黄昏のために 作:北方謙三
久しぶりの北方御大の小説であります
短編集?短編連作?わからないまま読んだのだが
ある画家の話しで、その画家が描こうとしているもの、
その抽象を文章で表現しているといっていいのか、
もっと単純に、ただかっこいい、やっぱりハードボイルドなそれだったということか
自分ではよくわからないままに、でも、かっこいい雰囲気に酔いながら読んだのでありました
酒と女が出てきて、それをどうするか、
そこに男の選択が、言い訳のような言いざまとともに描かれる
やっぱりこれが、ハードボイルドというやつなんだろう
命のないものを描くことで、逆に命を描くことになるのでは
そんな、ありそうな題材で絵を描いているという描写で、
ある時は無生物を描き、ある時は動物の骨を描きとしつつ
何をもって生きたものを描いているといえるかと
そんな哲学めいたことも考えつつ
それと同時に、そういうものを商売として金にかえようというブローカーがいて、
でも、それを求めてもいるし、嫌ってもいるという状態にたゆたい
行きずりの女と関係をもったり、持たなかったりして
ただ漫然と生きて、時折絵を描いている、そういう情景が続く
結局、それも途中でしかないというのか、
そのあと、唐突に何かに出会ったようにして描くというシーンが二度ほどあって、
狂気とも異なる、集中、想起、没頭といったものがあって、
とてもよい絵が生まれたと、その描写だけで満足できそうな楽しさというのか、
読んでいて、満たされるといった感情を抱けるものだった
結局、何を書いていて、何が書かれていたか
そのあたりはさっぱり理解できなかったけど、
いい雰囲気をずっと読んでいる間感じられる、浸ることができる
そういう小説だと思った
多分、読み手の俺がハードボイルドをちゃんと読んでないから
入口が見当たらないという感想なのかもしれない
久しぶりの北方御大の小説であります
短編集?短編連作?わからないまま読んだのだが
ある画家の話しで、その画家が描こうとしているもの、
その抽象を文章で表現しているといっていいのか、
もっと単純に、ただかっこいい、やっぱりハードボイルドなそれだったということか
自分ではよくわからないままに、でも、かっこいい雰囲気に酔いながら読んだのでありました
酒と女が出てきて、それをどうするか、
そこに男の選択が、言い訳のような言いざまとともに描かれる
やっぱりこれが、ハードボイルドというやつなんだろう
命のないものを描くことで、逆に命を描くことになるのでは
そんな、ありそうな題材で絵を描いているという描写で、
ある時は無生物を描き、ある時は動物の骨を描きとしつつ
何をもって生きたものを描いているといえるかと
そんな哲学めいたことも考えつつ
それと同時に、そういうものを商売として金にかえようというブローカーがいて、
でも、それを求めてもいるし、嫌ってもいるという状態にたゆたい
行きずりの女と関係をもったり、持たなかったりして
ただ漫然と生きて、時折絵を描いている、そういう情景が続く
結局、それも途中でしかないというのか、
そのあと、唐突に何かに出会ったようにして描くというシーンが二度ほどあって、
狂気とも異なる、集中、想起、没頭といったものがあって、
とてもよい絵が生まれたと、その描写だけで満足できそうな楽しさというのか、
読んでいて、満たされるといった感情を抱けるものだった
結局、何を書いていて、何が書かれていたか
そのあたりはさっぱり理解できなかったけど、
いい雰囲気をずっと読んでいる間感じられる、浸ることができる
そういう小説だと思った
多分、読み手の俺がハードボイルドをちゃんと読んでないから
入口が見当たらないという感想なのかもしれない
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