Chatter「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法
著:イーサン・クロス
言われてみると、確かにそういうことあるな
そんなことを研究している人の研究成果の本でありました
Chatterと名付けた、頭の中で聞こえる声についての研究で、
誰にでも確かに存在する、どうしようを増幅させたりする
不思議な声、あれって自分の声かといわれると違う気もするが、
何かしら、思考を文字ではなくおそらく声的なもので響かせていると
これが、ろうあ者にも存在するというのが、さらっとしか書かれてないのが残念だったが
人間誰にでもある、「心の声」と呼ぶものでありまして、
これが内省を促すといういい面もあるけども、
暴走して、コントロールを失うと、とんでもないことになると
これまた、あるなぁという話で、大変興味深かったのでありました
正体は、結局のところ自分でしかないという話なんだが、
進化の過程で必要だからあるのか、先の通り内省という重要な役割に必要だからか、
誰にでも備わっているそれなんだけども、それが不安をかきたて、煽るようになると
正常にできていたことが、とたんにできなくなる、
脳の構造上、この言葉なり、なんなりを紡ぐためにシナプスを凄い占有するので、
他のことが考えられなくなるという、集中の真逆にあるそれの正体であるというのが
ああ、なるほどと思いつつも、どうしようもない機能なんだなと思い知ったわけでありました
結局なくなることもないので、どう付き合うかという問題だという話ではあるんだが、
脳卒中になった人が、このChatterから解放されたという症例もあったりするそうで、
それがとても平穏をもたらしていたりもするんだが、
内省がないということで、失敗頻度が上がるとか、よくない影響も多々あったりするそうで、
でも、心の平穏とどっちがというと、なかなか難しい問題だと思わされる部分もあって興味深かったのである
コントロールのコツの一つとして、何かそういう声が聞こえてきだしたときに、
自分を客観視する、一歩引いてみるということを意識すると、
その言葉の波から逃れられるという実体験を含めた話が載っていたんだが、
これは、人によるんじゃないかしらとも思ったりするところ、
私見による偏見によれば、西欧人的にはそれで解決しそうだが、
東洋人はそういうのうまくならないんじゃないかしらとか思ったりしたんだが
このあたり、人種差があるのかも興味深いと思うのでありました
これもあながち偏見だけではなくて、この本の中で、環境要因や宗教習俗と密接に関係する
Chatterの存在が示されているので、東洋的な思想下だと
また別なんじゃないかとも思ったりしたのでありました
さておき、制御する方法として、さらにはいわゆるルーチンと呼ばれる、
スポーツ選手がよくやる、決まった所作の話なんかも
どれほど効果的かが書かれていて、これがマスコミで妙にもてはやされて
なんか違う感じで広まったようにも思うんだけど、
実際にメンタルを整える手法として大変理に適っているのは、なるほどと思うところが多いので
なんらか、パフォーマンスの直前にやっておいて損はなかったりするのかもと
思ったりしたのでありました、儀式はバカにできない人類の英知の一つなんだろうと
思うばかりである
著:イーサン・クロス
言われてみると、確かにそういうことあるな
そんなことを研究している人の研究成果の本でありました
Chatterと名付けた、頭の中で聞こえる声についての研究で、
誰にでも確かに存在する、どうしようを増幅させたりする
不思議な声、あれって自分の声かといわれると違う気もするが、
何かしら、思考を文字ではなくおそらく声的なもので響かせていると
これが、ろうあ者にも存在するというのが、さらっとしか書かれてないのが残念だったが
人間誰にでもある、「心の声」と呼ぶものでありまして、
これが内省を促すといういい面もあるけども、
暴走して、コントロールを失うと、とんでもないことになると
これまた、あるなぁという話で、大変興味深かったのでありました
正体は、結局のところ自分でしかないという話なんだが、
進化の過程で必要だからあるのか、先の通り内省という重要な役割に必要だからか、
誰にでも備わっているそれなんだけども、それが不安をかきたて、煽るようになると
正常にできていたことが、とたんにできなくなる、
脳の構造上、この言葉なり、なんなりを紡ぐためにシナプスを凄い占有するので、
他のことが考えられなくなるという、集中の真逆にあるそれの正体であるというのが
ああ、なるほどと思いつつも、どうしようもない機能なんだなと思い知ったわけでありました
結局なくなることもないので、どう付き合うかという問題だという話ではあるんだが、
脳卒中になった人が、このChatterから解放されたという症例もあったりするそうで、
それがとても平穏をもたらしていたりもするんだが、
内省がないということで、失敗頻度が上がるとか、よくない影響も多々あったりするそうで、
でも、心の平穏とどっちがというと、なかなか難しい問題だと思わされる部分もあって興味深かったのである
コントロールのコツの一つとして、何かそういう声が聞こえてきだしたときに、
自分を客観視する、一歩引いてみるということを意識すると、
その言葉の波から逃れられるという実体験を含めた話が載っていたんだが、
これは、人によるんじゃないかしらとも思ったりするところ、
私見による偏見によれば、西欧人的にはそれで解決しそうだが、
東洋人はそういうのうまくならないんじゃないかしらとか思ったりしたんだが
このあたり、人種差があるのかも興味深いと思うのでありました
これもあながち偏見だけではなくて、この本の中で、環境要因や宗教習俗と密接に関係する
Chatterの存在が示されているので、東洋的な思想下だと
また別なんじゃないかとも思ったりしたのでありました
さておき、制御する方法として、さらにはいわゆるルーチンと呼ばれる、
スポーツ選手がよくやる、決まった所作の話なんかも
どれほど効果的かが書かれていて、これがマスコミで妙にもてはやされて
なんか違う感じで広まったようにも思うんだけど、
実際にメンタルを整える手法として大変理に適っているのは、なるほどと思うところが多いので
なんらか、パフォーマンスの直前にやっておいて損はなかったりするのかもと
思ったりしたのでありました、儀式はバカにできない人類の英知の一つなんだろうと
思うばかりである