昼間の顔は新聞社の青年社長、しかしその正体は夜な夜な相棒と共に
犯罪者と闘う謎のヒーロー「グリーン・ホーネット」と、これは60年代の
アメリカ・テレビドラマのリメーク版で、今回はミシェル・ゴンドリー監督
により3Dとなって登場です。
グリーン・ホーネットと相棒は、グリーンのスーツとマスクに身を包み、
最新科学装置を凝らした愛車ブラック・ビューティーを駆り、ギャングの
支配者を追い詰めるのですが・・・。
主演はアメリカで国民的人気を誇るコメディアンのセス・ローゲンで、主演
のみならずプロデュサー、脚本も彼だそうです。
しかしその演技も人を笑わせる仕草もどうしても日本人には受け入れ難く、
その軽薄なキャラクターは新聞社の社長どころかヒーローの姿に遠く及ば
ない感じです。
また相棒役はテレビでブルース・リーが演じた役で、今回は台湾出身の俳
優ジェイ・チョウですが、ずーっと格落ちの感じです。
更にキャメロン・ディアスが秘書役で顔を出していますが、これはご愛嬌と
いったところです。
しかもご丁寧に3Dですが、これをどうして3Dにする必要があったのか、
理解に苦しみながら見ました・・・。