ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




選挙、行かれました?

 

震災から、明日で一ヶ月。

一ヶ月前の今日は、翌日、あんなことが起こるとは思っても居なかったのですよね。

自分のブログを見返したって、まるで、その兆候もありません。

翌日はがっこーでライブでしたから、その準備をして、ご飯を食べて、ブログを書いて。

あの日で、色んなことが変りました。

あるものに対する価値観が変ったり、見え方が変ったり。

意識せずとも、知らず知らずのうちに、人の気持ちを変えてしまう。

震災って、モノを壊すだけじゃないんだな、って思ったりもします。

でも、・・・負けたくないですね。

 

直接震災に遭われ、家族や、家や、友人を失い、、仕事や職場などの生活の基盤を失ってしまった方。

避難生活をされている方は、まだ15万人もいらっしゃるとのこと。

避難されていなくても、生活が変ってしまった方も沢山いらっしゃると思います。

 

こんなことになるとは、当日のお昼過ぎまで、1分前までですら、まさか想像もしておられなかったはず。普通の生活があったはず。

一転、辛い辛い、避難所生活。しかも、長い。一ヶ月経っても、まだまだ、先が見えない。せめてもの仮設住宅だって、まだまだ全然間に合っていない。地域によっては、入居できるのが半年~1年先という見通しだそうです。

それまで、避難所を点々とする生活。どれほど辛いことか。悔しいことか。切ないことか。

心中、お察しするに・・・余りあります。

一人でも多くの方に、少しゆっくりでもいいので、いつか必ず前向きになっていただけたらと思いますが、

震災のもたらした悲劇は、当事者の方たちにとっては、他人が口で言うほど簡単ではないでしょう。

 

被災者の本音、として、ネット上にあるカキコミがありました。辛いものですので、覚悟をもってお読み下さい。

でも、こういう声に触れ「・・・実際、そうかもしれないない」と、どこかで、辛いながらも納得させられる自分もいます(こちら)。

(これが、作り話ではないとして。これはやはり、弟(妹?)さんにだからこそ、身内同士の話としてだからこそ、言いえたものであって、公表するのを前提としては、たぶん、こうは言えないものと思います。でも、それだからこその“本音”なのかな。色々と、考えさせられるものだと思います。)

 

そして、直接ではないけれど、影響で、仕事に不具合や支障が出ている会社も沢山あって、困ってしまっている人が日本中にいます。

僕の身の回りでは、先日書いた、内定を取り消されてしまった教え子や、

そう、例えばあのコルグの新製品も、震災の影響で東北の部品工場がやられてしまい、4月8日予定だった発売が難しくなり、当面延期になってしまいました。

僕自身の仕事も、やはり延期やキャンセルなどもあり、これはミュージシャン仲間の多くに同じような影響があるようです。

他の仕事の方でも、まるで影響がない、という業種の方が少ないかもしれませんね。

 

そして、地震と津波だけなら、と言っては反感を買うのかもしれませんが、

それでも、まだ日本が一丸となって、よし!またこれからがんばろうよ!、と言えたものを、

原発の問題が、その空気を重たくしてしまっていますね。

しかも、まだ収束の見通しがたっておらず、これからも爆発の可能性や、汚染水の処理問題など、

本当に、目が離せないです。とはいえ、その対象が目に見えないのですから、こんなに恐ろしいものはありません。

 

放射能関連のデータは、こちらでまとめて毎日見れます。

http://atmc.jp/

全国の空気、雨、水道の汚染状態、また、風向き予報など、さらには福島の原子炉のモニタリングポストのデータなども、毎日細かく更新されています。チェックされることをお勧めします(時に安心の為にも)。

 

ちょっと、4月7日の一号機の放射線量の上昇はビックリしましたけれども、これは計器の故障の可能性もあるとの発表がありました。

真相はわかりませんが、とにかく、公表されるデータが信用できないと困りますので、本当に故障であれば、一刻も早く修理してほしいです。

 

放射線量に関しては、

放射能の大半、なお原子炉内に 漏出は1割以下か

というニュースがあります。原子炉内には、590万テラベクレル。廃炉にするまでに、いつかこれを処理する必要があるわけです。(しかも、まだ増え続けていっている、という可能性も否定されていません)

ちょっと、想像がつきませんが、先日の750万倍の濃度で汚染された海で、

そばに15分もいると吐いてしまう、という話がありました(参考:放射線療法による副作用)。

 

今日の、統一地方選挙

今までよりも考えたのが、

町を、地域を、住む人を、本当に困った時に、きちんと守ってくれる人は、ということでした。

リーダーには、いざというときに、頼りになる人になって欲しい、と一層強く思いました。

国も一緒ですが、本当に今ほど、リーダーシップが大きく望まれている時はないでしょう。

今日の選挙で、東北の被災地の方々、そして原発問題まで大きく背負うことになってしまった福島の方々に、新たな希望が訪れますように。

 

神奈川県東部からも、今日生まれた新しいリーダーのもと、しっかり応援していきたいと思います。

 

ではー。



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