ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




厚見さんの車に乗せていただいて、帰宅途中でありますー。

 

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震災よりだいぶ前に、厚見さんから

「今度、4月にU.K.が来日するの知ってるよね?行くよね?ってか、もう、川村くんの分もチケット取ってあるから。ダメなら言ってね。」

こんな連絡を頂きました。

前回、大好きなエディ・ジョブソンがキーボードを弾く姿を、生まれて始めて生で見れたのは、2009年6月8日、もう、約3年前のことでした。

今回は、なんと、盟友であるボーカル&ベースのジョン・ウェットンと一緒の来日いうことで、もう、一もニもなく「行きます!ありがとうございます!」と、

「U.K.ライブ!」とカレンダーに書き込み、ずっと心待ちにしておりました。

 

そして、震災。

前回、エディを見た九段会館は、震災で天井が崩落、多数の死傷者が出てしまい、以来、休館となってしまいました。

余震も続いてますし、原発問題もあの通りですので、彼らの来日も、実は心配でした。

「中止や延期になっても仕方ないかな」と、本当に思っていたのです。

でも、エディたちは来てくれました。

「今日は、来てくれてありがとう。会えて本当に嬉しいよ。」と、エディは、最初のMCで言ってくれました。

 

厚見さんがすぐに手配してくれたお陰で、なんと座席は前から4列目。

しかも、エディとジョンのちょうど真ん前。

一曲目、このバンドの代表曲の「In The Dead Of Night」(ちょっと画質悪い・・・)のイントロが聴こえた瞬間、立ち見まで出ていた満員の客席からワアッという声と、拍手。

見ると、隣の厚見さんも、ニコニコしてみておられます。

僕の気持ちは、そのまま、高校生の頃に戻っていきました。

 

毎日のようにキーボードマガジンを見て、「かっこいいなあ・・・」と憧れて、シンセの広告を眺めては、ただただ胸を躍らせていた頃。

U.K.や、エディの事実上のソロであるZINC名義の、とってもとっても大好きな「ザ・グリーン・アルバム」(←現在廃盤で、普通には手に入らないのです・・・。エディは歌も歌っています。ピアノ曲もすっごくいいんです。LPでは持っているのですが、プレイヤーが無いので聴けないし・・・。「Turn it over」とか、数え切れないくらい聴いたですよ。PV観たいのに見当たらない。かっこいいのになあ・・・。)を聴いていた頃の部屋の様子や、当時一緒に音楽話をしたり、バンドをやっていた友達の顔が鮮明に浮かんできました。

音楽って、凄いですね。タイムマシーンにもなるんですから。

 

アンコールでは、昨日は演奏されなかったという、これまた代表曲の「NOTHING TO LOSE」(これは画質がいい)も聴けて、総立ちの大盛り上がり(本編中は全員着席で見てました。プログレのライブは、基本着席なんですよ)。

そして、オーラスでは、エディとジョンの二人だけで「RENDEZVOUS 6:02」(オリジナル・アルバ・ムバージョンはこちら。ほんと、美しい曲だと思います)。

もう、涙・・・です。

 

VOWWOWファンは当然ご存知だと思いますが、ジョン・ウェットンは、厚見さんが作曲された、イギリス在住時代のシングル曲「Don'T Leave Me Now」プロデューサーでもあります。

そんなこともあり、明後日の最終追加公演の後には、厚見さんが、ジョンにインタビューすることになっているのだそうです。厚見さん、ほんと凄いなあ・・・。

 

ライブの後は、昨日の公演を見たエージさんと合流して、

お約束の・・・デニーズへ(笑)。

しばし、ライブの話で盛り上がりました。勿論、震災や原発問題の話も、沢山しました。

 

帰りしな、厚見さんが、

「川村くん、ジョンに聴きたいことあったら、明後日聞いてあげるけど、何かある?」

って訊いてくださったので、二点、質問をお願いしました。答えが、楽しみです・・・。間接的にとはいえ、あのジョンに質問できるなんて!!

インタビューの模様を掲載する雑誌が発売になったら、またお知らせしますね。

そして、厚見さんに送っていただいて、先ほど、帰宅しました。

 

ってか、厚見さんに家の前まで送って頂けるなんてねえ・・・。

そこからして、そもそも・・・ねえ。凄いことです・・・。

 

 

17歳でプロデビュー、鍵盤とヴァイオリンの天才貴公子、エディ・ジョブソン

 

類まれなる英国紳士の声の持ち主にして、天才ベーシスト、名作曲家のジョン・ウェットン

 

どちらも、たぶん30年くらい前の写真と思われますが、・・・僕の中の二人は、永遠に、この時のまま。

 

本当に、見れて良かった。

音楽って素晴らしいです。

本当に、幸せなひと時でした。

 

「RENDEZVOUS(ランデブー)」

会う約束、待ち合わせの場所、集合する、集合させる・・・。

 

ではー。

 

---追記。---

エディのWikiを見てて、数十年越しの大発見。

あのイエスの大ヒット曲、「ロンリー・ハート(Owner Of A Lonely Heart )」のPVにエディが出演していたって!?

このPV、今までの一生で、少なくとも100回以上は観てるのに!なんで気付かなかったんだろう・・・、と思って、Youtubeで探して、納得。

当時、2:11秒以降しか、流れてなかったんですね。

こんなコンプリート・バージョンがあったとは・・・。

(0:19、0:32の二回確認できますが、コマ送りで見ると、確かにエディだ!)

 

うーん、びっくり。

当時、メンバーが出ていた記憶のある、ラストのあの屋上のシーンの後姿も、言われてみれば、確かにトニー・ケイではない・・・。

これは、エディの後姿だ。

ってか、思えば、メンバーであるはずのトニー・ケイのアップが、不自然なほど一度も無いじゃないか・・・。

・・・気付かなかった。

なんてこった。

トニーはキーボーディストなのに!

 

ではー。



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天皇、皇后両陛下が被災地を訪問されたり、大きな被害に遭ってしまった南三陸町で、ようやく電気が通ったり、見ているこちらまで元気をもらえるようなニュースがありました。

 

一方、ずっと値が低く、ここは大丈夫ではないかと思われていたという福島県会津地方で、「まさかのホウレンソウが基準値超え」。

会津若松市の発表によるとと、ヨウ素は法廷基準値内だったものの、半減期が30年のセシウムで、134と137、それぞれ1100ベクレル/kgという高い値を計測してしまったのです(基準は500ベクレル/kg)。

 

農家の方々が、どれだけ落胆されたことか、本当に胸が痛みます。

そして、この被害がどこまで広がるのか、その恐怖というか、口惜しさに夜も眠れない方たちがどれほどいらっしゃるか。

ほんの一ヶ月前には、想像もしていなかったことですものね。

まして、10キロ、もしかしたら20キロ圏内には、一部被害は及ぶかもしれないけど、あとは大丈夫と言われてましたし。

 

 

ちなみに、会津若松市は、原発から、およそ100キロ、離れています。

 

 

武田先生のブログ、下の2記事は是非目を通しておいて頂きたいと思います。

原発深層流001 信用できる人、できない人 その1

福島県人差別」の原因を作っている人たち

 

ネットで、

首相が、「申し訳ないがここにはもう住めない。恨みや憎しみは私にぶつけてほしい」
と言って半径100キロ圏内の住人をすぐに強制退去させれば、私は彼をリーダーとして受け入れられる。

という書き込みを見ました。

それが、現実的かどうかの議論の前に、このロジックは、感覚の部分で大きく同意できます。

 

この書き込みの尻馬にのるようなアイデアですが、

まず、現在の農作物はすべて東電が正規の価格で買い上げる。残念だけれども、それは遺棄するしかないとしても。(もう放射能の影響が子孫に出ることのない、お年を召した東電の社長や役員さんが自分で食べるのはいいとして。)

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補記:上記のかっこ内の一文に関して。

一つに、東電が社員に福島県産品を積極的に購入することを社員に推奨する旨を検討という記事があることがあります。実際、検討段階から実際に推奨されたかは分かりませんが、社員に買わせるのであれば、最初から会社として買えばいいのではないか、と思うのです。

もう一つに、放射性ヨウ素の甲状腺への集積を防ぐ目的で、福島県いわき市で15万人に独自配布されている安定ヨウ素剤の存在があります。このヨウ素剤の服用対象は、40歳未満なのです。

理由として、「40歳以上では、放射線被ばくにより誘発される甲状腺発がんのリスクが認められないことから服用対象者とはしない。」ということ。

そうなんです。僕も、もう被曝が危惧される地域に居ても、このヨウ素剤はもらえないんです。多少複雑ですが、医学的理由からでしたら、仕方ないです。これが、40歳以上である方々が、自己判断で食べるならいいんじゃないか、と書いた根拠です。

一方、ヨウ素剤に関して「新生児、乳幼児や妊婦の服用を優先させる。」とされています。

つまり、若い人ほど甲状腺癌のリスクがあるということですね。これは、先日ビデオをご紹介したチェルノブイリで先例が多数ありました。とにかく、この問題で、まず一番の心配は小さな子ども、そして、妊婦やこれから子どもを生む予定の女性です(被曝時に妊娠していなくても、その後、胎児に影響が出てしまった例もチェルノブイリに多数あります)。

ヨウ素剤に関するいわきの方のブログもご参照下さい(こちらこちら)。このお話が、よりリアルに伝わると思います。

また、アメリカでは(距離的にちょっと過剰反応ですが、時期が時期だっただけに仕方ないかも)ヨウ素剤を求める人が増えたそうですが、実際、今、日本に来たがらないミュージシャンの為に、独自にヨウ素剤を購入している(外人ミュージシャンを安心させる為)日本のコンサート制作会社もあります。実話なんですよ。

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そして、政府命令というかたちで、福島の方々や、危険が及ぶかも、と思われる地域の方々を、国費と東電のお金で避難させて、

北海道や、関西地方、九州などのおそらく安全と思われる未開地域を開拓して(これも政府、地方自治体の全面的援助で)、

県ごと、とはいかなくても、市町村単位くらいで、新しい町を作って、移住してもらうなんてのはどうでしょうか。

「そう簡単に故郷を離れられるか」というお声もあるでしょう。

でも、そこで家族を養い、子どもを生み、世代を重ねていくには、もはやリスクが大きすぎます。

収束するかもしれないけど、・・・しないかもしれない。

少なくとも、今は、当の東電も保安院も、手探りだらけ。見通しすら立っていないのです。

山の向こうに何があるのか分からない。今はまだ、山を登る入り口を探している状況だ」(政府関係者)ということです。

 

まして、農家としての知識があっても、空や水を汚す目に見えない放射能には、残念ながら敵いません。

なら、空気と水と土壌のきれいな土地に移り、そのノウハウで新しく農業地域を築いてもらうわけにはいかないのでしょうか。

勿論、時間もかかるでしょう。それこそ数十年単位の話かもしれません。

でも、受け入れ先となる県などでも、まず土木建築関係での雇用も見込めますし、住民が増えるので税収もアップします。さらに、過疎とは逆に、長年にわたる産業の多様化、住民の為の道路や鉄道などの新たなインフラの整備など、地域の新たな活性化につながりそうです。

このプロジェクトは政府主導で、費用は基本的に東電が、今後数十年にわたって、ずっと負担していくということでどうでしょう(間接的には電気の受益者である僕らも負担していくのですが)。

その新たな街で、風力、地熱などの、新しいエネルギープロジェクトを立ち上げて、農業、漁業、酪農などを希望する以外の方は、働き手としてそれに関わってもらうのもいいかも。その電力は、東電が買って、適正な価格で売るとかすれば、お金も回ります。

 

完全収束に100年かかるだろう、という海外のレポートもあります。

100年と言えば、孫や、ひ孫、もっと先の世代の世の中です。

その世代の為に、今何をすべきで、何を残すのか。

もしかして、その後、きれいになった福島へ、戻りたければ戻ってこれる。

それまでは、どの道、汚染されてしまっているのなら、浄化に時間がかかるわけですから、土地が人手に渡ってしまうことはないでしょう。

というか、その時のために、今の皆さんの土地などは、しっかり国と東電に、ずっと守っておいてもらえないものでしょうか。

 

・・・勿論、試算してみたら「現実的じゃない」のかもしれませんけれど。

なんかね、つらつらと、考えてしまったのです。

 

 

あとね、今、福島の野菜を「安全です」と、一生懸命売っているというニュースを見ます。

テレビのコメンテーターも「どんどん買って、食べてください。出回っているものは安全なんですから!それが復興に繋がるんです!」と。

勿論、買って食べられる人は、そうすればいいと思います。

 

ちなみに食品の放射線量は、たとえガイガーカウンターが手元にあっても(例えばスーパーの売り場に設置してあっても)、すぐにわかるものではありません。

ガイガーカウンターが鳴るような食品は、間違っても口に入れてはいけませんが、

僕たちが知りたい規制値は、そのはるかに下にありますので反応しないか、または正確な値は得られないのです。

正確な検査には、専門機関で、1品目に2万円くらいのコストと、2日~1週間の時間をかけて計るしかないのです。

 

今後、本当にモラルが試されるでしょうね。

覚えておいでの方も多いと思いますが、今まで幾度か、産地偽装、ラベル改ざん・・・と、食に関する嫌なニュースがありました。

農家の方は、安全なものを作りたいと思って作っているに決まっています。

しかし、その先はどう保障できましょうか。

 

先日、出荷自粛のレタス(停止命令でなかった)を「これは、どうせもう売れないから、ただでいいから、他のと一緒についでに持って行ってよ」と業者に頼んだら、

その業者が一つ1円で売りに出したのだそうです。するとそのダンボール数箱分のレタスは、あっという間に売り切れたそうです。

皆さんが、個人の責任において、自分で食べるならいいんです。

でも、こういった野菜が、今後、どこでどう使われるのか、僕たち消費者にはどうしようもありません。

食事がロシアンルーレットみたいになっては困るのです。

 

ご存知のように、今の基準は、震災後に緩められたり、新たに作られたものです。

WHOの基準にのっとって、元々は、もっと厳しかった。

 

なので、今の基準値で「大丈夫です!基準値を下回ってますから!」でも、

元々の世界基準からしたら、数十倍も大きい値である可能性だって否定できないのです。

 

アメリカは、昨日、

輸入規制を、福島、茨城、栃木、群馬4県に加え、新たに千葉・埼玉産に拡大しました。

これは、日本の安全基準と、海外での安全基準が違うためです。

 

ただ、政府は発表する数値は、信じていいものだそうです。

今、世界中が注目しているので、いい加減な値は公表できないだろう、というのがその根拠です。

 

ですので、日本も基準値を引き上げないで、逆に国際標準基準の中に留めておくか、もしかしたら、あえてさらに厳しく定めてしまえばよかったのに、と思います。

「今、売っている野菜は、震災前に売っていたものよりも、さらに安全な基準をクリアしたものばかりです。だから、“絶対に”安全なんです!」って。

これなら、「2000ベクレルがダメでも、1999は下回ってるから安全って言われてもねえ。」などと訝ってる人も、安心できますよね。

 

これからも注意して、注目していきましょう。

 

安全な食べ物を求める行為は、生き物としての基本ですから。

 

写真は、ホウレン草とシメジのお味噌汁です。残念ながら、震災前に撮ったものですが・・・。

大好きなんですよね、ホウレン草。

また、心から安心して、美味しく食べたいな。

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明後日、17日、本来Zepp東京で予定されていた椎名へきるちゃんのライブが延期になった代わりに、同会場でチャリティー握手会が催されることになりました。

つきましては、へきちゃんと共に、僕たちバンドメンバー全員、スタッフ有志も参加させて頂くことになりました。

14:00開場、14:30開演です。

金髪さん、JAKEさんのギタリスト二人とへきちゃんによるアコースティック・ミニライブはある・・・かも、という感じだそうです。

ではでは、よろしかったら、ZEPP東京でお会いしましょう

 

ではー。



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今日もトミちゃんのサイトに、8日のライブの映像が3曲、アップされました。よろしかったらー。

 

「Speak Spark」

http://www.youtube.com/watch?v=F9EW38vFVG0&feature=player_embedded

「RUN RUN RUN」

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Ze7pQWqXULk

「上を向いて歩こう」

http://www.youtube.com/watch?v=ja20q-kJ56U&feature=player_embedded

 

曲順からすると、「Speak Spark」はライブの怒涛のラストスパートの導入の曲でした。

「RUN RUN RUN」は本編のラスト、そして、「上を向いて歩こう」は、三曲やったアンコールの一曲目でした。

 

「Speak Spark」は、IchibanPoppersで演奏するのは始めてで、トミちゃんのサイトには、過去のバンドでの演奏もアップされております。ストリート時代の曲ということですが、なんともカッコいい。

今回の演奏にあたって、この過去音源を耳コピーしたのですが、コードの動きや、乗せるメロディーに「へぇーっ」と思うところが沢山あって感心していたら、スタジオで、やはり耳コピーしたというバンマスの竜さんも「この曲さあ、なんか、よく出来てるねぇ」と。そして「これは、ギタリストじゃないと出来ない曲だよね」と。

ほんと、そう思います。キーボード的な発想では、出来ない曲だと思います。「ほんと、ほんと」と同意すると、トミちゃんが「えへへ。私が作ったんだよー」というので、「全部?」って聴くと、「うん」って。

色々と感心するところはあるのですが、例えば、「アウトロ(後奏)で、いつの間にか半音上がってる」、とか・・・。あまり例の無い曲の構成なんですよ。今回演奏して、大好きな曲になりました。また、原曲にはキーボードは入っていないので、僕はオルガンを加えて演奏しました。

 

対して、「RUN RUN RUN」は、僕がトミちゃんのライブに始めて参加した時以来になる曲です。大好きでね、今回は、実は僕のリクエストで入れてもらったんですよ。歌詞がね、今にぴったりなんじゃないか、って思って、提案したんです。走れ、走れ、走れ!ってタイトルも好きで。

リハの二日目で、久しぶりにでやったとき、これがモノすごーく良くてね。なんかテンポがめちゃめちゃ速かったんですけど、それがなんか、疾走感に溢れててね。まあ、粗いっていえば粗かったんでしょうけれど、ロックってそれが良かったりもするんですよね。このライブ本番では、少し抑え目のテンポになってますが、これはまたこれで、落ち着いてて、良いものです。

でも、ほんのちょっとしたテンポの違いで、曲って全然変わるんですよ。リハーサルの演奏、お聞かせしたいです。・・・って、粗いので、恥ずかしいので、封印ですが(笑)。

 

「上を向いて歩こう」

これは、やはり今だからこその選曲。トミちゃんもMCで「今、日本中で一番歌われてる曲かもしれませんね」と言ってました。ちょうど、僕たちがリハーサル準備を始めるころから、テレビのCMでも流れ初めてました。

スタジオで、「アレンジ、どうしよう」ってことになって、そのままの雰囲気でやろうか、いや、それじゃ面白くない。ってか、そもそも、本物はジャズ&生のストリングスセクション入りのアレンジなのでそのままバンドでは出来ないんですよね。

なので、「パンクっぽくやる?」とか「ピアノ一本ってのもありだねえ」とか、色々考えて、最終的に、「ぶるージーな感じでやろう。でも、コテコテの関西風ブルーズにはしないで、わりとさらっとした感じで、リズムは、ちょいハネで。」

ちょいハネってのは、シャッフルまではいかないハネ具合のことで、でもエイトよりは、軽く三連を意識した・・・

あ、これはまたいずれ。ってか、がっこーみたいになるですね(笑)。とにかく、曖昧な言葉なので、演奏者のイメージ次第なところがあります。でも、曖昧な言葉って、時に物すごく便利だったりするのですよね。

で、これでバシっと、ハネ具合が合うのが、「彼とは合うなあ」ということなんですね。それぞれのリズムの価値感があう、ということです。でも、プロの間では「あ、もうちょっとだけハネてもいいかも」とか、「フィルだけは思いっきりハネたりね。ビートルズみたいに」なんて話をしながら、すり合わせをしていくこともあります。

・・・長くなりましたが、そんな話し合いの結果、このようなアレンジになりました。

イントロ、アウトロがピアノ一本にしたので、僕任せ。結局、練習では言葉での打ち合わせで終わったので、ぶっつけ本番的な演奏なんですが(なにせ、今回は、色々あって、結果的にはリハーサル時間が短かったので・・・)、それでもいい感じになったように思います。中でも、かっちゃんのドラムアレンジが、とっても良かったんじゃないかなあ、って思っています。

 

まあ、落ち着いて映像と音として残されて、こうしてお家で皆さんに聴いていただくとなると、全体の雰囲気が大事な一過性のライブとは違って、個人的には恥ずかしいところもありますが、

でも、特にちょっと今回は、難しい時期でしたし、ライブに参加されなかった皆さんに、こうしてお聴きいただけることは、とても嬉しいです。H社長、ありがとうございます。

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今日も、色々ありましたね。

でも、今日のところは、この辺で。

 

友人に「毎日川村くんのブログ見てたら、なーんか、暗くなっちゃって(笑)。そろそろ見るのやめよっかな(笑)」なんて言われたりもして。いや、仲のいい友人なので、冗談なのは分かってますが・・・(ちゃんと毎日見てくれているからこその意見もいろいろ聞けたので)、でも、・・・それもアレだよなあ、って思って。いや、必ず反対意見はあるし、シリアスな話題も書きたいのですが、そればっかりも、やっぱりバランスが悪いのかなあ、とか、色々考えてしまって(まあ、このあたりは、最近はずっと葛藤しっぱなしなんですけどね)。ということで、たまには、重たいのは無しで

 

とか言って、明日には戻ってたりしてね。

・・・でも、戻るなら、戻れるなら、

本当は、大盛りラーメンや餃子の話に戻りたいんですけどね。

悔しいなあ。

 

そうだ。

代わりに、一本、映画をご紹介しましょう。

マイネーム・イズ・ハーン

トミちゃんから、「こんな時だからこそ観て欲しい」とお勧めされて観たのですが、

本当にいい映画でした。

これは勿論、いつ観ても素晴らしい映画ですが、

本当に、僕からも、やはり今だからこそ、お勧めしたい一本でもあります。

是非とも。

 

ではー。



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青い空、暖かな空気。

2011年の4月も、もうすぐ半ば。

春です

 

先週のトミちゃんのライブから、2つのビデオが公開されました。

 

オープニングだった「見上げてごらん夜の星を」のアカペラ~「Piece」。

http://www.youtube.com/watch?v=o5LJXSK77jI&feature=player_embedded

そして、後半のオープニングとしての「Mada Mada」。

http://www.youtube.com/watch?v=xIsc405ux8M&feature=player_embedded

(追記:両方とも、14日、音質アップバージョンが再アップされましたので昨夜とはURLが変わっています。)

 

「見上げてごらん夜の星を」は、今回の震災での鎮魂の祈りを込め、トミちゃんが一人でアカペラで歌った坂本九さんの名曲。

僕も大好きな曲で、最初の曲出しの段階では、僕からも皆でやるカバー曲として提案もしたのですが、トミちゃんから「実は私、その曲、歌おうと思ってたんだ」とのことで、なら、アカペラが一番伝わるんじゃないかということで、こういう形になりました。

ビデオではカットされていますが、この曲の後に、会場皆で、黙祷をしました。

その沈黙の中で、僕がピアノでイントロを弾いて、「Piece」へ。

震災前のメニューでは、この「Piece」はコンサートのラストに、ピアノとトミちゃんの歌だけでやろうか、という話がありました。

でも、序々にバンドメンバーの楽器が加わっていくアレンジにすることで、バンドとしてのコンサートのオープニングの曲としては、ここがベストだろうということで、冒頭にもってくることになりました。

そして、アッパーな曲が続き、バラードコーナーへ。

 

そして、バラードコーナーの後の、後半のオープニングとしての、「Mada Mada」。

この曲は、今回初お披露目。元曲はドラムもベースも打ち込み(機械による演奏)で、かなり印象の違う3分もない短い曲でしたが、今回のライブでは、トミちゃんの「J.B.(ジェームズ・ブラウン)みたくしたい」というアイデアを受けて、「じゃあ、もっとファンクバンドみたいにしちゃおうよ」ということで、さらに、H社長の「この曲でメンバー紹介したらどう?」というアイデアもあって、こんな感じになりました。

手を挙げたら終わり、とか、顔を見合わせたら次に行く、とかいった感じの、いわゆる“セッション”みたいな感じですね。そんなこんなで、なんと13分もあります。

曲も面白いのですが、今回のバージョンではメンバーのソロ回しがハイライトになっていると思います。ソロの長さも内容もメンバー任せ。皆、アドリブです。スタジオでの練習では、誰もこんなことはしてませんでした(笑)。

僕も、とりあえずその場で考えよう・・・と、行き当たりばったりでやろうと考えていた(=要するに何も考えてなかった)のですが、皆のソロもかっこよかったし、「暴れてくれるんでしょうねえ!?」的な、トミちゃんの煽りもありましたし「そうかー何かしなきゃなー、、何やろうかなー」って考えながら、結局・・・行き当たりばったりでソロに入りました。

なので、お客さんに振るのも含めて、その場で思いついた、アドリブなんです。結果は、ご覧のとおりです。

マイクに思いっきり肘をぶつけてちょっと痛かったのですが、それもアドリブゆえ・・・、まだちょっとアザになってます(笑)。

映像見てると、ちょっと恥ずかしいですが、でも、楽しかった時間が思い起こされます。

音楽って、楽しいな。

これからもまた、この日の映像がアップされるかもです。お楽しみにー

 

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さて、連日、震災や原発のことを書いているので、どうもブログの様相が変わってきておりますが、これとて、やはり僕の興味があることで、しかも、内容としてプライオリティ(優先度)が高いと思うことなので、やはり今日もちょっとだけ書きます。

これは、テレビなどでは本当にほとんどやっていないことです

先月、厚労省が、放射能汚染食品のプルトニウム許容量を設定していたことが明らかになりました。

 

「放射能汚染された食品の取り扱いについて(3月17日 厚生労働省)」

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e.html

(この中の別紙「(PDF:133KB)」をご覧下さい)

 

調べれば紹介しているサイトは多いのですが(たとえばこちらこちらなど)、ご存知の方は少ないかもしれません。

国によって正式に、プルトニウムの摂取許容量が設定されたのは、世界でも初めてのことだとのことです。

Wikiのプルトニウムの項によれば、「ヨウ素や137セシウムよりも1Bq当たりの人への影響が大きいと想定されている」とのことです。勿論、その分、値も低くは設定されていますが、今回の問題はそこではありません。

ヨウ素とセシウムばかりが取りざたされていますが、この度、ストロンチウムも検出されましたし、すでに先月の段階で、原発の土壌からはプルトニウムも検出されています。

つまり、「出ているから、基準を作らざるをえなかった」ということです。

武田先生も、今朝のブログで書いておりますが「原発 緊急情報(53) 海と魚」(←これは、是非ご一読をお奨めします)、ストロンチウムもプルトニウムも、確実に海に漏れたのに、測っていないのです。なので、値が公表されていないのですよね。これが問題だと思うのです。

でも、将来的に、問題になるかもしれないので、基準を設けていたと考えられます。出てなければ、あるいは、今後も出るリスクがなければ、この文書は意味がないからです。でも、出ているなら、今、公表していなくてはおかしいですよね。被害が出てからでは遅いのです。プルトニウムは、比重が重いので遠くまでは飛散しませんが、万が一吸ったらアウトです。体外に放出されるパーセンテージも100ではありません。半減期も長いので、延々と体内被曝をすることになりかねません。リスク管理という意味では、この万が一を考えなくては意味がありません。まして、値を測ってない(か、公表してない)というのは論外です

 

 

このところ、「風評被害」という言葉がやたらと聞かれます。

でも、なんでもかんでも「風評被害」ではないと思います。

実際に、あれからあちこちで「実害被害」が出ているのは、ご存知のとおり。

これ、値が出ていない、あるいは、測っていないなどの事例を含め、「風評だから」で済ませるのはどうかと思います。これでは、いつか漏れが出てくると思います(現に、今日はサンチュが問題になりましたね)。

そもそも、野菜は栄養もあるのだし、身体によくて、本当に食べていいものなら食べたい。

大丈夫なら、学校の給食とかにだって、どんどん使えばいいと思います。

でもそれは、本当に食べていいものだったら、の話

できれば身体に入れないほうがいい、というものなら、これは個々のの判断に委ねられるべきだと思います。

子どもと大人も違うし、男性と女性でも違うでしょう。おばあちゃんが「福島の為にね」と買って帰っても、それを小さな子どもや妊婦さんが食べるのは、話を分けないといけないと思うんです。

 

だからこそ、国が徹底した検査をして、その値を、嘘偽り無く公表すべきだと思います。もう、それしかないと思います。

そうでないと、農家や漁業の方たちだって、救われませんし、いたたまれませんよね。

皆さん、安全で美味しい野菜を、新鮮で身体によい魚を、って思って、今までずっとやってこられたのですから。

 

人間は、理性よりも先に、感覚でものを捕らえます。

小田嶋 隆氏が日経ビジネスオンラインに寄稿した文章「この「風評」の半減期はどのくらい?」が興味深いです。

『買う側の論理(というよりも「感覚」だが)からすると、ハエがとまったケーキの商品価値はとりあえずゼロとして扱わざるを得ない。「科学的」に考えれば、ハエが接触した部分を素早く除去すれば、害は無いのかもしれない。

でも、一瞬でも、たとえほんの一部でも、ハエがとまったケーキは、商品価値を失う。商品価値というのは、そもそもそういう性質のものなのだ。』

『「風評」が「科学的でない」と、いくら吠えたところでどうにもならない。「評価」というのは、多かれ少なかれ、感覚的なものだからだ。その感覚の根本が放射線に汚染されてしまった以上、影響をくつがえすのは容易なことではない。』

 

毎日のニュースを見ておりますと、伝えられる農家、漁師の方々はあまりに気の毒すぎます。

 

これこそ国が、今すぐ全力を挙げて、信頼を取り戻してあげる(それが無理でも、とにかく、どうにかフォローしてあげる)しかないと思います。

同時に、検査機関としての国自身の信頼そのものも、もっとしっかり確立してもらわないと、消費者はいつまでも安心して、買い物ができないと思います。

 

今は、色々とあいまいな時期ですから、最後は個人の判断になっています。

でもね、本当にどうにか、乗り切っていきましょう。

それしかないのですから

 

ではー。



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すでにご存知かと思いますが、今日、福島第一原子力発電所事故の国際原子力事象評価尺度が、

レベル上は最高の(・・・というか最悪の)、レベル7になってしまいました

 

基準としては、

「放射性物質の重大な外部放出:ヨウ素131等価で数万テラベクレル以上の放射性物質の外部放出」    

「原子炉や放射性物質障壁が壊滅、再建不能」

ということです。

残念なことですが、これで国際的評価としては、日本で、チェルノブイリの原発事故と同程度の事故が起こったことになってしまいました。

 

昨日の段階までは、レベル5と言われていましたね。

もっとも、アメリカのシンクタンクでは、事故直後の3月15日の段階で、すでに、「レベル7もありえる」という発表をしておりました。

(ちなみに、この時点では、国内ではレベル4と言っていました。)

国内と海外での事故の見方に相当の隔たりがあったということにもなりますね。

日本はとにかく「安全です」ですものね・・・。

本当に安全ならいいんですけど、後から、「実は・・・」が多くて、

(最初から政府発表を全て信用できない、と分かっていても)正直、ちょっと困りますよね

 

1兆の1万倍などという、とんでもない数字(慣れちゃいけない)の放射能が出てたことが発表されましたが、

「これは先月15~24日ころのレベルの話で、今は危機は脱していると見ている」と東電は発表したのですが、

それなら、何故今まで黙っていたのでしょうね。一番危ない時に「危ない!」って言ってくれなければ、何も対応のしようがないです。

クルマに轢かれてから「危ないよ」って言われてるようなものです。

先月の千葉の水道水の時もそうでしたね。一週間も経ってから、「実は大人も飲まないほうがいい水でした」なんて。

なんだか統一地方選挙が終わるのを待っての発表だったのかな、なんて声もありますが、なるほどなあ、と訝ってもしまいたくもなります。

 

また、「レベル7と言っても、放射性物質の放出量はチェルノブイリの10分の1です。」という一方で、放射性物質の放出量が「チェルノブイリを上回る可能性もある」とも。

チェルノブイリは一週間程度で収束しました。今回の事故は、一ヶ月を超えて、今なお、現在進行形です。

 

 

今、僕たちは、自分たちの置かれている環境や状況について、正しく認識できているのでしょうか。

それだけの情報を、全ての国民がちゃんと持てているでしょうか、と聞かれたら、

 

これは残念ながら、否、なんですよね。

今のやり方では、正直、難しいでしょうね。

パニック防止であることは承知ですが、それでも公式発表が、

あまりに「まず安全であると思う立場」からの話ばかりで、全てを進めすぎてるような気がするんですよね。

「なんか、安全側に片寄ってないかなぁ」と思ってしまう。

なので、どうしても、こうブログなんかでは「なんかおかしいんじゃない?」みたいな意見を書きたくなっちゃうんですよね

何か、隠されてるような気がして

 

 

最初にレベル7を検討している、と発表されたのは、昨日の深夜(12日未明)のことでした。

 

ここ最近、大切なことは、なぜか深夜に発表になりますね。朝のニュースチェックが怖いくらいですよ。

一日が終わり、あちらも色々と整理してからの会見となると、どうしても夜中になってしまうのかもしれませんが、

なんだか、まるで地球の反対側でやっているオリンピックを見ているようです

(そういう意味では、やはりネットが一番速いです。あとは、僕の場合は友人からのメールかな。色々な情報がもらえて、ありがたいです。)

しかし、誰だってなかなかテレビを見続けられるわけはありませんし、ネットを見ていられるわけでもありませんよね。

なのに、朝や昼のニュースでは、本当にびっくりするほど、最小限の扱いだったりするので、大切なことなのに、

下手すると丸一日でも、知らないままの方がいてしまったり。

 

前にも書きましたが、こういう時は、一日中、関連ニュースを放送してくれるテレビのチャンネルがあっていいと思います。

(多分、欧米などだったら、やってるんじゃないかな。)

知りたいことは沢山あります。

 

まず現地の様子。原発の映像は24時間、ワイプでもいいので生で。

そして、福島と周辺の放射能状況を中心として、全国の数値などを毎時発表。

それに、政府、東電、ふ安院の日々の公式発表と、その(ちゃんとした、わかりやすい)解説。

レベル7になったことを受けて、スリーマイルや東海村、そしてチェルノブイリなどの、過去の原発事故の詳細。

それぞれの事故の事故原因、経過、放射能の数値的な情報、収束方法、現在の状況。

そして、今回の事故と比較と、可能な収束手段の情報公開と、可能な限り確からしい今後の予想。

また、放射能に関する正しい知識。これも「大丈夫」とばかり言う人だけでなく、ちゃんと危険性を教えてくれる人が必要。

成人男性だけでなく、病人、子ども、妊婦などの生活弱者の、色々なケースを想定しての基準も考察、発表(子どもたちはその町の砂場で安心して遊べるのか、などまで。その根拠も踏まえて。)

また、チェルノブイリのドキュメンタリーなどの再放送もあってもいいと思います。

そして、これらを、可能な限り皆さんが見れるように、ある回数繰り返し、勿論新しい情報を加えながら流してくれるチャンネルがあるといいな、と思います。

もう、「不安を煽る」とかじゃなくてね、危機管理の為に必要な情報だと思いますよ、ほんと。

それに、「ちゃんと情報を与えてもらってる」というのは、安心感に繋がると思うのです。

 

これらは、ネットなどを使える人間なら、まだ、あれこれ自分で探すこともできますが、

ネットを使えない方や、子どもたちからおじいちゃん、おばあちゃんたちまで、国民、家族皆が知って、一緒に考えるためには、やはりテレビが有効なんじゃないかと思います。

難しいかもしれないですけけど・・・、それこそ、風評被害を防ぐ意味でも、情報がちゃんと公開されないと、と思うのです。

国家機能が集中している首都のすぐそばで、収束の見通しが立っていない現在進行形のレベル7の原発事故が起きてるなんて、国としての非常事態だと思うんですよね。

反面、今のところ、ほぼ安全と思われる九州や北陸でも、旅行客がぱったり、なんていうのは、情報不足によるところも大きいのではないでしょうか。

「日本が出す情報は、公平で、正しい。」という信用があれば、信じてもらえるでしょうに。これは、今後のことを考えても、本当に大事だと思います。

今のように、国民にすらちゃんと信用されてないのでは、海外の人に信用しろと言っても無理です。

 

 

でも、それでもとにかく、テレビは通常運転(100%とはいいませんが)。

で、相変わらず御用学者が、「安全です。全然大丈夫です」って繰り返してます。

なんだかね、ある意味、凄い国だなーと思います。

全て信じて、大船に乗った気分にでもなってればいいというのでしょうか

 

外から見たら、どう見えるんでしょうね。

 

こんな記事もあったそうですが、あながち、「ほんとだよね」とも思ってしまいます

仏TV「日本人はバラエティー番組見て笑い転げてる場合か?」

 

今日、道端で白人の奥さん風の人が二人、立ち話しているのを見かけましたが、

日本に居る外国人の方の為のインフォメーションは、僕たち以上に少ないんじゃないかな。

ただでさえ、レベル7に指定されたことで、今以上に、ますます観光客の誘致が難しくなってしまいそうなのに(これ本当に痛い)、

これじゃ、今日本に住んでいる外国人も不安になりますよね。

報道系の番組は、基本的に全部バイリンガル放送にすればいいのにね。

今時、テロップ見てれば、大体の内容はわかりますから、日本人にとっても、英語の勉強にもなって一石二鳥かも。

外国人の方には、友達に「大丈夫だから、日本に遊びにおいでよ!」って言ってもらいたいですし、安心してもいいところの方には安心して欲しいですよね。

(・・・さすがに、まだ今は無理か。でも将来的には。)

 

 

そして、地震、津波の被災者の方々の為の、専門の情報チャンネルも、あるべきですよ。

でも、テレビは無いし、携帯が繋がったのですら、やっと今月に入ってから、なんて方も多いそうですし、

地域によっては、まだ電気も通って無いので、今だ蝋燭で生活し、情報は何も無いという方も沢山いらっしゃるそうです。

一日も早い、生活、情報インフラの復旧が必要ですよね。

震災から一ヶ月以上経ってるのに、あまりに辛い環境に置かれてしまっている人が、本当に多すぎますよね。

 

 

そしてまたここへきて、地震が凄いですよね。

ほんと、勘弁して欲しいですね・・・。

 

今朝は、

緊急地震速報、ダブルで来ました。警報が鳴りっぱなしでしたよ。(写真撮ってる場合か)

 

桜の季節。

本当に今年は、凄いことになってしまっています。

でもね、なんとか、乗り切りましょう

地震よ、止まれー

 

ではー。



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仕事部屋で、シンセを前に原稿書きをしていたら、ぐらぐらと。

リビングへ行き、テレビをつけると、福島で震度6弱の地震。津波警報も出ていました。

驚くべきことに、テレビ東京までもが、通常番組を休止してニュースを伝えていました。

変な話ですが、これ、結構珍しいというか・・・。なので、ホントにやばいのかも、って思うのですよ

 

震源が浅いこともあったのか、僕の住む神奈川県東部では震度2とか3とかいうことでしたので(地区(震度計の設置場所)によって差があるようです)、幸い、何か被害がでるようなものではありませんでした。

でも、心配で、しばらく立ったままテレビを見ておりましたら、「テュリン、テュリン・・・テュリン、テュリン・・・」と、あの緊急地震速報が。そしてまた、ゆらゆら、ゆっさゆっさ。

これがね何度も何度も、連続して鳴るので、もう、どれがどの速報で、どれが今の地震の震度だか判らなくなってしまう程の回数の地震でした。

 

しかも、なんでよりによって、震源が原発の真下なんだ・・・。

本当に勘弁してほしいです。

やはり、原発は、せめて地震のリスクのできるだけ低いところに建てるべきだったのは間違いないですよね。

震源の真上に原発があるだなんて、心臓に悪すぎます。

 

 

ちょっと話が変わりますが、僕の携帯であります“パンダ”は702なんて、もう誰も知らないような型番でして、相当に古いんです。

写真の写りが今時恐ろしく酷いというのは仕方ないと思っていたのですが、ワンセグといったテレビなども見れませんし、液晶は浮いてきてしまいましたし(前にも書きました。メールとか読みづらい・・・)、

そして何より、今、困るなあと思うのが、

・・・この緊急地震速報が鳴らないことなのです。

ウンともスンともいいません。

 

テレビをつけてる時とか、周りに新しい携帯を持ってる人がいる時とかならいいですが、

これ、結構デメリット大きいなあ、と思うのです。もしかしたら、生死を分ける可能性だってあるわけですよね。

 

で、携帯・・・どうしようか迷っているのです。

今はNTTドコカなんですけど(ドコモだろ)、iPhoneの新しいのが年内に出るかも、という情報があるらしく、それはなんとバッテリーがソーラーになるとか、一回の充電で数ヶ月持つとかいう噂が。そうなったら、さすがにiPhoneか・・・とも考えていたりもいます。災害の時にだって、バッテリーの持ちはとても重要ですものね。

なので、とりあえずは、パソコンが起動していれば、この緊急地震速報が受け取れないかと思って調べて見ましたら、見つかりました。

 

無料で緊急地震速報が受信できるソフト「SignalNow Express」

http://gigazine.net/news/20110322_signalnow_express/

 

こちら、インストールしてみたところ、

見事にあの「テュリン、テュリン・・・テュリン、テュリン・・・」という音と共に、緊急地震速報を受信しました。

テストモードもあるのですが、今日は、いきなり本番。確かに、ちゃんと作動しました。音と同時に、震源の地図や到達までの予想秒数も出ます(ですので、音は消していても、画面を見ていれば速報が出たのが分かります)。

あの音の中なので、なんだかちょっと怖かったですけど、到達予測震度が小さかったので、写真などを撮ってみました。

(アクセスが多いのかサーバーが混んでるらしく、ダウンロードには少し時間がかかりますが、指示通りじっと待っていたら、ちゃんとインストールできました)

 

しかし、感度設定を低めに(マグニチュード4)していたら、これが数分置きに鳴るのです。

こちらでは震度1未満という感じで、揺れが体感できないようなものでしたが、確かめると福島では本当に数分置きに地震が起きてました。夕方5時過ぎのあの震度6弱から、数時間でもう30回以上の地震があるのですね。(防災科学技術研究所の資料によりますと、この一ヶ月で一万回以上ということです。唖然とします。)

これではさすがに仕事にもならないので、少し設定を高くしましたが、これは震源に近い方は本当に大変だと思いました

 

マックの方には、こちらなどがあるようです。(僕はWin環境なので、こちらのソフトの動作チェックはできていませんが。)

緊急地震速報 0.5.4

http://hello-mac.com/?p=27309

 

・・・どうでもいい話ですが、今日何度も繰り返し聴いているうちに覚えてしまいましたが、

あの速報の音は、コードで言うとAm7(-5)と半音上のB♭m7(-5)というコードの繰り返しのようです。

鍵盤ですと、セブンスの音を一番下に持ってきて、「ソ、ラ、ド、ミ♭」と、全部がその半音上の「ラ♭、シ♭、レ♭、ミ」となってるみたいです。

この「m7(-5)」「マイナー・セブン・フラット・ファイブ」というコードは、緑ちゃんを書いた時に「少し暗い 不安定」と、17ページのコードのイメージの説明で書きました。

確かに不安定な気分にさせられるのは、間違いないようですね

すみません、ヘンな話で・・・。

 

震災から一ヶ月。

どうか皆様、お気をつけて。どうか、ご無事で

(どれだけ気をつけられるものかは分かりませんが、来るのが分かっていると大分違いますから、速報は、ありがたいです。これは早々に、携帯にも必要かも知れませんね)。

 

ではー。



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選挙、行かれました?

 

震災から、明日で一ヶ月。

一ヶ月前の今日は、翌日、あんなことが起こるとは思っても居なかったのですよね。

自分のブログを見返したって、まるで、その兆候もありません。

翌日はがっこーでライブでしたから、その準備をして、ご飯を食べて、ブログを書いて。

あの日で、色んなことが変りました。

あるものに対する価値観が変ったり、見え方が変ったり。

意識せずとも、知らず知らずのうちに、人の気持ちを変えてしまう。

震災って、モノを壊すだけじゃないんだな、って思ったりもします。

でも、・・・負けたくないですね。

 

直接震災に遭われ、家族や、家や、友人を失い、、仕事や職場などの生活の基盤を失ってしまった方。

避難生活をされている方は、まだ15万人もいらっしゃるとのこと。

避難されていなくても、生活が変ってしまった方も沢山いらっしゃると思います。

 

こんなことになるとは、当日のお昼過ぎまで、1分前までですら、まさか想像もしておられなかったはず。普通の生活があったはず。

一転、辛い辛い、避難所生活。しかも、長い。一ヶ月経っても、まだまだ、先が見えない。せめてもの仮設住宅だって、まだまだ全然間に合っていない。地域によっては、入居できるのが半年~1年先という見通しだそうです。

それまで、避難所を点々とする生活。どれほど辛いことか。悔しいことか。切ないことか。

心中、お察しするに・・・余りあります。

一人でも多くの方に、少しゆっくりでもいいので、いつか必ず前向きになっていただけたらと思いますが、

震災のもたらした悲劇は、当事者の方たちにとっては、他人が口で言うほど簡単ではないでしょう。

 

被災者の本音、として、ネット上にあるカキコミがありました。辛いものですので、覚悟をもってお読み下さい。

でも、こういう声に触れ「・・・実際、そうかもしれないない」と、どこかで、辛いながらも納得させられる自分もいます(こちら)。

(これが、作り話ではないとして。これはやはり、弟(妹?)さんにだからこそ、身内同士の話としてだからこそ、言いえたものであって、公表するのを前提としては、たぶん、こうは言えないものと思います。でも、それだからこその“本音”なのかな。色々と、考えさせられるものだと思います。)

 

そして、直接ではないけれど、影響で、仕事に不具合や支障が出ている会社も沢山あって、困ってしまっている人が日本中にいます。

僕の身の回りでは、先日書いた、内定を取り消されてしまった教え子や、

そう、例えばあのコルグの新製品も、震災の影響で東北の部品工場がやられてしまい、4月8日予定だった発売が難しくなり、当面延期になってしまいました。

僕自身の仕事も、やはり延期やキャンセルなどもあり、これはミュージシャン仲間の多くに同じような影響があるようです。

他の仕事の方でも、まるで影響がない、という業種の方が少ないかもしれませんね。

 

そして、地震と津波だけなら、と言っては反感を買うのかもしれませんが、

それでも、まだ日本が一丸となって、よし!またこれからがんばろうよ!、と言えたものを、

原発の問題が、その空気を重たくしてしまっていますね。

しかも、まだ収束の見通しがたっておらず、これからも爆発の可能性や、汚染水の処理問題など、

本当に、目が離せないです。とはいえ、その対象が目に見えないのですから、こんなに恐ろしいものはありません。

 

放射能関連のデータは、こちらでまとめて毎日見れます。

http://atmc.jp/

全国の空気、雨、水道の汚染状態、また、風向き予報など、さらには福島の原子炉のモニタリングポストのデータなども、毎日細かく更新されています。チェックされることをお勧めします(時に安心の為にも)。

 

ちょっと、4月7日の一号機の放射線量の上昇はビックリしましたけれども、これは計器の故障の可能性もあるとの発表がありました。

真相はわかりませんが、とにかく、公表されるデータが信用できないと困りますので、本当に故障であれば、一刻も早く修理してほしいです。

 

放射線量に関しては、

放射能の大半、なお原子炉内に 漏出は1割以下か

というニュースがあります。原子炉内には、590万テラベクレル。廃炉にするまでに、いつかこれを処理する必要があるわけです。(しかも、まだ増え続けていっている、という可能性も否定されていません)

ちょっと、想像がつきませんが、先日の750万倍の濃度で汚染された海で、

そばに15分もいると吐いてしまう、という話がありました(参考:放射線療法による副作用)。

 

今日の、統一地方選挙

今までよりも考えたのが、

町を、地域を、住む人を、本当に困った時に、きちんと守ってくれる人は、ということでした。

リーダーには、いざというときに、頼りになる人になって欲しい、と一層強く思いました。

国も一緒ですが、本当に今ほど、リーダーシップが大きく望まれている時はないでしょう。

今日の選挙で、東北の被災地の方々、そして原発問題まで大きく背負うことになってしまった福島の方々に、新たな希望が訪れますように。

 

神奈川県東部からも、今日生まれた新しいリーダーのもと、しっかり応援していきたいと思います。

 

ではー。



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昨夜は、興奮冷めやらずでまるで寝付けず、眠りに落ちたのは、薄明るくなってからでした。

 

一夜明け、ちょっと痛いところがあるのはなんでじゃろ、などと思いつつ(けっこうアチコチぶつけたりしてたみたい)、

思い出せば、随分イケイケでやったなあ、と。

でも、本当に楽しかったなぁ、と。

まだ、少しボーっとする頭で、昨日をトレースしてみたりしてみました。

 

 

昨日の様子を、少し、お裾分けさせて下さいね

 

お馴染みの看板です。

タイトルはね、震災前に決めたものでして、勿論「ゴージャスとか、パーティーとかは無しだよね・・・」ってなったんですけど(このあたりの経緯は、トミちゃんもダイアリーで書いてます)、メディアなどへの告知時期の関係で変更がきかず、元のタイトルのままとなりました。言い訳めいた話になってしまいますが、一応僕からも書いておきますね。なんかさ、今はこういうのも、「不謹慎」って思われる方もいらっしゃるかもですので・・・。

 

メニューも変更につぐ変更がありました。より、聴いてくださる方々の気持ちになって、今は、何を演奏するべきか。何を歌うべきか。あるいは、何を歌うべきではないのか。

 

トミちゃんも、自分で書いた歌詞を全部、今までは考えてもみなかったような視点から見直しての、選曲だったと思います。

 

トミちゃんと、ソロを弾くバンマス竜さん。最初、後ろで弾いていたので、僕が前に押し出してしまいました。元々、バンドでボーカリスト&ベーシストだった竜さん。フロントが似合うのです。

 

かっちゃんは、ドラムは勿論、コーラスでも大活躍。どんな複雑なコーラスのラインでも、一回聴けば、すぐに覚えて歌えるという才能の持ち主なのです。頼もしい!

 

バンドメンバー唯一の三十代の和田監督。時に黙々とサウンドを支えるボトムに徹する職人気質、時にはまるで、ロックの黄金期、70年代をリアルタイムで通ったかのような渋いソロを弾いてくれます。何と言っても、リズムの良さは天下一品。羨ましいくらいですよ。

 

僕もとにかく、うらうらー。フリーのソロの始まりです。

 

盛り上がってまいりましたー。

 

ダー!

もうこのあたりは、あまり覚えておりませんです。

 

そして、震災前に発注されていた、スタッフさんたちから誕生日プレゼントのハート型ギター。「みんなの気持ち、お披露目はさせてもらいたい」とのことでデビューとなりました。So cute!

 

お客さんの背中には、トミちゃんと、Ichiban Poppersのサインが。嬉しいね。

 

どうもありがとう。

 

皆さんに、拍手!Tシャツも完売とのことでしたし、義援金も、沢山ご寄付いただきました。こちらに関する詳細は、トミちゃんサイトで、この先、報告がありますので、チェックしてくださいね。

 

また、会いましょう


(今日の最初の二枚を除いて、また、昨日の集合写真も、撮影はトミちゃんの事務所の"プレジ”こと、H社長でした。)

 

 

見回せば、大変なことが沢山。

でも、何もかも、ひとごとじゃないですものね。僕たちみんなの問題ですよね。

これからも、きっと色々あるでしょうけれど、

あせらず、さぼらず、えっちらおっちら、頑張っていきましょう。

そして、時にはまたこうして集まって、エネルギーを集めてさ、・・・皆で、分け合いましょうね。

 

そして、こんな時だというのに、また沢山のお手紙や、お差し入れを頂きました。

本当に、ありがとうございました。

皆さんの思い、心に響きます。

 

ではー。



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おかげさまで、素晴らしい夜になりました。

ほんと、やってよかった!やれてよかった!

ありがとうございました!

 

---追記。---

 

写真は、今日、色々と大変な中、集まって下さった皆さんと。

 

まだまだ不安だらけのこんな時です。

交通機関も不安定ですし、また、時期的にも、色々と其々の住まわれている土地でのご都合や、あるいは状況などを鑑みての葛藤なども感じていらっしゃったりで(僕たちもそうでしたから・・・)、どうしようか考えてはみたけれど、やはり今回は見合わせました、という方もいらっしゃるかと思います。

 

でも、そんな皆さんも、やっぱり今日、一緒に集まってもらったような気がしています。

なんかね、今日の皆さんとの一体感は、今日、残念ながらいらっしゃれなかった皆さんの想いの分も加わっていたように思うんです。

お客さんの皆さんの中に「来られなかった人の分まで、楽しもう!」とか、なんか、なんだか、そんな・・・

今まで感じたことの無いようなものがあったような気がするのです。

 

ほんと、僕たちも、そういう思いで、演奏しました。

きっとトミちゃんもで、・・・会場の中だけでなく、彼女なりに、日本中に届ける気持ちで歌っていたように思います。

 

個人的には、演奏の細かいところなんかを反省していけば、そりゃあ完璧なライブだったわけじゃないけど・・・、

でも、そういう“想い”という意味では、今まで感じたことの無い大きな“熱”を持った、素晴らしいライブだったと思います。

 

この写真に、僕たちと一緒に、会場の沢山の皆さんの笑顔が写っています。

じっと見てると、今日、いらっしゃられなかった皆さんの笑顔も、見えてくるように思うんです。

 

僕は、この写真は、何年か後の、将来の、宝物になるんじゃないかな、って思っています。

 

本当に皆さん、どうもありがとうございました。

 

明日から、また、

きっとまだまだ色々あるとは思いますが、

頑張っていきましょう。

 

必ず「やったー!良かったー!」って笑える日が、来ますよ。

それを、実感できた、最高の夜でした。

 

ではー。



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今しがた、また大きく、長く揺れました。

皆さん、ご無事でしょうか。

被害が少しでも少ないことを祈ります。

(僕の田舎も震度5強・・・)

どうか、お気をつけて。

 

下のように、明日のことを明るく書いたばかりの地震でした。

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Tomiya with Ichiban Poppersのライブが、いよいよ明日になりました。

場所は初台DOORS、Open 18:30 Start 19:30です。

是非、会場でお会いしましょう。

こんな時ですが、こんな時だからこそ、是非、一緒に楽しい時間を過ごせたらと思います。

皆で、持ってる元気を、分け合いましょう

凹んでる人は、細かく分けて、この機会に少しでも皆にもらってもらいましょう

 

写真は、昨日の最終リハーサルを終えて。

チャリティーの「Pray for Japan Love & Smile」Tシャツ、

僕らも皆、購入いたしました。

よろしかったら、明日、おそろで着ましょう(もー最初からどうぞ!)。

 

後列左から、バンマスでベースの高橋竜さん、僕、ギターの和田“監督”建一郎

前列、トミちゃん、ドラムのかっちゃん

みんなで、頑張りますよー!

 

いらっしゃれる方、いらっしゃることが出来ない方、

皆さんにとって、明日が素晴らしい一日でありますように

 

ではー。

------------------------------------------

ともあれ、明日です。

ほんと、とにかく、無事で、元気でお会いしたいです。

無事で会えることを、こんなにも切望するとは!

 

---追記。---

岩手の親戚、知人は無事でした。

しかし、やはり地震直後からずっと停電になってしまっているようで、

色々と不便や不安があるようです。

知人からは、

「せっかく落ち着き始めてきたところだったのですが、また停電になってしまいました。沿岸部の方が大変なのは勿論ですが、内陸も正直、疲れが出てきているように思います。いつになったら、元通り暮らせるのでしょうか」

との声もありました。

 

叔母からは、

「カセットコンロを買っておいたので、ご飯は食べれます」

とのことでしたので、これはせめてもですが、良かったです。

「本当に次はどこがどうなるか分からないから、ケンちゃんも気をつけてね」

と、こちらの心配までしてもらってしまいました。

でも本当に、こればっかりはわかりませんものね。

ともあれ、自分でできる対策はしておきましょう。

高いところに落ちて危険なものなどを置かない。家具の転倒防止。食器棚の扉の固定(食器の飛び出しを防ぐ。太い輪ゴムなどで取っ手を留めるなどのことでも効果があると思います)。水の汲み置き。最低限の持ち出し用品の確認(←時間がある場合)などなど・・・。

気休めでも、しないよりはましですものね。

 

さて、そろそろ準備をします。

後ほど、初台でお会いしましょう。

 

ではー。



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被ばく限度量引き上げ、官房長官が検討を指示

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110406-OYT1T00900.htm

(現在、削除されてます。一番下に補記。)

 

『福島第一原子力発電所の事故を受け、「年間1ミリ・シーベルト」と定めている一般人の被曝限度量の引き上げを検討』

『「20ミリ・シーベルト」を一案として検討している』

 

・・・なんだよこれ

 

意味ないじゃん

 

こんなふうに突然基準が20倍になっちゃうんだったら、

なんでもありじゃないですか

 

で、また当分「安全です」って言い続けるの?

 

このことからも、今、福島が相当まずいことになってるのが想像できます。

3週間経っても、半減期が8日のはずのヨウ素の値が、どんどん高くなってる。

事故から三週間も経って、本来なら10分の1程度の値になっていなきゃおかしいのに、

「一億倍」なんて数字が出てくるようになってしまってる。

怖いことですけど、

やっぱり再臨界(一度は落ち着いていたのに、また核反応が起きてしまっていること)が始まっているってことじゃないのかな。

 

一号機の水素爆発を防ぐための措置もいよいよ始まりました

 

本当に、これからも放射線量が増えて、放射性物質が色々なかたちで福島をはじめ、僕たちの生活に入ってくることが予想されるから、

こんな強引な案が出てきたんだと、容易に想像がつきます。

 

でもこれ。

 

普通の国なら、避難地域を広げるんじゃないの

強く警告を呼びかけたりするんじゃないの

 

外から見てもさ、

「被ばく量限度を引き上げましたんで、食品なんかも安全基準値内になりました。よろしくね。」

って世界中に発信すれば、日本製品の輸入禁止はやめてもらえるの

 

 

ねえ、ほんとわからないんだよ。

 

被爆限度量を引き上げちゃおう、ってどういうこと

 

僕たち人間の身体って、子どもたちの身体も含めてさ、ある日突然。20倍も放射能に強くなるの

 

この国は、国民の健康と安全を、守ってくれないの・・・

一体、何を守ってるの

 

またも、後ろから味方に撃たれた気分・・・

 

 

だめだこりゃ・・・

 

 

では・・・

 

 

(補記:どこからの圧力か知りませんが、もう最初のニュースソースが削除されてます。なんだか怖いですね。

年間の被曝限度量、引き上げを検討 原子力安全委

http://www.asahi.com/national/update/0405/TKY201104050616.html

ちなみに最初のリンクでは、20~100msvまでが検討範囲だとのことでした。)

 

---追記。---

昨夜は、「だめだこりゃ・・・」で終わってしまったのでご心配をお掛けしちゃったみたいですみません。

気分はちょっと「もしもシリーズ」の長さんだったのですが、「(笑)」とかもないし、字面がなんかシリアスになりすぎちゃいましたね・・・。

たとえ、不安があったり、へこむような残念なニュースがあっても、朝も夜もきますし、目の前の生活は進むわけですから、それとこれとは分けて考え、やるべきことはやらなきゃですし、やります。ちょっと考えなきゃいけないことが増えただけで、平行して、ちゃんと生活していかなくてはいけません。

ブログでは全てを伝えることができないので、仕方ないのですが、リハーサルもしっかりやってきましたし、楽しかったですし、明日は待ちに待ったライブですし、・・・とにかく

がんばりましょうね!

 

でね。(まだ書くんだな)

 

安全なのか、危険なのか。

原発が最初に爆発した時、政府や一部の学者さんたちが、

「安全です。あの爆発は想定内です。」と言っていたのは覚えておいでのことと思います。

「安全の為、爆発弁(爆破弁)」が作動したんです」とも言ってましたね。

結果は、ごらんのとおりです。これが「なるほど、想定内だったんだね」とは、国民一人たりとも思っていないと思います。

 

まだ一ヶ月も経っていませんが、テレビはほとんど通常運転。NHKの定時ニュースは別として、夕方や夜のニュースも大半の時間を割いて、なんだかワイドショーのような内容を放送しているように思います。

正直、今のテレビは、企業としての立場やしがらみも多いことなどから、立場が偏りすぎてしまっていて、いち情報発信メディアとしては、、機能していないと思っています。

まずはパニック防止に努めるよう、というお達しはあるはずです。だからこそのおおむね通常運転。

また、東電は元々テレビの大口スポンサーですよね。これから東電がどうなるかわかりませんが、今はまだ、今後の事を考えて、積極的に摘発や告発するような内容の放送は作りづらいのかも知れませんね。勿論、今は、汚職などの問題が起きた時とは違って、非常時ですから、政府や関係機関などへの批判も難しいでしょう(勿論、今はその時期ではないですね。そんな時間があれば、もっともっと、困っている人や、心配している人に、本当に必要な正しい情報を流して欲しいです)。

ということで、情報源はインターネットが有力になります。こんな時、もしもネットがなかったら、と思うと恐ろしいです。・・・戦中などは、そうだったんですよね。情報源は大本営発表しかないし、言論の自由も、当然、発信の自由も無かった。異端な意見を口にすれば、非国民!と、つるし上げをくらったりもして。今になってわかる「正しい情報」は、地下的な口コミ情報のみで流れ、それを得られるのは、ごくごく限られた人たちだけだった。今は、それがテレビや新聞より早く情報がネットで流れていて、大人数で一斉に共有できる。あとは、こちらの取捨選択の問題。

とにかく、この人の生死や日本の将来に大きく関わる問題だというのに、よほど能動的に動かない限り、情報が少なすぎます。

政府や東電の会見も連日場当たり的で、数値の間違いなどの致命的なミスも多く、後から「見通しが甘かった」との謝罪が当たり前のようにまかり通るのでは、すくなくとも、このまま公式発表を信じていていいのか、・・・不安になって正常だと思います。不安に浸っていてはだめですけど、だからと言って、不安でないふりをする必要はないと思います。堂々と不安になって、というのも変ですが、不安を口にしていいと思います。そうして共有することで、ガス抜きにもなりますしね。

 

で、僕たちは安全なのか、危険なのか。

このような、これから、どうなるのかまったくわからない状況の中で、では、一個人として、どちらの立場に立つかは、人それぞれ、ということになりますね。

僕は、今の原発問題を憂慮しています。

その上で、僕は僕のブログで、僕の判断で記事を書き、有用と思われる、または、一緒に考えて頂ければ、と思うニュースを選んで載せています。これが、僕のとっている立場で、今の僕なりの発信方法です。ご理解いただければと思います。

 

取り越し苦労なら、それでいいんですから。

一年後には皆で、「あの時は、なんだか大騒ぎしちゃったねぇ(笑)。何でもなくて良かったね」って笑って話せればいいんですから。

 

以下、昨日のニュースについての武田先生の意見です。冷静で、僕にはとても腑に落ちるものでしたので、よろしかったら。

 

原発 緊急情報(50) 規制値が20ミリになると・・・

http://takedanet.com/2011/04/5020_035a.html

『やはり「安全な放射線」は1年間1ミリで変わらないのです。つまり1ミリから20ミリになると、病気の危険性は20倍に上がります。』

『国民を守る最後の砦である、原子力安全委員会も、地方自治体も、20ミリになって「仕事は楽になる。国民は被曝が増える」という二つのことのうち、「仕事が楽になるなら歓迎だ」という態度にでると予想されますので、注意を要します。』

 

原発 緊急情報(51) 窒素を入れた理由と影響

http://takedanet.com/2011/04/51_93ed.html

『1)   格納容器に水素と酸素があって、爆発する可能性がある、

2)   窒素を入れた分だけ、強い放射線をもつガスが放出される』

 

『先日、放射性物質を含んだ汚染水を海に流した時、漁業組合が「俺たちの海を汚すのに、断りがない」と言い、それに対して東電が謝りました。

今回は、私たちの番です.「私たちが呼吸する空気を汚す窒素投入に対して、自治体に了解を取ったか?」と聞かなければなりません。』

 

そうなんですよね。

窒素を注入するのは止むをえない処置だけれども、これによって、高濃度の放射性物質が空気中に放出されるのです。でも、爆発したらそっちの方がはるかに大変なので、これは仕方ないのです。苦渋の決断なのだそうです。

 

また、こちらが、僕が昨日再臨界について書いたソースです。

福島第一原発事故:再臨界:小出裕章 2011.4.5 (MBS毎日放送ラジオより。映像は無関係です)

http://www.youtube.com/watch?v=OrJrKU3UBMc&feature=youtube_gdata_player

京都大学原子炉実験所の小出裕章さんの、ラジオでのお話です。

『私たちがウランの核分裂が始まることを「臨界」と呼ぶのですが、それが止めたつもりだったんですが、それがもう一度ひょっとすると始まった、それを私たちは「再臨界」と呼ぶんですが、それがひょっとして起きているかもしれないと、私は思うようになりました。』

とあり、その理由が語られています。

全会話をが文字に書き起こされたサイトもあります(こちら

 

さらにご興味のある方は、続きもありますので、こちらもどうぞ。

【福島原発】2011/4/6/水★昨日の懸念(再臨界)について質問⇒東電の答え(その1、その2)

http://www.youtube.com/watch?v=eOc_QKikzJE&feature=player_embedded

http://www.youtube.com/watch?v=fqPsqbED0f8&feature=related

 

テレビでも、こういった話が聞きたいのに、と思います。

事実を言っているのに、あの人は不安を煽ってる、とかって言われちゃうのかな。

現状が理解できるので、だた「安全ですから」と言われるより、むしろ安心できるのに、と思うのですけれども。

 

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さて、今日はライブ前日。

今夜のブログは楽しく行こうと思っています。

やーなニュースがないことを祈ります!

 

ではー。



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懸念したとおり、お隣の韓国が、事前に通告がなかったことを一番の問題として、日本の外務省に懸念を表明しました。

東電汚染水放出 韓国が憂慮「国際法上問題となる可能性」

そりゃそうだよ。

ですが、わが国の外相は、

『一方、松本剛明外相は同日の記者会見で、汚染水放出は「現段階では国境を越えて影響を与えるものではない。国際法上の義務との関係でただちに問題になるものではない」と述べた。』

でた。

「ただちに」だ。これ、理解してもらえますかね。僕たちだって、理解できてないのに。

・・・僕には、どうも逆撫でしてるとしか思えません。

 

当然、各国も反応しています。

汚染水放出、近隣国から批判

今は、比較的冷静な反応のようですが、これは政府の見解であって、日本と同じく、一般国民が皆そう思っているわけではないのは明白です。

長い時間をかけて、せっかく築いてきたアジア諸国との信頼関係が(異論はあれど、多かれ少なかれ、きちんと築いてきたものがあったのは間違いないと思います)、今回の件で崩れることがないことを祈るばかりですが・・・、

そう上手くいくでしょうか。僕は、心配です。

 

そして、あの汚染水。

海水から750万倍の放射性ヨウ素

これ、今月2日の数値です。昨日、4日も500万倍・・・。

そしてなんと、あの流れ込んでいる汚染水の濃度は、なんと、1億倍以上になっているそうです。

 

今、期待されている(・・・?)、汚染水を貯めるためのメガフロートの容量は約1万トン

しかし、今の段階で、原発周辺に溜まっている汚染水は約6万トンと、保安院から発表されました。

ちなみに、メガフロートの到着は16日以降とのこと。

 

もしも、うまく水ガラスで塞ぎ止めることが出来たとしてですが(1億倍の放射能を放つ汚染水の塊が、原発の下にずっとあることになるというのも、恐ろしいですが)、そうなったらなったで、あのクラックの一億倍の汚染水、行き場所を失って必ずまだどこからか出てきますよね。

作業員の方たちが作業しなきゃいけない場所とかから出ませんように。冷却に関する作業が出来なくなったら、今度はいよいよ原子炉がまずいことになるのですから。

 

とにかく、これからも原子炉を冷やす為の放水は毎日一機あたり数トンという単位で続くわけですし、雨も降るかもしれません。ってか、雨はいつか絶対に降りますよね。

その水は、どうなるんでしょうか。

建屋がなく、どこかに亀裂が入っているといわれている原子炉格納容器(圧縮容器もですね)。

この原子炉を撫でる様に通った放水の水や雨水が、いちいち1億倍なんていう恐ろしい汚染水になるなんてことだったら、これはもう・・・。その水を、これからどうやって処理していくのでしょうか。

入浴剤入れてお風呂に、というわけにはいきませんしね。

考えただけでも、くらくらします。

 

 

東電が、福島で避難指示の出ている20キロ圏内の町や村に、一律2000万円の見舞金を出しました。

そして、浪江町は、その受け取りを拒否しました

『浪江町の馬場有(たもつ)町長は「町民に謝罪がない段階で、どのような趣旨の金かもはっきりしないため、当座の金に困っていたとしても受け取るわけにはいかない」と話した。 』

人口の約2万人で割ると、一人当たり、1000円にも満たない額なのだそうです。

 

東電、自治体への見舞金支払い「賠償金とは別」

東電は、こうした見解を示しているそうです。今後が注目されます。

しかし、今回、賠償金を必要とする個人、会社、団体・・・いったいどのくらいになるのか、想像もつきませんね。家を、土地を、家族を、仕事を、未来を奪われた人々。お金で全てが解決するわけなどないですが、それでも、総請求額は、天文学的な数字になるでしょうね。(で、まさか、結局税金から補填されて払われたりして・・・。もしそうなったら、暴動が起きないほうがおかしいです。)

かくいう僕たちも、まだまだこれからの推移によっては、もしかしたら、いずれ東電なり政府に賠償金を請求する一人にならないとも限らないと思ってもいますけれども。

 

また、雑草から265万ベクレルもの高い放射性物質が検出されたものの、

原発から20キロ圏外のため避難の対象外とされた飯館村などでは、

20キロ圏外は見舞金対象外「「距離で決めるのはどうか」

こう、憤っているとのこと。ごもっともですよね。

 

ちなみに、現状、こちらの飯館村村は、政府から屋内退避指定となっているため、

自主的に避難しても「あなたの村は避難対象ではないので・・・」と、

避難所に受け入れてもらえないケースがあり、戻るわけにもいかず、

やむをえず、クルマで寝泊りしている村民もいる、というニュースも読みました(すみません、ソース、保存し忘れました)。

屋内退避指定の区域では、このような東電などからの見舞金だけでなく、今後の補償金なども支払われないそうですね。

ひどい・・・。

 

 

テレビでは一切報道されませんが、

ネットでは今多くの人に読まれているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが。

原発から約10kmの「浪江町」に残る人物が2ちゃんねるに降臨 「起きたら鼻血で血まみれ」

 

今の日本に、僕たちの生活のすぐそばに、

このようなことが実際に起こっていて、本当に、このような場所があり、こういう人がいるということ。

 

そして、上のカキコミ主の依頼を受けた形で、犬の餌を届けになった人のスレッドもありますので、こちらも併せてどうぞ。

原発近くの浪江町に犬の餌配達に行く予定だけど何か質問ある?

 

 

そして、最後に。

3.30福島原発事故

今の福島原発の目の前まで、行った人がいます。

この方は、たまたま「廃都」という名の映画を撮っている途中だった映像のプロの方だそうで、

「自分自身の目で現実を見続けながら考えようと思い、福島へと向かいました。
非力な僕は、現実の前に立たなければ、この大災害を前にしても観念のオバケでしかないのだと思ったのです。」

この映像を残し、ご自分のブログに、この時のことを文章にもして残しておられます。

さきほどご紹介した浪江町の住人の方の写真やカキコミ、また、こちらの映像作家さんの映像を見、その文章を読むと、

それだけで、・・・猛烈な息苦しさを感じます。

でも、これが福島の現実。

今の日本の現状に触れていただければと思います。

 

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今日のリハーサルもほとんど休憩なしの、充実したものでした。

みんな、一生懸命。

もう、明日が最終リハーサル。

がんばってきます。

 

ではー。



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ニュースを読んで、涙が出ました。真剣に。

 

東電、低レベル放射線汚染水を海に放出へ 法定濃度の100倍

 

これが、すぐに政府で承認されて、明日からの予定だったのに「準備が出来た。急いでるし」ということで、もう19時から放水が始まってしまいました

 

地震、そして津波。(想定外だったかどうかはおいておいて、とにかく今は)やむをえない事故で、汚染された水が流れ出てしまっている。東電も政府も、とにかく海を汚さないように、頑張って食い止めようとしている。それが、おがくずでも新聞紙でも、とにかく、流出を止めなければ。海を汚すな!

 

・・・のはずだったのに、今日になったら、自ら、汚染水を海へ放出するという。

 

「放出されてしまった」のと「放出する」では、全然話が違いますよね。国際社会の受け止め方も、全然違うでしょう。

勿論、そこは日本の領海ですけど、海流は太平洋をぐるりと回ります。「薄まるから大丈夫」とか言っていても、もしも、いつかグアムやサイパンのミクロネシア諸島、さらにはハワイや、アメリカ西海岸などで、この放射性物質が検出されたら、どうなるのでしょうか。「いやあ、あれは仕方ないよ」と許してもらえるのでしょうか。

逆に、例えばアメリカや、あるいは中国などが同じことをしても、僕たちは「まあ、仕方いよ。どうぞ、どうぞ。」と済ませられますでしょうか。僕が漁業関係者でなくても、目を三角にして、あるいは泣きながら「それだけはやめてくれ」と抗議するでしょう。

 

それでも日本が危ない。そんな大変な緊急時だから。

でも、ならば、だからこそ・・・地元に、そして近隣各国、いや、世界全体に向けて「日本の総理です。申し訳ないが、こういう事情で、やむを得ず汚染水を放出をしたい。どうか、ご理解、ご協力いただきたい」って、会見の一つでもすべきではないでしょうか。

それもなく、今日の午後に東電が決めて、夕方には認証して、夜にはもう、放出開始。(前もってプランBとか、プランCとかとして考えてはいたのでしょうけれども。)

 

当然、放射性物質の海への投棄は、国際条約違反で、犯罪です。領海だろうが、どこだろうが、ダメです。

廃棄物その他の物の投棄による海洋汚染の防止に関する条約

今回は、それよりもまずい事態を避けるための、特別な措置ということですが・・・。法律でやっちゃいけないことなわけです。なのに、黙ってやっちゃう。これじゃあ、日本が国際社会でそっぽ向かれても、文句いえないですよ。そんな友達は、ちょっと信用できないですよね。

 

環境を守る。これは、日本を守るということです。ごみはゴミ箱へ、ポイ捨て禁止、自分が出したごみは持ち帰ろう。

日本は綺麗な国として有名でした。清潔な国として、羨ましがられてもいました。

それを誇りに思い、その一点においては、国民も、政府も、東電の職員だって、皆が共通の認識を持っているという安心感というか、そこは穢すまいという望みがなんだか今日、断ち切られた気持ちがしています。

 

海は、魚は、鳥は、そして、そこで生活している人々は。その恩恵を受けて、生活している僕たちは、どうなるのでしょうか。自分で自分の首を締めてしまってはいないのでしょうか。本当に、これしか手が無かったのでしょうか。日本中、世界中の知恵を集めても、仕方なかったのでしょうか。

 

英の放射能海洋汚染半世紀…健康被害なくても拭えぬ不信

過去最悪の放射性物質の流出による海洋汚染は、1960年代から70年代にかけて英国の核燃料再処理工場から起きました。もう、50年近く前の話ですが、今も、その影響、被害は続いているという記事です。50年後・・・2062年。その頃の僕らのような大人たち、すなわち、今の小さな子どもたちや、これから生まれる子どもたちは、この負の遺産を黙って受け継ぐしかないのでしょうか。

 

またこれは水からの汚染ではありませんが、アメリカの牛乳からも、福島のものと思われる放射性物質が検出されました。もう、世界に汚染が広まっているのです。

乳から極めて微量の放射性物質 米カリフォルニア州

今後、国際社会がヒステリックにならないことを祈るばかりです。今、世界中の人々は、おそらく、今の日本人より、相当厳しく反応をしてくることが予想されます。どうなるでしょうか。日本の牛乳が、同様に汚されたら、僕たちは「いいよ、しかたないよ」と、看過するでしょうか。まして、もはや100%天災のせいともいえない事故で。

 

中部大学の武田先生が今日のブログで、汚染・6日に日本全土に拡がる怖れとの警告を出されています。明日、5日火曜日から7日木曜日にかけて、四国、九州まで風が南下すると、ドイツ、ノルウェーの気象サービスが発表したからです。

ブログの中で、先生は、「日本の気象庁は、現在のところ福島原発の放射性物質がどのように飛散するかの予報を出していません。花粉予想や噴煙の予想は気象庁の役割でありますが、どうやら放射性物質を飛散については気象庁の役割範囲にはないそうです(税金は?)。」と書いておられます。

ぼくも、不思議に思いました。

そしたら、今日の夕方、

福島原発の放射性物質、拡散予測公表せず

なんと、実は、気象庁が放射性物質の拡散予測を連日行い、IAEAにはデータを渡していたのに、国内には公開していなかったということがわかりました。官房長官も、不快感を表しています。

記事の中では、こうも指摘されています。

『原発の構造に詳しい米物理学者のエドウィン・ライマン氏も、「日本はどんな結果が起こりうるかについて正直さが足りない。結果として国民に混乱を招くことになっている」と、情報開示の不足を批判している。』

ともあれ

「もしかすると、西日本もしくは日本全体に放射性物質が飛散するかもしれないので、4月5日から7日ぐらいにかけて、外出を避けたり、マスクをする、子供を外で遊ばせない、家の戸締りをしっかりするという対策を取っておく。」と考えてください。

ずっと続けて被曝する」というのが恐ろしいので、一時的な被曝はあまり影響がない。
でも、被曝は少なくしておくのが良いので、自衛してください。」(武田先生のブログより抜粋)

どうか、お気をつけて。

 

あと、東京都水道局が、今日突然、水の汲み置きを勧める発表をしています。

水道水をくみ置く際の留意事項について ~第36報~(4月4日)

なぜ今日?とも思うのも考えすぎかもしれませんが、もしかしたら何か理由があるかもしれませんので、東京都の方は、念のため、指示に従って汲んでおくといいかもしれません。

 

 

さて、ここで、原発そのものの状況について、ちょっと見てみたいと思います。昨日の爆発の映像でありました、3号機です。

 

これが、正常な3号機の模型。建屋の半分ちょっとくらいの高さまで、格納容器があるように見えます。

 

こちら、右側が現在の、建屋が吹き飛んだ、3号機の今の様子です。

中に、格納容器、そして、その中に圧縮容器があるはずなのですが・・・どうなのでしょう。

この写真だけですと、ちょっと大きさ的に、どこかな?ってなってしまうのです。格納容器は本当に無事なのでしょうか。

ネットでは「断言するけど、格納容器など、もう無い。吹き飛んでる。見ればわかるでしょう?という意見もありました(これはあくまで推測とはいえ・・・)。

もしも、核燃料がむき出しになってしまっているとしたら。恐ろしいです。

 

ちなみに、この格納容器の中の圧縮容器(上の模型の写真の、白いもの)の大きさが実感できる写真を載せておきましょう。

巨大ですね。

「圧力容器は鋼鉄の鍛造材で厚さは約16センチ。2号機の格納容器は3層構造で、一番内側に鍛造材で厚さ3センチの内壁があり、その外側の外壁が鉄筋コンクリート製で厚さ200センチあります。その外に遮蔽外壁があり、これも鉄筋コンクリート製で厚さ100センチです。どれくらいの熱や圧に耐えられるかは、申し訳ありませんが、弊社が答えられる範囲を超えます」

これは福島の2号機に関する、IHI(旧・石川島播磨重工業)の説明です。3号機はプルサーマル型ですし、構造が違うかもしれませんが、大きさはおよそこのようなものでしょう(建屋の大きさが均一なことから)。

これだけの大きさ、厚さの鉄の塊にヒビが入っていたり、割れていたり、破損していたとしたら、その修復が容易でないことがよくわかりますね。

今日になって、実は5号機、6号機からも汚染水が出ていて、それも放出することになりました。

あれ?こちらの2機は、完全に健全だったのでは・・・。一体、現場はどうなっているんでしょうね。

 

よく引き合いに出される、チェルノブイリ原子力発電所事故も、スリーマイル島原子力発電所事故も、事故を起こしたのは1機だけでした。

今回は、4機同時なんですよね。これは、本当に大変なことだと想像できます。しかも、こんなに長期化していて、まだ収束の見通しすら立たないなんて、これも初めてのことのようです。

しかも、肝心の原子炉の冷却すらままならず、そのためとはいえ、汚染水をろ過もせずにそのまま海に捨てるしかないという、これから、国内のみならず、国際問題にもなりかねない異常事態。

何があっても、「大丈夫です」って今までさんざん言ってましたが、こんな思い切った手段しかなくなっているのですから、相当やばいと思ったほうがいいように思います。

本当に「大丈夫」だったら、慌ててこんなことしませんよね。

 

本当に、・・・異常事態。

漏れ続ける放射能。出続ける、放射性物質。増え続ける、汚染された水。

この先、雨が降ったら、どうなるのでしょう。大風が吹いたら、どうなるのでしょう。

さすがにここ数日は「大丈夫です」って言う御用学者さんの数が、こころなしか減ったように思います(いたとしても、今まで見た事のない、知らない人が増えた)。

ネットの中でも、「安全派」の声が、小さくなっているように思います。

いわゆるこうした御用学者さんや、安全派の人たちが完全に黙ってしまったら、その時は本当にまずい時だと思います。

 

考えたくもありませんが、もしかしたら、今、とんでもない歴史的な場面に遭遇しているのかもしれない、とも思っています。

少なくとも、今後、3・11以前と3.11以後で、僕たちの住む世界が分けて考えられるのは間違いないと思います。

 

もうね、連日の報道にほとほと疲れていらっしゃる方も多いと思います。あえてこういうニュースなどを遠ざけている方もいらっしゃると聞きます。

その上、連日こんなブログで申し訳ありませんが、僕にしても、何もできないくせに、看過できることではないのです。決して慣れることなく、しっかり見ていかないといけない大問題だと思っています。

 

茹でガエルの法則

「2匹のカエルを用意し、一方は熱湯に入れ、もう一方は緩やかに昇温する冷水に入れる。すると、前者は直ちに飛び跳ね脱出・生存するのに対し、後者は水温の上昇を知覚できずに死亡する」というもの。

 

一般国民にはおそらくそう多くはないでしょう。

でも、気をつけましょう。茹でガエルにならないように。

 

1000倍の汚染水を、発表ののままに「低レベル」だなんて、絶対に思ってはいけません。

2号機から出ているのが、その100万倍とか、それ以上とかという恐ろしく異常な数値なので、あくまで相対的に、の話です。間違ったって、コップ一杯飲める水ではないです。

 

こうしている今、二種類の汚染水が、物凄い勢いで、福島の海に、太平洋に投棄されています。

片方は、事故で。

もう片方は、日本政府と東電の、ひいては、・・・僕たち、人間の手によって。

環境が破壊され、生き物が苦しんでいくんです。

そしていつか、僕たちにも返ってきます。

 

口ばかりで役に立てず申し訳ないのですけど、さすがに今日は、

東電と政府に、汚染水の放出の中止と、別手段の考慮を願う旨の、メールをしました。

 

こんなことしかできなくて、ほんとごめんね。

 

魚たちは、どうか、遠くへ逃げておくれ。

 

事態の、せめてもの好転を祈って。

 

ではー。



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今日は、いよいよ今週の金曜日に迫ったライブの為、少し早い時間からのリハーサルだったのと、

そのあと、ちょっとのびのびになっていた髪の毛を切りにいったりしていたので、

今しがた帰ってまいりました。

トミちゃん、竜さん、かっちゃん、監督、PAのSさん、H社長、スタッフMさん、

最初の挨拶は、「お疲れ様、ご無事で・・・」というものでした。(普通はね、「おはよー!」です)

勿論、ここは被災地ではないのですが、なんだか、皆、そんな気分だったのですね。

 

今まで、当たり前のことだと思ってましたが、こうして又、元気で会えたことが、本当に嬉しかったです。

他愛のない事で笑ったり、ギャグを言ったりしつつ、皆で進めるリハーサルのなんと癒されること。

そして、音を出して、仲間と合わせることの、なんと楽しいこと。

やることてんこ盛りで、時間ギリギリまで練習をしたので、今日は恒例の集合写真は撮れませんでした。

(一枚だけ、トミちゃんが録った写真が、もしかしたらトミちゃんのダイアリーに、近々あがるかもしれません。)

 

トミちゃん、笑顔で写真には写ってくれてますし、今日も素晴らしい歌を聞かせてくれました。

でもね、こんな時ですから、色々とやはり葛藤と戦っている部分があると思います。

でも勿論、皆さんに元気にお会いして、充実した良い時間を作り上げることは当たり前。

これはご期待下さい。

僕たちも、精一杯頑張りますので。

 

そして、トミヤチームからのお知らせです。

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当日会場にてチャリティーTシャツの販売をします。
今回の為に作った「Pray for Japan Love & Smile」Tシャツです。
表には「日の丸」とTomiyaのラブスマちゃんのプリントが、そして裏には「Tomiya with Ichiban Poppers」のメンバー全員の直筆サインが入った完全限定版で1枚¥1,500です。
しかも売り上げ金の全額を東北地方太平洋沖地震への義援金とさせていただきます。

また、今回皆様にお支払いいただいたチケット代の中から¥500を義援金とさせていただくことに致しました。 (ご来場いただく皆様に負担はございません)

会場内に義援金箱を設置させていただきますのでご了承ください。

これらによって少しでも被災地の方々の一日も早い復興に役立てればと思います。

このTシャツに、トミちゃん、そして、僕たちIchibanPoppersがサインを入れさせていただきます。

金曜日に、皆さんと、会場で、元気にお会いできますことを、楽しみにしています。

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あと、余計かもしれませんが、これは、どうしても残しておきたい。

 

新聞紙・おがくず投入も水流出減らず…福島原発

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110403-00000457-yom-sci

 

何かの実験?

 

世界に誇る技術大国、日本の、総力を挙げた放射能汚染水ストップ作戦は、新聞紙とおがくず・・・

 

〇学校の理科・・・を思い出しました。

 

いや、それが案外有効なのかも!?(勿論、一緒に高分子ポリマー「水ピタ」も入れました)

 

・・・あ、だめだ。失敗したんだ。

 

うーん、

 

誰のアイデアで、誰が「よし、明暗だな。それだ」って言ったのか。

 

新聞細かく刻みながら、

 

「ようしこれで」

 

固唾を呑んで見守る国民・・・世界・・・

 

・・・

 

ある意味、本当に凄いなあ。

 

ごめんなさい。でも、今回の一連の原発ニュースで笑ったのは初めてでした。

一瞬ですが、和みました。ごめんなさい。

 

Chemical, sawdust, newspaper mix used to plug leak at nuclear plant(CNNニュースサイト)

http://edition.cnn.com/2011/WORLD/asiapcf/04/03/japan.nuclear.reactors/

 

でも、本当に一刻も早く、事態を収束させることのできそうなプロの専門家チームを結成して、指揮権を移した方がいいと思うのは、僕だけではないはず。

(亀裂の修理とか水漏れとか、この専門は東電じゃないでしょうしね。・・・そもそも、上から流し込むよりも、亀裂側に何か処置しないとかな。傷口が出血してたら、出血してる側を押さえるなりしますよね。バンドエイド刻んで飲んだって血は止まらないですよ。・・・すみません。)

少なくとも、まずは自衛隊じゃないでしょうか。・・・今、一番ちゃんと日本を守ってくれそうな人たちは。

そして、こんな行き当たりばったりの対症療法だけでなくて、もっと世界中の専門家に協力をしてもらって、きちんとした作戦を練ってもらって、早く実行してもらうべきです。

でも、それを命令できるのは、総理大臣のKさんなんですよね。

でも、ってこともないんですけど・・・。

何かあるんだろうなあ。どうしても、東電に解決させたい何か、

いや、

あそこに、他の人間を入れたくない、何か、かな。

想像の域はでませんけど。

 

この爆発映像とか、あまり日本では流されませんでしたよね。

 

英国のSKY NEWSが報じた、福島第1原発3号機 爆発映像

http://www.youtube.com/watch?v=9Q11MavEV3w&feature=youtube_gdata_player

(テロップにはなぜか「NHK TV」とあります。日本語の音声は同時刻の実際のNHKの放送です。しかし、この時点では、この映像を放送していませんでした。)

 

3号機は、プルトニウム、MOX燃料を使ったプルサーマル型です(福島原発の中でも、事故した場合、一番毒性が強く、やっかい)

本当は、どうなっているんだろう。この爆発で、格納容器や圧縮容器は、残っているんでしょうか。電源を繋いで、ちょっと修理すれば、本当に動くんでしょうか。あと、今回のコンクリートの割れ目みたいのって、ここだけなんでしょうか、これだけの爆発があって。

 

助けて欲しいですよね・・・色々な意味で。

 

ではー。



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今日も暖かで、良いお天気でした。

明日から始まる、トミちゃんのリハーサルの準備などをしつつも、

 

ゆらゆらと結構長い地震があったりもしましたし、どうもなんだかんだと気になるので、ついつい情報を見てしまい、

見てしまうと、「うわ」ってなって、「これは、書いておこうかな」ってなってしまって。

なんでしょ、別に求められてはいないんでしょうけれども、

何かあって「えー、知らなかったー。」ってなって、「知ってたらなあ。気をつけたんだけどなあ」って方が、

一人でも二人でもいらっしゃるかもしれないと思って、

あと、

「これはいいいい意見だ」とかって、もしかして多くの方が賛同できるようなことを共有できたら、

それも、やっぱり意味はあるのかなあって思って書いてます(今は毎日悪いニュースばっかりですけど・・・。早く終らないかな・・・)。

 

あとね、やっぱり知ることで、監視してかなきゃいけないんじゃないかな、って思うんですね。

例えば、東電が今、とにかく色々と問題になってます。

隠蔽体質だとか、責任者の不在だとか、数値の誤発表だとか、計算間違いだとか、ホントにミスも含めて色々なことが言われてて、

だからこそ、事件そのものや、経緯などを僕たちが知ることで、

あちらとしても「色々バレてるから・・・。慎重にやろう。」って、ある意味、ちょっとビクビクしてくれるくらいでいいんじゃないか、と思うんです。特に、今はね。

あの、ほら、町のアチコチにある、歌舞伎のクマ取りの目の部分だけがギロリと睨んでるようなステッカーあるじゃないですか。

「犯罪を見逃さない!」とかって書いてあるやつ。

ああいう感じ。

 

 

なんか、今までは東電=デンコちゃんが「電気を大切にね!」っていいこと言ってくれる、むしろ、いい企業なのかな、くらいのイメージで僕なんかは見ちゃってたんです。

でも、いざ、こういう事態が起きてみたら、物凄く色んなことがあることが明るみに出てきましたね。

海外でも、話題にされちゃってます(「東電に堕落の歴史」英紙が隠蔽体質を指摘)。長くなるので、詳しくは、「東電 隠蔽 歴史」、などのキーワードで検索してみてください。ってか、別に今、東電を避難するのが僕の趣旨ではないのです。

ただ、解決を早くしてほしいということなんですが、

 

やっぱり、原発の持ち主である営利団体の事業者である東電が、今回の原発問題の処理にあたってるってことが、きっと問題をややこしくしてるんだと思います。

誰だって、自分の持ち物は大切です。ましてや、何千億円とかするものですし。だから、震災後すぐのアメリカ軍による処理を断っちゃったり、海水の注入が遅れたり、廃炉にするっていう決定が遅れたり、結果、ずぶずぶになっちゃってるように見えます(政府も絡んでるのが、よりいけない)。

気持ちはわかるんですけどね。

 

シンセが爆発して、それが大切なミニモグだったりしたら・・・(あ、ちゃんと持って帰ってきましたよ。無事でした。ご心配、どうもでした)。

鍵盤とか吹き飛んでて、ホイールも割れてガタガタになってて、中の基盤とかも見えちゃってて、電源ケーブルも焼ききれちゃってて、変な煙とかも上がっちゃってて、焦げ臭くて・・・。で、なんかまだ、熱を持ってて、もしかしたらまた燃え出すかもしれないよ、って言われて、

「危ないから、そんなの、もう捨てなさい!ホラ、ここにある泥水でもいいから、はやく水かけて!」

 

って言われても、

 

「う・・・ちょっと待って・・・どうにか、助けたい・・・。まだ、使えるかもー」

 

って、やっぱり最初には思うかもしれないです。

って、まあ、シンセと原発じゃ、比べても仕方ないですね。

シンセは、変わった音は出しますが、生死にかかわる放射能は出しませんものね。

でも、冷静になってよく考えれば、

爆発したシンセに電源だけ繋いでも、「よし、音が出るかもよ。」、ってのは、ちょっと難しそうですが、今からそれ、やるんですよね。

大変だ・・・。頑張って欲しいです。というか、本当に、どうにかして欲しいです。

できたら、利権とか、補償問題とかに関係ない、純粋に速やかな事態の収束のみを目指す、危機管理のプロフェッショナルによる第三機関の主導で。

 

ヒビがあって、そこから高濃度で放射能汚染された水がそのまま海に漏れてしまっているニュースは、皆さんもご覧になられたかと思います。

ああ、魚・・・。

 

 

今のところ、東電や不安院・・・じゃない、保安院では、

「海は広いし、希釈されるから大丈夫」、といった姿勢ですが・・・。

 

ロシア 日本企業200社以上からの魚の輸入を禁止

http://japanese.ruvr.ru/2011/04/01/48313756.html

アメリカやオーストラリアなどでも、同様の措置が取られ始めているそうです。

しかし、逆の立場なら、きっとそうしますよね。

 

あと、これは誰も言ってないんで、僕が的外れなのかもしれませんが、

・・・鳥はどうなんでしょうか?

 

鳥も、海の魚、食べますよね。

で、飛びますよね。わりと何処へでも。

ご存知かもしれませんが、鳩の糞害ってのがあって、これは鳩の糞が乾燥して、粉末になったのを吸い込むと身体に悪いっていうものでした。

クリプトコッカス病などと言うんですよね。どうなんだろうか。誰か、近々説明してくれないかな。

 

でも、とにかく生物濃縮が起こることは間違いないのでしょうから、魚を餌にしているあらゆる魚や海洋生物(イルカなんかも入るかな)、

それを餌にしている鳥とか、食べて、飛んでって、糞をして。大丈夫なのかな。

 

でも、海の汚染は、本当に悲しいですね。日本は海洋国家だというのに・・・。

魚がどこを泳いだかは確実には判らないのでしょうから(広範囲でサンプルは取るにしても)、

海藻などで被害を調べることで、近々に色々と判明してきそうです。被害が、想像よりも少ないといいな。

 

今回の事故では、野菜が一部被害を受けてしまって、悲しいことに農家に自殺者まで出てしまいました。

日本の美味しい魚が、放射能の被害に遭うなんて、誰が想像したでしょう。

切ないですね。

漏れている汚染水の海への流出、一刻も食い止めて欲しいです。

 

以下の文章も、是非ご一読いただければと思います。日本の置かれている状況を外からはどう見られているか、その片鱗だけでも知っておきましょう。

 

原発事故を巡る国内と海外のあまりに大きな温度差

http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20110328/106232/

 

 

あと、最後に。

田中優さんの福島原発事故に関する講演が、ネットで話題になっています。僕も一週間ほど前に拝見しました。

ニコニコ動画だけで配信されているので、YouTubeで配信されないかな、って待ってたのですが、最近、コメント欄でご紹介いただいたこともありますので、これを機にご紹介させていただくことにします。ニコニコ動画のアカウントをお持ちでない方も、メールアドレスがあれば無料でアカウントを取得してログインできますので、よろしかったらこの機会に。

最初から「ふむふむ」なのですが、特に3からが、抜群に興味深いです。

画像がボケボケなのが残念ですが、それでも、引き込まれること間違い無しです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm13917247 福島原発の。。1
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13917836 福島原発の。。2
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13921405 福島原発の。。3
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13922853 福島原発の。。4
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13925734 福島原発の。。5
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13925801 福島原発の。。6

よろしかったら。とても、ためになります。

 

ではー。



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