Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

花火

2006-08-13 21:10:08 | Weblog
 夏ですね。最近はいつも35度くらいは平気で越えてくれるので、こんなんではお外へ出る気が失せるというもの。
 夜は夜で、風がほとんど吹かないのでこれまた蒸し暑く、寝苦しい日が続いています。

 そんな中、それでも外に出る理由と言えば、夏の風物詩、花火でしょうね。

 この時期は至る所の川縁で、花火大会が催されています。かくいう今でも、背中で打ち上げ花火の音を聞いているところです。実は、私の家からは、市の花火大会の打ち上げ花火がしっかり見えるのですよ。

 次々とうちあがっては、一瞬、大輪の花を咲かせる花火。何とも美しいですが、やはりバリエーションは限られていますので、毎年見ていると飽きるというもの。・・・と言っても、やはり後ろでドンドンやられていると、どうしても見てしまいますね。

 スターマイン、キレイでした。初めて見た、あじさいのように細かい花がバラバラと固まって咲く花火もキレイでした。
 なんだかんだ言っても、やっぱり花火が好きなんだなあと、何とはなく思った次第です。
 今日の花火大会で、うちから見える今年の花火大会は終わってしまいました。これで夏の暑さも一段落といきたいところですが、まだまだダメっぽいですね。
 

ビッグマックで分かる賃金格差

2006-08-13 00:52:06 | Thinkings
 マクドナルドに行ったとき、私が注文するものと言えば、普通のハンバーガー、チキンタツタ、期間限定メニューの3種類くらいに限定されます。そもそもそんなにファーストフードを食べることもありませんので、たまに寄りついたときに冒険しようとする気力もなく、せいぜい100マックかチーズバーガーに逃げるくらいです。

 それでも、海外や旅先で見かけると「最悪ここがある」とホっとするマクドナルド。そのメニューの中に、私から「最も」と言って良いほど縁遠いメニューである「ビッグマック」があります。これを使って、各国の労働時間単価の格差を出した調査結果が発表されました。

労働10分でビッグマック1個、東京が世界最短 CNN

ジュネーブ──マクドナルドの主力製品「ビッグマック」を1個購入するために必要な労働時間は、東京の10分が世界最短だと、スイスの金融大手UBSが9日、調査結果を発表した。

 なんでも、ビッグマックは各国間で価格差が少なく、単純にビッグマック一個が変える値段を比較すれば、その国の労働単価の差が分かる、と言うことらしいです。
 価格差が少ないと言うことは、現在の日本の価格を、そのまま為替レートに従ってドルやユーロに直しても、ほぼ増減無しという事。
 マクドナルドのホームページに寄れば、現在ビッグマック単品のお値段は280円。ならば、これをそのままドルに直すと、それがアメリカの販売価格になると言うこと。為替レートからすると、1ドル116円くらいですので、2ドル41セント・・・多分2ドル40セントくらいになるはず・・・それを確かめようとアメリカのホームページに行ったですけれど、値段が載ってない。ちなみにオーストラリアもダメでした。店舗ごとで決められたりするのでしょうか?

 ところで、その世界一高い東京の時給ってどんなものなんでしょうね。記事を元に試算してみましょう。

東京 280円 ÷ 10/60 = 1,680円

 バイトの金額じゃあないですね。やはり、正社員も含めた平均だとこんなものなんでしょうか。
 ちなみに、他の国では以下の通り。

ロサンゼルス   280円 ÷ 11/60 = 1,527円
シカゴ・マイアミ 280円 ÷ 12/60 = 1,400円
ニューヨーク   280円 ÷ 13/60 = 1,292円
ボコタ      280円 ÷ 97/60 =  173円
ナイロビ     280円 ÷ 90/60 =  187円

 時給だと結構生々しいですね。つか、こんな国でマクドナルド商売になるのでしょうか。

 今回の調査はあくまで東京。ここに地方都市が入っていたら、実際ニューヨークとか当たりまで下がるような気がしますけど、せいぜいそれくらいでしょう。ボコタやナイロビと比べると雲泥の差があります。やっぱり日本人は高給取りなんだな、と思った次第です。道理で海外進出が増えるわけですよね。

 それにしても、「海外でも値段がほとんど一緒」というビッグマックは、何度聞いても驚きですね。やはり、「同じ価格で同じものを」という信念というか、経営理念のなせる技なんでしょうね。
 次はどんな調査で指標となるのか、楽しみです。