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ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




昨日、数字をたくさん書いておいてアレなんですが、僕は文系なんです。高校生くらいになると、学校に「選ぶように」言われますよね。なんの迷いも無く、さっくり文系クラスを選択しました。国語とか社会とか英語とか、まぁこういった学校のお勉強事は、先生に恵まれるかどうかも、これまた結構に大切な要素だとは思いますが、とにかく、基礎解析や化学よりは盛り上がったし。若干だけね(笑)。まぁ、国語の先生なんかは柔らかかったので、よく寝てましたけど(笑)。だから好きなんだったりして。

とはいえ、暗算は得意なほうかもしれません。居酒屋でお会計の時にワリカンの場合(笑)、誰よりも速く1円単位まで割れます!携帯の計算機を出すなんて、もってのほか(笑)。ボウリングがいつからか自動計算になってしまって(古!)、ちょっと寂しいくらいです(笑)。でも、そろばんは全然ハジけないし、教育テレビで数学の番組やってるのを見ると、マヤ文明の古代文字でも書いてあるのか?と思えるほど、さっぱりです

みんなね、きっとグレーゾーンなんですよね。文系、理系、なんてそう簡単に人間を分けられやしないんですよ。素敵な詩を書く数学者もいますし、医者の免許を持った漫画家もいます。そ、これはかの、手塚治虫さんね。稀代の天才です。えー、・・・マンガクラブ部長ですから(笑)。なので皆さんも、日々の実生活の中では、文系にも理系にもならなくちゃいけない場面って、きっとたくさんありますよね。

と、あんまり関係ない前フリを長々としておいてー(笑)。

昨日、やっとこさMP9000の部品が浜松工場で出荷予定になりました、との連絡が、なじみの修理担当の方からありました。しかし、よくよく聞いてみると、なんとそれを持って僕の家に来てくれるのは、早くても来週の水曜になりそうだ、とのこと。前々からの予定がいっぱい詰まってしまっているらしく。ひゃあ、それは困る。さすがに、そんなにど真ん中の鍵盤が壊れた状態では・・・ねぇ。前歯が一本抜けてしまったような、そんな感じでは。文字通り、笑えませんよー。

「困ります困ります×10!」と電話口で修理の方を散々困らせた挙句、「あのぅ・・・でしたらですね、川村さん。ご自分で、取り付け、やられてみますか?」「え?・・・僕にも、できます、か?」「はぁ、まぁネジを沢山外してもらうことになりますが。取り付け自体は多分。」「はぁ、まぁネジを外すのは得意ですけど(頭の)。」「では。」などというやり取りがありまして、結局、例外的にわがままを通してもらうカタチで、工場から直接部品を自宅に送ってもらうように手配してもらったんです。「もう、急ぎなんで、やばいんで(何がだ?)、絶対に明日には届くようにお願いします!」とまた、上から無理を言って。すいませんねー。

明けて、今日。気持ちは、もう玄関の前を行ったりきたりしながら、待てど暮らせど、全然来ません(笑)。いよいよ夕方になり、「どうなってますですかっ?」と、えー、至極やんわりと(笑)電話を入れた途端、ピンポーン。やっとこさ届きました。ふぅ。

さて、でも、これからが大仕事です。

ピアノの中は電子部品で一杯なんです。配線ぞろぞろ、グリーンの基盤にはデリケートな抵抗がびっしり。えー、テレビの中を想像していただければなんとなくお分かりいただけるかと。苦手な方には、見るだけで眉間にシワものだと思いますが、僕も、そうなんです(笑)。なんたって、文系ですから。

でも、ドライバーは得意なんですよ。3歳で親の居ぬ間にラジオを一台、完全に分解した経験もあります。まったく元には戻らなかったようですが(親談)。電動ドライバーも持ってます!廻すぞ!

ガーガーガーガーガー。キュルキュルキュルキュルー。

ネジ、多い!何十個も外して、やっと蓋が開き、それからまた、ガーガーキュルキュル。いやあ、複雑にできてるんですねー。エアコンかけてても、汗がたれて来ましたよ。変なところ触らないように、間違って引っ張って線を切っちゃったりしないように・・・。慎重に、慎重に。ネジネジネジネジ。

おお、ここだ。やっとたどり着いた。ミの鍵盤!イタリア語!おお、確かに、支えのプラスティック部品が折れてる!こりゃいかん。これまた慎重にそっと取り外し、さて、新品の部品、部品・・・と。

やけに大きなダンボールの中には、大切に梱包され、クッション材で守られたプラスティックの小さな棒が一本。これのためにねー、大変だったんだよー。思い起こされる、数々の場面。・・・って、大げさ(笑)!

さぁさぁ、いざー、取り付けっ!さくっと取り付けて、弾き倒そうではありませんか。

 

・・・。

 

・・・・・・ん。

 

・・・・・・・・・これ、は

 

部品・・・違うじゃん。

これ、壊れてないところのじゃん。割れちゃったのは、この先に付いてるもっと小さな部品じゃん。それ、入ってない・・・じゃ~ん

はいはい。わからんくせに、余計な事はするな、と。開けるな、触るな、中を見るな、と。きっと、そういうことですよね(笑)?仕方ない。黙って待ちますよー。

あー、しかしなんたることー。ガーガーガーガーガー。キュルキュルキュルキュルー。ネジネジネジ。はい、元通り。壊れたピアノの出来上がりっ

 

ふぅ。

あー、もう。

 

でも、大丈夫。思い出しました。ウチにはもう一台、あったんですよ、ピアノ。リビングに置くように買った同じくKAWAI製のPERLAという弟分が。まぁ家電ピアノとでもいいますか。リビングでも酔った時なんかにちょろっと弾きたいなぁ、って買ったんですけど、この間仕事で外に持ち出した時ケースに入れてしまって以来、随分長いことそのままにしてあったんです。これを機会に、しばしメインの座にですね、設置して、と。ここで気付きました。

あ・・・

そうか、君か。PERLA。

今回の一件は、君が「おい、貴様。いい加減にケースから出せ!」と(笑)。そういうことだったのか、ひょっとして(笑)。

なーんてね(笑)。まぁ、こんな日もありますやね。

では。キュル。



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