CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

GOEMON

2009-05-19 22:05:24 | ドラマ映画テレビ感想
この年齢になって、ようやく映画を見るという趣味というか、
イベントを自分の人生に取り入れることができました
文化人になれそうですね

さて、そんなわけで話題だと宣伝されておりました
GOEMONを見て参りました
ちょっとというか、だいぶ変わった時代劇、違う、映画
キャシャーンの監督ということで
色々思うところはあったのですが
何も考えずに見られそうだと思うと
食指が動いたのでありました

なんというジャンルなんだろうか

見終わった後、面白かった!とか、後悔したとか、
わけわからんがなんか凄かったとか
そういういわゆる感動は薄かったのでありました
いや、面白かったし、凄かったんだけども
その突き抜けたそれというわけでもなし、
なんといったらいいか、ガイジンが作った日本とも違う
けったいな日本が舞台の物語なわけなんだが
手法というか、表現が漫画なのでありました
ああいう漫画を見たというなら
全然問題がなかったと思えるのですが
それを、あえて実写でやったところが
ある意味凄いのかもしれないと思うのです
個人的には、「どろろ」に近いのかなぁとか思ったりしたけど
雰囲気だけですね

しかし、凄い豪華な俳優陣で見応えはありました
無駄とはいわないが、凄い、
いったい誰がどうしてこんなに集められたのか
そして、みんなそれなりというと失礼だが
ほぼ全員がその役目をもの凄く全うしているというか
演じているのが感嘆に値すると思ったのであります
若手、ベテラン揃い踏みで、ごたまぜになった
よくわからん感が心地よく
前半はちょっとというか、だいぶたるいと思ってましたが
中盤以降はずっと没入するんじゃないけど
しっかりと見ていられたのであります

話自体は頓狂なもので、時代を知っていると
なんでそうなるのか
と、わけわからなくなりますが、それはそれ
知っている歴史上の人物というキャラクタが
妙ちくりんな漫画になっていると思うと
スムースに見られました
というか、話はなんか何か言い当てられないけど
どっかで見たことあるような、聞いたことあるような
そういうある意味安心の作りになっておりました

と、よくよくまとまってない感想になったのですが
この映画の一番凄いところは
中村橋之助に敦盛を舞わせたところだと勝手に思っております
すげぇ、今まで色々な信長を見てきたけど
この信長は本当すげぇ、というか、敦盛が凄すぎる
上手いというのが、実際の敦盛を知らないわたくしにも
もの凄く伝わる、凄い代物でありました

正直、あれが見られるというだけで
十分見る価値があると個人的に思い至った次第
あれを大画面、大音響で見られたというのは
映画っていいなぁと思わせてくれた
ステキな出来事でありましたとかなんとか