイアウトで「化ける」可能性は十分にあるCuil。名前のとおり、ネットユーザーの新たな知識となれるかどうか・・・


史上最悪のスパマー、最低の末路

2008-07-28 20:09:57 | Crime

 スパム・・・缶入りのランチョンミートではなく、もちろん迷惑メールの方です。今だにネットワーク上に流通しているメールの大半がそれだと言われており、他のスパム行為と合わせれば、ネット帯域の半分以上は一部の悪質なスパマーに使われていると言っても過言ではない状況が続いています。

 さて、そのスパマーの中でも「史上最悪」とされている人物は、2003年から2006年までの間に350万ドル稼いだエディ・デビッドソン被告。ぺニー株を推奨するスパム・・・要するに株式市場の情報操作を請け負ってきた人物で、「CAN-SPAM Act」というアメリカの法律の制定により逮捕され、2007年12月に懲役21ヶ月の判決を受けたのですが・・・

脱獄した“コロラドのスパム王”、銃で自殺 COMPUTERWORLD.jp

 ペニー株(投機的な低位株)を推奨するスパム・メールの大量送信行為で有罪判決を受けたエディ・デビッドソン(Eddie Davidson)被告が、自宅のあるコロラド州ベネットで銃で自殺した。死ぬ前に妻と3歳の娘を殺害したもよう。米国司法省が7月24日に明らかにした。

 脱獄の上、家族共々無理心中を図るとは何とも惨めな最後。子供のうち16歳の娘と0歳の息子は生き残れたのが唯一の救いですが、いくらカネを稼いだとしても、犯罪というのは割に合わないものですね。

 ちなみに、スパムというのはスポンサー、つまり依頼主がいないと成立しません。彼の場合、「ヒューストンにある無名企業」から株銘柄の操作を依頼され、トータルで140万ドル(1億5千万円程度)受け取ったとのこと。確かにデビッドソン被告は実行犯だったかも知れませんが、この無名企業にも、しっかりとした社会的制裁を与える必要があると思うのですが、そのあたりはどうなっているのでしょうかね?

 また、日本においても状況は同様。相変わらず大量のスパムが出回っているようですが、ネットのトラフィック改善の為にも、「実行者も依頼者も」大きな制裁を受ける制度を作っていっていただきたいものです。


暑過ぎる!8月以降も平年越え

2008-07-26 20:37:19 | Life

 もう本当に、連日暑いですね。普段、余り外に出ない仕事をしているのですが、それだけに、外に出ると一気に体力を削られていきます。先日も、出張の帰り、車の外気温度計が43度を指しており一瞬目を疑いましたが、走っている内に37度で安定。それでも十二分に暑いんですが。さすが全国一暑い岐阜県美濃地方は違いますな・・・

 さて、すでに7月から体温越えの暑い日が続いているこの夏ですが、この先の8月9月はどんな感じなんでしょうね?・・・まあ、だいたいは予想がつきますが。

8、9月は高温に=太平洋高気圧が発達-気象庁 時事通信

 気象庁は24日、8-10月の3カ月予報を発表した。フィリピン付近の海面水温の上昇により、太平洋高気圧が発達しやすく、8、9月は高温となる可能性が大きい。秋雨前線はやや不活発で、期間中の降水量は東日本と西日本で少なく、その他は平年並みの見通し。

 地球温暖化の影響ってヤツなんですかねえ・・・いや、それだけでは説明つかないと思いますけれど。私が小学生の頃の夏休みは、午前中の早い時間はまだ過ごしやすかったですし、高校生の頃でも冷房無しでずっと過ごせていたんですけど・・・今は、起きたときに汗びっしょりで、寝間着がずっしり重くなっているのですよ。冷房無しだと、暑気が体にまとわりついてきて、ちょっとの風くらいでは全然涼しくないですし。

 基本的には冬よりも夏の方が好きなんですけれど、こう気温が体温を超える日が続いてくれるとイヤになりますね!熱中症にならないように、水分と塩分をこまめに採って、何とか乗り切っていきたいものです。


有機EL国内で量産開始

2008-07-25 21:38:40 | Technology

 液晶は、今や映像表示デバイスの旗手となっています。電卓からテレビまで、ありとあらゆる表示デバイスに液晶が使われています。

 液晶は、低消費電力、低発熱、そして大きさの自由度が高いことで、ニキシー管やブラウン管といった数々の表示デバイスを駆逐してきました。しかしながら、液晶にも欠点はあります。

 液晶は光を遮るシャッターの役割をすることで表示を制御しています。つまり、別に光源が無いと表示デバイスとして使えません。反射型のように外部光源を使うこともありますが、PCや携帯電話のディスプレイやテレビといった用途ではバックライトを使うのが一般的です。これが原因となって、薄型化に限界があり、暗部のコントラストが低めになりやすく、消費電力をこれ以上抑えるのが難しいといった問題が出てきているのです。

 これらの問題を一挙に解決し、「液晶の次」の最有力候補として目されているのが「有機EL」です。

 自ら発光する有機材料を使ってディスプレイを作ることで、液晶よりも薄く、高コントラストで、低消費電力である有機ELディスプレイ。昨年、ソニーから世界初の有機ELテレビが発売されて話題をさらっていきましたが、他の国内メーカーも製造に参入するようです。・・・もっとも、携帯電話用みたいですが。

有機EL画面を本格量産 東芝松下ディスプレイ msn産経ニュース

 東芝と松下電器産業が出資する東芝松下ディスプレイテクノロジー(東京)は25日、石川工場(石川県川北町)で携帯電話などに使われる「有機EL」画面の本格的な量産を始めると発表した。約160億円を投じて生産設備を新設し、来年10月から稼働させる。

 液晶に比べて薄く、低消費電力である有機ELディスプレイは、確かに携帯電話には最適といえます。有機ELの問題点として「低寿命」が挙げられますが、携帯電話のライフサイクルである「2年」ならば十二分にクリアできますので、当面問題はありません。

 もう一つの問題として、「大画面化が難しい」という点がありますが、これは時間に任せるしかないでしょう。液晶だって、大画面化が進んだのはここ最近の事なんですから。とりあえずは携帯電話用などの小型ディスプレイでノウハウを積んでいただいて、ミニノートやデジタルフォトフレーム、ノートPC、PC用ディスプレイとステップアップ・・・まるっきり液晶の歴史に沿った物ですけれど、そう考えると後5年くらいで大画面有機ELが拝めるようになるかも知れません。

 ソニー、松下、東芝と、国内主要メーカーが本格参入したことで、今後、世界的に有機ELのイニシアチブを日本がとれる可能性が出てきました。最近は液晶もしょっぱいですので、是非、未来につながる技術として育てていってもらいたいですね。


原子1個分のガーゼ?

2008-07-24 21:08:43 | Technology

 炭素といえば、今や世界の鼻つまみ者。地球温暖化の原因、二酸化炭素の元として、国を挙げてのカーボンフリー!運動が巻き起こっています。・・・う、はい。著しく誤解を招く表現ですね。「これ以上炭素の流通量を増やさないようにしよう」というのが本当のところです。

 この流通量というのはエネルギーとしての利用のこと。主に化石燃料の使用に関する提言です。これは19世紀の石炭時代から変わらない考え方の話ですが、21世紀の今、別の使われ方、つまり、マテリアルとしての炭素に注目が集まっています。

 例えば、網の目状の炭素を中空のチューブにした「カーボンナノチューブ」やその派生の「カーボンナノホーン」、60個の炭素原子でできたサッカーボール状の物質「フラーレン」といった素材がそれで、これまで知られてきた炭素の単結晶であるグラファイトやダイヤモンドとは違う、おもしろい性質が注目を集めています。

 さて、今回紹介する新素材は、カーボンナノチューブやフラーレンのように、材料界に革命を起こすことができるのでしょうか。

原子1個分の厚さしかない新素材「グラフェン」は強度も世界最高 GIZMODE

グラフェンは、炭素原子でできた薄いガーゼのような素材で、厚さが原子1個分(!)しかありません。そして、その高い電子移動特性により、半導体を作るときの材料であるシリコンに代わる物質として期待されています。

 シリコンに変わる半導体材料という点もおもしろいですが、なんと言っても厚さが原子1個分というのがとんでもないですね。元記事では、より薄く、高性能な半導体材料として期待されているという事が書いてありますが、私の興味は、なんと言っても「布」としてのグラフェンの性能について。いや、ガーゼと表現されていますけれど、原子同士の結合部なんて目には見えませんから。

 果たして、どれくらいの大きさの物まで作ることができるのでしょうか。10cm四方くらいの布とかができたとしたら・・・触ったらどんな感触なのか、原子1個分の厚さの布は果たして肉眼で見ることができるのか・・・興味は尽きません。

 とりあえず、「世界で一番薄いハンカチ・・・ただし手は拭けません」とかいう記事がニュースサイトに載るときが楽しみですね。


ブログの通信簿?・・・一般生徒って言われた!

2008-07-23 23:51:43 | Technology

 日本では猫も杓子も、というわけではないようですが、ニュースから子供自慢から、それこそピンからキリまで様々なブログが日々立ち上げられたり更新されたりするこのご時世、ネットの世界ではすっかりと定着してきているようです。

 そのブログですが、情報ツールとして定着してくるとともに、ブログサービスそのものだけでなく、「ブログを対象にしたサービス」というものにも注目が集まるようになりました。
 例えば、ブラウザを使って更新をしていると、誤って書きかけの記事を飛ばしてしまうことがありました。そんな悲しい事件を防いだり、編集をしやすくしたりする「ブログライター」や、ここでも以前に紹介した、ブログの印象を調べる「My boo」、Googleなどの検索対象をブログに絞るオプションなど、結構な数のサービスが存在しています。

 今回のネタは・・・カテゴリで言うとMy booに近いのかな?

「gooラボ」で、ブログ記事からブロガーの年齢や性別、ブログの影響度などを推定する「ブログ通信簿」の実験を開始 NTTレゾナント プレスリリース

 NTTレゾナント株式会社(*1、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中嶋 孝夫)は、インターネットポータルサイト「goo」(*2)上に開設した実験サイト「gooラボ」において、本日より、ブログに投稿された最新のブログ記事の内容などを分析してブロガーの性別や年齢、影響度などを推定し、“通信簿”として表示する「ブログ通信簿」の実験を開始します。

 実際に使ってみるにはこちらのページから。さっそく私のブログでも試してみましたが・・・

性別:男性 ブログ年齢:59 主張度:1 気楽度:3 マメ度:3 影響度:3 評価:一般生徒

扱っている話題の年齢が59歳とか、全く主張がないとか釈然としないんですけれど・・・。あと、マメ度が3ってどんだけ厳しいんですか先生!なんか悔しいので、リンクしている他の人のもチェックしてみましたが・・・

銀河系壱見たくない書評
性別:男性 ブログ年齢:55 主張度:4 気楽度:4 マメ度:3 影響度:3 評価:体育祭実行委員
annexの窓辺から
性別:男性 ブログ年齢:39 主張度:2 気楽度:3 マメ度:5 影響度:3 評価:図書委員
iwish_log
性別:男性 ブログ年齢:33 主張度:4 気楽度:3 マメ度:3 影響度:3 評価:文化祭実行委員

ぬおお、やっぱり釈然としません!つか、評価1がついているのって私だけじゃないですか!そんなにしょっぱい話題を扱っているのかなあ・・・IT系って割と若めの話題だと思ったんだけどなあ・・・そんなに主張が無いもんかなあ・・・

 ええい!機械に何が分かる!ということで、かつてのMy booの時と同じく、あくまで参考程度にとらえておくのが正解でしょう。「客観的と思われる評価」ではあるけれど、妥当性を調べようにも他に比べる指標がないですからね。結局は”お遊び”として、自分の信じる道を行った方が精神的に良さそうです。

 ・・・というのはあくまで「ブロガーとしての視点」です。「読者としての視点」では、いつも見に行っている有名ブログや友達のブログの通信簿を作って比べるのは結構おもしろいですよ?

 さて、次はどんなサービスが出てくるのやら。・・・今度のサービスは、私のブログにもうちょっと好意的な判断を下してくれないもんですかねえ。


無線LANサービスは日本では死ぬかも知れない

2008-07-22 22:32:24 | Thinkings

また一つ、いわゆる無線LANサービスが終焉を迎えるようです。

無線LAN「Mフレッツ」、来年1月にサービス終了 ITmedia

NTT東日本は7月22日、無線LANサービス「Mフレッツ」を来年1月をめどに終了すると発表した。利用者が減少しており、今後も減少傾向が継続すると判断したため。新規申し込み受付は7月23日に終了する。

Mフレッツは、「Bフレッツ」「フレッツ・ADSL」「フレッツ・ISDN」ユーザー向けのサービスで、2002年に開始。フレッツの接続環境を外出先でも利用できるのを売りに、接続サービス「Mフレッツメイト」や、個人や企業がアクセスポイントを開設できる「Mフレッツホスト」などを提供してきた。

現在の日本において、無線LANサービスというのはかなり特殊な存在です。ほとんどのノートPCには無線LAN機能が搭載されているにもかかわらず、田舎はもちろん、都会においても、アクセスポイントは非常に少ない水準にとどまっています。駅などの公共施設にしても電波が拾える場所は非常に限られており、とてもじゃないですが旅先で気軽に使えるというものではないのです。

元々、風土的に携帯電話が情報端末として発達してきた日本において、場所が限られる無線LANサービスという考え方はあまり流行らなかったのかも知れません。また、せっかくスポットを見つけても、特定のプロバイダと契約していないと使えない場合も多く・・・例えば今回終了するMフレッツもそうですが、通信できる場所も限られ、個別の契約も必要となれば、携帯電話でガマンするという選択肢が増えるのは当然のことだろうと思います。

このまま行くと、個別契約の無線LANサービスは、軒並み倒れてしまう公算が高いですね。

では、本当の意味での公衆無線LANはどうでしょうか?

株式会社バッファローが幹事となっている「FREESPOT」というサービスは、自治体や有志が提供する、無料でインターネットに接続できるサービスです。事前の登録等も必要ありません。不特定多数の通信を想定しているため、制限も課せられているものの、通信機器さえ持っていれば気軽に使えるのが特徴です。これならば、空き時間にちょっと・・・などという気にもなるというもの。ただ、設置及び維持管理は設置者にゆだねられているため、集客目的以外にはあまりメリットがないのが現状。宿泊施設等には人気のようですが、他の業種に広がっていくかは未知数です。

結局のところ、ピンポイントでしか利用できず、下調べのいる公衆無線LANは、日本では廃れていく運命なのかも知れません。それならば、いくら通信速度が遅くとも、Air H''のほうが快適でしょうし、最近ではEMOBILEなどの新しいデータ通信サービスに加え、既存の携帯キャリアも定額制の通信サービスを提供しています。

草の根の公衆無線LANよりも、何でもアリになってきた携帯キャリアのサービスの方が、結局のところ日本にはあっていたのでしょうね。

・・・EMOBILEさん、首都圏以外でもさっさとサービスを始めてくれないものでしょうかね・・・?


ブログに著作権は無い?

2008-07-21 23:59:59 | Thinkings
 私がほぼ毎日更新しているこのブログ・・・なんだかんだで平均1時間以上の時間を費やしている訳ですけれど、その記事が引用の記載無しでコピペ、つまり、さも自分で書いた記事であるかのようにアップされていたとしたら、何とも言えない憤りを感じることでしょう。・・・仮定形なのは、私がやられたことを確認していないから。引用とかはありますけれどね。

 世のアフェリエイト目的のブログの中には、自分で一切記事を書かず、おもしろそうなネタを扱っているブログ記事をそのまま転載するというハイエナが結構な数存在します。せっかく書いた記事が他人の金儲けの道具に使われてしまうというのは、自分も記事を書いている身としては許せない行為ですが・・・それを著作権で訴える場合、自分のブログの性質を見直す必要があるようです。

ブログ無断転載の裁判傍聴記、「著作物に当たらず」 知財高裁 ITmedia
 インターネット上で公開した裁判傍聴記を無断で別のブログに転載されて著作権を侵害されたとして、筆者の男性が、インターネットサービス大手のヤフーにブログ記事の削除などを求めた訴訟の控訴審判決が17日、知財高裁であった。飯村敏明裁判長は、傍聴記の著作権を認めなかった1審東京地裁判決を支持し、男性の控訴を棄却した。裁判傍聴記の著作権が争われた訴訟では初の高裁判断。
 飯村裁判長は、男性の傍聴記について「ありふれた表記で格別な工夫が凝らされてはおらず、筆者の個性が発揮された部分はなく、創作性は認められない」と指摘し、「著作物にはあたらない」と結論付けた。
 せっかく記事を書いたのに、その記事には「創作性が認められず」、「著作物にあたらない」。だから無断転載でもOK・・・ということです。となると、自分の書いた記事に「創作性」が認められなかったら、その記事の著作権は存在しなくなるということに。
 そんな判断をされてしまったら、一生懸命書いたかいが無いというもの。それでは、一体どんな場合に、著作権が認められないというのでしょうか。もっと具体的に言えば、今回の事例では、何で著作権が認められなかったのでしょうか。
 この判決の根拠となっている著作権法ですが、
著作権法(昭和四十五年五月六日法律第四十八号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO048.html

(著作物の例示)
第十条 この法律にいう著作物を例示すると、おおむね次のとおりである。
一 小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物
(中略)
2 事実の伝達にすぎない雑報及び時事の報道は、前項第一号に掲げる著作物に該当しない。
となっており、今回の対象の記事は、「事実の伝達にすぎない雑報及び時事の報道」と判断されたと言うことですね。で、問題のブログ記事はこちら。
「携帯電話販売会社や消費者金融会社との株式交換で利益計上」ライブドア事件証人・丸山 サトシ氏への検察側主尋問堀江貴文ライブドア事件裁判傍聴記
 一目瞭然ですけれど、単なる事実の羅列です。私個人の意見としては、判断は正しいと言わざるをえません。

 著作権の存在するか否かの判断については、色々と考え方があるようです。例えば新聞報道等についての考え方は色々とおもしろいことになっています。ちなみに、主観だらけの私のブログの記事は、概ね著作権が発生すると考えても良さそうです。ちょっと安心しました。

 最近のネットの発達により、ユーザーからはすっかり邪魔者にされてきている様に感じる著作権ですけれど、それがまったくないがしろにされていいといういわれは全くありません。しかしながら、それの適用範囲を誤ることもまた、将来的に大きな不利益を残すことにもなるのです。今回はネット世界の片隅で起きた事例ですけれど、現状を見直すという意味では良い出来事ではないでしょうか。