

「甘い鞭」は、ショッキングな内容とエロティックな描写で話題になった大石圭
の同名小説を、「花と蛇」の石井隆監督が映画化したものです。
昨年「私の奴隷になりなさい」で女優デビューした壇蜜が、この作品の主人公
で出演です。
最近はTVドラマ「半沢直樹」での好演や、週刊誌のインタービュー記事などを
読んで、それまでは無視状態に近かったのですが、今回は是非見て置こうと
思い映画館に駆けつけました。
隣人の変態男に拉致監禁され、地下室で1カ月にわたって弄ばれ続けた末に
男を殺害してやっと脱出した女子高生・奈緒子。
トラウマを抱えたまま成長した彼女は、昼間は不妊治療専門の女医、夜はSM
クラブの売れっ子SM嬢というふたつの顔を持つようになります・・・。
女子高生時代の奈緒子を間宮夕貴が、そして成長した奈緒子役を壇蜜が熱演
です。
一人の女性の過去と現在/昼と夜が交錯させながら物語りは進行して行きます
が、映画の構成としては特に上手いとは思いません。
しかし徹底的なSM映画で、石井監督の独自性を発揮するところから、通常作品
の常識を超える演出が多々ありますので、私も通常作品と無理に見比べること
はしたくありません。
間宮夕貴も大熱演ですが、輪をかけて素晴らしいし凄いのが壇蜜で、ハードな
SMシーンをよくぞここまでやるか!で演じていて彼女の根性を見せつけられ、一
辺に壇蜜ファンになりました。
私は福岡市の大洋映劇で見ましたが、上映館が少ないようで中々見れないかも
知れませんが、その気がある人だけが見るなんて勿体ない気がします。
壇蜜さんの話は、たまたま別の、、私が長年通ってる(笑)
掲示板の管理人さんとの話の中にも出てきました。。
某ドラマの高視聴率の影に、この壇蜜さん登場のおかげが
あったと、このドラマの監督さんが言ってらしたみたいです。
昨日、『大菩薩峠』第一部観ました。。
悪役の雷蔵さんなのですが(笑)、おハマ役の玉緒さんに
ぞぞぞーーっとしてしまいましたよ。。。
玉緒さんのおハマが出ているから、竜之介がなんか
おどろおどろしい感じに、方向に行くんですよね。。
雷蔵さんが本の中で
「・・腹をくくって演らないと、食われてしまう女優さん」
といっていたのを思い出しました(笑)
・・・あと、2つ大菩薩峠観る事できるかしら。。。笑
恐るべし、玉緒さん。。。。
お色気だけが売り物ではないし、まともなお芝居も出来るユニークな
俳優さんが出てきたものだと感心しきりです。
頭も良さそうだし、楽しみな人ですね・・・。
大映会に池広さんが出席されると嬉しいのですが、今のところ
情報が入っていません。
最近の玉緒さんのお芝居は少々臭いのであまり好きではありませんが、
デビュー当時の彼女のお芝居には舌を巻いたものです。