ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




ソウル・メン」という映画を、面白いので何度も巻き戻しながら(←テープじゃないですけどね(笑))、

ところどころで泣きながら、基本的には大笑いしながら観て、

エンドロールで「ん?」と思い、

最後の最後に、

主演の一人、目玉むき出しの表情が最高のバーニー・マック(「オーシャンズ11」でのカジノのディーラー役など)と、

この映画に重要な役どころで、しかも実名で出演している、実在のソウル界の重鎮アイザック・ヘイズが、

この映画の撮影中、

バーニーマックは、2008年8月9日に、肺炎で入院から約二週間後に、

アイザック・ヘイズは、翌日の2008年8月10日にランニングマシーンでのトレーニング中に脳梗塞で、

二日続けて亡くなっていることを知り、愕然としました。

 

エンドロールで、もう一人の主演のサミュエル・L・ジャクソン(映画好きなら、必ずどこかで一度は観ずには通れない俳優さんですね)がほとんど映らず、

ずっと、バーニー・マックと、アイザック・ヘイズばかりが映されるので、「なんだろ」と思っていたのですが、まさかの、でした。

でも、勿論、画面の中の二人は、生き生きとしていて、いわば、元気一杯。

まさかこの笑顔の直後に、亡くなるなんて。

こんなことが、あるのですね。

 

先日の「ブルース・ブラザーズ」と一緒に見ると、なかなか興味深いのです。

映画としては、ブルース・ブラザーズの方が、お金もかかっておりますし、ゲストも豪華ですし、勿論、世界的な大ヒット作ですし・・・

なのですが、こと、ソウルやリズム&ブルースをベースにしている映画ということを考えてみたときにですね、

主演が、「ソウル・メン」では黒人二人組、

一方の、「ブルース・ブラザーズ」は白人二人組なのですね。

この対比に注目して見比べると、面白いですよ。

 

さて、となれば・・・この「ソウル・メン」でも、貧乏な暮らしから、一躍スターダムに駆け上がる歌姫役として出演しているシャロン・リール繋がりということもあって、

次は、モータウンの黒人女性グループがモデルの映画、「ドリーム・ガールズ」を観てみたくなりますね。

この映画、ビヨンセと、ジェイミー・フォックス(レイ・チャールズの伝記映画「Ray/レイ」でのレイ役での名演は素晴らしかったです)に、エディ・マーフィーに、ダニーグローヴァー・・・ですものね、

面白くない訳がないですよねえ。

 

しかし、今さらながら、ソウル/R&B(リズム・アンド・ブルース)はかっこいいです。

思わず、身体が動いてしまって、何度もビールをこぼしそうになります(中〇ではありません)。

そして、ソウル/R&Bのルーツはブルースですからね、

やっぱり、ブルースは、根が揺るぎなくしっかりとしていて、幹もどっしりとぶっとくて、枝葉も先が見えないくらいの、

本当に素晴らしい音楽なんだなあ、と、改めて感心いたします。

いつまでも、ぐるぐると廻って止まらない、力強い水車のようです。

 

酔いもまわりますー(笑)。

そして純粋に、聴いても、弾いても、楽しい音楽ですね、ほんとうに

 

ではー。



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