ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




僕は、ずいぶん長い事、ぷ、は緑のラベルのアレ党になっておりますが、

それでも、外ではなかなかありませんので、ビールを頼むことになります。

 

とはいえ、まあ基本、なんでも飲めるのですが(笑)、

たまに、めずらしい外国産のビールを置いていたりするお店だと、頼んでみたくなります。

 

先日は、タイのシンハー・ビール(SINGHA BEER)がありましたので、こちらを頂きました。

1933年生まれの、タイ王室に唯一認められた由緒正しきビールということで、ありがたく、

 

・・・ぐびぐび行かせて頂きました

 

一緒に食べるお料理にもよるところが大きいと思いますが、

ちょっと海外に行った気分になれて(とかいって、タイに行ったことは無いのですが)、楽しいですね。

 

シンハービールは、日本のドライ系のビールと比べると(なぜか日本はドライ系が好きですよね)、少し甘みを感じます。

さすが、エスニック系の辛い料理にはぴったりなのではないでしょうか。

うむ(なんだ)。

 

 

昔、学生時代の話ですが、当時バイト先だった某国産有名楽器メーカーの下請けの運送会社が(僕は助手をしておりました。いろんな街や、いろんな会場に行けて、楽しいバイトでした。)、ひと夏だけでしたが、ハイ〇ケンというドイツのビールメーカーの孫請けのようなことをしたことがあります。

 

ちょうど日本の代理店が出来た時だったのか(それまでも輸入ビールとしては有名でしたけどね)、

ちょっと事情は分かりませんが、ともあれ、エレクトーンや電子ピアノと一緒に・・・では、さすがになかったですが(笑)、

でも、「今日は、ハ〇ネケンのほう、行ってくれ」なんて感じで、同じトラックで、楽器の代わりにビールサーバーを運んだことがあります。

なにせ普段、楽器を積んでホールや楽器店を周っているのに、いきなり、行先が海の家とかだったのには、思わず、運転手さんと「うちの会社も、面白い仕事持ってくるなあ」なんて、笑ってしまいましたが(笑)。

最初からわかっていれば、水着でも持っていってひと泳ぎしたのに(笑)。

 

で、面白かったというか、びっくりしたというか、すごかったのが、ハイネケ〇という会社。

一応、僕たちの行く先々に、営業の社員さんが来るわけですよ。

 

そして、当時、まだ一般の人はほとんど誰も持っていなかった携帯電話で、会社と電話とかしてるんです。

たぶん、僕が携帯電話というものを初めて自分の目で見たのが、このハ〇ネケンの社員さんが使っていたものだったと思います。

まだ、トランクにコードがつながってるような、トランシーバーみたいな、巨大なやつでしたよ。

 

こんなのね。

なんでも、一人一台、会社から支給されるのだと言っておりました。

さすが、外資系、と思いましたねえ。

 

今でこそ、「こんなもの持たされて」ですが(笑)、でも当時は、電話ボックスに行かずして、「ちょっと会社に電話入れてきます」なんて言って、

クルマから「〇〇です。終わりました」なんて話をしてるのは、かっこよかったですねえ。

 

 

で、さらにね。営業の、来る人、来る人、全員が、ピッカピカのボルボに乗ってるわけです。

皆さん、お若いのに(僕よりちょっと上の、25歳~30歳くらいの人たちでした)、同じ車種のを、色違いで。

 

ある時、

「どうして、ハ〇ネケンの方は、皆さんボルボに乗ってるのですか?」

と訊きましたら、

 

「あ、これですか?これはね、入社したら、くれたんですよ。一人、一台。」

と、ちょっと嬉しそうに答えてくれました。

会社の行き返りや営業はもちろん、普段の私用に使ってもまったくOKだそうで、つまり、入社記念のプレゼント、という感じ、だとのことでした。

 

これまた、「さすが外資系は違うなあ」なんて思っておりましたが、

 

がしかし。

 

今思えば・・・。

 

あれは、僕が21歳から22歳の頃。

1989年~90年頃ということになります。

 

そうなんです。

「バブル崩壊」が1991年2月ですから、

泡が、今にもはじけんばかりに、パンパンに膨らみ切っていた頃のお話、ということなんですね。

 

 

そう、〇イネケンの営業が、楽器メーカーの下請けの会社まで使って大々的に営業をかけていたのが、

あの時の、ひと夏だけだったというのは、・・・もしかして、あれが1990年の夏だったとしたら、

 

・・・そういうことだったのかな

 

 

ピカピカのボルボと、携帯をもらった、あの社員さんたちは、どうしたかなあ。

ちょっとホロ苦い話ですねえ・・・。

ビールだけに

 

ではー。



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