そこで、大人が使っている道具のようなおもちゃの需要があります。携帯電話のような物、PCのような物、キッチンのような物・・・様々なおもちゃがありますけれど、こと電子機器に関しては、低スペックなものならばかなり安く手に入ることもあり、「機能的に同じ物」なんてものも登場しています。
以前、子供用のMP3プレイヤーの紹介をしましたが、アレはガワが変わっただけで普通のMP3プレイヤーでした。で、今回ご紹介するアイテムも、概ねそんな感じです。
本当に撮れる!しゃべる!アンパンマン はじめてデジカメ 株式会社アガツマ
●本当に撮影できるアンパンマンのデジタルカメラです。
●のぞき窓、液晶画面をみながら簡単に撮影できます。おしゃべりも20種類あり楽しく撮影できます。撮影したデータは付属のUSBケーブルにつないでパソコンに保存可能です。
※本体に99枚保存可能
●30万画素、オートホワイトバランス、オート露出補正、カラー液晶、ISO感度200、セルフタイマー機能、スライドショー機能付き
デジカメにアンパンマンのガワと、声が出る機能をつけたシロモノで、でっかい覗き窓・・・ビューファインダーが特徴です。ただの枠ですけど。
以前、子どもがDSiで写真をとっているところを何度も見ていますので、やはりカメラというのは楽しいのでしょうね。それにしても、この製品の「幼児に本物のデジカメを与える」というコンセプトはやはり新しいかもしれません。
ただ、こういう子供用製品の常として、「スペックがやたらと低い」ということが挙げられます。前述のMP3プレイヤーなら保存容量がやたら少なかったり、再生ビットレートが低かったりという具合です。このデジカメも例にもれず、30万画素、64MBフラッシュという、まさにデジカメ黎明期のスペック・・・。
近頃は1万円程度、つまりこの製品と同価格帯の製品でも1000万画素クラス。30万画素の製品は、もはやクレーンゲームの景品くらいでしかお目にかかれませんけれど、あくまで「アンパンマンがメイン」ということなんでしょうか?
子供用(小学生以上)なら「同価格帯の本物を買い与えたほうがいい」と思いますけれど、幼児用ならアリかな?それでも、せめて200万とか500万画素のカメラを搭載して欲しかったような気はします。
今度はどんな製品が「子供用」になるんでしょうか?ビデオカメラ?ネットブック?・・・あるいはスマホかな?