トム・ハンクスが製作・脚本・監督・出演する作品で、彼の監督作品は
1996年の「すべてをあなたに」以来15年ぶりとなります。
更にジュリア・ロバーツとの共演も珍しいし、メリル・ストリーブの娘であ
るグレース・ガマーがチョイ役出演していて話題の一面を担っています。
主人公のラリー(トム・ハンクス)は長年務めた大型スーパーで、同僚や
常連客からも慕われていたベテラン店員ですが、ある日突然、大卒じゃ
ないという理由だけでリストラされてしまいます。
彼は心機一転して地元の大学に入学、そこでいつしか教える事への情
熱を忘れてしまった美人教師のメルセデス(ジュリア・ロバーツ)と出会っ
て・・・色々です。
共演するセドリック・ジ・エンターティナー、パム・グリアたちに交じって、
自由な女子大生役のググ・パサ=ローだとか、ちょい変な教授役の日系
俳優ジョージ・タケイなどの存在が一寸面白いですよ。
年齢に関係なく一歩前に踏み出す勇気を描いたラブコメディなのですが、
お話自体が陳腐だし演出も新味が皆無であり、見ていてもう一つのめり
込めないのはトム・ハンクスの演出が定番的で真面目過ぎたのかも知れ
ません。
もう一つ最大の欠点は、年齢的にジュリアろロバーツの魅力が失せてい
ることで、大きな口をあけてガハハと笑うのはむしろ不気味に感じるくらい
です。私はもともとジュリア・ロバーツのファンですが、45才を越えたこの
大女優の使い方はもっと他にあると思うのですが・・・。
(5/11 TOHOシネマズ 初日 9:50の回 26人)
トム・ハンクスがでた映画で後味良くスカっと終わったものがないのです。グリーンマイルは重すぎて、あとは笑えずです。私の中ではビッグが一番です。
映画館の音が大きすぎて最近は全く行っておりません。適度な音量で十分だと思うのですが・・・・(耳栓をしてもだめです。後3日ぐらい目がちらつきます)
もっぱらアメリカドラマばかりです。当たり外れは有りますが、音量が調整できるのがいいです。
私も「幸せの教室」は期待していたのですがとても残念です。
映画館におけるスクリーンの明るさと音響は、通常は公開前夜に
テストして備えるのですが、シネコンはそこまでやらず、
ボリュームを大きめに設定しているのが実状のようです。
作品も駄目、映画館も駄目・・・こんな状態が続くと最悪の時が到来する
のではと危惧します。