Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

結局、私はこうだ。「マイナス方向へストライク」

2005-10-31 21:09:54 | Dialy
 おととい、そばについて書いた記事ですよ。
「悪毒太郎博士がガラにも無いこと書いてるな」
と、本家のページでの所行を知っている皆さんは思われたことでしょう。

 どうやら、そう思っていたのは神様、仏様のたぐいも一緒だったようですよ。

 日曜日、私はいつもより遅めに起きました。遅めどころかすでに昼過ぎ。寝過ぎでちょっと頭が痛いくらいでした。
 まあ、昼ご飯でも食べようかと冷蔵庫を開けますと、そこにはハンバーグ弁当が。

 そのハンバーグ弁当、イチゴ牛乳ソーセージで一世を風靡しているニッスイ製品のチルド品。おかずとご飯が一緒になっていて、パックを開けて同時にレンジでチンするだけという、お手軽ご飯です。

 賞味期限が10日ほど過ぎていましたが・・・

 それでも、「ずっと冷蔵庫に入れてあったから、いいか」とちゃっちゃとレンジに入れてしまい、食べる用意をしてしまいました。別にへんな味もしなかったので、おいしくいただいて、その場はすんだのですが。

 特に予定もないので、本当に予定が無い週末は珍しかったので、せっかく買った「ワンダと巨像」でもやろうと思い、巨像を一体撃破した当たりでした。

 もうどうしようもなく頭が痛くなってきて、ゲームをやめ、ソファーに横になりました。すると、胃のあたりが何とも言えず「かもし出してきたのです」。
 そこから先は坂を転がり落ちるがごとく。

 頭と胃、気持ち悪いのを何とかする、一番手っ取り早い方法を考えた時に、私が取った行動は実にオーソドックスなことでした。
 トイレで突っ伏して、オゲエェ・・・・

 一通り出してしまってから、また横になったのですが、どうにもまだすっきりしない。風にでも当たってこようと、離れから外に出て、母屋に向かおうとした瞬間です。
 来ました。
 私は、道の脇にある側溝のグレーチング(網になっているところ)の前に駆け寄り、グエェェェ・・・
 そのときの率直な感想は、「ああ、まだこんなに入ってたんだ」

 はいている最中、なぜか桜玉吉先生の「ヒロポンがオギョッオギョッっと吐いているところ」がフラッシュバックしてきました。

 後から考えてみると、いや、考えてみるまでもなく、「ハンバーグ弁当がストライク」
せっかくその前日においしい思い出があったというのに、台無しです。ああもう、ままならないですよ、私の食生活!

 結局、何の予定のないはずだった休日は、頭痛と吐き気で寝込むだけになってしまいました。やっぱりなれないことはするものではない、と言うことなのでしょうか・・・ 

”そば”を食べる

2005-10-29 16:01:14 | Weblog
 私が今まで記事にしていた「食べ物」に関する記事というのは、大部分が「マイナス方向」に心を動かされた記事であり、多くの場合私自身が望んでマイナス方向にし向けている思惑があります。

 と言うよりも、この年まで生きてきますと、おいしいなあと思うことはあっても、それは全く新鮮なおいしさではなく、何かしら過去に経験がある味の延長であることが多いのです。日本の大多数の人の「おいしい」という最大公約数はほぼ定まっており、その当たりを外食産業がついてくるのは当然ですから、「新鮮だけど、おいしい」という事はあまりなくなったわけです。

 そうなってくると、味覚に刺激を与えるものと言いますと、「人があえて食べないもの」「むしろまずいとわかっているもの」のほうが、新鮮な感動があるわけですよ。

 おいしいものよりも、まずいものの方が記事にしやすいですし、周りもそれを求めている・・・そりゃあ、自分では食べたいとは思わないけれど、他人が食べたものならいったいどんな味がするのか気になるというものですよ。

 ですが、今日は違いました。「プラス方向に感動した」んです。本当に、ここ数年で一番おいしいものを食べた、そんな感じです。
 それが、タイトルになっている「そば」なんです。

 まず、最初のお茶請けに出てきた「そばがき」に驚き。自分が今まで食べてきたそばがきは何だったんだ、くらいのおいしさ。ふわふわで、口の中で溶けてしまい、それでいて歯ごたえも適度に残る・・・そしてそばの甘みがわさびと相まって薫り高く、口の中に広がる。
 せいろの上に盛りつけられたやや細切りのそばは、腰が強く、それでいてのどごしはなめらかで、飲み込んでいることすら忘れそうな、箸を進めるのがもったいないくらいのおいしさ。つゆは濃いめのはずなのに、舌にからみつくしつこさが全くなく、そばと一緒に喉に駆け込んでいく様な、さわやかさ。

 私は初めて食べたのですが、そばがきの天ぷらというのがまた素晴らしかった。塩をつけて食べるのですが、そばがきそのままとは、また違った食感で、塩辛さに引き立つ素朴な甘さ。さくさくの衣の後に柔らかに、ふんわりとした噛み心地のタネ・・・

 最後に残ったそばつゆをそば湯にして一気にいただき、至福の時間はあっという間に終わってしまいました。

 私は、麺類で何が好きと問われれば、冷や麦そうめんは嫌いだが、うどんは好きだ。しかしそれよりラーメンが好きで、そばにそれに輪をかけて好きだ。と言うことになりますが、そばどころの長野に行っても、ここまでうまいそばは食べたことが無かったわけです。それが、市内の、こんな裏日れたシャッター街にあったとは・・・

 時間がずれていたのか本当に静かな店で、ちょっとばかりお高いですが、これからちょくちょく使わせてもらおうと思います。

 ・・・あー、おいしいレポートを書いたのは久しぶり。今までは書いてもB級だったので、いい経験をしました。

韓国からWindowsが無くなるかも

2005-10-29 01:39:18 | Weblog
 韓国からWindowsが無くなるかもしれない。
 今やネットゲー大国として認知されている韓国ですが、その基盤であるWindowsが韓国の公正取引委に引っかかった事がその原因です。

裁定次第では「韓国からWindows引き上げ」とMS

Microsoftは、韓国の独占禁止当局がインスタントメッセンジャー(IM)やメディアプレーヤーをOSにバンドルしないよう命じたら、同国からWindowsを引き上げると脅しをかけた。

 要するに、MSは韓国のためだけにWindowsを再設計するくらいなら、市場を捨てる。と言っているわけです。事実上のディファクトスタンダードであるWindowsの市場のうち、韓国は全世界の一部に過ぎないわけですから、その判断もありと言うことでしょうか。

 私は結果云々よりも、MSのアクションについて素直な感嘆を覚えました。

「とうとうMicrosoftは、国家を脅すことができるようになったのか」と。

 確かにWindowsを失うことは、国内で築かれてきたWindows対応ソフト、周辺機器市場の崩壊を意味し、新バージョンに対応しにくいことで、海外での競争力も大幅に低下してしまうことになるでしょう。

 そんなことになれば、国家に取っての大打撃です。それこそ様々な経済活動において、大打撃を被ることになるでしょう。なんと言っても現行のPCの90%がWindowsで動いているんですから、その資産が、マシンの更新時に「ほぼがらくた」になってしまうとしたら、とんでもない大混乱になるのではないでしょうか。

 そうなってしまう可能性が大きいから、危険な賭には出てこない。多分譲歩するはずだ・・・Microsoftはそう考えて、強気に出たのでしょうが、

「Microsoftが何をしようと、われわれは審議を進め、2日の本会議で再びこの問題を議論する」と同委員会のリー・タエ・ホイ氏は電話取材の中で語った。「不公正な事業慣行と戦うというわれわれの姿勢は変わらない」

 公取委はますます態度を硬化させたようです。そりゃあ、向こうにも意地があるでしょうから、それも無理らしからぬ事です。

 Windowsという「外交カード」を持ち、国家と戦えるようになってしまったMicrosoft。彼の「国」がいかに強いか、実際に目にする機会が今回与えられたと言うことでしょう。
 対戦相手となった韓国は、世界で初めて、「Windowsをしめだした国」となるのか、それとも「Microsoftに屈した国」となるのか。どちらに転んでも、あんまりいい結果にはならないような気がしますが・・・ 

タカラ版「明日へ向かって撃て」

2005-10-27 21:28:27 | Weblog
 Q:今の生活に張りがありません。どうしたらいいでしょうか?

 A:環境を変え、生活に刺激を与えましょう。

 職場では、書類作成のためExcel、Wordでキーボードをたたきつつ、書類とにらめっこし、家に帰ればインターネットをうろついて、いいネタがあったらブログを更新する・・・一日の時間の大半をPCの前で過ごすようになってしまったら、もう生活にケンもメリーもあったものじゃない・・・いや、メリもハリもあったものじゃない!

 ほら、そんなだから気の利いた洒落も浮かばずに、派手にすっころぶんですよ!

 そんなマンネリ生活に一石を投じるかもしれない、画期的な周辺機器がタカラから発売されました。

「射程距離に入った」「てーーーー!」──タカラがつくるとPC向けパーツはこうなる ITmedia

玩具メーカーが考えるPC周辺機器、それはUSB接続タイプの「秘密基地」。

 「射程距離に入った」「てーーーー!」──大人になったから、また、わくわくしたい。そのようなコンセプトのUSBパーツが2006年初旬に発売されるという。


 秘密基地と言うと、男ならだいたい、子供の頃に作ろうとして「挫折」しているか、作ったとしてもそのしょぼさ加減に「絶望」するか、満足するものができても「飽きる」事によって放棄してしまうかを体験していると思いますけど。ちなみに私は全部体験済み。田舎の子ですからね。

 そうなってしまう原因としては、「理想と現実のギャップ」が一番大きいと思いますが、フィクションの世界の秘密基地なんてのは、ナチュラル寄りだろうがサイバー寄りだろうが、小学生にとってはどちらも「オーバーテクノロジー」以外の何者でも無いわけで。そりゃ、計器類がいっぱいあったり、意味もなくレバーやボタンがたくさん付いている操作パネルにはあこがれますが、子供に「用意しろ」って言っても無理な代物ですからね。

 で、今回タカラが用意したのは「サイバーよりの秘密基地」・・・気分を味わえる周辺機器群。

 代表的なもの、と言うかもっとも馬鹿馬鹿しい(ほめ言葉)ものを紹介すると、

ファイヤーランチャー

ファイヤーランチャーは、前後に動かせるコントロールレバーに5つアプリケーション選択ボタンを装備し、戦闘機のスロットルレバーのような形状をしている。

 アプリケーションボタンを押し、レバーを倒すとアプリケーションが起動する。いわゆるランチャー、最近のキーボードに備わっているアプリボタンのようなものだ。しかしボタンを押すと起動準備が完了した旨の演出ムービーが再生され、レバー操作により「発進ーーー!」とった意味深なイメージ表示がなされたあとにアプリケーションが起動する。


これだけだと、うまく馬鹿さ加減が伝わらないかもしれません。で、写真付きで流れを説明している部分も引用。(左上)とかかかれている部分には、写真が相当します。是非元の記事を参照していただきたい。

レバーに備わるアプリ選択ボタンを押すとコマンダーらしき人が準備完了!と教えてくれる(左上)、レバーを倒すことで起動する!(右上)、コマンドプロンプトのようなウインドウがいくつか表示され……(左下)、……電卓が起動する(右下)。電卓1つ起動するのに、この気分の高揚感ったらない

 もう、本当に大馬鹿!(だからほめ言葉なんですってば)
 そんな無駄プロセスを費やして電卓を起動するなんて・・・ああもう!

 この写真を見ると、タカラがどこへ行こうとしているのか、片鱗が見えてくると思いますが・・・ここまで徹底して歌舞かれると、すがすがしいですね。と言うか、何か一つほしくなっちゃいますね。

 とはいえ・・・実際に使うとなると、「どれもいらない」というのが正直なところ。前述のランチャーにしても、「3回くらいで飽きる」様な気がするんですが。アプリを起動するたびにいちいちコマンダーの支持を仰いでいたんでは、そりゃネットオークションで買い時を逃しますわな。

 傍らに置いておいて、気が向いたときに使ってみてげらげら笑う・・・ここら辺が落としどころだと思うのですが・・・。
 ただ、グリッターパネルは使えるかな、と思います。ディスプレイ領域を占有せずに情報を表示できるのですから、意外に使える幅が広いのでは?と思うのですが。2インチ液晶パネルでガワをスタイリッシュにしてくれたら欲しいですねえ・・・白黒でいいですから。

 HORIのペリボーグ・・・はちょっと方向性が違いますけど、PC市場が円熟してきて、そろそろ方向転換の時期かもしれませんね。

FlashメモリがHDDの代わりに

2005-10-27 00:54:44 | Weblog
 iPod nanoの登場により、GBクラスのFlashストレージが急に身近になった”気が”しますが、とうとう、と言うかやっと、こんな製品が登場しました。

Adtron、NANDフラッシュの3.5インチSATAドライブ

メーカーの製品紹介ページ

 要するに、大容量のNAND型FlashメモリをシリアルATA接続のHDDの代わりに使おうという製品です。今まで、外付けのストレージという形では、それこそ腐るほど出てきていますが、HDDの真っ向からの代替としては多分初めての製品ではないでしょうか。
 容量は1GBから128GBまでで転送速度は80MB/秒と言いますから、感覚的には一昔前のHDDと言った感覚ですから、十分実用にはなるでしょう。ただ、お値段は8GBで1,900ドルと言いますから、約2万円。HDDからすればかなり高いのは否めません。

 メリットはと言いますと、まず振動に強いこと。そして可動部分がないため、高信頼性、長期寿命が見込めること。あとは、静音にも大変有効になりますね。

 一昔前まではせいぜいデータのセーブくらいにしか使えなかったFlashメモリ。HDDの代替として”実用的”な域まで進出してくることを、数年前までは予想だにしませんでした。
 HDDの容量増加が、従来のやり方では頭打ち気味になっている昨今、Flashメモリがより大容量の分野にも進出するのはもはや必然かもしれません。大量生産されれば当然値段も下がります。もしかしたら10年後、完全にとは言いませんが、HDDに取って代わってしまっているかもしれませんね。

ニート卒業生を救え!

2005-10-25 21:40:52 | Weblog
 ニート・・・もうすっかり定着してしまいましたが、いわゆる定職に就かずぶらぶらしているフリーターで無い人たちのことです。

 完全失業率が4%を切らない現状で、ニート対策はまさに急務と言えます。しかしながら、なかなかニートに対して明確な形で支援をすると言うことは難しいです。が、今回かなり強力な支援団体が組織されました。

 ニート卒業生を救え!42大学・短大が提携して就職支援 SANSPO.COM

学力不足の新入生に補習までして、手取り足取り子供並みの面倒見をするようになった大学が、今度は働かず、ヤル気もないニート卒業生らを救おうと、42大学・短大が22日までに自治体や産業界と連携して就職支援を行う「ネクストキャリアセンター」を発足した。

 ・・・うーん、なんだか記事ののっけから、皮肉っているのかけんかを売っているのか区別がつかないような言葉が並んでいますが・・・何とはなしに引用したんですけど、よくよく見てみれば無茶苦茶言ってますね、この記者。冒頭だけ読んでいると、「大学生はみんなボンクラです」とまで言いかねない勢いです。
 あー、えーと、少なくとも私はボンクラだったかもしれませんが。

 とにかく、組織を立ち上げたわけですよ。その対応策というのが、

利用対象者は35歳くらいまでの加盟大学卒業生で、センターに登録すると就職相談や研修、就職先のあっせんが原則無料で受けられる。正社員としての就職が目標。起業をめざすノウハウ指導も行う。実際の業務は学生向け職業紹介などのナジック・アイ・サポート(京都)に委託する。

 職業紹介のプロフェッショナルの指導が原則無料で受けられる。確かにある程度魅力的。すでに卒業して縁が切れていたかと思われていた元学生にも、現役”並み”に近い就職支援サービスを受けられる門戸が開いたとなれば、確かに有用でしょう。
 ・・・ただ、私が率直に思ったことは、

「自分ところじゃ手に負えないから、外注に丸投げしたんじゃないか?」

 そりゃあ、餅は餅屋と言いますけど・・・大学の本文は教育機関という大前提を大事にするならば。

 支援組織は立ち上がり、その指導体制も多分盤石。後は本人のヤル気次第、と言ったところでしょうか。これが一番難しいのでしょうけど。就職した未来に希望がもてなければ就業意欲なんてわきませんから、これからの日本がよい方向に向かっていくことを祈るばかり・・・ねえ、小泉首相?





 結局そうなっちゃうのかなあ。

バグは誰の責任なのか

2005-10-24 20:47:06 | Weblog
 未だかつて無く様々なところでセキュリティ、セキュリティと、ウイルス、ワームに世の中が振り回されていますが、その根幹は、それらの「悪意あるプログラム」が動いてしまうシステムの土壌にあるとも言えます。
 そして、その土壌を作ってしまったのはいったい誰の責任か・・・という興味深い記事がありました。

 「バグの責任は開発者ではなくベンダーに」--白熱する議論に著名セキュリティ専門家が参戦 ZDNet

 抜粋するにも長いので、私なりにまとめてみますと、

「ソフトウェア開発においては、記述したコードが安全であるという言質を開発者個人から得ていかねばならない」
と言う意見に対し、責任はコードを書いた開発者ではなく、そのソフトウェアを売って利益を得ている企業側にあるというのです。
 本来なら、企業側のかけるべきコストは、パッチの適用やマスコミのバッシングに伴うコスト増を「避ける」ため、あらかじめ隙のないシステムを構築する事に使われるべきだが、

企業は、「セキュリティを最初から組み込む」ことよりも、「ときたま見舞われるマスコミのバッシングの嵐」に耐えることに資金を使っているというのだ。

 要するに、機能が多いことをアピールし、シェアの確保のため広告活動等のマーケティングに力を注ぐばかりに、本来ならコストをかけるべき「セキュリティ」に目がいってなかったというのです。

 考えてみれば、某OSの新バージョンが出るときには、常にセンセーショナルな新機能に着目した広報戦略が組まれます。しかし、実際に出てみると、発売から5年以上たったOSのパッチが未だ発行され続けているという点は確かです。
 確かに、バグが残っている「実行犯」はコードを書いた開発者かもしれませんが、バグをつぶしきらないまま市場に放ったのは企業側であり、その不完全品を売って利益を得ているのもまた企業です。
 しかし、それを半ば承知で購入しているユーザーがいるのもまた事実ですから・・・企業にとって、「結果的にユーザーがそれを望んでいた」などと開き直りたいかもしれません。事実、それくらいの前倒し、前倒しで企業が新技術を公開していった事が、現在の「便利」と言われているかなりの部分を占めているのですから。企業がもっと勤勉で、セキュリティーに対して完璧を求めていたなら、未だにWindows3.1並のシステムがハイエンドで動いているのかもしれません。

 現在のPC市場において、ある程度以上の規模を持ったシステムで、「完璧な環境を提供する」というのは、あえて言えば不可能に近いと思います。
 ですが、対価が払われている以上、責任の所在をはっきりさせることは重要なことだろうと思いますので、私の主観から申しますと、やはり「企業がその責を負うべきである」と。

 非常に回りくどい言い方をしましたのは、「一番悪いのはウイルスやワーム作っている奴らだろう」という考え方が根底にあるからです。
 インターネットは性善説によって元々は成り立っていたんです。なんですよねえ・・・

 

3冠!ディープインパクト

2005-10-23 21:29:16 | Weblog
 まず断っておきますが、私はギャンブルは全くと言っていいほどやりません。パチンコ、パチスロ、競艇、競輪はもちろん、宝くじも買いません。
 しかし、その私が例外的にやっているギャンブルがあります。それが競馬のG1レースです。

 ギャンブルとはいえ、お祭り的な要素が大きいので、かける金額も「参加する」程度に抑えるのですが、それでも予想は真剣にやります・・・大方ははずれるんですけど。

 さて、今日はディープインパクトと言う馬が3冠を達成しました。しかも、今までに出場したレースに、すべて無敗という大記録です。各スポーツ新聞は明日の第1面で報じることでしょう。・・・もしかしたら日本シリーズに押されて2面か最終ページかもしれませんが。
 ディープインパクトの人気はすさまじく、馬券の払い戻しは1.0倍。つまり、たとえ勝ったとしてもかけた金額しか戻ってこないという、まさに異常な事態になりました。「伝説の再現に立ち会いたい」というファンの意気込みが伝わってくるようです。

 三冠とは、イギリスの伝統的なレースを模した、桜花賞、皐月賞、優駿牝馬、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞の5つのクラシックレースのうち、牡馬が出場できる皐月賞、東京優駿、菊花賞の3つのレースを制覇する事を言います。ちなみにこれらのレースに出られるのは3歳馬のみ。つまり、一生で一度きりしかチャンスがないのです。

 皐月賞が開催されたのは1939年から。ダービーは1932年、そして菊花賞は1937年からですから、三レースがそろって開始されるようになったのは1939年から。途中中止などもありましたが、通年通して開催されたのは全部で65回。それに対して現在までに三冠を達成した馬は、

セントライト(1941)
シンザン(1964)
ミスターシービー(1983)
シンボリルドルフ(1984)無敗で達成
ナリタブライアン(1994)
ディープインパクト(2005)無敗で達成


の6頭のみ。その中でも無敗で達成した馬はシンボリルドルフと、本日達成したディープインパクトの2頭だけ。単純な確率なら、三冠馬はまさに10年に一頭、無敗ともなるとそれこそ50年に一頭とでも言うところですから、そりゃもう大変なことです。

 菊花賞は「最も強い馬が勝つ」と言われており、名実ともにディープインパクトは3歳最強の名を手に入れました。次からは名だたる古馬に囲まれながらも、きっとすばらしい活躍を見せてくれることでしょう。

 それにしても、今回は馬券の予想は楽でした。なんて言っても1着が鉄板でしたからね。私は男らしく7-4の馬単一本2,000円の勝負でした。さてさて、結果の方は・・・


 ・・・!アドマイヤジャパンってなんだよう!

参考文献
Wikiペディア
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即席ラーメン「マルちゃん」、動詞になる

2005-10-22 19:51:22 | Weblog
 日本で即席ラーメンといえば、10人中9人くらいが「カップヌードル」と答えると思いますが、メキシコでは「マルちゃん」と答えが返ってくるようです。

 それだけではなく、今やマルちゃんは、メキシコの代表的なカップメンというだけでなく、伝統的な量を脅かす存在にまでなっているらしいです。

日本の即席ラーメン「マルちゃん」 メキシコで国家的人気 産経新聞

【ロサンゼルス=岡田敏一】日本の即席ラーメン「マルちゃん」がメキシコで国家的規模の人気食品になり、メキシコの伝統料理が危機にひんしている-。こんな記事を二十一日付の米ロサンゼルス・タイムズ紙が一面で紹介した。メキシコでは「マルちゃん」という単語が「簡単にできる」「すぐできる」という意味で使われるという。

 平均日給1400円だが、マルちゃんは一食分50円。早くて安くてうまい、というまるで牛丼のキャッチフレーズのようなもっともな理由によって、今、メキシコの食生活を席巻しているとのこと。そのおかげでメキシコの伝統料理が食卓に上らなくなる、糖尿病や肥満が増える・・・つか、どこぞの貧乏学生ですか?
 人間いくらうまくても、毎日食べていれば飽きるもの。ご飯とかパンは、毎日食っても飽きないですが、それは特別にうまくもまずくもないからでしょう。カップ麺だって毎日食べていれば絶対飽きるし、元の食事を食べたいとも思うようになるでしょう。そこまで心配する問題なのかなあ。

 私はそれよりも、

 同社は「先日もメキシコの新聞が、審議を早々と打ち切った議会を『議会がマルちゃんした』と記事にした。いまや動詞として使われるようだ」と話している。

 向こうの言葉をもろに浸食している事の方をもっと深刻に受け止めるべきだと思いますが、どうでしょう?

 いくら便利なものでも、程度を過ぎれば毒になる・・・日本で同じ状況にならなかったのは、カップ麺や即席麺が出てきたときに「食べ過ぎると体に悪い」という風評が広まったからだろうとは思いますけど(カップ麺も出た当初は高かったし)、メキシコではそういう「マイナスイメージ」がつかなかったのかもしれませんね。

FMラジオで地震予知

2005-10-22 02:31:34 | Weblog
 先日起きた、宮城県沖の震度5弱の地震といい、山古志村での震度7といい、最近地震というニュースを目にする頻度が増えたように思います。

 地震といえば、私が住んでいる東海地方では、そのものずばり「東海地震」もしくは「東南海地震」に対する危機感、というか焦燥感みたいなものは、すでに住民全体にまんべんなく行き渡り、緊張を通り越してある意味弛緩している様に思いますが・・・要するに地震に対する恐怖に対して、すっかり鈍感に成っているように思うこともしばしばです。
 起こる起こると、言われ続けて早20年以上・・・これでは緊張も長くは続きません。それでも、他の地区での地震の被害が報告されたときに頭によぎるのは「明日は我が身」という嫌なフレーズ・・・

 そんな折り、不可能といわれてきた短期的な地震予知の、画期的な方法が提案されたようです。

FM電波観測で予知可能? 地震学会、期待と疑問 北大助教授が発表

「電波をみれば、大地震はほぼ予知できる」。十九日に行われた地震予知の分科会で、森谷助教授はこう主張した。

 FM放送局が送信する電波は通常、二百キロ以上離れた場所や山などの障害物がある地域は受信できない。森谷助教授は「地震直前になると、地殻変動の影響で地震が発生する場所(震源域)の上空に電波を散乱させる層ができ、本来なら受信できない場所まで電波が届くようになる」と考え、二○○○年から「電波予知」の研究に取り組んでいる。


 詳しい原理となるとよくわかりませんが、文面からは自信が伝わってきます。しかし、今まで「短期予知は不可能」としてきた他の専門家からは、あまり好意的には受け入れられていないようです。

 しかし、学会の主流や政府が可能とする予知は、地震周期の研究などで数十年単位の発生確率を予測する程度。電波の観測による短期の予知には首をかしげる研究者も多い。

 東大地震研究所の平田直教授も「なぜ電波が遠くまで届くのかメカニズムを解明しなければ、一般の人が期待する防災に役立つ予知にはならない」と指摘している。


 ”電波を反射する層”といえば電離層でしょうけれど、文面からはそこまではわかりません。メカニズムが不明では、確かに私たちが期待する予知とは成らないでしょう。
 70程度の地震を予知してきたそうですが、予知の確率も併記していいないことには、「本当に役に立つのか」には疑問が残ります。仮に1000の兆候を見て、そのうち70が当たったでは、誤報だらけで何ともならないのですから。

 地震。本当にどうしようもなく甚大な被害を与えてくれる自然災害。その被害が食い止められるのですから・・・何とかものになってくれれば。震源と時期さえわかれば、かなりの被害が押さえられますから。
 東海地方にとって見たら、まさに夢のシステム。実用化に向けてがんばってほしいものです。