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ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




そろそろ、あちこちで夏祭りが始まりますね。いいですねー。関係ないですけど、屋台があったら、あんず飴屋ですももを食べるのが、僕の決まり事になっています(笑)。

先日、渋谷へ行った際、アメリカ人と思しき大きなビッグ・ママが、5~6歳の子供2人の手を引きながら、背中には大きなザックと、さらに赤ちゃん。湿気の多いこの日本で、大きなカメラを首から下げ、「TOKYO」と書かれたガイドブックを片手に大汗をかきながら歩いてゆきました。

日本にも毎年、外国から沢山の観光客の方が訪れてくれているようですが、京都や奈良などの古都や、お城でなどならともかく、東京の街中で外国人の方とすれ違ったりすると、僕はいつも「何故にここにー?」と、ちょっと首を傾げたくなってしまうのですよね。

余計なお世話だとは重々承知ですが、それでも「こんなところに、観て面白いものなんて、あるのかなぁー」、と心配になってしまう。「なんだ、つまらん街だな」、ひいては、「け、つまらん国だな」とでも思われていたらどうしよう、寂しいなぁ、いやだなぁ、なんて(笑)。

いや、日本にだって、豊かな自然や文化財の残る地方部ならずとも、この東京にだって、観るべきものは何らかしらあるでしょう。ただ、ちゃんとそこへ行ってくれるのかな、と心配になってしまうというか。109や六本木ヒルズを見ただけで東京を判断しては、もらいたくないなんだよなー、という妙な愛着からくる気持ちが、あるんです。

4年ほど前から、神奈川県に住んでいますが、生まれは東京、渋谷区になります。以来、ずっと東京です。しばらく中目黒で育った後、親の事情で3歳くらいから下町、北区へ。隣は夕方になると「らっしゃい、らっしゃーい!」と賑やかなダミ声のする魚屋さんという、商店街の一角。高校生まで、ここで思春期の大半を過ごした為、今でも僕の気持ちは江戸っ子のつもりでいます。まぁ正真正銘、三代続いた本物から言わせれば、チャキ、ぐらいかもしれませんが(笑)。

最近、その長く育った町を訪れるチャンスがありました。まだ町に親戚は住んでいますが、あの古い木造の家は取り壊わされ、キレイな鉄筋コンクリートの建物に建て替えてられており、見渡す町並みも、すっかり変わってしまっていて。毎日のように通っていた駄菓子屋さんや、おもちゃ屋さん、友達の家なども、随分無くなっていて、代わりにマンションが沢山立ち並び、半分は知ってる町なのに、半分はまったく知らない場所になっていて、なんだか懐かしい反面、ものすごく寂しくなってしまいました。でも、町の空気には、どこか懐かしい、あの頃と変わらぬ匂いが、まだちゃんと混じっていました。よかった

外国人の方に、さすがにそんな思い出までひっくるめた匂いを感じてもらうのは、さすがに無理としても、やっぱりせっかくなら、普段の生活を見てもらいたいな、とはとっても思うんですよ。僕も外国に行ったら、できるならウルルンしたい。だから、ほんとに、家にちょっとでも上がって行ってほしいし、そこから見える、日本人の飾らない生活をこそ、見て欲しいんです。これからの季節なら、縁側でウチワ片手に、スイカを頬張るような。蚊取り線香と、花火、とね。あー、こんなん、僕が行きたいわ。理想すぎですかね(笑)。でも、日本にも沢山、素晴らしい風景はあるんですよね。渋谷の街中にもそれがあるのか、イマイチわかりませんけど。

下町に住んでいた頃、これは小学生の頃ですが、ホームステイでアメリカの年輩の女性を受け入れたことを、思い出しました。家の中に大きな、青い目の人が居て、一緒にいつものテーブルでご飯を食べている不思議さ。ちょっとしかめっ面をした時は、外国人特有の奥目が、なんだか映画のようで怖かったけど、でも笑った時の顔は、やっぱり同じでした。最初に会った、優しい、外国人のおばさん。

ホームステイ、受け入れるのもいいけど、僕もしに行きたいなあ、なんて思ったりしています。いつか、でいいんで

あー、なんかとりとめの無い文章になりましたがー。

では。



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