Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

アマゾン川を泳ぎ切った男

2007-04-09 19:44:35 | Sports
 アマゾン川。数々の支流に形作られた、世界最大の大河の名前です。
 一説に寄れば世界一長い河と言われるこの河を、泳ぎきった男が存在します。

 アマゾン川で遠泳5265キロ、65日かけ世界記録更新 CNN

リオデジャネイロ──大河での遠泳の専門家として知られるスロベニアのマルティン・シュトレルさん(52)が7日、南米のアマゾン川を65日かけて5265キロを泳ぎきったと、息子のボルトさんが同日、明らかにした。ギネスブックに認められれば、自身の持つ世界記録の更新となる。

 アマゾン川は、その水量と川幅から、開発を進めることが難しい川であり、今現在、「世界で一番汚染の少ない川」と言われています。上流の方は知りませんけれど、大きな土木工事を伴うような橋が一本もかかっていないほどで、少なくとも日本の川を泳ぐよりはよっぽど安全だとは思われますけれどね・・・あの茶色く濁った川を見ていると、あそこで泳ぐのはちょっと勘弁して欲しいなあ、と思わざるを得ませんけれど。

 実際のところ、水の汚さよりも、照りつける日光の方が大きな問題であったらしく、

唇は火ぶくれ状態になり、鼻や頬はかさぶたになった。

常に水につかっていてもこれなのだから、日中ほとんどお外へ出ない私などは、あっという間に真っ赤になってしまいそうです。

 この記事を書くに当たって、アマゾン川についてちょっと調べ直しましたけれど、改めて凄い川です。流域面積、水量、支流の数、生息する動植物・・・全てが世界最大級。そんな川に身一つで立ち向かっていくというのは、生半可なことではありません。

 こういう人の事を冒険家と言うのでしょうね。誰もやらないけど「出来たらいいな」と思うことを率先してやる。みんなの替わりに出来ることを証明してくれる。私はそっち側になれないけれど、彼らのおかげで人間にもそれが出来ることが分かるわけです。そういう意味で、すごいな、と単純に思いますね。

 とりあえずは、お疲れ様。そして、次はどこを泳ぐの?次のニュースが入ってくるのを心待ちにしています。

人類の限界を統計学で予測

2006-12-28 20:04:05 | Sports
 少しでも速く
 少しでも高く
 少しでも遠くに

 スポーツが誕生したのはいつの頃からなんて事ははっきりわかりませんが、少なくとも”記録を計測する”ようになってから、世のアスリートにとっての本質的な敵は人ではなく、人が残した数字になりました。
 かつて、集まった人たちで競っていたものが、今では、先人の残した数字をコンマ一秒縮める為、1センチでも伸ばすため、日々アスリートはしのぎを削っています。

「記録は破られるためにある」なんて言葉がありますが、事実、様々なスポーツにおいて、今日でも世界新記録が生まれ続けています。アスリートは「その記録が破れるかもしれない」と日々希望を持って上を目指しているわけです。

 では、「その記録が破られる」という前提が崩れてしまったらどうなるのでしょうか?

男子100mは0.5秒短縮? 独の数学者が限界値予測 asahi.com

 100メートルは9秒29で走れるが、男子マラソンはもう限界―。ティルベルク大(ドイツ)のオランダ人数学者、ジョン・アインマール教授がこのほど、陸上の各種世界記録の限界値の研究成果を発表し、男子100メートルでアサファ・パウエル(ジャマイカ)の持つ9秒77の記録は9秒29まで短縮できるとの見通しを示した。

 記録がそこまで縮められる、と言うことは、その記録を出してしまったら、もう破ることは出来ないと言うことを意味します。となると、いったんその記録に到達してしまえば、その競技は一気に魅力が失せてしまうことでしょう。
 そして、アインマール教授はそれを出してしまった・・・それもスポーツ生理学でも物理学の視点からでもなく、

数学、統計学の一部である極値理論

によって。
 記録も事実上数字ですから、数学の範疇と言えなくもありません。そして、様々な実証を踏まえて体系づけられた理論は大幅にはずれないもの。教授の予測は大方間違っていないと思います。

 もっとも、大それた記録の出現を教授は否定していないそうです。この予測は、あくまで現在まで記録に乗っ取ったものであり、今後の伸び方いかんによってはどうなるかわからないと言うことです。
 それに、9秒77を出すまでにも途方もない時間が費やされた過去をかんがみると、9秒29に到達するまでにはずいぶん時間がかかりそうですしね。

 どうやら、スポーツはまだまだ魅力を失わないようです。

たまには野球観戦

2006-09-26 23:59:59 | Sports
中日:福留の決勝打でサヨナラ勝ち 横浜は十回守備乱れる MSN

 なんでこんな記事が?と思われるかもしれません。普段の私の記事からはかけ離れた話題ですからね。理由としては単純で、この試合、生で見てきたんです。

 最初に断っておきますと、私は野球にはほとんど興味がありません。まあ、それでもチーム名とかルールとかの最低限の知識はありますので、いつも結果だけは見ていたりしています。あと、日本シリーズとか。

 そんな私でも、実際に球場に足を運んでみると、なかなか楽しめるものです。

 まず圧倒されるのは、目の前に広がる観客席。実際に目の前でプレーしている選手。チェンジの合間の華やかな余興、チープなCGのオーロラビジョンなど、テレビ中継では決して味わうことのできない内容を肌で感じられるのですから。

 でも、一番価値があったとおもうのは、観客席の一体感ですかね。
 サヨナラの瞬間、初対面の人間とハイタッチをした経験なんて、そうはありません。

 たまには良いものですね、スポーツ観戦も。次はサッカーか、格闘技が見てみたいですなあ。

ディープインパクトはやっぱり強かった・・・天皇賞

2006-04-30 22:26:07 | Sports
 無敗の三冠を達成したディープインパクトは、やっぱり強かった。本日行われた天皇賞・春の舞台で、古馬を相手にして、別格たる強さを見せつけました。

次元が違う!ディープインパクトが天皇賞・春を圧勝 サンスポ.com

第133回天皇賞・春(30日・京都11R、3200メートル、芝、17頭、GI)昨年、無敗の3冠馬となった1番人気ディープインパクト(武豊騎乗)が3分13秒4の驚異的なレコードで優勝、賞金1億3200万円を獲得した。ディープインパクトはGI4勝目。武豊騎手はこのレース6勝目、池江泰郎調教師は3勝目。

 単勝1.1倍と、菊花賞の時の「1.0倍」には及びませんでしたが、それでも支持率75.3%という圧倒的な人気での大舞台。単勝だけでなく、連複、3連単でももちろん大人気です。

 私も実際に見ていたんですが、スタートでちょっと出遅れ、後方2番手からのレース展開でした。中盤までは抑え気味でしたが、後半にさしかかってするすると前に出て行き、手前600メートル、3コーナーからスパートを掛け、トップに踊りでるとそのまま二番手を大きく引き離し、ゴールに飛び込みました。
 二番手のリンカーンも4コーナーを抜けた当たりで馬群から抜け出していたのですが、前を行くディープインパクトには全く追いつける気配が無く、そのまま勝負が決まってしまいました。
 実際、リンカーンも今までのレコードに近い時計で走っていましたので、決して弱いわけではありません。ディープインパクトが強すぎるんですよね。

 これからディープインパクトは海外のビッグレースに挑戦すると見られています。今レース後のインタビューにて、武豊騎手の

「世界にこれ以上に強い馬がいるのかな?」

という言葉からも、期待がふくらんでしまいます。是非とも海外でも、その強さを存分に発揮してもらいたいものです。

トリノ五輪のフィギュアエキシビジョン

2006-02-25 20:40:27 | Sports
 えー、現在トリノオリンピックでは金メダル1個と大変寂しい状況ですが、金メダル取得から一夜明けて、フィギュアスケートのエキシビジョンが行われた模様です。
 NHKの放送を見たんですが、最初のアメリカのペアの演技を見て、大会中のクラシックに乗せて行う演技よりも、ポップスの方が見ていてずっと楽しい、と感じました。

 でも、そんなものは序章でした。

 私が度肝を抜かれたのは、ロシアの金メダリスト、プルシェンコの演技です。
 確かに演技も素晴らしい。高難度の技を華麗に繰り出し、氷上を踊る姿は感動を同姓の私から見ても格好いいし、感動を覚えました。
 しかし、です。私が彼以上に注目した人物が氷上に存在しました。リンクの真ん中で音楽を奏でる黒衣のヴァイオリニストです。
 彼はスケートこそ履いていませんでしたが、その演奏はいちいち大げさで、情熱的。そして、スケートの演技に合わせて”生演奏”を奏でているという演出も含めて、私の視線は彼が移っている間中、金メダリストそっちのけで彼に釘付けでした。

 エキシビジョンのフィナーレにも、ちゃっかり”出演”していた彼。演技中のスケートリンクに、”スケート靴を履いていない人がいる”というのも「ありだ」と思った次第です。

 あー、私は楽器がほとんどできないので、ああいう風にかっこよく演奏できるのは、本当にうらやましいですなあ。

トリノ五輪開幕

2006-02-12 00:04:47 | Sports
 昨年末からざわざわ言っていましたが、ようやくトリノ五輪が開幕しました。

 本日、お通夜の後に入った寿司屋で、今朝の開会式の様子を見ていたのですが・・・派手だったですなあ。やっぱり世界的なイベントとなると違うようですね。
 私は、ああいう開会式などと言った式典はあまり好きではないのですが、今回のようなエンターテイメント性が高いものは良いですね。

 それにしても、やっぱりイタリア。真っ赤なF1カーが5つの輪っかを描き、後頭部から火花を散らしながら、真っ赤な人が疾走する・・・赤は情熱の色、と言うかフェラーリカラーですからね。

 でも、ちょっと残念だったのは、聖火への点火の方法。

 今までのは、聖火を移した松明が、空中をワイヤーで飛んでいったり、火矢を聖火台まで飛ばしたりと言った、「リレーの最後に、聖火そのもので点火する」と言った向きは守られていたと思うのです。
 ですが今回は、聖火で手元の花火に点火したら、花火が次々と引火していき聖火台に火がついた、というもの。見ていて、「これって、聖火で火をつけたんじゃなくて、花火で火がついた、というか点火もコンピュータ制御ですよね?」などと思いました。要約すると、「聖火って、受け継いできた火で直接つけないと意味無いんじゃないの?」それとも、あの花火を含めて聖火?あの持ってきたトーチで火をつけた輪っかが、聖火台の本体?やや混乱しました。

 今ごろ、モーグル予選の真っ最中ですね。私、上村愛子選手のファンなんですよ。いや、モーグルとかわかりませんけどね。かわいくないですか?彼女。そんなわけで、安藤美姫選手とかよりも、断然こちらを応援。是非ともメダルを取っていただきたいものです。

奇跡の末足

2005-05-02 01:06:38 | Sports
 風呂上がりに鏡に向かってポージングした瞬間にぎっくり腰になったkermountです、こんばんは。

 さて、本日は(正確には昨日ですけど)春の天皇賞でした。私も例によって馬券を買っていたのですが、見事にやられてしまいました。

【競馬】大波乱!人気薄スズカマンボが天皇賞・春を制す

 私達は5頭選んでボックス(全通り)の3連単を買っていたのですが、その組み合わせが、リンカーン、ヒシミラクル、マカイビーディーヴァ、アイポッパー、マイソールサウンドだったのです。
 アイポッパーしか絡んでいません。一番人気、二番人気共に絡めているのにかすっただけです。

 買ったのはもちろんスズカマンボ。いつもは騎手で買う私が、安勝騎手を外したのが悔やまれてなりません・・・もっとも、スズカマンボを買ったとしても、どう考えてもビッグゴールドは買ってないので仕方がないんですけどね。

 中継で見ていたんですが、ビッグゴールドがそのまま行っちゃうかな・・・と去年の天皇賞がよぎりましたが、スズカマンボが恐ろしい勢いでするすると伸びてきまして、最終的に1.5馬身差と大きく離しました。
 どっちにしろ椅子からずり落ちるのは同じ事です。もう、ああー・・・って。

 結果的には三連単193万馬券と、G1至上最高配当額になった今回の競馬。これではしかたないかな、と思う反面、ちょっとというか、かなり残念な結果にがっくり来てしまった私です。

 次はダービーか・・・

ジャパンカップでゲットしたい!一撃10万馬券

2004-11-25 21:20:54 | Sports
 いきなり俗な見出しで申し訳ない。

 とは言え、実は私、本気でねらっております。一撃10万馬券を。
 と言いますのも、今年から競馬に3連単というオッズが跳ね上がる制度が導入されたからに他なりません。
 この3連単という制度、1着から3着までの馬を着順通り当てるという、極めてわかりやすくかつ難しい、故に配当も当然大きくなると言う素敵なものです。
 
2頭、着順関係ナシであたらんのに3頭なんて無理だ!
 ごもっとも。しかし、私のやり方ならば5頭から6頭選べ、来さえすればほぼ損はしないのです。

 配当が大きくなると言う事は、当然100円ずつ大量にばらまいても元が取れる、あわよくば大もうけができる可能性が高いと言うことです。現に200万馬券はすでに出ています。
 そこで、私は「5頭を選んでそれの組み合わせ全部にかける」というやり方を考案しました。

 ちなみに5頭なら60通り、6頭なら120通りになります。3連単の傾向を見ますと、悪くても8000円馬券位なので、5頭ならばよほどの鉄板でない限りは元が取れる計算です。そして、この間のマイルチャンピオンシップでは13千円、エリザベス女王杯では53千円とまずまず。

 ちなみにこの買い方は、エリザベス女王杯で初めて導入しましたが・・・
 1着3着は当てたんだけど・・・ちなみにマイルチャンピオンシップの時は、
競馬どころじゃありませんでした。

 本当に不景気なここ最近。せめてこれくらいはいい夢見られるといいんですけど・・・

オリンピック!

2004-08-17 20:58:23 | Sports
 今、日本がオリンピックに沸いていますね。
 かく言う私もその一人。毎日柔道やら体操やら水泳やらに一喜一憂しています。

 ところで、オリンピックってホッケーとか、結構マイナーな競技も用意されていますね。一体何種目あって、どんな種目があるのか。ちょっと気になったので調べてみることにしました。

競技種目一覧

 意外とマイナーでは無いですね。
 強いてあげれば馬術とテコンドーくらいですか。ヨットもマイナーですねえ。競技人口が他の競技に比べると2桁くらい少なそうです。

 しかし、ぶっちぎりでマイナーなのが近代五種でしょう。

 1人の選手が1日間に射撃=エアピストル20発、フェンシング=エペ、水泳200メートル自由形、馬術=障害飛越、陸上=3000メートル走の順で5種目行う。4種目までのポイントを時間差にして、上位から3000メートル走をスタート、最初にゴールした選手が優勝する。00年シドニー五輪から女子も採用された

 申し訳ない、今の今までこんな競技知りませんでした。
 何でも、日本では競技用銃を扱いにくい事から競技人口が激減。三大会連続で出場権を無くしているそうで。
 にしてもバラエティが豊かすぎです。
 銃やってフェンシングやって泳いで馬に乗って、走る。・・・倒れそうです。トライアスロンと違ってフェンシング=格闘が入っているのが興味深いですね。それに全て格調高い、ジェントルメンのスポーツっぽいところが素敵です。
 これから、日本でも競技人口が増えることを楽しみにしています。
 ・・・いや、見たくないですか?この競技。

 しかし、五輪にゴルフが入っていないところがちょっと疑問ですねえ。やっぱり富めるもののスポーツなんでしょうか・・・
 ・・・じゃあ、馬術やヨットはどうなんだよ。