Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

梅雨明け?薄曇り

2006-07-31 18:32:32 | Weblog
 ようやく梅雨が明けたようです。本当に今年の梅雨は長かったですねえ。
 夏休みに入るくらいには、じりじりと照りつける太陽が、アスファルトの上にいつも陽炎と逃げ水を作っていたような気がしますけれど。

突然夏、前線消滅!異例の梅雨明け nikkansports.com

 やっと本格的な夏が来た。気象庁は30日、中国、近畿、東海、北陸、関東甲信の各地方が梅雨明けしたとみられる、と発表した。平年より8~11日遅かった。関東などでは当初8月になるとみられていたが、同庁によると、各地に大災害をもたらした日本周辺の梅雨前線が30日になって突如消滅。通常の梅雨明けパターンと異なり、同庁にとっても「想定外」の電撃発表となったようだ。残りは東北だけとなった。

 やはり今年は、明けるのがずいぶんと遅かったようですね。それに、予定ではもっと遅くなるはずが、なぜか突然前線が「消滅」するという変則的なパターン。こちらとしては週末天気が良かったのでいいんですけれど。
 長雨はやはり気分が滅入るもの。私の場合は、ここ3週間ほど外回りが多かっただけに、雨の中てくてく歩くのは本当にしんどかった。

 しかし、”しんどかった”ですまなかった人たちが大勢いるのが今回の梅雨です。

 私の住んでいる近くでも、小規模ですが崖崩れが発生するなど、梅雨による災害が起きてしまいました。しかしながら、九州や中国、長野での被害とは比べものにはならないくらいちいさなものです。
 ニュースで何度も流されていた、川の氾濫で家が流されてしまう映像は純粋に衝撃を受けました。そして、水浸しになった避難所を懸命に掃除する姿には、人間の思惑なんて自然災害の前には何ともならないと言うことを改めて思い知らされました。商品が根こそぎダメになった商店、腰まで水につかって救助活動をする自衛隊を見て、地元がこうなったら私も一週間は家に帰れないだろうな、と嘆息しました。
 被災地の一日でも早い復興をお祈りします。一昨年は地元でも洪水被害が出ているだけに、人ごとではないですからね。

 そんな梅雨も明け、これから8月は夏真っ盛りかなあと思っていた矢先、なんだか薄曇りの7月31日月曜日。これじゃあ気分までどんよりとしてしまいますよ!・・・ああ、月曜日は天気なんかに関係なく、いつものことですかね。

コピーワンスにもの申す政府

2006-07-30 19:07:43 | Technology
 2011年、つまりあと5年後には、地上波アナログ放送は終焉を迎えます。
 しかしながら、地デジチューナー及び搭載テレビの値段は相変わらず高く、末端ではまだまだ普及しているとは言えない状況です。
 そもそも、まだ地デジが見えない地域もありますからね。

 地上デジタル放送の普及を阻害する要因の一つとして、先の価格の高さだけでなく、録画したものの取り扱いづらさがあります。
 コピーワンスと言って、録画した地デジの番組は、必ず一カ所にしか存在してはならないというルールがあります。ですから、まずHDDに録画し、それを残しておこうとDVDに焼く場合に、元のHDDのデータは消されてしまうのです。データをHDDからDVDに移す形になるのでムーブと呼んでいます。アナログ放送の様に、DVDへのコピーに制限がない場合と比べると、取り回しは雲泥の差。いくら画質がキレイでも、これでは移行に足踏みをしてしまうのも無理はないところです。

 しかしながら、コピーワンス問題が地デジ移行のボトルネックになることをよしとしないところがあります。国策として地デジを進めている政府です。

デジタル放送「録画1回限り」緩和へ・政府方針  NIKKEI NET

 政府は放送業界と家電メーカーに対し、現在は1回しかできないデジタル放送の録画制限の緩和を求める方針だ。見直しの具体的内容を年内に公表するように促す。2011年にテレビ放送をアナログからデジタルへ円滑に移行するために視聴者の利便性を向上させる狙いだが、放送業界からの反発もあり、実現までには曲折も予想される。

 録画制限が緩和されると、個人利用の範囲で番組をDVDなどに何度もコピーできるほか、繰り返しの編集も可能。政府はアナログ放送並みの利便性を確保することで、デジタルへの移行に弾みをつける。


 これまでも、暗号化を施すことで見ることができるプレイヤーを制限することで、DVDへのコピーを無制限にすると言う案を、機器メーカー側が出してきましたが、記事の内容を信じるならば、政府は「アナログ並」の利便性を想定しているようです。

 多分機器メーカー側は問題ないでしょうけれど、記事中にもありますが、マスコミ各社からの反発は必至。なんと言っても、機器メーカーの妥協案にも耳を一切貸さなかったくらい、自分たちのコンテンツを「大事」にしている人たちですからね。
 と言うわけで、流石にそこまでは難しいでしょうが、少なくともコピーの問題が緩和されるなら、地デジの普及に一躍買うことは間違いないでしょう。
 その日が来るのはいつになるのか分かりませんが、今よりも状況が改善されるまで、レコーダーを買うのはお預けとしておきましょうかね・・・

Pentiumが消える日

2006-07-29 23:30:49 | Technology
 1993年に登場した初代Pentiumは、それまでの数字を使ったモデルナンバーからの脱却と、革新的な機能でもって、PCを次のステージへと導きました。
 そして、現在のラインナップに残っているPentium4とPentiumMを最後に、Pentiumの冠は、その役目を終えようとしています。

Pentium以来の変革をもたらす!――インテル、Core 2 Duoプロセッサーの発表会を開催 ASCII24

2003年以降はPentium 4/D系の“NetBurstマイクロアーキテクチャー”と、Pentium M/Core Duo系の“モバイルマイクロアーキテクチャー”に分かれていたものが、Coreアーキテクチャーに全面的に移行することで統合されるとした。

 ”クロック至上主義”のNetBurstテクノロジ。この仕様により、CPUの消費電力はメキメキあがっていきましたが、ようやくその負の遺産からも決別できるようです。消費電力は、AMDに対し、デスクトップ分野で大きく水をあけられていた部分だけに、統合によって互角以上に戦える、と言うよりも、AMDにメリットを与えないことができるようになった言うことになります。

 英語圏の人にとって、”Core”という名前はずいぶんとセンセーショナルな名前だそうです。もちろん良い意味であるようですが、それだけCoreに対する意気込みが強いと言うことなんでしょうね。
 高性能、低消費電力がウリであるCoreがデスクトップに降りてくることによって、これまでよりもっと静かで、小さな筐体に収まったPCができるかもしれません。そして、それらは、PCが”家電”として一般家庭に入っていく上で、実はもっとも重要な事なんじゃないかとも思うのです。

 AMDとATIのニュースと言い、PC周りの情勢がめぐるましく変わっている現在の状況で、その最大のきっかけであると思われるVistaの登場までカウントダウンが始まっています。
 来年の今頃は、一体どんな情勢がPCに訪れているんでしょうね。

PSP苦戦、とSonyも認めた

2006-07-28 23:17:02 | Weblog
PSP失速 「DSに苦戦している」とソニー ITmedia

ソニーは、2006年4~6月期のPSPの世界出荷台数が202万台となり、前年同期の出荷実績を7万台下回ったと明らかにした。「DSに苦戦している」――同社の大根田CFOは認める。

 うん、知ってますよ。そろそろ久夛良木さんを何とかしたほうが良いんじゃないですか?
 今までも、携帯ゲーム機というと、古くはゲームギア、アタリのリンクス、ワンダースワン、ZodiacにGizmond、ノキアのN-Gageとことごとく任天堂にやられている分野です。最近の傾向としては、ゲーム以外に多機能に使えるやつは、価格が高くなる分分が悪いようですね。・・・いや、傾向とは言ってもZodiac、Gizmond、N-Gageの話だから、元々”参入する資格すらなかった”のかもしれませんが。

 不調とはいえ、ワンダースワンより売れているわけで、まだ失敗では無いわけですけれど、日本においてこれ以上シェアが増えるかと言うと、まだまだ不透明・・・つか、記事にもありますが、DSが強すぎですよね。

 ところで、この傾向はPSPだけでなく、下手するとPS3も同じような傾向になるかもしれません。
 最近やけにXBOX360でのソフトリリースが多いようですが、アメリカでの好調を受けて、日本でのテコ入れを狙っているかのようです。・・・と言うよりも、ソフトハウスがPS3の危機を察知し、「沈没船から逃げるネズミのよーに」同コンセプトのマシンであるXBOXに逃げているんではないかと。Wiiはコンセプトが全然違いますから、競合になりませんしね。

 あくまで勝手な予想ですけれど、今後、ソニーが不調なゲーム部門を縮小する可能性は企業判断として十分考えられます。PS3がこけてもCellは生きていますので、サーバーでがんばればいいわけですからね。
 そうなると、PS3のスタートダッシュがこけてしまったら、そのままポシャッと・・・いや、あくまで勝手な予想ですけれどね。

 あーカルドセプトが出ることですし、XBOX360買ってしまおうかなあ。
 

イスラエルは国連を攻撃した

2006-07-27 19:43:33 | Weblog
 今や、イスラエルは、北朝鮮を越える無法国家と化した、と言っても良いかと思います。なんと言っても、明確に国連に対して「軍事活動を行った」訳ですから。

 イスラエル、国連10施設を146回攻撃 asahi.com

国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)関連の国連施設が空爆を受け、停戦監視要員4人が死亡した事件にからんで、この施設を含めて攻撃開始の12日以降合計10カ所のUNIFIL関連の施設が146回にわたってイスラエル軍の攻撃を受けていたと、国連PKO(平和維持活動)局幹部が26日明らかにした。国連施設が標的にされたと見た同局幹部やマロックブラウン国連副事務総長は、イスラエル側に繰り返し攻撃中止を訴えていたという。
レバノン南部の主要都市ティールで26日、イスラエル軍のミサイル攻撃の直後、破壊された建物のがれきの中で火災の煙から身を守る男性=AP


 現在までに出ている犠牲者は4名。146回も攻撃したにしては、やけに被害が少ないと思いませんか。
 イスラエル側の意図するところは、国連の介入に対する威嚇ではないでしょうか。あくまで威嚇ですから、攻撃は最小限で良いはずですし、あまり大きな被害を出してしまうと、国連内で強硬論も出てくることでしょう。
 そのため、小さな攻撃を回数に分けて慎重に、と言うのがスローガンだったのでは、と考えますが・・・

 例え4人でも、被害者は出てしまいました。これは大きな落ち度であるし、国際社会からの批難を受けるに十分な理由です。

 しかし、未だイスラエルに反省の色無し。

 それには、

イスラエル非難の議長声明持ち越し 安保理、米国が難色 asahi.com

という、アメリカの態度のあります。
 元々アメリカの支援によって軍事国家化したイスラエル。今度は、拒否権を持つ理事国であるアメリカが強く出られないことを良いことに、やりたい放題。

 北朝鮮問題では、中国もロシアも折れました。ならば今度はアメリカが折れなければならない。このような「一方的な暴力」こそ、正されなくてはならない。

 直接攻撃を受けたことで、国連のあり方すら問われようとしている今回のイスラエル情勢ですが、それは、議長声明によって大筋が決まってしまうことでしょう。悪い方向に向かわないと良いのですが。

暑いんです。

2006-07-26 22:29:07 | Weblog
 昼下がりの照りつける太陽の下、本日は2時間ほど外回りをしてきました。
 住宅地を回るのに、むしろ車は邪魔になります。一番楽なのは自転車だと思いますが、いかんせんそんな装備はうちの職場にはありません。そんなわけで、車を止めても迷惑にならない地域の公民館を拠点に、てくてく歩いて何件か回ることにしました。

 えと、本日は日記です。如何に日中暑かったのかという記録の為に書いておきます。

 スケールが1/500とか1/1000の住宅地図上での話ですから、地図上では遠そうでも、実際に歩いてみるとたいした距離ではないと言うのは、これまでにも何回か経験していること。
 今回もそうではあったのですが・・・ぎらぎらと照りつける太陽。田舎特有の、むっと来る草いきれ。遮蔽物が全くない、堤防沿いのたんぼ道を歩きつつ、要件をすませる事数件。一件で思いの外手こずってしまい、ほんの15分のつもりが、結局1時間、外をさまよっていました。
 クーラーに慣れた体に暑さで「密度」を持った空気は、じわりじわりと私の体にまとわりつき、汗と一緒に体力を奪っていきました。「熱中症」という言葉が私の頭をかすめた当たりで、一度車に戻ることに。

 拠点に戻る途中、自転車に乗った小学生の一団が、私の前を通り過ぎ、みな一様に私に挨拶をしていきました。私も挨拶を返しながら、「ああ、夏休みか・・・」などと、ほてった頭で考えながら、サウナになった車に乗り込み、絶句。
 顔中が水滴で覆われていました。
 とんでもない量の汗をかいていたようです。水筒を持ってこなかったことを後悔しました。

 結局、半日まるまる外で過ごすことになりました。普段涼しいところにいると本当にダメです。
 熱中症という言葉が出てきましたが、これは、炎天下の中で運動するなどして、体から水分と塩分などの電解質が失われる事によって起きる症状です。熱中症でググれば星の数ほどページが出てきますが、手っ取り早く解説。
 体重の2%程度の水分量を失うと発症。1リットルで要注意という訳ですね。予防法はシンプルで、塩分と水分を運動前、運動中に取ること。
 ちなみに、塩分を含まない飲料、例えばお茶とかミネラルウオーターだけでは熱中症は防げません。重度だと最悪死にますので、外での仕事が多い方は十分注意しましょうね。
  
 さて、帰るときに自分の車の温度計を見てみると、外気温36度とか書いてあったのは一体何の冗談なんでしょうか?夕方でこれならば、私は一体どんな気温の中、歩いていたんでしょうね。

AMD、ATIを買収へ

2006-07-25 20:21:01 | PC
 はっきり言って、MacでWindowsが動いた時以上の衝撃的な発表だと思います。

 記事は各報道機関からかなりの数が出ていますが、一番わかりやすそうなこの記事から。

 AMD、ATI買収記者会見を開催
~GPU統合CPUはシングルダイで実現


 米AMDは24日(現地時間)、加ATI Technologies買収に関する記者会見を開催した。参加したのはAMD会長兼CEO(最高経営責任者)のヘクター・ルイズ氏、社長兼COO(最高執行責任者)のダーク・マイヤー氏、ATI社長兼CEOのデイブ・オートン氏など。

 会見の大半は質疑応答に費やされ、この中で、今回の買収の目的がIntelによる独占を打破することにあることや、リリース中で述べられた「GPU統合CPU」についてシングルチップ構成を検討していることなどが明らかにされた。


 この合併により、AMDは自社CPUのチップセットをIntel同様提供できることになります。Intel独占の打破は、多分この当たりの事を指しているのでしょう。

 また、AMDもATIも、当面のところこれまで通りの営業を続ける様なので、AMDでnVidiaのグラフィックボードを使うことも、Intel CPUにATIのチップセットを使うことも、しばらくの間は問題なく選択できるようです。

 さて、今回の報道の中で、私が一番興味を引かれたのは、「CPUとGPUの統合」という下り。

【Q】 リリースの中で述べられていたCPUとGPUの統合というのは、ダイレベルでの統合を意味するのか。
【A】 そうだ。我々は1つのダイでCPUとGPUを統合することを計画している。すべての市場でこういったものが今すぐに求められているわけではないが、ニーズはある。アプリケーションによってはCPUによって加速できるものと、GPUによって加速できるものとがあり、統合といってもただ1つにするのではなく、アプリケーションごとに最適化されたソリューションを提供していきたいと考えている。


 ダイ、つまり一つのチップの中にCPUとGPUを統合させてしまうと言うことは、チップセットの規模が縮小されると言うこと。ならば、VAIO Uより小さいPCを作る事ができる、もしくは、VAIO UクラスのPCが他のメーカーからも出てくる可能性があるというわけです。

 今、PCは完全に道具と化し、一般社会にとけ込みました。そして、用途は完全に二極化しています。具体的に言うと、ゲームか、それ以外か。
 Windows Vistaによって多少は変わるかもしれませんが、ゲーム以外の用途に使う一般な道具としてPCを見る場合、グラフィックボードはローエンドでも十分過ぎる代物です。

 じゃあ、多少性能は悪くても、ダイにCPUとGPUが統合された、コンパクトなシステムが生き残る市場は十分に残っているはずですし、事実、そういう需要が大きいことは、世のモバイルPC市場を見れば分かること。
 今回の買収で、そのような夢が見られないものかと、私は期待しているわけです。

 とにかく、この買収劇がエレクトロニクス市場にもたらす影響は非常に大きなものとなることでしょう。願わくは、それが私たちにとって良い物でありますように。

エコノミークラス症候群に効く果物

2006-07-24 19:04:31 | Life
 海外出張の多いビジネスマンに取って、確実に畏怖の対象となっているであろう症例があります。

 エコノミークラス症候群。この言葉を、多分一度は聞いたことがあることでしょう。
 4年前のワールドカップの時に、高原が煩った事で認知が広がりましたが、それ以前からも度々話題に上ってきた言葉です。

 飛行機などの長期間座りっぱなしでの移動時に、ほとんど足を動かさないことで、末端部に血栓が作られることがあります。それが肺に到達すると、場合によっては死に至るというかなり洒落にならないものです。”エコノミークラス”とは、そのものずばり飛行機のエコノミークラスの事で、足を動かせるスペースのない狭い座席で多発する事から名付けられました。

 狭いとは言え、足を動かすことはできないはずはありませんので、定期的に足を動かし血流をうながすことで、エコノミークラス症候群は予防できます。
 しかしながら、長時間のフライトになると、それだけでは心配な人もいるでしょう。加えて、少しでも可能性を減らせるならそれに越したことはありません

 そんな訳で、ある果物を使ったエコノミークラス症候群予防薬が、近々機内食のメニューに加わるかもしれません。

エコノミークラス症候群、カボスに予防効果!? Yomiuri Online

 飛行機の乗客らに発症するエコノミークラス症候群などの血栓症の予防に、カボスが大きな効果を発揮する可能性が高いことが、大分大教育福祉科学部の望月聡教授(食物栄養学)らの研究でわかった。

 今後、地元の製薬会社などと予防飲料の開発に取り組み、2年以内の商品化を目指す。


 なんでも、血液の凝固を抑制する物質が、かぼすの中に含まれているとか。直接血液と反応させた実験での結果ですので、経口摂取での効果については、今後の課題となっているようです。

 大航海時代に壊血病を予防するために使われたライムといい、旅には柑橘類なんでしょうかね。
 とは言え、これでエコノミークラス症候群が減るならば、航空会社に取っても、旅行者にとっても、大変うれしいことには間違いありません。是非とも色よい結果を期待したい物です。


 ちなみに、「俺、飛行機乗らないから」っていう人も人ごとではないんですよ。足を動かさないで、じっと座っている事が原因なのですから、長時間机に向かうデスクワーカーにも直接的に影響しているのです。
 ・・・デスクワーク症候群を予防しよう!とか言うフレーズで、コンビニに並んだら結構売れそうな気がしますね。

コピーロボット? ジェミノイド

2006-07-23 23:10:51 | Weblog
 私と同じくらいの世代の人だと、アニメになった某コミックの影響で知っている人が多いかと思いますが、「ジェミニ」というと”双子”のことを言います。それに「ノイド」という”~のような”という言葉を合わせた「ジェミノイド」というロボットがお披露目されました。

研究者自身のコピーロボット「ジェミノイド」公開 impress

 7月20日、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)知能ロボティクス研究所は、人間の持つ「存在感」の本質を理解して工学的に応用することを目的として、遠隔操作機能を有する実在人間型ロボットのプロトタイプ「ジェミノイド(Geminoid)」を開発したと発表した。

 内容は、大まかに言えば、本人そっくりのロボットを作り、その人がもつ「存在感」が何にあるかを調査することです。
 例えば、それは細かな指の動きかもしれないし、言葉と連動する唇かもしれない、はたまた細かな表情や、それ以上に”そこにいる(ある)”という事実そのものなのかもしれない。それを見つけ出し、その情報を持ったロボットを「遠隔操作」することによって、「存在感」までをまとった、正に自分自身を遠隔地に具現化することを目的としているようです。

 表現が難しいですかね。正直私も、元記事を読んでいるときに、「いったい何のための研究なのか」分かりかねる部分がありました。

 実在の人間とロボット技術とを融合することで、人間の動作やしぐさ、外観をコピー。実際の人間の「存在感」を写し取って、モデルとなった人間が別の場所に同時に存在する、いわゆるテレイグジスタンスを実現する、あるいはそのためには何が必要かを探るテストベット・ロボットとして開発された。

などと言われてもよく分からないですものね。
 具体的には、本人が出向かなくても、遠隔地のコピーロボットに「存在感を持った自分」を演じさせることができるという技術の研究の様です。ですから、必ず遠隔操作が必要ですので、「自分が二人になって効率も二倍」というわけにはいかないようです。

 ・・・くだらねー・・・。
 テレビ電話会議システムのウン十倍の予算かけてやることではないでしょう。結局遠隔操作をしなくてはならず、できることも対峙しての会話だけならば、別に従来のテレビ電話会議でも十分だと思うんですけれど。
 それに・・・その人とコミュニケーションを取るとき、電話と実際にあって話をするときって当然感じ方が違いますけれど、それは顔が見えないからでしょう?もちろん、他の仕草とかもある程度情報として有効かと思いますけれど、もっとも重要なのは表情なはず。そして、全身像が欲しければ、等身大の像をプロジェクターで映し出せばいい。その方がもっと安価で便利、移っているのは本人そのものなので、表現もそのままだと思うんですけどね。

 結局、「存在感」が何かを見つけるためのシステムでそれ以上の発展はないでしょうね。最大公約数的なものが何か見つかるならば、ロボットなどにも応用できるかもしれませんが・・・いかんせんこの場合は、「被験者」自身を写し取ることを目的としているわけですからね。
 うーん、何というか。研究者自身の自己満足で終わっている様な気がしますけれど。企業研究以外の研究って、程度の差こそあれ、みんなそういうものかもしれませんが。

Microsoft、iPodに対抗機種

2006-07-22 23:29:10 | Weblog
 Microsoftにとって、iPodは今や目の上のたんこぶとなっているようです。
 と言うのも、Microsoftの事業にとって、今後の大きな柱となる「ホームサーバー」に取って「iPod」といいますか、「iTunes」が邪魔であることは容易に想像できることです。
 しかしながら、iPodというスタイリッシュで必要十分、かつラインナップも液晶レスフラッシュメモリモデルから動画再生対応HDD搭載モデルまで充実しており、周辺機器も盤石という冗談みたいな布陣の上に普及している携帯プレイヤーがあり、

「使っている携帯プレイヤーがPCの音楽プレイヤーを決める」

という現状において、やはりiTunesを攻略するのは並大抵の事ではないようです。
 WindowsMediaPlayerとサードパーティー製プレイヤーで攻勢をかけ、Sonyにすら勝てないという現実を思い知ったMicrosoftは、ついに最後のカードを切ってきたようです。

マイクロソフトのiPod対抗ブランドが明らかに--その名は「Zune」 CNet Japan

 Microsoftによれば、同社ではZuneブランドの下、音楽ソフトウェアおよびプレイヤーを提供していく予定であるという。MicrosoftがiPod対抗デバイスを準備しているという噂は何週間も前から流れており、同社は今回その噂を認めた格好だ。だが、同社はまだ詳細については情報を伏せている。

 Microsoftは、この新しいプロジェクト「Zune」について、Origamiの時のように情報を伏せ、抽象的な宣伝ページ(ハゲ親父が小人とウサギをなでるムービーがアップされている)を作成しています。
 Origamiのときにさんざん批判はされましたが、注目度は抜群であった手法を引き続きとることで、注目を集めようとしている様ですが・・・
 Origamiの時と決定的に違うのは、「それが何であるか」がすでに分かっていること。分かっているものに対して、謎めいたPRを行っても意味無いような気はしますけれどね。

 さて、Microsoftが新たなブランドを立ち上げるに当たって、我々消費者は、単純に選択肢が増えることを喜ぶべきです。Microsoftは王者ではなく挑戦者ですので、きっと魅力的なアピールポイントを用意するでしょう。
 そのアピールポイントが真に魅力的だった場合、王者と他の挑戦者も動かざるを得なくなるでしょう。かつてのYahoo!BBがそうであったように。

 一iPodユーザーとして、と言うよりも、一携帯プレイヤーユーザーとして、Zuneが業界にどんな影響を及ぼすのか非常に楽しみです。