ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




厚見さんの車に乗せていただいて、帰宅途中でありますー。

 

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震災よりだいぶ前に、厚見さんから

「今度、4月にU.K.が来日するの知ってるよね?行くよね?ってか、もう、川村くんの分もチケット取ってあるから。ダメなら言ってね。」

こんな連絡を頂きました。

前回、大好きなエディ・ジョブソンがキーボードを弾く姿を、生まれて始めて生で見れたのは、2009年6月8日、もう、約3年前のことでした。

今回は、なんと、盟友であるボーカル&ベースのジョン・ウェットンと一緒の来日いうことで、もう、一もニもなく「行きます!ありがとうございます!」と、

「U.K.ライブ!」とカレンダーに書き込み、ずっと心待ちにしておりました。

 

そして、震災。

前回、エディを見た九段会館は、震災で天井が崩落、多数の死傷者が出てしまい、以来、休館となってしまいました。

余震も続いてますし、原発問題もあの通りですので、彼らの来日も、実は心配でした。

「中止や延期になっても仕方ないかな」と、本当に思っていたのです。

でも、エディたちは来てくれました。

「今日は、来てくれてありがとう。会えて本当に嬉しいよ。」と、エディは、最初のMCで言ってくれました。

 

厚見さんがすぐに手配してくれたお陰で、なんと座席は前から4列目。

しかも、エディとジョンのちょうど真ん前。

一曲目、このバンドの代表曲の「In The Dead Of Night」(ちょっと画質悪い・・・)のイントロが聴こえた瞬間、立ち見まで出ていた満員の客席からワアッという声と、拍手。

見ると、隣の厚見さんも、ニコニコしてみておられます。

僕の気持ちは、そのまま、高校生の頃に戻っていきました。

 

毎日のようにキーボードマガジンを見て、「かっこいいなあ・・・」と憧れて、シンセの広告を眺めては、ただただ胸を躍らせていた頃。

U.K.や、エディの事実上のソロであるZINC名義の、とってもとっても大好きな「ザ・グリーン・アルバム」(←現在廃盤で、普通には手に入らないのです・・・。エディは歌も歌っています。ピアノ曲もすっごくいいんです。LPでは持っているのですが、プレイヤーが無いので聴けないし・・・。「Turn it over」とか、数え切れないくらい聴いたですよ。PV観たいのに見当たらない。かっこいいのになあ・・・。)を聴いていた頃の部屋の様子や、当時一緒に音楽話をしたり、バンドをやっていた友達の顔が鮮明に浮かんできました。

音楽って、凄いですね。タイムマシーンにもなるんですから。

 

アンコールでは、昨日は演奏されなかったという、これまた代表曲の「NOTHING TO LOSE」(これは画質がいい)も聴けて、総立ちの大盛り上がり(本編中は全員着席で見てました。プログレのライブは、基本着席なんですよ)。

そして、オーラスでは、エディとジョンの二人だけで「RENDEZVOUS 6:02」(オリジナル・アルバ・ムバージョンはこちら。ほんと、美しい曲だと思います)。

もう、涙・・・です。

 

VOWWOWファンは当然ご存知だと思いますが、ジョン・ウェットンは、厚見さんが作曲された、イギリス在住時代のシングル曲「Don'T Leave Me Now」プロデューサーでもあります。

そんなこともあり、明後日の最終追加公演の後には、厚見さんが、ジョンにインタビューすることになっているのだそうです。厚見さん、ほんと凄いなあ・・・。

 

ライブの後は、昨日の公演を見たエージさんと合流して、

お約束の・・・デニーズへ(笑)。

しばし、ライブの話で盛り上がりました。勿論、震災や原発問題の話も、沢山しました。

 

帰りしな、厚見さんが、

「川村くん、ジョンに聴きたいことあったら、明後日聞いてあげるけど、何かある?」

って訊いてくださったので、二点、質問をお願いしました。答えが、楽しみです・・・。間接的にとはいえ、あのジョンに質問できるなんて!!

インタビューの模様を掲載する雑誌が発売になったら、またお知らせしますね。

そして、厚見さんに送っていただいて、先ほど、帰宅しました。

 

ってか、厚見さんに家の前まで送って頂けるなんてねえ・・・。

そこからして、そもそも・・・ねえ。凄いことです・・・。

 

 

17歳でプロデビュー、鍵盤とヴァイオリンの天才貴公子、エディ・ジョブソン

 

類まれなる英国紳士の声の持ち主にして、天才ベーシスト、名作曲家のジョン・ウェットン

 

どちらも、たぶん30年くらい前の写真と思われますが、・・・僕の中の二人は、永遠に、この時のまま。

 

本当に、見れて良かった。

音楽って素晴らしいです。

本当に、幸せなひと時でした。

 

「RENDEZVOUS(ランデブー)」

会う約束、待ち合わせの場所、集合する、集合させる・・・。

 

ではー。

 

---追記。---

エディのWikiを見てて、数十年越しの大発見。

あのイエスの大ヒット曲、「ロンリー・ハート(Owner Of A Lonely Heart )」のPVにエディが出演していたって!?

このPV、今までの一生で、少なくとも100回以上は観てるのに!なんで気付かなかったんだろう・・・、と思って、Youtubeで探して、納得。

当時、2:11秒以降しか、流れてなかったんですね。

こんなコンプリート・バージョンがあったとは・・・。

(0:19、0:32の二回確認できますが、コマ送りで見ると、確かにエディだ!)

 

うーん、びっくり。

当時、メンバーが出ていた記憶のある、ラストのあの屋上のシーンの後姿も、言われてみれば、確かにトニー・ケイではない・・・。

これは、エディの後姿だ。

ってか、思えば、メンバーであるはずのトニー・ケイのアップが、不自然なほど一度も無いじゃないか・・・。

・・・気付かなかった。

なんてこった。

トニーはキーボーディストなのに!

 

ではー。



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