二日続けてKDDI関連の話題で恐縮ですが、昨日はサービスそのものの話で、本日は経営戦略の話です。
今までKDDIは、IPS事業のポータルサイトであるDIONと、EZWebのPCポータルサイトDUOGATE、そして、携帯利用のEZWebと三つのポータルサイトを併用してきました
。名前が全く違いますので、ブランドイメージ的には決して統合されているとは言い難く、正直な話DUOGATEの知名度はかなり低かったのではないかと思われます・・・本当のことを言いますと、今回の記事を書くに当たって、初めてDIONとDUOGATEのページを見に行きました。特にDUOGATEは知らなかったなあ・・・
さて、今回KDDIが行おうとしている方策は、それらの三つのページを「au one」に統一することです。もちろん携帯とPCでは全く同じ内容は表示できませんが、DIONとDUOGATEは完全に統合され、携帯ポータルとデザインの統一が図られるようです。
KDDIがPCと携帯のポータルをauブランドに統合,Gmailベースの新メールも開始 Nikkei BP
NTT系列であるドコモがPCポータルであるOCNと差別化し、ソフトバンクもYahoo!ブランドをPCと携帯の両方で展開していることからもわかるように、ブランドの統一は、この業界では初の試みとなります。
もっとも、KDDIが他社と違うのは、auが際だって知名度が高く、残りの二つがその陰に隠れがちだったと言うこと。今回の件は、auに統合し、前面に押し出すことで、企業イメージの統一と安定を図ることが見受けられます。
ただ、端から見ての懸念材料としては、DIONのISPとしてのブランド力が下がること。元々、固定系サービスの赤字を移動系で埋めていくという経営を続けていたようですので、徐々に縮小していくつもりなのかもしれません。
もしくは全く逆に、auに統一するとともに、移動系との連動サービスを充実させていくということも考えられますが・・・固定系サービスを乗り換えるのは、携帯を乗り換えるのよりも面倒ですので、それは考えすぎですかね。よほど魅力的なサービスを提供できるなら別ですけれど。
今回のKDDIの試みは、企業戦略としてはまったく正しい物だと思います。むしろ、今までの3つが多すぎたのでしょう。au版Gmailもそうですけれど、KDDIは移動系の強みを最大限に生かし、PCとの融合・・・というよりも、今までの分散投資的なやり方から、移動系にPC系のサービスをどん欲に取り込む方向に方針を変えたと言えます。
最近はソフトバンクに話題を奪われがちなKDDIが、この方策でどれだけ巻き返せるか、ユーザーとしては非常に楽しみです。
今までKDDIは、IPS事業のポータルサイトであるDIONと、EZWebのPCポータルサイトDUOGATE、そして、携帯利用のEZWebと三つのポータルサイトを併用してきました
。名前が全く違いますので、ブランドイメージ的には決して統合されているとは言い難く、正直な話DUOGATEの知名度はかなり低かったのではないかと思われます・・・本当のことを言いますと、今回の記事を書くに当たって、初めてDIONとDUOGATEのページを見に行きました。特にDUOGATEは知らなかったなあ・・・
さて、今回KDDIが行おうとしている方策は、それらの三つのページを「au one」に統一することです。もちろん携帯とPCでは全く同じ内容は表示できませんが、DIONとDUOGATEは完全に統合され、携帯ポータルとデザインの統一が図られるようです。
KDDIがPCと携帯のポータルをauブランドに統合,Gmailベースの新メールも開始 Nikkei BP
NTT系列であるドコモがPCポータルであるOCNと差別化し、ソフトバンクもYahoo!ブランドをPCと携帯の両方で展開していることからもわかるように、ブランドの統一は、この業界では初の試みとなります。
もっとも、KDDIが他社と違うのは、auが際だって知名度が高く、残りの二つがその陰に隠れがちだったと言うこと。今回の件は、auに統合し、前面に押し出すことで、企業イメージの統一と安定を図ることが見受けられます。
ただ、端から見ての懸念材料としては、DIONのISPとしてのブランド力が下がること。元々、固定系サービスの赤字を移動系で埋めていくという経営を続けていたようですので、徐々に縮小していくつもりなのかもしれません。
もしくは全く逆に、auに統一するとともに、移動系との連動サービスを充実させていくということも考えられますが・・・固定系サービスを乗り換えるのは、携帯を乗り換えるのよりも面倒ですので、それは考えすぎですかね。よほど魅力的なサービスを提供できるなら別ですけれど。
今回のKDDIの試みは、企業戦略としてはまったく正しい物だと思います。むしろ、今までの3つが多すぎたのでしょう。au版Gmailもそうですけれど、KDDIは移動系の強みを最大限に生かし、PCとの融合・・・というよりも、今までの分散投資的なやり方から、移動系にPC系のサービスをどん欲に取り込む方向に方針を変えたと言えます。
最近はソフトバンクに話題を奪われがちなKDDIが、この方策でどれだけ巻き返せるか、ユーザーとしては非常に楽しみです。