映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「消えた声が、その名を呼ぶ」

2016年02月05日 | 日記

  

 

    「愛より強く」でベルリン国際映画祭金熊賞、「そして、私たちは愛に帰る」でカンヌ

    国際映画祭で脚本賞を受賞しているドイツの若き監督ファティ・アキンが、100年前

    の1915年、第1次世界大戦中オスマン帝国で100万人のアルメニア人が犠牲になっ

    たと言われている歴史的事件をもとに、奇跡的に生き延びた1人の男が離れ離れに

    なった家族に会うために、8年の歳月をかけ灼熱の砂漠を歩き、海を越えて、ついに

    は地球を半周する旅路を描いたドラマです。第71回ベネチア国際映画祭コンペティシ

    ョン部門に出品され、ヤング審査員特別賞を受賞しています。

 

    申し訳ないけど予備知識無しで見て驚きました。超大作です。戦争により虐待され、

    離れ離れになった家族を求めてレバノン、キューバ、アメリカのフロリダと物語の舞

    台は大きく変化します。それがとても真面目に手際よく描かれていて見ごたえ充分

    です。

    ラストで娘に会うシーンは秀逸で私も涙が出そうになりました。俳優は決して上手

    いとは思いませんが、みんな一生懸命に演じていて気持ちがいいし、お薦めの一本

    です。

 

 

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4 コメント

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久々に (marinne)
2016-02-06 12:52:58
お休みに映画に出かけたくなりました。
けんさんは本当に様々な作品を
ご覧になっていて、新作を探すとき
参考にさせて頂いてます。
映画は化学反応のような、
奇跡の出会いがありますね。
この作品も来ていると嬉しいです。
それから昨日書店に行きまして
けんさんの著書、スタアのいた季節を
お取り寄せさせて頂きました。
近くの書店にあったそうで
間もなく届きそうです(^ー^)ノ
嬉しくてわぁー♪と叫んでしまいました笑
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こんばんわ。 (中島けん)
2016-02-06 21:18:34
marinneさん

拙著をお求めいただいた由、有難うございます。お読みくださって、忌憚のない
ご意見をお寄せください。

この本を出したころから、このブログを見て下さる方が倍以上に増えました。
私の辛口感想もこれでいいのかと考えたりしています。なぜなら、どんなに
ひどい映画でも、少しは褒める場面が無いことはないからです。

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書店に行ってきました (marinne)
2016-02-10 19:33:17
今日、念願の本を購入致しました(*^-^)ノ
スタアの皆さんのエピソード
大変貴重なお写真に感動しています。

そして印象深く思ったことがあります。
それは「わが青春の大映回顧録」
というタイトルが全てを表していることです。
けんさんの本は大映の集大成であり
一読者の私には、けんさんこそが
主人公に映ります。
大映の深い想い、率直で正義感のある
けんさんのご著書に感激しました。
大映の記録、友情と敬愛を感じました
(*´ー`)
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有難うございます。 (中島けん)
2016-02-11 14:44:17
marinneさん

本を買って頂いたと伺い恐縮しています。有難うございました。
主だった大映の連中が歳をとり、多くが亡くなっています。
誰かが書かなければいけないと、大映の連中はみんなが思っていたことで、
私は書かされた心境でもあるのです。喜んでいただいたのなら、私もとても嬉しいです。

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