昨日、そして今日と、S足学園音大での授業、レッスンでございました。
音楽家を目指す若者たちとの時間は、僕にとっても、今、かけがえのないものになっています。
その昔、はじめて「学校で教えてみないか」というお話を頂いたのは、ゆずのツアー中の事でしたので、2005年ころでしたでしょうか。
その時は、お断りしたのです。
僕が、たとえ若い人であっても、人様に音楽を教えるなんて。
「僕が教わりたいくらいですから」
と言った覚えがございます。
その後、わけ合って一念発起。
遅ればせながら、30代半ばにして、本格的に理論の勉強をはじめまして、
その5年後、音楽を構築するにあたって必要な音楽理論に関する本という位置づけの
「思いどおりに作曲ができる本」を書かせて頂くことになりました。
最初はお断りした「学校で教える仕事」も、だいたい時を同じくした2008年から始めたのですが、
本を書いたこと、そして、日々、音楽を教える、ということによって、
僕の中で、またどんどん音楽が、音楽と関わることが、面白くなっていったのです。
今でも、教えながら同じ事柄であっても「こう説明したら分かりやすいかな」と考えるのが楽しいです。
そして「なるほど!わかった!」とか「理論って難しいと思ってたけど、面白かった!」と言ってもらえるのが、この上ない喜び、と感じるようになりました。
今では「説明するの、大好き」と公言し出しております。
でもそれは、「なるほど!」と言ってくれる受け手がいてくれるから。
その存在を、身近に知ったからなのですよ。
つまりは、学生さんたちと関わり始めたから。
そして、緑ちゃん倶楽部で、また多くの音楽好きの方々と出会えたから。
つまりは、人が好きなのかな、と思ったりもします。
一人で自由気ままに楽器の前にいるのも超大好きですが、
でも、同時に、やはり、誰かと関わっていたい、のだと思います。
音楽があるからこそ繋がれる人たちがいます。
このブログを読んで下さっている皆さんとも、音楽があったからこそ。
この広い世界でね。
音楽って、本当に素晴らしいですね。
明日は、緑ちゃん倶楽部のレッスン。
そして、明後日は、玉置さんの川口公演です。
どちらも、とっても楽しみです!どうぞよろしくお願い致します。
ではー。