皆さんはこの写真を見て、何を売っているのかお判りでしょうか。台湾での光景ですが、
道路脇に建てられた小屋で檳榔子(ビンロウジ)をお色気まじりで売る販売店です。
檳榔子の実を細かく切る、もしくはすり潰したものをキンマという植物の葉にくるみ、少量
の石灰を加えたものをチュウインガムガムのように噛むのです。すると口に中では唾液
と交じり鮮やかな赤や黄色の汁が口にたまりますので、噛んだあとのカスは吐き出しま
す。18歳以上でないと販売してくれない檳榔子は、噛むと軽い興奮・酩酊感があり昔は
大流行でしたが、最近は愛好者が減っているとか。昔は道路のあちこちに血のような赤
い汁を吐いた跡が見られましたが、現在は吐き捨てると罰金刑を制定されたので吐く習
慣は無くなったようです。
昔は道路端で戸板の上に並べて売っていたのが、競争が激しくなり、噛んでの効能から
露出度の高い服装の女性が売るスタイルになったのだそうです。最近では規制が厳しく
なり、台北をはじめ大都市では姿を消しましたが、地方では結構生き残っています。
おつかれさまです
台湾といえば愛玉子(オーギョーチー)を思い浮かべるのですが、びんろう(ビンロウジ)もありましたね
看板を見てパッと「ぼたんびんろう」と読めちゃいましたが、日本の若い人たちは何だかわからないでしょうね。
けんさんの台湾時代はビンロウジを愛好する方が多く見られましたか?
昔はそこら近所に赤い唾液を吐き散らしていましたね。
まさかこんな販売方法に変化するとはおもいませんでした。
ただし昔は低所得層の嗜好品だったのですが・・・。