Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

裁判員通知・・・当選確率は?

2008-11-30 23:59:59 | Thinkings

 11月28日に最初の発送があった裁判員候補者通知。最近は郵便局も日曜日に営業しているようですので、続々と候補者の元へ届いているみたいです。この通知が届いた場合、来年の5月から一年間の間、裁判員候補者としてリストに載り続けることになります。

 私のような立場の人間がこういっちゃ何ですが、正直なところ呼び出されたくないというのが本当のところ。で、実際のところ、候補者になってしまったらどれくらいの確率で裁判に行かなくてはならないのでしょうか?

【裁判員制度】候補者通知届いた人の2人に1人呼び出し msn産経ニュース

 来年の裁判員裁判に向けて各地裁の裁判員候補者名簿に記載され、最高裁から通知を受け取った人が、実際に候補者として裁判所に呼び出される確率を共同通信が30日試算したところ、全国平均で2・2人に1人という結果が出た。裁判所別では、長野地裁本庁や仙台地裁などの名簿記載者は、ほぼ全員が呼び出される確率となった。

 ということで、候補者になった場合は心の準備は必須。「当たらなかったらラッキー」位の確率みたいです。ではそもそも候補者になる確率はといいますと、地域によっても違いますが、全国平均で362分の1だとか。ただ、この何分の1というのがくせ者でして、まず当たらない、ではなく、これくらいの確率なら何年に一回かは回ってくる位に考えておいた方が良さそうです。詳しくは「誕生日のパラドックス」でググると近い解説が出てきます。

 候補者通知、届いた方もそうでない方も、心の準備と辞退条件くらいは覚えておいた方が良さそうですよ。


疑似個人情報、タダであげます

2008-11-28 18:00:22 | Weblog

昔はザルな管理のもとに扱われていた個人情報ですが、今はずいぶんと状況が変わってきました。といいますのも、「紙とペン」では流通の速度と量、拡散に限界がありましたが、今ではUSBメモリ一本、メール一通で数千件、数万件のデータベースが持ち運べますからね。実際に、たびたび数十万件という規模で流出が起きていますし、流出させた場合のリスクも大変大きくなっています。個人情報の保護というのはずいぶんとデリケートな問題になってしまいました。

そんな状況ですから、ニュースサイトで見かけたときは大変驚いたものです。なんでも、「本物そっくりのニセ個人情報」を、「無償提供」してくれるというのですから。
瞬時に頭に浮かんだのは「偽造・・・」、とか「なりすまし・・・」とかいう仄暗いキーワード。ただ、そういう使い方は一般人にはちとヘビーですので、アンケートに答えるときとか、捨てメールをとるときとか、ウェブサービスで必要以上に自分の個人情報を拡散させないために使うのかな?とか思ったのですが・・・ダウンロードできる数がちょっと多くないですか?

本物そっくり「疑似個人情報」を無償提供 ITmedia

People to People Communications(川崎市)は11月25日、統計データを元に作成した「疑似個人情報」の無償提供を始めた。非営利目的に限り、1人3000件まで無料でダウンロードできる。

架空の名前や住所、生年月日などで構成した個人情報リストを提供する。自治体などが公開している統計データの分布を正確に反映させており、実在の情報ではないものの「本物と区別することができないほど」そっくりだとしている。

疑似個人情報なんて言葉から連想しがちなアンダーグラウンド用途ではなく、実際には顧客データベースなどといった、不特定多数の人物を扱う上でのダミーデータとしての用途を想定されたもののようです。本物そっくりというのは、男女比や年齢比、出身地といった統計上のばらつきを差しているみたいですね。

・・・考えてみれば、架空の個人情報を作るのは別に難しいことではないですが、「統計的に正しい集合
」を得るとなるととたんにハードルがあがります。これまでは、以前の登録データを流用するなど「ある意味で本物」を使ったテストを行ってきたと推測されますが、このご時世、クライアントはそんなデータを開発業者に渡してくれませんよね。そういう観点で見ると、今回のサービスの価値がわかるというもの。こういうところに商売の種って転がっているんですねえ・・・

People to People Communications

今回提供されるデータはcsvで3000件。非営利目的に限っていますので、利用するときは注意が必要です・・・けれど、こういうデータって個人ではほとんど使い道なんて無いですよねぇ。せいぜいデータベースの学習目的に使うくらいでしょうか。企業さんにとっては、サンプルとして自社内での評価に使う形になるかなと。

今回は個人情報でしたけれど、統計的に正しいダミーデータって、考えてみたら結構需要があるかもしれないですね。ただ、求められる対象が狭すぎて、なかなか商売に結びつかないというだけで。たとえば、年間の天候とか、PC内ファイルの分布
状況とか。ぱっと思いつかないですけれど、面白いかもしれませんね。


食べ物で脳に活を入れるには

2008-11-27 21:02:01 | Life

 体を維持する、動かすための栄養素というものを、通常「食べる」ことによってまかなっている訳ですが、世の中に数え切れないほどの食べ物がありますし、人には好き嫌いもありますので、気をつけていないと、なかなか完璧にバランスのとれた食生活をするというのは難しいものです。・・・ちょっとくらい偏っていても、必須ビタミン・ミネラルが足りなくなければ大きな問題は無いわけですが。

 人間の体は各種化学反応で動いていまして、それぞれの部位によって消費されるビタミン・ミネラルが異なっています。バランスのよい食生活が求められるのは、まんべんなく栄養素を補うことで、体の各部位に、不足無くリソースを供給し続ける必要があるからですね。たとえば、亜鉛が足りなくなれば、舌にある味蕾の機能が弱くなって味がわからなくなったり、ビタミンAが足りないと目が疲れやすくなったりします。
 そのように各部位ごとに考えていくと、当然、脳が欲する栄養素というものもあるわけで、それらを多く含む食品をとることで、脳を元気にしようというのが今回のネタです。

 脳をブーストさせる4つの食べ物 GigaZiNE

体脂肪を落としたり筋肉をつけたりなど、体のコンディションをよくするのに食べ物に注意をはらう人は多いと思いますが、同じことが脳や記憶力にもいえるようです。どのような食べ物が頭のためにはよいのでしょうか。

 元記事で挙げられているのは、以下のもの。

1.オメガ3脂肪酸 : サーモン(大豆・クルミ・カレイ・冬カボチャ)
2.ビタミンE  : ひまわりの種(アーモンド・ヘーゼルナッツ・ピーナツバター・ホウレンソウ・ブロッコリー・キウイフルーツ・マンゴー)
3.アントシアニン? : ブルーベリー
4.鉄分 : 赤身の肉

 3番はよくわからないけれど、ベリー類は体にいいんですって。
 ブルーベリーはともかくとして、他に挙げてある食材は、いろいろな料理に応用できそうなものばかりです。デスクワークで疲れた脳をねぎらうために、鮭や豚肉、ほうれん草で鍋をやりつつ、デザートにキウイフルーツとかがなかなかよさげですね。

 余談ですが。
 私は「脳をブーストする」というタイトルを見たときに脳裏に浮かんだものは、こんな感じ。
  ・カフェインガッツリの炭酸飲料
  ・糖分が手軽にとれるバナナ
  ・10秒チャージのウイダーインゼリー
  ・カロリーメイトとかスニッカーズとかのジャンクっぽくかつそれっぽい食べ物

 私もギークなんだなぁと改めて思い知りました。


ブロガーにネタを提供するブログ

2008-11-26 20:59:54 | Thinkings

 私がこのブログを始めたのは2004年8月5日のこと。先輩方とメッセンジャーで話しているときに勢いで始めたことを今でも覚えています。気がつけばもう4年以上、「だいたい日刊」を続けているわけですが、週末、特に土日はちょっと憂鬱。・・・企業さんがお休みで、ニュースサイトにあがってくるネタが極端に減ってしまうんですもの。そうでなくても、毎日ネタ探しには苦労しているんです・・・

 そう、慢性的なネタ切れというやつでしてね。かれこれ三年くらい切れっぱなしですよ。毎日ニュースサイトを斜め読みして一喜一憂です。最初は文章を書く練習にでもなれば、くらいの思いで始めたんですけれどねえ。

 そんなわけで、毎日のネタ探しは大きな懸案事項。面白いネタがさっと見つかれば、それだけ記事執筆もはかどるってものです。ですので、安定してネタを供給してくれる場所というのは非常にありがたい存在・・・なんですが、まさか「ブロガーにネタを提供するためのサービス」なんてものがあるなんて思ってもみませんでしたよ。

コネタマ

 @niftyの運営するココログのサービス「コネタマ」は、主にココログユーザーにネタを提供することを目的としたサービスです。世の中にはネタ切れに悩まされている私のようなブロガーが多いようで、様々な話題の「ネタ」を提供してくれています。また、ネタとなる記事中の注目単語を強調し、取り上げるべきものを教えてくれたりとなかなか気が利いています。
 ただ、あくまで「ネタ」・・・というよりもネタのヒントになるようなものを集めました、という感じの構成になっていますので、私のような記事の書き方だと提供されているネタをそのまま記事にするのは難しそうです。

 そんなコネタマですが、よりエッジの効いたネタを提供できるかもしれない新しいサービスを始めるようです。

企業がブロガーに“ネタ”提供 ニフティの新マーケティングサービス「BuzzRelation」 ITmedia

 ニフティは11月26日、ブログの“ネタ振り”サイト「コネタマ」を利用して、企業がサービスや商品をブロガーにPRできる「BuzzRelation」を始めた。同社のブログの評判分析サービスと合わせ、「NIFTY Buzz Marketing Solution」という名前で、ブログを活用した包括的なマーケティングサービスとして展開していく。

 これは、企業がコネタマを通じて、ブロガーに直接ネタ振りをするというマーケティングサービス。ブロガーという明確なターゲットを設定することで、記事の方向性や訴える内容をとがらせ、よりメッセージ性の強い内容を伝えることができる点は面白いです。
 問題は、一般的なニュースサイトとの差別化にあります。
 例として、キリンビールのPRが紹介されていましたが、ブログパーツを張ってキャンペーンに応募というブロガー向けならではの差別点がもうけられていました。私はあんまりこういうやり方は好きじゃないですが、記事を増やすという点では確かに貢献できるかもしれませんね。

 ところで、記事中で自分のことをブロガーと表現するときに、大きな違和感を感じることに気づきました。どうでもいいことでしょうが、不思議な気分です。


Chromeは現在どうなっているのか

2008-11-25 20:15:10 | Thinkings

 「あのGoogleのブラウザ」という何とも大きな鳴り物入りで、このブラウザ業界に参入してきたChrome。ところが、一つ前の記事でも書きましたが、Googleは以前としてライバルであるFirefoxと提携し続けています。そして、その理由として一番考えられるのが、「Chromeのシェアが思ったよりも低いから」・・・。
 ここで疑問に思ったのが、Chromeの実際のシェアってどんなものか?ということです。・・・ちなみに、私はPCが壊れて以来、Chromeをインストールすらしていませんが、世間様ではどれくらい使われているか、果たしてIEやFirefoxとちゃんと戦えているのか、そのあたりをさくっと調べて見ましたが・・・

Firefoxシェア20%超えもIEは純減、Chromeは… - 10月ブラウザシェア  マイコミジャーナル

W3Counter October 2008

Usage share of web browsers Wikipedia(English)

 結論から申しまして、惨憺たる結果です。まだベータ版だということも差し引いても、あれだけ世間から注目されたブラウザにしては何とも不遇な結果。挙げた以外にもいくつか統計のページを回ってみましたが、2008年10月のブラウザシェアのうち、Chromeの占める割合はわずか0.74%・・・1%にも達しておらず、統計によってOperaと抜きつ抜かれつの熾烈なデッドヒートを繰り広げております。
 もうちょっと全体的な話をしますと、IEとFirefoxは、二勢力の内訳にばらつきが目立つものの、併せて90%のシェアを分け合っているところは共通しています。そして、残りの10%のうちの3~6%をSafariが占め、残りをその他全部で分け合う形です。そんなわけで、ブラウザのバージョン別で統計を取っているW3CounterではChromeは10位圏内にも入っていないのです。

 正直な感想を言うならば、ちょっと意外です。IEとFirefoxの圧倒的シェアは仕方ないとして、Safariと戦えるくらいのシェアは確保できているかもしれないと思っていましたから。これではGoogleがFirefoxを手放せない理由もわかるというものです。

 近いうちにChromeの新しいβ版が公開され、Linux版も不完全ながら動いたとの報告がありますので、これから普及期に入っていくのかもしれませんけれど、当面の間この情勢は動かないかもしれませんね。
 ・・・某ネットニュースのパネリスト達の一部がChromeを絶賛していましたが、果たして彼らはまだ使い続けているのでしょうか。非常に気になるところです。

 あと、あんまり関係ないですが、Linuxのシェアも2%位というのはちょっと驚きでした。ubuntuがあれだけ注目を集めていたり、「職場の周りはLinuxばっかりでWindowsは少数派」とのたまう人が、とあるアレゲな雑談ページにいましたのでそんなものかと思っていたのですが・・・やはり周りの環境によって生じる隔たりというのは予想以上に大きいと言うことでしょうかねえ。私も一度、周りをよく見回してみた方がいいのかもしれません。


Firefoxの台所事情

2008-11-24 20:08:32 | Thinkings

 あれよあれよという間にシェアを伸ばし、世界第二位のシェアを盤石なものとしているFirefox。Googleのchromeという強力なライバルも現れましたが、今のところはそこまでの脅威にはなっておらず、その使い勝手から着実にダウンロードを増やしています。私もセカンドブラウザとして日々利用していますけれど、その提供元のMozilla Foundationは非営利団体。ブラウザ自体には特に広告などの収益につながるような仕組みは備えておらず、団体のウェブページにも広告などはありません。非営利団体ですから当たり前と言えばそうなのですが、団体の維持とFirefox、Thundarbirdのリリースにかかる費用はどうやって捻出しているのでしょうか?

 その素朴な疑問に答える記事が、GigaZiNEに載っていました。

Firefoxなどから得られた2007年度売上高は「約71億円(7500万ドル)」、どのようにして儲けているのか? GigaZiNE

・収益のカラクリ
Firefoxの右上にある検索ウインドウによる売上がほとんど。Firefoxを開発しているMozilla財団はGoogleと契約しており、 Firefoxで検索してGoogleに人が行くと、見返りとしていくらかのお金がGoogleから支払われるという仕組み。この契約は本来、2008年11月で終わる予定だったのですがさらに延長され、2011年11月まで契約は続行されるそうです。さらにオンラインでアフィリエイトプログラムを運営しており、Mozilla Storeなどからも収益を得ているとのこと。

 なんと、収益の88%がGoogleからの収益と言うことで、金の流れだけを見ると「Googleの一部門」と言っても過言ではない様な状態です。Googleもchoromeという独自ブラウザを開発しましたが、今のところはシェアも小さいですので、Googleのブラウザ部門としてMozilla Foundationに価値を見いだしているフシがあります。

 今後の課題としては、Google以外の収益源をいかにして見つけるかにあるようです。・・・ゲイツ?というのは冗談としても、他のオープンソースプロジェクトはいったいどうやって資金繰りをしているのでしょうね。

 RedHat Linuxで知られるRedHatは、サービスサブスクリプション・・・つまり、障害時の対応サービスの”予約権”を客に売ることで収益を得ています。Basicなら対応はWebで営業時間内のみ、Premiumだと重大案件なら24時間、電話でもメールでも手厚い対応を行うといった具合に。ちなみ、1ライセンスあたりのお値段は、Windowsと比べ別に安いわけではないです。
 同じくubuntu Linuxは、Canonical社が資金提供を行っており、ubuntuを通じた収益パートナーを探している最中。
 フリーソフトウェア財団やWikipediaは主に寄付によって運営をまかなっているようです。この時期はトップページにDonateの文字が躍っていますね。
 SolarisやJavaで知られるSun Microsystemsはソフトウェアだけの会社にあらず。サーバー、ワークステーションの老舗で、ハードウェアと両立されています。他にも無料でソフトウェアを提供しているGoogleやMicrosoftは言わずもがな・・・

 これらはあくまで成功例です。「基本的に無料」であるオープンソースソフトウェアで収益を出そうとするのは非常に困難ですから、Googleとの契約が切れたときにFirefoxが立ちゆかなくなるなんて事態は普通に考えられることなのです。契約が切れる2011年、chromeのシェアがどこまで上がっているかが分かれ目になりそうですね。

 ところで、Mozillaで働いている人ってどれくらいの収入があるんでしょ?
 2006年度の財団の経費は31億円で、そのうちの80%が人件費。スタッフは総勢150人程度ですから、単純計算で一人あたり1,653万円・・・パートタイマーの人も含まれますので、フルタイムの人の平均年収は2,000万円超えるんじゃないですか?
 オープンソースコミュニティって、基本的には手弁当でやってるって感覚が強かっただけに、何となく裏切られた気分がするのは私だけでしょうかねえ・・・


こだわりのキーボード

2008-11-23 23:24:19 | Thinkings

 以前からたびたび話題にしてきましたが、世の中にはキーボードに対してこだわりを持っている人は、結構な数が存在するようです。私の職場はIT系でもなく、事務用に支給されているのもノートPCばかりですので、そういうところを発揮できるのはせいぜいマウスくらい。あんまり熱く語ると引かれる可能性が高いです。・・・いや、私の周りにはSEが結構な割合で存在しているのですが、彼らがキーボードにこだわっているというのはあんまり聞いたことがないですねえ。

 かくいう私は、ここ数年間はずっとMicrosoftのエルゴノミクスキーボードを使っています。ハの字に真ん中から分かれている、なかなかインパクトのある面構えのアレなんですが、私の部屋に入った友人には必ず「使いやすい?」と聞かれますが、慣れると存外に楽なんです。タイピングの癖も強制的に直されますしね。このように左右が分かれているキーボードでは他にKINESIS社の製品がありますが、ちょっとお高いですので・・・いつかは使ってみたいものです。

 ところで、キーボードへの究極のこだわりが生んだキーボードと言えば、Happy Hacking Keyboardというものがあります。Windowsキーが無いのは当たり前として、ファンクションキーはおろかカーソルキーすらそぎ落とし、キー配列まで見直すというこだわりぶり。この「異端児」とも言えるキーボードを作るきっかけとなったのが、和田英一氏です。

“キー坊”にならなかったHappy Hacking Keyboard ITmedia

 とにかく自分の理想のキーボードが欲しかった同氏ですが、その熱意でもってPFU社を動かし、かつ傑作と言われるHHKを作り上げたところは、もうすさまじいとしか言いようがないですね。

 もちろん、HHKが万人受けするかと言えば、私は自信を持って「NO」だと言えます。私もキーが少なすぎて使おうとは思いません。ただ、元記事にある、

お使いのキーボードにもよりますが「Scr Lock」というキーがあるかと思います。さて、このキーが何をするためのものか即答できますか?

この後には「ころころ変わるキー配列、何とかならない?」という趣旨の内容が続くわけですが、私の場合はそこまでころころ変わるほど仕様歴が長くありませんので、むしろHHKにつながる「使わないならいらなくない?」という方向のですが、そのあたりはわかるような気がします。
 改めてキーボードを見てみると、使わないキーや、むしろあると邪魔なキーとかが案外あるものです。くだんのScrLockキーとか確かに全く使いませんもの。・・・そのほかの右上の方にあるキーは意外に使っていて、むしろ驚いたんですが。

 自分が使わないキーのキートップは外してしまう、という人もいますけれど・・・私の理想的なキー配列を考えると、普通の日本語配列で、スペースキー横の「無変換」「変換」「カタカナ・ひらがな」キーが無いものでしょうか・・・ローマ字でしか使わないので激しくいらないです。その分スペースキーが長いキーボード、どこか作ってくれないものでしょうかねえ。


BD-Rドライブが普及価格帯になるのは?

2008-11-22 19:57:36 | Thinkings

 全然関係ない話なんですが、近頃はコカコーラ・ゼロを飲み続けているんです。炭酸だし、ノンカロリーだしね。・・・まあ、何にもなければコンビニではウーロン茶一択なんですが、今は007とのコラボ企画でUSBメモリが当たるじゃないですか。結果もシリアル通せばすぐわかるんで何回かチャレンジしているのですが、結果は常にTry Againなわけですよ・・・。別にUSBメモリなんて数あっても仕方がないのはわかっているのですが、ここまで当たらないと何となく悔しいです。北京オリンピックの時はTシャツ当たったんですけどね。

 悔しいと言えば、DVD-Rにデータを焼くときに、あとちょっとのところで全部はいりきらない時とか、「めいっぱい入れると外周部分の信頼性が落ちるしね」と言いつつも諸行無常をかみしめる勢いで二枚に分けますけれど、あのときは何とも言えずへこみます。CD-Rの時よりも容量が5倍になっているとはいえ、HDDの容量もネットで流通するデータも飛躍的に拡大していますから、当時と状況はあまり変わっていませんね・・・むう、4.3GBなんて容量何に使うんだとか思っていたんですけれどね。

 そこで注目したいのが、ようやく規格が一本に絞れ、急速に普及に入ったBD-R。PC用途よりも、むしろ民生用のレコーダーの方が普及が早いようですが、片面一層で25GBの容量は、HDDのバックアップ用途としても魅力的です。システムだけなら、二枚もあればフルレストアできる環境が多そうですから、DVDやCDでは「やってられるか!」と思ったバックアップ作業も実用の範疇に入ってきそうです。

 とはいえ、安くなってきたと言ってもBD-Rドライブはまだまだ高いです。実勢価格で2万円程度ですから、DVD-Rに比べると・・・って、うわ今内蔵のDVD-Rドライブって3,000円くらいから買えるんですねえ。メディアも安くなったと思ってましたけれど、ドライブも・・・これだと調子が悪くなっても手軽に交換できますね。
 とにかく、ここまで価格差があると、ちょっと躊躇してしまうというもの。もうちょっと下の価格帯に、具体的には1万円を切るくらいまで降りてくるのはいつ頃なのか、予想が出ていましたよ。

記録型Blu-rayドライブが今のDVDドライブ程度まで値下がりする時期が明らかに GIGAZINE

Blu-rayのコンボドライブの価格は2009年に100~200ドル(約9560~1万9100円)を推移するとみられていますが、2011年には記録型ドライブが50~100ドル(約4800~9560円)を推移すると予測されるとしています。つまり現在の記録型DVDドライブと同水準の価格にまで下がるには、あと3年ほどかかるということなのでしょうか。

 早ければ来年にも1万円を切る製品が登場するかも、という予想ですが、アナログ停波の頃には5,000円くらいで買えるようになると言うのも、信じがたいですがストレージの歴史を鑑みるに納得できる話であります。実用性考えれば1万円切ってきたら買いだと思いますので、今からその日が、しかも割と近そうですので、楽しみになってきましたね。


気分を変えてGmailをつかおう

2008-11-21 21:10:18 | Thinkings

 Googleといえば検索サービスですけれど、検索サービス以外でもっとも成功しているサービスと言えば、やはりGmailが挙げられると思います。圧倒的な大容量、Ajaxを使ったまるでデスクトップアプリケーションのような使い心地、検索を最大限に使った整理しなくてもいいメールボックス、POP3とIMAPに対応し、メールソフトでも使える柔軟性・・・そして無料。他のメールサービスを提供している企業も、Gmailに習って機能を拡張したり、Gmailを自社用に採用したりと、Webメールの世界に革命を起こしたと言っても過言ではないサービスです。当時、無料メールと言えば5MBとか25MBのメールボックスしか持てなかった時代にいきなり1GBですからね。格とインパクトが違いました。

 さて、そのGmailですが、見た目を帰られるサービスが搭載されたようです。

Gmailがカラフルに、外観を変えられるテーマ機能 CNET japan

Gmailにテーマ設定機能が加わり、外観を変えられるようになった。デフォルトのデザインも含め、31種類のテーマが公開されている。Gmailの「設定」メニューにある「テーマ」タブでサムネイルをクリックすると切り替えられる。

 日頃からGmailをほぼメインアドレスにしている私も早速ログインしてみましたけれど・・・なるほどいろいろと面白いテーマが選べるようです。今までの見慣れたGmailからはかけ離れたデザインが多く、何とも新鮮な感じ。ロゴデザインまでがらりと変わってしまいましたからね。

 私が一番かっこいいな、と思ったのは”シャイニー”ですかね。とりあえず、自分のテーマはそれに設定しました。Gmailのロゴがシャープになってステキです。しかしながら、もう一つ、強烈に心惹かれたものがありました。こいつです。

 Gmialユーザーの方は是非一度生で見ていただきたいんですけれど、設定した瞬間に思ったことは「DOSかよ!」ってことです。いやもう、Windows以前に使っていたMS-DOS風味の見た目で・・・私は以前使っていたファイラーのFDとかHFとかを思い出して強烈に懐かしかったですね。

 しかしながら、せっかく変えた私のテーマですけれど、今後あまり目にすることは無いと思います。・・・Windows Live メールでまとめて管理してますからね。


マイクロソフト、アンチウイルスソフトを無償提供へ

2008-11-20 19:30:54 | Thinkings

 マイクロソフトがOneCareを出したあたりから・・・いやセキュリティベンダーの買収をしたあたりから言われてきたことが現実になってしまいました。シマンテックよ、トレンドマイクロよ。あなた方の懸念は正しかったけれど、今回のマイクロソフトの決定を頭ごなしに否定するのはかなり筋違いになりそうです。

米Microsoftが来年にも無料のマルウェア対策機能を提供開始 INTERNET Watch

 米Microsoftは18日、2009年後半にもコードネーム「Morro」と呼ばれるマルウェア対策機能を無料で提供することを発表した。
 -中略-
 「Morro」では、核となるマルウェア対策機能のみが提供され、Windows Live OneCareで提供していたパフォーマンス向上ツールやデフラグ、バックアップ復元ツールなどの機能は含まれない。

 状況を整理してみましょう。
 マイクロソフトが提供するのは、ウイルスやスパイウェアなどに対応するウイルスセキュリティのみ・・・ですけれど、Windows Diffenderと組み合わせると、ファイヤーウォールとウイルスセキュリティの両方を備えた最低限のセキュリティスイートを「Windowsだけで」完結させることができます。

 そして、なぜこれを、「セキュリティベンダーの批判」や「訴訟リスク」を踏まえても導入する決断をしたかといいますと、「セキュリティに金を払わない人が多い」という点につきるでしょう。

 先進国の60%以上の利用者と新興国の多くの利用者が、最新版のセキュリティ保護機能をPCに装備していないことを挙げた。

 とマイクロソフトも述べていますけれど、「一般ユーザーにセキュリティ意識を期待してはならない」・・・というのがここ何年かの状況を見てきた私の実感です。それらのユーザーのマシンが、スパムの踏み台やボットネットの一部、マルウェアの感染源になることは、マイクロソフトにとってみれば顧客を危険にさらすことに他なりませんので、売り物を無償に買えて、マーケットを踏み荒らすことになっても必要な措置だと考えたんでしょうね。

 しかしながら、今回提供されるのはあくまで最低限のセキュリティスイートですので、それ以上の機能、たとえばネットワークからの秘匿とか迷惑メール対策、きめ細かなネットワーク管理などが必要ならば・・・つまり、メインで使っているPCには従来通りのセキュリティスイートを使った方が良さそうです。そういう意味でトレンドマイクロやシマンテックとは競合しないというのは正しいのではないでしょうか。・・・もともと彼らの製品を定期的に更新し続けている顧客はセキュリティ意識も高いでしょうからね。

 というわけで、Morroのリリースを本当の驚異に感じるのは、マルウェア業界と低価格路線のセキュリティベンダーではないでしょうかねえ。マルウェア業界にしてみると、野放しのPCが確実に削られる訳ですし、更新料無料のセキュリティスイートが売りの某ベンダーのソフトウェアとか壊滅的な打撃を受けるのではないでしょうか?

 いずれにせよ、世のクラッカー達が住みにくくなる世界は非常に喜ばしいです。リリースが楽しみですね。