「千羽鶴」には当初、雷蔵さんが出演予定でしたが、病気のため出れなくなったのです。
大映の女優さんだった南美川洋子さんが、元気に過ごされていることを先週お知らせ
しました。すると沢山の方から彼女へのコメントが届き、彼女のことをファンは忘れてい
なかった・・・ということです。
南美川洋子さんからは私に、「あの輝かしかった大映を知る数少ない大映人として、こ
れからもどんどん現場を知る眼として、ファンの方々に夢を与え続けてください。ご協力
出来ることがありましたら、喜んでさせていただきます」とエールを送られております。
現在の南美川さんのお姿は、私の感想「若い、美しい、元気!」です。最近は大映関係
者の訃報や病気のことでの連絡が多かっただけに、私まで何だかとても嬉しくなってま
いりました。
南美川洋子さんが大映に在籍したのは3年間で、大映の最後の最後の期間です。出演
は1968年に6本、1969年年は11本、1970年は6本の計23本。私もテレビやDVDを
チェックして、彼女の全作品を見直してみたい衝動に駆られています。
以前スカパーでも伝えられましたが、南美川さんは相変わらずおきれいだそうですね。宇津井さんとのスナップがありますが、高倉キャップの衣装のように見えます。「ザ・ガードマン」に南美川さんが出演されたことがあったでしょうか。
1つ前の記事で「与太郎戦記」を見たいと書きましたが、大映の戦争ものに欠かせない俳優さんが早川雄三さんだと思います。早川さんは、「陸軍中野学校」や「あゝ海軍」のような将校の役も、「兵隊やくざ」のような下士官の役も、どちらもはまっていたと思います。東宝の戦争ものですと、平田明彦さんや土屋嘉男さんの下士官役というのはあまりさまになりませんし、逆に佐藤允さんが演じる将校というのもなんだか違和感があります。これに対して、早川さんはどちらもそれらしく演じられるということで、その演技力に感心します。今スカパーの時代劇専門チャンネルでNHKの「真田太平記」を放送していますが、早川さんが島津義弘の役で出演しています。また早川さんに会えるのが楽しみです。
南美川さんが気持ちよく了解しているので、数日前のスナップを明日か明後日に
出す予定です。
早川さんについては、以前にアップしていますが、夏木さんともども東京撮影所には
欠かせない名脇役だったと思います。みんな亡くなりました・・・。