CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】全訳論語

2015-03-27 20:42:09 | 読書感想文とか読み物レビウー
全訳論語  著:山田史生

長かった、ようやっと読み終わった
そんな感想になってしまいましたが、
論語にあれこれ注釈をつけて解説した本を読みました
いまさらながらだけど、なるほど
いいこと書いてあるし、こういうものだったのかと
孔子に学んだ気分に浸るのであります

儒学というものが、こっから学べるというわけであります
完全訳だったようで、非常にわかりやすくしてあるし
なるだけ現代っぽくしてあったので
さくさく読めました
ただ、分量の半分以上が注釈というか
その解釈を解説した部分にふられていて
そこが重いというか、なんというか、
本で語りつくそうとしたといったらいいのか
ともかく、哲学なんだなぁと、
その解釈をあれこれ転がすあたりに
なかなか楽しそうだなぁと思うものの
その数々の論点に、ついていけなかったと
正直なところを書いておくのであります

論語の感想としては、
仁という考え方を抽象というでもないけど、
いくつかの推定事象なんかを挙げて、
そういうのを総合した、縫合したのが仁であるといった
そんな考え方のようで、
こうやって、なんとでも解釈できる文章だからこそ
今なお残ってんだなとしみじみ思い知らされたのであります

あとは、幾人か出てくる弟子たちのことが
結構面白くて、弟子を使ったというか
論語を普通に読み下して、現代風に小説にしたら
ショートショートみたいになって
面白いんじゃないかしらなどとも
思ったりしたのでありましたとさ
すでにありそうだよな

ともあれ、原文というか書き下し文を暗誦するには至らず
さりとて、その考え方みたいなのは
少しだけ理解というか知ることができたので
よい一冊だったと思うのでありました


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