Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

KDDI、サービスをauに統合へ

2007-07-31 22:31:57 | Thinkings
 二日続けてKDDI関連の話題で恐縮ですが、昨日はサービスそのものの話で、本日は経営戦略の話です。

 今までKDDIは、IPS事業のポータルサイトであるDIONと、EZWebのPCポータルサイトDUOGATE、そして、携帯利用のEZWebと三つのポータルサイトを併用してきました
。名前が全く違いますので、ブランドイメージ的には決して統合されているとは言い難く、正直な話DUOGATEの知名度はかなり低かったのではないかと思われます・・・本当のことを言いますと、今回の記事を書くに当たって、初めてDIONとDUOGATEのページを見に行きました。特にDUOGATEは知らなかったなあ・・・

 さて、今回KDDIが行おうとしている方策は、それらの三つのページを「au one」に統一することです。もちろん携帯とPCでは全く同じ内容は表示できませんが、DIONとDUOGATEは完全に統合され、携帯ポータルとデザインの統一が図られるようです。

KDDIがPCと携帯のポータルをauブランドに統合,Gmailベースの新メールも開始 Nikkei BP

 NTT系列であるドコモがPCポータルであるOCNと差別化し、ソフトバンクもYahoo!ブランドをPCと携帯の両方で展開していることからもわかるように、ブランドの統一は、この業界では初の試みとなります。
 もっとも、KDDIが他社と違うのは、auが際だって知名度が高く、残りの二つがその陰に隠れがちだったと言うこと。今回の件は、auに統合し、前面に押し出すことで、企業イメージの統一と安定を図ることが見受けられます。

 ただ、端から見ての懸念材料としては、DIONのISPとしてのブランド力が下がること。元々、固定系サービスの赤字を移動系で埋めていくという経営を続けていたようですので、徐々に縮小していくつもりなのかもしれません。
 もしくは全く逆に、auに統一するとともに、移動系との連動サービスを充実させていくということも考えられますが・・・固定系サービスを乗り換えるのは、携帯を乗り換えるのよりも面倒ですので、それは考えすぎですかね。よほど魅力的なサービスを提供できるなら別ですけれど。

 今回のKDDIの試みは、企業戦略としてはまったく正しい物だと思います。むしろ、今までの3つが多すぎたのでしょう。au版Gmailもそうですけれど、KDDIは移動系の強みを最大限に生かし、PCとの融合・・・というよりも、今までの分散投資的なやり方から、移動系にPC系のサービスをどん欲に取り込む方向に方針を変えたと言えます。
 最近はソフトバンクに話題を奪われがちなKDDIが、この方策でどれだけ巻き返せるか、ユーザーとしては非常に楽しみです。

携帯とPCでメール共有が自然に

2007-07-30 19:24:59 | Thinkings
 携帯のメール、使ってますか?
 電話するまでも無いことや、そもそも電話では話さない人とコミュニケーションをとるためには大変重宝するこのシステムですが、メールボックスが限られていること、携帯での使用に限定されること(もちろん転送すればいいわけですが)が些細な弱点としてあげられます。また、携帯一つにつき1アドレスという縛りもありますが、この辺は各社共通ですし、そう贅沢も言っていられないところです。

 ところが、これらすべての問題を解決する方法を、auが提示してきました。

KDDI、GmailベースのWebメールサービスを提供 ITmedia

 au one メールは、専用のメールアドレス「***@auone.jp」を取得するとPCおよび携帯電話からインターネット経由で利用できる。Gmailと同様に、ユーザーには最大2Gバイトの保存領域と、キーワードからのメール検索、スパム対策、添付ファイルのウイルススキャン、Webアドレス帳といったサービスが提供される。携帯電話からアクセスする場合は端末固有のIDで認証が行われ、ユーザーIDやパスワードを入力が不要になる。

 要するに、auユーザーはGmailアドレスをもう一つプレゼント、ということですね。図らずも、すべてのauユーザーは、PCと共有できるメールアドレスを手に入れることになります。

 Webメールサービスを携帯サービスに統合して提供するというのは、実は結構すごいことではないでしょうか。携帯では煩わしい認証の手間が省かれますし、携帯を忘れても、そのままPCで内容をチェックできます。シームレスにコピーアンドペーストも可能です。
 もちろん、今までも数ステップを踏めば、同じようなことができたわけです。Webメールサービスに登録して、携帯からそのページにアクセスすればよかったわけですから。しかし、それをキャリア主導でやったことに大きな意味があると思います。そのような使い方を「一般化」するわけですからね。

 考えてみれば、携帯キャリア3社ともISP事業を持っているものの、今までは「PCと携帯はべつもの」という価値観が強かったように思います。
 auは、PCのポータルサイトにも携帯電話の使い勝手を導入することを計画しており、より積極的に「PCと携帯利用の融合」に乗り出しているようです。「携帯があればPCはいらない」・・・こういう極論がたまに聞かれますけれど、auの動きが同業他社にどう影響を与え、世論が同動くのか、ちょっと楽しみですね。

空の便はチケットレス”だけ”で

2007-07-29 21:46:10 | Thinkings
 事前にチケットを予約して、当日持参し手続き。荷物のチェックをすませていざ搭乗・・・

 どうしても煩雑になりがちな空の便の搭乗手続きを、少しでも楽にするために考え出されたチケットレスサービス。インターネットで申し込めば、ICカードか携帯がチケットの代わりになるというもの。紙のチケットを使わないので、それだけ事務も手間も簡素化され、コストダウンとわかりやすさにつながるというものです。

 しかしながら、過渡期にはよくあることですけれど、新旧の制度を混在させているとかえって煩雑になりやすいもの。
 いろいろとステップの多い国際線は無理でも、国内線は一本化できないものか・・・空の便も競争が激化しつつある中、いち早く完全移行に乗り出したと発表した航空会社があります。

全日空、国内線で紙の航空券廃止 Nikkei Net

全日本空輸(ANA)は年内にも国内線で紙の航空券を廃止する。ICチップ内蔵の携帯電話や専用カードを空港の読み取り端末にかざすだけで搭乗手続きができる「スキップサービス」に全面移行し、乗客の利便性を高める。

 同サービスで使う携帯などのICチップには、インターネットなどで事前に座席を購入した情報が記録されている。ICチップ内蔵の携帯などを持たない乗客は、空港などで二次元バーコードが印刷された用紙を受け取り、読み取り端末にかざして手続きする。


 対応できない顧客への救済策も用意はしてありますけれど、事実上の切り捨てだと思って間違いないでしょう。MacOSが9からXに移行したときのように、CMが「続きはWebで」とやり出したときのように。

 正直、通常の顧客は大して困らないでしょう。要因がいくつか重なったとしても、何とかなるだろうし、何とかするでしょうから。

 問題は旅行会社。事前にチケットを手に入れておくにしても、顧客の携帯やICカードへどうやって登録するのでしょうか。やっぱり、当日になってツアコンからバーコードを渡されるのでしょうかね。添乗員がつかない場合はなんだか面倒くさそうですね。

 私は滅多に飛行機には乗らないので、とにかく「やっかい」という印象のある搭乗手続き。それが少しでも楽になるなら賛成ですけれど・・・まあ、正直なところ、「客の利便性向上」よりは「コストメイン」での話ですよね。それだけ経営も厳しくなってきたということでしょうけど。
 

ノンカロリーでメタボリック?

2007-07-28 21:39:30 | Life
 「カロリーゼロ」に「カロリーオフ」。そういう表示がされた飲み物を、最近は店頭や自販機でよく見かけるようになりました。

 私は、というと、コーヒーが飲みたいとき以外は、できるだけそういう表示がついている物を選ぶようにしています。
 健康って大事ですからね。

 しかし、そのような飲み物を選んで飲んでいても、メタボリックになるリスクがそう変わらないとしたら、詐欺のような話だと思いませんか?

ゼロカロリー飲料は大丈夫か メタボの元凶という研究の真偽 J-Cast

ゼロカロリーの飲料が大人気だ。ただ、毎日飲み続けると、「カロリーゼロのソフトドリンクも普通のソフトドリンクと同じように健康上の危険につながる」という研究結果を紹介する記事が報道された。1日1缶以上飲む人は、メタボリックシンドロームのリスクが44%高く、普通のカロリーでもカロリーゼロでもリスクの変化は見られなかったという。本当なのか。

 結論から言うと、「ガセの可能性が非常に高い」と言わざるを得ないわけですけれど。

 記事中でインタビューしている東京慈恵会医大付属病院の新橋検診センターの和田高士所長によると、カロリーがゼロに近いなら、直接的な影響は考えられず、国内での同様の研究結果もしらないということらしいです。

 「ミネラルウォーターを毎日飲んだらメタボリックリスクがふくれあがるという」という内容に置き換えて考えると、いかにもおかしな結果だと言うことは明らかです。もし、この研究結果が確かならば、個人的には、何か重大な見落としがあるとしか思えません。

 正直、この結果については私も非常に懐疑的です。思うに、ダイエットコークを日常的に飲む人は、必要以上にカロリーが高い食物をとる傾向がある・・・というオチでもついているのでは?

 何にせよ、疑惑は疑惑。誰か追試験をやってくれないものでしょうかね。

プリウスの充電はコンセントで

2007-07-26 18:54:13 | Technology
 現時点で一番数が出ているハイブリットカーと言えば、間違いなくプリウスです。かくいう私も乗っていますけれど、ガソリンのみの車に比べると圧倒的とも言える低燃費と航続距離に、このガソリン高の時分大変助けられています。

 しかしながら、外部からの充電手段は用意されていないため、発電は減速の際のエネルギー回収とエンジンによる発電に限られてしまいます。市街地でのちょこちょこ乗りが多くなると、発信の度に大きな電力を消費するため、どうしても燃費が悪くなってしまうのです。

 それを解決するため、とうとうプリウスは来るべきところまで来た、と言えるでしょう。

トヨタのハイブリッドカー、「家でも充電」の時代へ WebCG

同社の代表的ハイブリッド車「プリウス」をベースに、バッテリーの容量を拡大。エンジンによる発電に加え、コンセントを使って家庭用電源から充電できるようにした。

 これによって、電池のみでの航続距離が13Kmと、ちょっとした買い物ならガソリンを一切使わないということも可能になったようです。始動から5分までがどうにも苦手だったプリウスにとっては大きなアドバンテージですね。

 気になる充電コストも、

安価な深夜電力を使った場合に一回の満充電コスト(10・15モードで13kmEV走行可能)が約10円で済むなど、燃料代で経済的な効果も期待できるという。

 昼間でもせいぜい30円程度と考えられますので、ガソリンの5分の1程度に押さえられるようです。

 実際に発売されると、石油業界から大きな反発があるような気もしないでもないですが、電気自動車の世界がより現実に近くなって来たようです。今後、プリウスだけでなく、より低価格帯の車にもハイブリットシステムが降りてくることになるでしょうけれど、その頃には完全な電気自動車が世に出ているかもしれませんね。


 フライホイールバッテリーってどこ言っちゃったんだろ・・・?

迷惑メール対策と法整備

2007-07-26 00:07:16 | Thinkings
 一般的に、ITの世界というのはドッグイヤーで進んでいると言われます。犬は人間の7倍の早さで年をとることから、産業的な進化が他業種に比べて圧倒的に早いことの比喩でそう表現されているのです。

 現に、ハードウェア的、ソフトウェア的な進化に加え、オフィスや家庭での使い方、ネットワークへの関わり方などの環境的な側面でさえ、極論すれば今この記事を書いている間ですらなお、ダイナミックに変化しています。

 それに比べ、現代社会・・・というか現代日本において、もどかしいくらい改変が進まない分野が法律関連。特に著作権関連やサイバー関連については、今現在まったく実情に会っていないと言っても差し支えないでしょう。

 ですが、ようやく実情に追いついてきたと思われる法律が一つ、できそうです。

総務省の迷惑メール対策研究会、事前同意なしの広告メール禁止を検討 Internet Watch

 現行法では受信者が拒否した場合にその後の広告宣伝メール送信を禁止する「オプトアウト方式」を採用しているが、広告宣伝メールの送信を事前に受信者の同意を得ている場合のみ認める「オプトイン方式」の導入について、検討課題として挙げている。

 また、ボットネットを利用した迷惑メールの配信や、フィッシングメールなど、現行法では明文化されていない問題も深刻な状況となってきていることから、ボットネットやフィッシングメールを法の対象として明確化することを検討する。


 簡単に要約すると、”勝手に送ってくるダイレクトEメール、ボットネット、フィッシングメールは違法である”と太鼓判を押す法律を作っていくという話です。

 まあ遅すぎますけれど、迷惑メールにはっきりとノーを突きつけるわけですから、進歩といえば進歩なのですが・・・もちろん、巨大な落とし穴があるわけです。

海外発の迷惑メールが全体の91.4%を占めており、海外発のメールは法の適用外になる

 せっかく法が成立しても、成立した時点で骨抜きになっているわけですから非常にもどかしい限り。
 ならば、スパムに関して簡単な手続きでIPSに情報提供を認めるような法整備を勧めるなど、実効的な法整備を目指していただきたいものです。

 スパムは金にならないし、リスクが大きい・・・そういう風に思える法律を、世界の政府が採用してくれないと、今後もなかなかなくらないですよ、本当に。

ケータイを内蔵するPCが意味するもの

2007-07-24 19:17:26 | Technology
 Palmに代表されるPDAなどの携帯電子デバイスは、携帯電話に押されて、徐々に市場を狭めていきました。
 しかしながら、W-ZERO3やEM-ONE、BlackBerryといったスマートフォンの台頭によって、通話がメインではない携帯通信端末という物の潜在需要が発掘されてきたように思います。

 しかしながら、この波に乗れなかった企業も当然あるわけで。

 その会社はauといいます。メジャーキャリアの中で、唯一スマートフォンがラインナップにありません。

 さて、そんなauが攻勢を仕掛けてくるようです。
 もっとも、auからスマートフォンが出るというわけではありません。ノートPCをau端末に変えるというのです。

フォトレポート:ケータイ内蔵PCでドコモとKDDIが激突 CNET

 7月18日から20日まで、東京の国際展示場にて、携帯電話関連の展示会「ワイヤレスジャパン 2007」が開催されている。NTTドコモとKDDIのブースではそれぞれ、携帯電話モジュールを内蔵したノートPCが展示されていた。

 さて、記事を見てもらえるとわかりますように、ドコモも全く同じ動きをしています。Willcomやソフトバンクに対する対抗姿勢でしょうが・・・記事中には、このPC内蔵モジュールを発売するとともに、料金プランに「PC通信定額」が加わるようです。

 つまり、PCでも場所を選ばず、どこでも定額で通信できるわけです。その速度は実効速度で1メガ以上といいますから、初期のADSLなみ。同様のサービスを行っているAirE"より遙かに速い計算となります。

 W-ZERO3もEM-ONEもそうですけれど、これらのスマートフォンは基本的に2台目・・・つまり、メインの携帯電話のサブとして使われる傾向があるようです。となると、どうせ一つ余分にデバイスを持ち運ぶ必要があるならば、快適さを重視してB5モバイルノートでもいいじゃないか・・・などと考えるのは別に無理があるとは思いません。
 価格的な障壁もありますけれど、Flashもまともに使えずメモリも制限されるフルブラウザよりも、フル機能のPCを持ち歩いた方が有利な状況はいくらでもあるはず。auとドコモの参入によって、選択肢が増えたことですし、スマートフォンの幅も今後広がっていくのでは・・・?

世界最速の個人用回線

2007-07-23 21:19:42 | Technology
 インターネットが一般化して早数年。有線無線に関わらず、ネットにつながっているということは、生活の一部になってきました。

 さて、先ほど有線無線にかかわらずと書きましたが、接続する回線には様々な種類があります。
 そして、それらを明確に区別する、もっとも単純なものが「回線速度」。テキストを通信しているのを目で追えるような速度から、ストリーミングでHDムービーをを流せるような環境まで、それらは千差万別。
 そして、速度は少しでも早いほうがいいものです。

 さて、ブロードバンド回線の普及により、多くの人が高速回線の恩恵を受けられるようになった昨今、世界最高の個人用回線ってどんなものなんでしょうか?そして、それはどんな人がどんな使い方をしているのでしょうか?

 世界最速のネット回線 スウェーデンの75歳女性が所有 CNN

映画まるまる1本のダウンロードを2秒で完了ーー。スウェーデンの75歳の女性が利用しているそんな通信環境が、一般住宅向けのインターネット回線では世界最速だとして話題になっている。

 記事によると、速度は秒間40Gビット・・・通常の光ファイバーが100MBが理論値と言われていますから、軽く二桁、実行値だと三桁違う計算です。バイトに直すと秒間5GBですから、片面二層DVDの容量9.6GBなら確かに2秒でおつりがきますね。

 で、使っているおばあちゃんは名うてのハッカーかというとそうではなく、実は、息子と市当局が意気投合して実験を行ったということで、本人はせいぜいニュースを読む程度・・・思いっきり宝の持ち腐れですが・・・

 もっとも、区間の速度は世界一かもしれませんけれど、インターネットは情報を送るがわの遅延でも遅くなりますから、世界最速でも使用感は大して変わらないかもしれませんね。


 ・・・回線が速くなることに無限の可能性を感じていた大学生の私はもうここには無く・・・これってちょっと寂しいことですかね。

また一つ、機械に勝てなくなった

2007-07-22 20:32:32 | Technology
 コンピュータープログラム黎明期から、一対一でやり合うボードゲームは、常に研究の対象になってきた経緯があります。たとえば、3×3の盤面でやる三目並べ、チックタックトゥー(マルバツ)は世界で初めて作られたコンピュータボードゲームらしいです。

 さて、まだ将棋や囲碁では勝てないけれど、チェスでは世界チャンプと互角の勝負ができ、オセロでは人間が勝つことは不可能というコンピュータープログラムの世界ですけれど、もちろん他のゲームでも研究は行われています。
 そして、チェッカーと呼ばれるゲームがまた一つ、「人間が勝てないリスト」に加えられたようです。

 カナダ人研究者、チェッカーの局面完全解析プログラムの開発に成功 technobahn

 カナダ人研究者がボードゲーム「チェッカー」の局面の完全解析を行うコンピュータープログラムの開発に成功したことが20日、科学雑誌「サイエンス」に掲載された論文によって明らかとなった。

 なんでも、チェッカーでは先手、後手の双方が最善手を打ち続けると、必ず引き分けになるらしく、人間がミスをしないことは理論的にあり得ないため、コンピューターが必ず勝つということらしいです。

 また一つ人間が勝てるゲームが無くなってしまいましたが、人間が機械より劣っていると言うことではなく、その機械を作っているのもまた人間だと言うことをお忘れなく。
 なお、このプログラムも定石(勝負の進め方のパターン)をデータとして網羅するという「ちからわざ」で戦っているので、発想力とか思考パターンとかいう分野でいう「頭のよさ」とは一線を画している点にも注意です。

 まあ、そういうことがわかった上でも、将棋やチェスでプログラムに勝てないと、それはそれで悔しいもの。つか、私はもともとそういうボードゲームが苦手なので、Vistaについてきているチェスで、全然勝てないのが悔しくて悔しくて。

 いや、次元の違う話だと言うことは重々承知なんですけれどね。
 そのうち、将棋や囲碁といった複雑なルールのゲームでも、コンピューターにプロが勝てない日が来るのでしょうが・・・実現したら何となく寂しいと思うのは私だけでしょうか。

正にリケンショック

2007-07-21 22:36:32 | Weblog
15日の中越地震から一週間、とんでもない被害を被った業種があります。

それは自動車産業です。

と言いますのも、自動車部品メーカーのリケンという会社の工場が大きな打撃を受けており、各社に部品を供給できないため、自動車生産ラインが止まってしまったのです。

調べてみると、ピストンリングという部品らしいのですが、それひとつ、供給できない為に、産業自体がとまってしまうわけです。

金融の世界でもそうですけど、分散によるリスクヘッジって大切なんだと、改めて考えさせられましたね。

日本において、一工場で独占的に作ってるもので、最初に思い浮かんだのは太陽誘電のCDーR。 出回るメディアが海外製ばっかりってのはちと困るのですけどね‥‥

 ちなみに、こういうことってそのまま日常生活にも当てはまるんですよね。

リスクヘッジ、出来てますか?