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中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「の・ようなもの のようなもの」

2016年02月02日 | 日記

     

 

    平成23年(2011)の暮れに61歳で急逝した森田芳光監督のデビュー作「の・ようなも

    の」(1981)から35年後を描くオリジナル作品で、前作同様に落語家の世界を舞台に

    優しくて人情味あふれる物語が出来たとスタッフは言っていますが…。

    「の・ようなもの」ほか多数の森田作品で助監督や監督補を務めた杉山泰一が初監督

    を果たし、森田監督の遺作となった「僕達急行 A列車で行こう」でも主役を演じた松山

    ケンイチが主演。伊藤克信、尾藤イサオ、でんでんといった前作にも出演したキャスト

    が、同じ役柄で登場しています。

 

    私の周辺での評価がいいので書きにくいのですが、はっきり言って全体的にダラダラ

    した演出でメリハリに欠けます。俳優の使い方とか人物の性格設定などが根本的に幼

    稚です。

    北川景子が着物の裾を乱して走るシーンなとを楽しいという人がいますが、私に言わ

    せれば噴飯物のシーンが多く見受けられるし、シナリオの段階でもっとチェックすべき

    だったと思います。残念作としか言いようがありません。

 

 


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