CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】Chatter「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法

2023-09-11 21:02:54 | 読書感想文とか読み物レビウー
Chatter「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法  
著:イーサン・クロス  

言われてみると、確かにそういうことあるな
そんなことを研究している人の研究成果の本でありました
Chatterと名付けた、頭の中で聞こえる声についての研究で、
誰にでも確かに存在する、どうしようを増幅させたりする
不思議な声、あれって自分の声かといわれると違う気もするが、
何かしら、思考を文字ではなくおそらく声的なもので響かせていると
これが、ろうあ者にも存在するというのが、さらっとしか書かれてないのが残念だったが
人間誰にでもある、「心の声」と呼ぶものでありまして、
これが内省を促すといういい面もあるけども、
暴走して、コントロールを失うと、とんでもないことになると
これまた、あるなぁという話で、大変興味深かったのでありました

正体は、結局のところ自分でしかないという話なんだが、
進化の過程で必要だからあるのか、先の通り内省という重要な役割に必要だからか、
誰にでも備わっているそれなんだけども、それが不安をかきたて、煽るようになると
正常にできていたことが、とたんにできなくなる、
脳の構造上、この言葉なり、なんなりを紡ぐためにシナプスを凄い占有するので、
他のことが考えられなくなるという、集中の真逆にあるそれの正体であるというのが
ああ、なるほどと思いつつも、どうしようもない機能なんだなと思い知ったわけでありました

結局なくなることもないので、どう付き合うかという問題だという話ではあるんだが、
脳卒中になった人が、このChatterから解放されたという症例もあったりするそうで、
それがとても平穏をもたらしていたりもするんだが、
内省がないということで、失敗頻度が上がるとか、よくない影響も多々あったりするそうで、
でも、心の平穏とどっちがというと、なかなか難しい問題だと思わされる部分もあって興味深かったのである

コントロールのコツの一つとして、何かそういう声が聞こえてきだしたときに、
自分を客観視する、一歩引いてみるということを意識すると、
その言葉の波から逃れられるという実体験を含めた話が載っていたんだが、
これは、人によるんじゃないかしらとも思ったりするところ、
私見による偏見によれば、西欧人的にはそれで解決しそうだが、
東洋人はそういうのうまくならないんじゃないかしらとか思ったりしたんだが
このあたり、人種差があるのかも興味深いと思うのでありました
これもあながち偏見だけではなくて、この本の中で、環境要因や宗教習俗と密接に関係する
Chatterの存在が示されているので、東洋的な思想下だと
また別なんじゃないかとも思ったりしたのでありました

さておき、制御する方法として、さらにはいわゆるルーチンと呼ばれる、
スポーツ選手がよくやる、決まった所作の話なんかも
どれほど効果的かが書かれていて、これがマスコミで妙にもてはやされて
なんか違う感じで広まったようにも思うんだけど、
実際にメンタルを整える手法として大変理に適っているのは、なるほどと思うところが多いので
なんらか、パフォーマンスの直前にやっておいて損はなかったりするのかもと
思ったりしたのでありました、儀式はバカにできない人類の英知の一つなんだろうと
思うばかりである

【読書】野菜は最強のインベストメントである

2023-09-09 21:05:49 | 読書感想文とか読み物レビウー
野菜は最強のインベストメントである  著:岩崎真宏  

結構強引な論調の本だなと感じつつも、
野菜を食べるということは体によいのはわかったと思える一冊でありました

野菜を食べるということが、体という資本を育てる投資であるという話にしつつ、
いわゆる投資と同じ単語を使って、野菜を摂取することを投資的に解説するという感じだが、
野菜摂取を積み立てるとか、銘柄のように野菜を選ぶとか、
言いたいだけではないかと思わなくもない話が多いのが気になったけども、
おおむね野菜がいかに体によいか、それを摂取することでどれほど体調がよくなるかを
こんこんと語っていて、なんだかんだ、食べてみようかしらと
そんな気分にさせられるのでありました

6週間、42日というのがひとつの指標になるのだそうで
それだけの間食べ続けると、劇的に効果が表れると
まぁそういう感じでありまして、
とはいえ、ただ野菜を食べればいいだけではなく、新鮮な、国産の、よい野菜を食べろと
そのあたりがちゃんと投資であるから、お金かけなさいという話なわけで、
よくよく考えてみると、スーパーよりも地元に道の駅とかある身分としては、
ああいうところの野菜を買ってきて消費するのが一番ではないかと
改めて思い知ったのである
自分ごとながら、知り合いの農家からもらうカブが美味すぎてびびるくらいだと
常々思っていたので、これは、もう一歩進んで、ちゃんと自分で育てるべきかなと
花屋の身分ながら思うのでありました

自分の食生活を考えた時に、カット野菜を買うことが多いので
このあたりは、やはり見直すべきかとも思うが、
一人でそんなに消費できないから、なかなか難しいもんだよなと
改めて思い知るのでありましたとさ

まぁ、最終的にはなんか、宣伝のための本だったっぽい感じで
運動の悪影響として、事故に遭う確率があがるとかいう話を持ち出したり、
この露骨に、悪いこともありますよでも実際は大したことないですよ的な雑な感じもあり
しょーもないもん読んだという、がっかり感が残ってしまったんだが
野菜を食べようという気分にするという意味はあった
そういう本だったとメモっておくのである

台湾行き当たり場当たり旅 04 鼎泰豐で外帯(お持ち帰り)をする

2023-09-08 21:05:45 | 台湾行き当たり場当たり旅(2023)
さて、玉井でのマンゴー三昧を堪能したので、
そろそろバスで戻りましょうとターミナルから一路台南へ




行きでも見つけていたんだが、バスのスピードが速すぎて撮影できてなかった
街路樹やら、化石博物館?的なものを車窓より眺め見る
街路樹という感じだが、多分、龍眼じゃないかなと、
ごろごろついている果実を見て思うのであった
本当に南国だな
バス内では飲食できるので、しゃらっとマンゴーシャーベットを買っておいて飲みながら帰ったのである
冷たくてうまい70元である、飯も食わないで甘いものばっかりだ



台南から、ちょっと駅前で遊んでいくかということもなく、さっさと台北に戻りましょうと
高鉄にて移動移動、結構空いていたのでよかったんだが、本当使う人が増えているのか
予約も取れなければ、自由席の取り合いも大変である



さて、台北に戻って、せっかくだからちゃんとしたお店で食べましょうと
ちょっと調べていた小籠包の店古北饕に立ち寄ってみる
だが、流石の有名店というべきか、ちゃらっと寄っただけで入れてくれる感じでなく
予約でいっぱいだったからと断られてしまった、残念極まりない
というか、台北はちゃんとしたレストランは基本的に予約しておかないとダメだなと反省するのであった



仕方なく、ちょっと観光していきましょうと
善道寺から歩いて、華山1914文創園区へ
台北のリノベおしゃれスポットで、爺とおっさんが行く場所ではないとわかっているが
せっかくだからと、若者に紛れて流し見してきたのである




流石というか、当たり前というのか、わからんけどもアート系では日本アニメの影響強いなと
まざまざ感じたわけで、もっと写真撮ってきたらよかったんだが、
映画館やら、おしゃれカフェやらいっぱいあって、なかなか楽しそうだったのである
ちょっとおしゃれ過ぎて、飯食べていこうと思うとイタ飯(古い)とかになってしまうので
台湾きてまでそれはどうだと考え直して食べないでいたのである
こだわりなかったら、多分、とても楽しめるのではなかろうか
しかし、チェーンソーマンに伊藤潤二とか、夏っぽいといっていいのか、
わからんが、結構流行っているようでよかったのである


さて、写真撮るのを完全に忘れていたので仕方ないのだが、
飯難民になってしまったのだが、父親にいいものを食べさせなくてはと
MRTで東門まで移動して、超絶久しぶりに永康街へ、
こここそ入れないかなと思いつつも、台北といえばの名店「鼎泰豐」へ
到着してみると、ちょっと待ってるけどなんか空いてるじゃん!と
喜んで近づいてみたら、なんかおかしい、聞いてみれば、外帯(お持ち帰り)専門店になっているとのこと、
ここ本店じゃなかったのかよ!!
あきらめて、歩いて、またへちま小籠包でも食べに盛園まで行こうかと迷ったが
せっかくだからと、外帯に挑戦してみることに、
挑戦といっても、大したことはなく、オーダーだけ渡すと、だいたい15分後くらいにきてくれという
えらいスピード感で提供してくれて、あっという間にお持ち帰りできたのである





お持ち帰りなら、鼎泰豐もお安くお得ではと思ったが、1085元と、やっぱり名店というお値段
まぁ、小籠包、へちま小籠包、チャーハン、エビ蒸餃子、青菜炒めと、そんだけ食えばという感じではあるんだが
これがお持ち帰りでも大層うまくてよかった、チャーハンも青菜炒めも、塩辛さがまったくなくて、
物凄くうまい、あっさりといえばいいのか、くどさがなくて、いくらでも食べられそうなのに
ひたすらうま味が素晴らしい、店内だとサービス料でさらに10%以上乗せになることを考えると
この味なら、お持ち帰りで全然正解ではないだろうかと思ったのである、本当に旨かった
食べ終わってから、腹ごなしをかねて、また西門町をうろうろ
紅楼の前にお店が出ていたり、繁華街で長蛇の列となっているジュース店があったので
パパイヤミルク(100元)買って飲んだりして過ごしたのであった

あんまり見るところ見ていないが、美味しく過ごした一日であった

つづく
05 台中国家歌劇院

前の
03 玉井農會と北極殿

【読書】サーカスの子

2023-09-06 20:52:28 | 読書感想文とか読み物レビウー
サーカスの子  著:稲泉連

実際にサーカスで、幼い日を過ごした著者が、
そのルーツをたどるかのように、かつての人をたどる
ドキュメンタリのような本でした
しみじみとよい本だった

サーカスに馴染みがないので、ここに書かれている世界が、
ああそういうところだった、そんな風に思えたりできないのが
ちょっと残念だったけども、昭和という切り口とも異なる郷愁のある風景で
人情話のような、実際にいた人たちとの思い出も含めて
とてもよかったのでありました

サーカスという世界がどういうものか、もっとも当時のことだけど
すべての人が不思議な家族といった感じの過ごし方、
なにより、来るもの拒まず去る者追わずが徹底されているというか、
そういうものだと通底している世界観というのが、
著者もそういうところにわずか1年、子供の頃にいただけだというけど
シンパシーというか、そういう村の風習のように
会う人それぞれが、当たり前に覚えているというのが、とてもいい
今はない村の話みたいな感じでもあるが、
もっと深く、家族とか村とか、そういう共同体の根元的なものがつまった世界なんだろうと
外の人間だからこそ思う、青い芝が見えるような内容でありました

スターとして活動した人たちのそれからも読みごたえがあり、
ドキュメンタリとしても秀逸だったと思う
芸大を出てキグレサーカスでピエロという表現に出会って、
その道をのぼっていく話とか、相当面白かった

とはいえ、中の人である、著者も含めたそれぞれの人たちは、
色々な理由で、外へと出て、四苦八苦してとか、その大変さは
想像や、書かれていることから想起するそれでは補えないほど大きいのだろうと思わされるけど、
それでも、外を知らなくてはだめだとみんなが思っていたというのが
不思議な感じがするのである
現代では、この内というのが、限りなくなくなりつつあるからこそなのかもしれない
そんな風にも思ったりしながら、共同体について考えさせられたのでありました
無論、サーカスというものの面白さ、楽しさも十分に伝わる内容で
そっちも読みごたえがあったんだが、
人間交差点としてのサーカスという動いていく村が面白いなと思える
いい本だった

台湾行き当たり場当たり旅 03 玉井農會と北極殿

2023-09-05 20:57:30 | 台湾行き当たり場当たり旅(2023)
市場をあとにして、続いて玉井農會(むこうの農協)へと向かう
別に農業関係者だからというわけでなく、農協が経営しているマンゴーの店があるらしいので
それを楽しみにといったところであるが、移動する途中、大きな廟があってとりあえずお参り




玉井北極殿で、玄天上帝を祀っているんだそう
よく知らなかったので、帰ってきてから調べたところ
1700年代に建立されているという、結構古いそれのようで
ご当地ではかなり信仰を集めているとの由






玄天上帝が亀と蛇を踏んでいるということから、亀をやたらいっぱい飼ってるそうで、
にょこにょこ頭伸ばしていたんだが、途中で、空心菜を係の人が持ってきて餌として与えていたのが興味深かった
そうか、亀も空心菜食べるんだ…、日本だとキャベツとかよくあげるよなと思ったんだが
なんか新鮮な驚きを覚えたのである
さて、中は、古いだけにかなり絢爛豪華で緻密な神像が数多く祀られていてよかった
お盆も近いからなのか、祈祷なんかもされていたのである



外では、翌日あたりに何かイベントでもあるのか、
おばちゃんたちが総出で何か作っていて、お供え物の食べ物も山ほど並べられていて
なんか楽しかったのである
時期的に鬼月が近づいている時分ではあったけども、ただ単に結婚式とかの準備だったのかもしれん
いや、こういうところでやるのか知らんけどもな





さて、お参りそこそこにいよいよ玉井農會へ、
本当に日本の農協と同じようなビルだなと驚いたのだが、
マスコットと思しきマンゴーくん(仮名)など、力の入り方が麻豆の文旦くんに通ずるものを感じる
台南人の通底キャラなんだろうかしら




さて、農會が運営している、マンゴーのお店にてかき氷を所望
これがまた、すさまじくでかい、2人でよかったと思うほどのサイズで、
一人だと絶対に食べきれないというすさまじい大きさ
ただ、けっこうざっくりした氷が大半なので、マンゴー部分だけを食べて、
結構な人たちが、氷残していたのが印象的である
かさましということなんだろうけども、もうちょっとなんかあればと思わなくもないのだが
マンゴーは、ここもやっぱり三種類載ってて、凄い美味しかったのでありました
切盤で提供してくれればいいのにと思うのであった
市場より安い160元というのはとてもよかったが、その値段で氷ナシが欲しいと思うのである

と、かなり満足して楽しんだのでありました
だいたい2時間くらい遊んだのだけども、もうちょっと他にも廟やら食べるところもあったようで
ジェラート的なものとか、新し目の店にも行ってみるべきだったかと思うのだが
まずまず、初玉井を堪能したのでありました

つづく
04 鼎泰豐で外帯(お持ち帰り)をする

前の
02 玉井でマンゴー三昧

【読書】日立の壁

2023-09-04 21:05:50 | 読書感想文とか読み物レビウー
日立の壁  著:東原敏昭  

V字回復した日立のそのあとを引き継いで、
なんとかさらなる発展の嚆矢をつけた現会長による、
自叙伝でもあり、日立のここ数年の記録であった

あんまりチェックしてないというか、
いまいち日立という会社を知らなかったのは、ここに書かれている通りで、
エレベーターと電車と電力の会社というイメージだったわけだけど、
そういう製造うんぬんではなく、制御系の仕事をしていたんだと、
富士通とかとはまた、違う路線なんだなと初めて知ったわけである
そして、そんな会社が、とんでもなく危ない状況から、
なんとか生き返ったという事実があって、
その頃のこともまた、ここにはよいことしか書かれていないので気になるものの
サラリーマン社長という難しさがよくよく出ていて、
経営に正解がなく、色々な要因によって、とる戦略が変わり、
それを実行できる力があるかどうかというのが、経営者の資質なんだと
知ることになる一冊でありました
凄い大変な仕事だわ

大企業病と、簡単に言い当てていそうな
結構複雑で、重篤な病にかかっていた日立をなんとかしないとと、
かなりドラスティックに立て直しを行ったんだが、
今度はその手法によって、さらなる成長が見込めなくなったので、
元の木阿弥ではないが、さらに違う組織変遷を実行せねばならないという
並大抵のことではないそれをやってのけたお話で、
ここでは、地道に頑張って、なんとかやってきたみたいな話だけど、
それこそここに書かれていない、すさまじい難儀があっただろうと思うところ
でも、現会長という立場もあろうし、そういうところは書けないんだろうなと
勝手に思ってしまったわけだが、
日立という大きな企業でそれをしたというのもすごいわけだが、
この病は、日本の中小企業でいっぱいはびこってるだろうけど、
こんな解決ができる会社は一握りもなさそうだよなと
自社のことも含めて考えさせられるのでありました

経営は、改めて人をどうするかという問題なんだと痛感させられるわけで、
どこかの部門で儲けるから、こっちはOKみたいな気持ちがあると
それがだめのもとになるというのは、わかっていても避けられないだろうし、
そういう感じじゃないと、投資もできないとか、
色々なジレンマがある中、それをバランスとってやっていく、
そして、それを決めるのは社長で、結果を出していかなくてはならないというのが
なんというか、凄い大変な仕事だと読んでいるだけで疲れるのであった

また次の世代へと受け継いでいくように、6年とかいうスパンで
会社をどうするか、それを試される社長という仕事について
凄く考えさせられるというか、日本の企業で社長を務めるとは
つまりそういうことで、能力だけではなく、この胆力がないと務まらないのだと
思い知らされる内容だったと思うのである

言葉だけなら、なんとでもいえるが、
すさまじい問題の山に身を置いて、私心など顧みる暇もなく
ひたすらに経営をしていくというのは、苦行以外の何物でもなかろうと思うのだが
社員もまた、そういう気持ちをもってあたる
そういう人が増えないと、強い企業とならないのだが、
これもまた、ブラック企業でもあるのか、違うのか、
そういう問題と異なる次元の話であるが、考えるばかりである

どうする家康  豊臣の花嫁

2023-09-03 21:31:37 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「どうする家康」
視聴完了しました
先週良かったけど、今週はやや落ちた、そんな印象を受けてしまったんだが
徳川家臣団が数正を罵る演技が、先週の数正一人の演技に届かない
そんな風に思えてしまうような圧倒的な差を感じてしまって、
ああ、もったいないとか思いつつ見ていたのである
劇団風の演出だったわけだが、なんだろうかな、押しつけがましい感動みたいな雰囲気がぬぐえず
なんともがっかりだと思わされたのでありました

というわけで、数正のあの仕ざまがあの心意気あってと、あの段階まで気づかないのは、
流石に、家康と正信を嘗めすぎだろうと思ってしまうくらい、凄い解りやすく描いていたのに
なんか、そのあたりからして、どうも茶番臭く見えてしまったのである
とはいえ、そこに向けての丁寧な作り込みは見事というか、
個人的には前段階で十分だったから、蛇足ではないかと思うほどだったんだけども、
瀬名をここで出すというのがまた、なんともなぁと思ったり感じたりしたのである
また、「天下をあきらめてもよいか」というのと、
今回立ち上がらないというのは、イコールじゃないというか、
そのそも、数正が「天下をとらせることが目標であった、そのためにもう一働き」と
悲しくも意気込んでいたセリフを忘れてんのかとか
なんか、今回はえらい隙が多いなと感じたのでありました

結局「なか」様は今回出てこなかったけど、あさひが結構いい感じで、
明るいあさひというのは新しいなと衝撃を受けたわけだが、
それなりの使命をもってきて、それを果たしていたという姿を
ああいう風に描くのは新しいと感心したのでありました
秀吉と同じ立場で、そうではない人の場合、ああなるのだなというのすらも見えるようで
これは非常によかったなと感心したのでありました
「なか」様を呼ぶほどというのが、あさひの辛さにあって、
その直前の妹を罵る秀吉の姿が、そのまま、あさひには想像できたということかとも思えて、
なんというか、ここの描写の切なさは筆舌に尽くしがたいなと思ったのでありました
そのあとの家康のフォローも、今更という感じではあるが
よかったなとも思えたし、なかなかどうして

とりあえず、次の見所は猿芝居という話であろうから
そこをまた、どんな感じにするか、楽しみは続くのである
でも、この物語の展開だと、どうやってどさくさで殺そうかとか考えてそうだよなと思うんだが
まぁ、そうではない路線でか、それを匂わせつつになるのか、
楽しみにするのであった

【読書】世界インフレ時代の経済指標

2023-09-02 20:55:58 | 読書感想文とか読み物レビウー
世界インフレ時代の経済指標  著:エミン・ユルマズ

トルコ人の経済人による世界経済の見方指南書
長いこと、株をいじっているが、こういうちゃんとした教育を受けたわけじゃないので
指標が何を示して、どういうものかとか、ようやっと知ることができた
大変わかりやすく、かつ、ありがたい本だと思ったのである

指標の見方もさることながら、根本に、しばらくインフレが続くという予見があって、
それを裏付ける指標もまた丁寧に語られていて、なんか頭よくなった気がしてしまう
全部暗記して覚えたら、だいぶいいことがありそうだと思いつつも
いつものように、さらっと読み流してしまったので、
どれほどのことが頭にとどまったかというと、うなだれてしまうのだが
GAFAが、デフレ要因であるというのは、目からうろこというか、
なかなか考えさせられるところだと思ったのである
そして、それがひっぱっているSP500って、本当に信頼できるものなのかと
今更ながら、考えさせられてしまったのである
この本で、そこにはまったく言及していないのでいいんだけど、
ちょっと気になるな

ドル高の構造やら、ここ数年のFRBの政策説明なども大変わかりやすく
なるほどなとうなづいてばっかりいたんだが、
デフレは現金を持つというのが、一種助かることであったというか、
ここ高度成長期以降の日本は、色々と得しながらだましだましきていたが、
いよいよインフレ世界に入った途端、そういったことが難しくなり、
いよいよ貧国への扉が開きつつあるようにも思えてしまって
なんというか、ちゃんと投資なりして、自分を守らないといけないと
強く思わされたのでありました
というか、インフレ時代に入るんだから、投資しないと、どんどん資産が目減りというか、
周りは増えていくのに自分だけ置いて行かれるということになると
感じたりするのであった

さて、自分が靴磨きかどうか
考えつつも、とりあえずこの本はすごくよかったと思うのでありました