JK、インドで常識ぶっ壊される 著:熊谷はるか
タイトルの通りなんだけども、
思ったよりかなり真面目な本で驚いた
どうやら出版甲子園という学術コンクールのようなそれで
大賞をとった本らしく、ノンフィクションとして
なかなか楽しく読める一冊でありました
そういう賞レースのノンフィクションかと思うと
やや物足りないとか、偉そうなことを書いてしまうわけだけども、
女子高生になるかならないかといったところから
唐突に、家族の都合でインドにいくことになって
否応なしにインド生活を送るという日常をつれつれ
序盤はそんな感じで、文化のギャップを楽しんで書いているというのが
微笑ましくてよかったところ、
正直、こういう話だけで終わるもんだと思ってたんだが
本人がかなり真面目で
インドにおいて、子供の現状をリアルに見て
その部分とボランティアとして触れ合うことになって得たもの
そしてこれからのということを書いた内容となっていまして
なるほど、すごい立派だと感心というか、もはや、感動に近いものすら覚えたんだが
そうだとすると、ノンフィクションで女子高生という立場で
書ききっているかというと、なんか、そういう価値観にはまった内容のように思えて
女子高生ならではの本だったかというと、
そうではないなと思うところだったと感じたのでありました
何もしていないのに偉そうにと自分でも思ってしまうが、
それはおいといて、インド生活の様々な話は面白くて、
行ったことないけど、多分そういうところだし、
なるほど、お手伝いさんを雇うという生活への折り合いの付け方とか、
そこから考えさせられるところとかが、すごくマジに考えられててとてもえらいと
感動するところが多くてとてもよかったのである
自分が、この時分で、その生活をして、はたしてそんなことを思っただろうか、
絶対思わずに、そういうもんだと、さらっと生きていっただろうななんて
思うばかりであった
そういうことが多かっただろうという、本人の反省というか、
文字にも書かれていたわけだが、それが普通というやつなんだろうと思うのである
インドの現状という内容は、スコープがかなり絞られているので
それは、インドならではというよりは、地球の、あるいは
世界的に、人類として、といった大きなものとしての
子供の権利をどうするかという問題であるわけで、これまた
ものすごく立派なことだと思うのだが、
インド特有の状況で培った、シーク教徒というものへの理解の深め方、
そういう異文化と触れて、考え方がというよりも、
慣れていって、気づいたら、自分がインド化していたという実感が
とてもよいものに思えて、読み終えたというお話でありました
しかし、若くしてそういう活動に興味を見出す人というのは
どういう生き方してんだろうと思ったら、
こういう感じなんだと、なるほど納得したような
立派な活動を築いてほしいとか、色々思ってとりあえず感想をしたためておくのでありました
タイトルの通りなんだけども、
思ったよりかなり真面目な本で驚いた
どうやら出版甲子園という学術コンクールのようなそれで
大賞をとった本らしく、ノンフィクションとして
なかなか楽しく読める一冊でありました
そういう賞レースのノンフィクションかと思うと
やや物足りないとか、偉そうなことを書いてしまうわけだけども、
女子高生になるかならないかといったところから
唐突に、家族の都合でインドにいくことになって
否応なしにインド生活を送るという日常をつれつれ
序盤はそんな感じで、文化のギャップを楽しんで書いているというのが
微笑ましくてよかったところ、
正直、こういう話だけで終わるもんだと思ってたんだが
本人がかなり真面目で
インドにおいて、子供の現状をリアルに見て
その部分とボランティアとして触れ合うことになって得たもの
そしてこれからのということを書いた内容となっていまして
なるほど、すごい立派だと感心というか、もはや、感動に近いものすら覚えたんだが
そうだとすると、ノンフィクションで女子高生という立場で
書ききっているかというと、なんか、そういう価値観にはまった内容のように思えて
女子高生ならではの本だったかというと、
そうではないなと思うところだったと感じたのでありました
何もしていないのに偉そうにと自分でも思ってしまうが、
それはおいといて、インド生活の様々な話は面白くて、
行ったことないけど、多分そういうところだし、
なるほど、お手伝いさんを雇うという生活への折り合いの付け方とか、
そこから考えさせられるところとかが、すごくマジに考えられててとてもえらいと
感動するところが多くてとてもよかったのである
自分が、この時分で、その生活をして、はたしてそんなことを思っただろうか、
絶対思わずに、そういうもんだと、さらっと生きていっただろうななんて
思うばかりであった
そういうことが多かっただろうという、本人の反省というか、
文字にも書かれていたわけだが、それが普通というやつなんだろうと思うのである
インドの現状という内容は、スコープがかなり絞られているので
それは、インドならではというよりは、地球の、あるいは
世界的に、人類として、といった大きなものとしての
子供の権利をどうするかという問題であるわけで、これまた
ものすごく立派なことだと思うのだが、
インド特有の状況で培った、シーク教徒というものへの理解の深め方、
そういう異文化と触れて、考え方がというよりも、
慣れていって、気づいたら、自分がインド化していたという実感が
とてもよいものに思えて、読み終えたというお話でありました
しかし、若くしてそういう活動に興味を見出す人というのは
どういう生き方してんだろうと思ったら、
こういう感じなんだと、なるほど納得したような
立派な活動を築いてほしいとか、色々思ってとりあえず感想をしたためておくのでありました