Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

本年最後。

2004-12-31 17:48:05 | Weblog
 掃除も一通り終わり、ちょっとぼーっとしていたら、もう5時を過ぎてしまいました。あっという間に2004年も過ぎ去り、あと数時間で2005年が始まってしまいます。

 今年の印象と言えば、台風22,23号による大災害に始まり、新潟中越の大震災、最後の最後にスマトラ沖でのマグニチュード9の大地震と、それに伴う大津波・・・
 本年の漢字は”災”でしたが、まさに災禍の駆け抜けた一年でした。

 といったように世間は動いていましたが、肝心の私の方はと言いますと、対して代わり映えがいたしません。生活的にも、仕事的にも、趣味的にも。しかし、私もすでに社会人3年目。あまり生活が変わるというのもおかしな話です。これはいい傾向かも知れませんね。
 いや、変わってくださいよ自分。今年も彼女できなかったじゃないですか・・・私の周りでは軽いベビーブームが起きていると言いますのに。
 最近パパになった職場の先輩に、「私もこういうときが来るのでしょうか」とぽろっとこぼしたら素で笑われましたが、本人にとっては結構大きい問題だったりします。

 さて、あともう少しで過ぎていく2004年・・・平穏無事な一年でしたが、来年はちょっとした変化がありそうです。
 一年の計は元旦にあり。私にとっても皆さんにとっても明日がいい日でありますように。

 では良いお年を。

 ・・・あ、生活で大きな変化あったじゃん。毎日1時間のこのブログ。 

アステカに思いをはせつつ。

2004-12-30 17:50:20 | Dialy
 サンポーニャという楽器をご存知でしょうか?

サンポーニャ

 南米アンデスの民族楽器で、沢山の筒を束ねたハーモニカのような、フルートのような楽器です。
 名古屋近辺にお住まいの方は、よく金山総合駅で民族衣装を着たミュージシャンが吹いていますので、ご存知の方もいるかもしれません。

 なぜいきなりこんな話をしだすかといいますと、私の大学の恩師が、何を思ったのかこの楽器にはまってしまったからです。

 先日は大学の研究室と、大学の部活の忘年会。奇しくも日程が重なってしまい、先の研究室を済ませてから部活のほうに参加したのですが、その研究室の忘年会のお開き直前に、突然先生がアタッシュケースを持ち出してなにやら広げ始めました。

 サンポーニャです。しかもひとつではなく大小あわせて5つほど。
 いい感じに酒の入った先生は、その場でリサイタルを始めてしまったのです。
 曲目は定番の”コンドルは飛んでゆく”とタイトルのわからないジャズ・・・普通の飲み屋なら追い出されているところでしょうが、そこは先生の行きつけの店。顔で何とかなってしまいました。
 初めて五ヶ月と言うだけあって、コンドルは飛んでいくは結構聞けたのですが、ジャズのほうは正直まだまだといった感じです。

 彼の夢は、来年は大学の中でリサイタルをやること。先生はすでに還暦を過ぎていますが、この新しい趣味に夢中のようです。

 私の身に振り返りますと、私があの年になってからも趣味を持ち続けることが出来るかどうか・・・正直うらやましいです。

仕事納め納めの日

2004-12-28 22:02:18 | Life
 本日は仕事納めと言うことで、恒例の町職員全体での忘年会が催されました。
 しかし、今回の忘年会は例年のものとは少し趣が異なります。

 なんと言っても、この町としての最後の忘年会となるのですから。

 以前にも少し書きましたが、私の勤める町は、私の住んでいる市に2月7日をもって吸収合併されます。つまり、私の勤めている町は、その時点で無くなってしまうのです。まさに”仕事納めの納め”となる訳なんですよ。
 本当の仕事納めは2月6日とはいえ、もうこの町名義では年末を迎えられないわけです。たった3年とはいえ、やはり寂しいものがありますね。
 と言いましても、忘年会自体は非常につつがなく進んで行きます。去年と変わりなく。いつもは酒を飲まない課長も上機嫌でした。
 もっとも、私は締めまでいられなかったのですが。私は車で会場入りをしていまして、トラブルにあわれた先輩を車で送っていき、そのまま帰ってきてしまったんです。あとから課長から電話がかかってきましたが、帰ったことにすら気づいてなかったようなのでよしとしましょう。

 来年から職場が事実上変わる私ですが・・・今度の職場ではこのような全職員あげての忘年会は行われない(行えないが正しい)ようです。ああいう独特な雰囲気は割と嫌いでは無かったので、ちょっと残念な気がしますが。

コレクションというもの

2004-12-27 20:45:12 | Life
 世の中にはコレクターと言われる人種が数多く存在します。例えばファミスタのロムを死ぬほど集めてみたり、世界中からビールの缶を集めてみたり、ビンテージカーを買いあさったりとレベル嗜好もまちまちですが、様々なものが世界中で集められています。

 私の後輩で、月に多いときで10万円弱のCDを買いあさっている人がいます。また、ロック、パンクにジャンルを絞って、数百枚のCDとレコードを買いあさっている連れもいます。
 私は彼らの話を聞いて「俺にはとてもできない」とか思っていたのですが、どうもあまり笑っていられないと気づきました。

 私は、言うなればマンガの単行本コレクターです。そんなに自覚はありませんが、月に2~3万を印刷物(雑誌等含む)に使っていると言う事実を、本屋で会計をしながらぼんやりと考えていました。職場の同僚が酒や煙草(何故か職場には時代に逆行したウワバミやヘビースモーカーが多い)、宝くじやパチスロ、パチンコ(彼らのいくら勝った負けたと言う会話は恐ろしくて聞いていられない)に使う金を思えば、まあ形が残るだけマシか、とも思っていたのですが、実は形が残るというのは、かなり問題があるようです。

 印刷物というものは意外とかさばる。そして重い。
 つい先日、溜まっていた雑誌を一度に処分したのですが、腰がイかれるかと思いました。洒落になってません。縛るのも一苦労でした。ですが、一気に部屋のものが減りました。定期的に処分しようと心に誓いました。
 本棚からはみ出た単行本が、徐々に寝室の床を浸食していきます。単行本は基本的に捨てられません。整理して本棚につっこむか、新たな衣装ケース(書類の保存箱として最適ですよ!)を買ってきてつっこむかしなくてはならないのですが、数が多いので整理を考えるだけでも頭が痛くなります。
 いつか引っ越しをするときが来るでしょうが、一体私はどうしたらいいのか。

 コレクターの旦那に奥さんが言ったきつい一言として、
「あんたが死んだらみんなゴミよ」
という有名な一言がありますが・・・

 みんな、頭の片隅でそういうことを考えているんだろうな、と。

夜警

2004-12-26 19:50:37 | Weblog
 今日から、消防団年末恒例の夜警が始まるとですよ。

 夜の八時半から二時までぼーっとしているんですよ・・・

 私はぶっちゃけ、意味がないと思う。

 酒のんで騒いでいるだけの夜警なんて必要ありませんよ。もうちょっと有意義なところに時間とお金を使いましょうよ・・・
 なんというか、消防団というのは大変に非効率的で前時代的で、存在を疑問視しているんですけど、何でみんなやってるんでしょうねえ。

 ああ、そろそろ行かなきゃ・・・

トルコ料理に舌鼓

2004-12-25 23:50:55 | Weblog
 トルコ料理を職場の先輩たちと食べてきました。

 トルコ料理と言いますと、私「シシカバブ」くらいしか知りませんが・・・
 で、1900円のコースを頼むことになりました。本当は3600円らしいのですが、本の記事を見せると1900円になるらしい・・・って本当ですか?
 どうやら本当だったようです。

 まず別注のヨーグルトドリンク(なんとうっすら塩味!全然甘くないけどおいしい)
 最初にできたのは日替わりスープ。ミネストローネみたいなトマトスープでした。
 次に羊飼いのサラダ。酢じゃなくて柑橘系の果汁とオイル、岩塩らしき塩で作ったらしきドレッシングがかかった生野菜と、香辛料で煮込んだ豆と牛肉が添えてありました。さっぱりとしていて大変おいしい。

 メインディッシュの牛肉のあぶり焼きには、甘いトマトソースで煮たジャガイモと、ソースのたっぷりしみこんださいの目に切ったパン、プレーンヨーグルトが付け合わせてありました。何でヨーグルトやねん!と思ったのですが、意外と合ったので驚きました。そういえば、インド本場のチキンカレーで使うチキンは、一晩香辛料とヨーグルトにつけ込むとか。
 味付け自体はやや大味ですが、牛肉のやや堅めの歯ごたえとパンのとろける口当たり、ヨーグルトの酸味となかなかおもしろい組み合わせが楽しめます。

 次に出てきた”牛挽肉のピデ”という、ピザの生地をフランスパンにしたようなものにも、香辛料で味付けがしてあったのですが、友人は「これもカレー味」とか言っていました。まあカレーは香辛料の固まりなので同じような味ですけど・・・。
 確かに”キーマカレー”に似ている味付けですが、カレーに比べると圧倒的に味の複雑さが足りません。もっと素直な味です。メインの味は”塩”で、ピザよりもチーズが少なめですのであっさりした風味です。ややオリーブオイルがべたつくかも・・・と言った感想を持たれる方もあるかと思いますが。

 最後に”チャイ”という濃い紅茶を戴きながら、のびるアイスクリームと甘ーいパイを食べて終了です。日本人風にアレンジしてあるとは思いますが、どれも”初めて食べる味”で、「まだまだ世界には私の食べたことのない料理が存在する」とちょっと感動しました。それにどれもとてもおいしかった。

 トルコ料理。これで食べたことのある料理が一つ増えました。次はブラジルとかタイとか挑戦してみたいものです。・・・そういやあ”秋田のきりたんぽ”とか”沖縄のウミヘビ料理”とか日本にもまだまだ食っていない料理がたくさんあります。死ぬまでには、せめて日本の郷土料理は征服したいものです。

聖しこの夜

2004-12-24 22:59:05 | Weblog
メリー・クリスマス!
(地獄で会おうぜ!)


 さて、近年にない暖冬のおかげで、こんな夜にも未だに気温が5度を切りません。雪も降る気配なんぞかけらもありません。全く去年の冬が嘘のようです。

 ま、ホワイトクリスマスなんて甘い贈り物を恋人たちに渡さなくて良かった良かった。
 はっはっは、カップル共に不幸あれ!


 ええ、こんな時間にラピュタを見ながらこんなものを書いていると言うことは、今年の冬も寂しいものですよ!

 今年のクリスマスも、世間は私に仏教徒でいることを強要するようです。やれやれどこでフラグを立て損なったのやら・・・

 来年は色々とイベントてんこ盛りですが、来年の冬もこんな感じで過ぎていくんですかね・・・。

HONGDA?

2004-12-23 20:38:13 | Weblog
 こういう記事を見てしまうと、まだまだアジア系の企業ってふざけてるよなあと思ってしまいますね。
<ホンダ>ロゴ類似、中国の二輪車メーカー敗訴毎日新聞

 重慶力帆は03年の二輪車製造台数が中国第4位の二輪車メーカー。「HONGDA」は、旧社名「重慶力帆轟達実業集団有限公司」の一部である「轟達」の中国読みで、「HONGDA」のロゴを車体やエンジンにつけた二輪車を製造して中国で販売したほか、インドネシアなどにも輸出していた。ホンダは商標権侵害に当たると警告したが応じないため、02年7月に提訴に踏み切った。

 結果的にホンダの主張が裁判で通った格好なんですが、こういう「著作権」がらみについては正直なところ「アジア企業はダメダメ」、というか「中国企業はダメダメ」ですね。前にもトヨタと一悶着会ったようですし・・・

 著作権については、国ごとに規制の厳しさがまちまちであるという点も大きいですが、自身の4000年の歴史に誇りを持っているならば、もう少し著作権という「文化」を守るべき権利を大切にできないもんですかね。

 ま、アメリカの特許法みたいになるのも問題だと思いますがね。

保険金公費負担は是か非か

2004-12-23 00:27:53 | Weblog
職員の保険料全額公費負担、京都市は40年間継続

大阪市が団体生命共済に加入させた全職員分の掛け金を全額公費負担していた問題に関連し、西日本の他の多くの自治体でも、保険料の全額または一部を公費から支出していたことが22日、読売新聞の調べでわかった。

 京都市では約40年間、掛け金を全額負担していたうえ、別に市の補助金を得ている互助組織が上乗せして弔慰金を支給しているが、掛け金の負担に関して条例の規定はない。職員への弔慰金の公費補助も多くの自治体で長年続いていたとみられ、住民からは「身内優遇のお手盛りだ」と批判が出ている。


 さて、この問題。本当にそうでしょうか。

 要するに、「職員の福利厚生に公費を使って怪しからん」と言いたいのでしょうが・・・
 一般的な企業は、予算の中から本来の事業に使うべき金と、従業員の福利厚生費を捻出します。福利厚生費を給与明細に記載するかしないかはその企業の考え方にもよるでしょうが、記載しない場合は「会社の金」から福利厚生費を出していることは間違いありません。

 自治体は税金を収入源として、年間の事業計画を予算化し、業務を執行します。
 この「予算」と言われる部分は、自治体は扱う以上全て「公費」であります。さて、その「予算」の中から職員の福利厚生費を支払うことはそんなにおかしいことなんでしょうか。

 住民からは「身内優遇のお手盛りだ」と批判が出ている。とありますが、身内優遇もなにも、一人あたり年間5千円程度の福利厚生費を雇い主が捻出して何が悪いという話ではないですか?確かにちゃんとした条例化していなかったのはまずかったのかも知れません。ですが、例え条例になっていようとも、かみつく人間はかみつくのです。公務員にはそういう福利厚生も認められないのですか?

 「公務員は福利厚生が優遇されている」とよく言われますが、「実は年間で数十万円の掛け金を払っている」ことはあまり知られていない様に思います。
 確かに今回話題にされている金は、公費かも知れません。しかし「自治体が扱う金はほとんど全て公費である」という事実もないがしろにしないでください。税金以外に収入源なんて無いんですから。

 何かと言えば「公務員だから」目の敵にする。
 ですが、「税金の滞納者」や「無駄な地域要望」がどれだけ財政を圧迫しているか。「自治体相手だから無茶を言ってもいい」と考えている人間がどれだけいるか。一度考えてみませんか。

親しい人の死

2004-12-22 00:26:40 | Weblog
 どうも、不幸という奴は続くようです。

 一昨日、ボーイスカウトの関係者の方が無くなりまして、本日は通夜でした。
 私の小さい頃から熱心に活動されていた方で、私もずいぶんとお世話になったものでした。

 幸いなことに、私はまだ家族の死に目にも、親しい親戚、友人の死に目にも会ったことがありません。考えてみれば、私が会うことが無くなった一番親しい方だったのです。
 最後に故人に別れを告げるために、棺へと寄ったのですが・・・涙が出てきました。

 彼がすでに70過ぎであったことは、少ない救いとなりました。しかし、それ以上に「今生の別れである」ことの事実が、顔を見た瞬間に突きつけられたようで、悲しかったのです。

 これからこういう機会は、もっと増える。私は全て受け入れられるのだろうか。