7月11日にiPhone 3Gが発売され、ユーザーにとっては待望の案件であった、iPhone、iPod touchでのサードパーティ製アプリを販売、配布する「App Store」に対応したiTunes7.7がリリースされました。
私もiPod touchの為にアップデートしましたが・・・大きな問題に見舞われることになりました。大幅なアップデートや新製品の発表後にはすでに恒例となったAppleの超一流ジョーク、
「Windowsマシンが無いので確認できない」
が発動されたのです。
今回の問題は、「AppleMobileDeviceHelper.exe」が一部のWindows(多くはVista)においてエラーダイアログを頻出させ、iPhoneの同期ができないといったもの。ネット上ではそこかしこで問題になっていましたが、テレビ報道などは全くなく、ソフトバンクも特も声明などは出していません。PCと同期できない場合、iPhoneの機能は半分も発揮できないというのに、Appleは沈黙を続けていました。
そして、リリースから20日たった本日、ようやくアップデータが公開されました。
アップルが「iTunes」最新版公開、一部環境での不具合修正か ケータイWatch
アップルでは「今回のアップデートは、iTunesの安定性とパフォーマンスを向上させる修正になる。iTunes 7.7をインストールしている方にはバージョンアップをお勧めする」とコメント。ただし、不具合の内容や原因についてのコメントはなく、「そういった事象が発生すると、ユーザーから問い合わせがあったのは事実」と述べるに留まっている。
当方でもアップデータの存在を確認し、インストールを行いました。ようやくまともな形での、iPhone、iPod touchの運用ができるようになりそうです。
昔から言われていますが、「ソフトウェアはバージョン3から使い物になる」。裏を返せば「初物には手を出すな」ということですね。今回の件は、iPod touchや無印のiPhoneも巻き込んだと言うことでちょっと違うかも知れませんが、特にAppleのソフトウェアに関しては、その教えを厳格に守った方が良さそうですね。
・・・まあ、Appleの場合、初物でないと斬新じゃなくておもしろくない、という意見も正解だと思いますが。