CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】アマの将棋ここが悪い! 序・中盤の急所

2020-10-26 20:43:55 | 読書感想文とか読み物レビウー
アマの将棋ここが悪い! 序・中盤の急所  著:桐山清澄

桐山九段の著書であります
図書館で将棋の勉強するのに、まずは本からと読んだんだが
20年前の本でも面白くというか、将棋を勉強しようと思って読むに
うってつけといってよい本でありました
そうか、将棋ってこうやって勉強していくものかと
なんか、勉強した感触が素晴らしい本であります

次の一手形式なので、問題図があり、それについてあれこれ考えて
答え合わせをしていくという単純なそれなんだけども、
アマチュア向けというだけあって、まさに、
この形この前やった、とか、凄い頻出する、といった感じの一手問題で
大変ありがたいのでありました

そんなわけで、一問ずつ丁寧に読んでは考えてとやっていくと
思いのほか時間がかかるのは当たり前で、
かつ、自分の棋力が足らないのも痛感できて、
よしとされた図面が、本当に良いのか、自分でまったく消化できない、
なんなら、同じ形でよいとしたやつでよく負ける気がするとか
そんな按配で、これより前の段階で読むべき本があるのかと
思ったりしたのでありました

まぁ、実際のところ、20年前の本ということなので
内容がもしかしたら、少し古いのかもと思ったりもしたんだが
多少古かろうが、序盤の考え方の基礎は変わることもないので、
どんな場合でもやたら端歩を受けることを推奨しているのに
ちょっと違和感を覚えたりもするものの
その通りに指して見るというか、考えてみるのがまた
面白いと思えたのでありました

特に、苦手な振り飛車の呼吸なるものを
考える手助けとなることが多くて
なるほどなぁ、でも、それって本当に優勢かを
悶々としながら読んで、非常に楽しかったのでありました
相矢倉で負け続きなので、これをちゃんと勉強して
覚えていかないとなぁと思うのであった
楽しい