熊本の友人・上妻祥浩氏が去年末に上梓された本が「旅と女と殺人と 清張映画への
招待」です。資料集めも苦労したそうですが、中々よく纏まった内容だと思います。
面白く読ませてもらいましたが、清張映画も原作者の意図をよくくみ取って製作された
作品と、全然見当外れに終わった作品があり、悪い作品には少し点数が甘いかなと感
じました。
前置きはそのくらいにして、この本の中に収録されている大映で最初に撮った清張映
画は「共犯者」です。前回の火野葦平原作「馬賊芸者」に次いでかなり大がかりの博多
ロケを行い、櫛田神社前をはじめ高宮にあったゴルフ練習所などで撮影しましたが、そ
の時に撮ったスナップを改めてご紹介します。
↑ 福岡市櫛田神社前での撮影。走り去る根上淳と見物客前でメガホン片手で座っている私
↑ 左の写真は来福した夏木章さんと私と、福岡大映・田中支配人、彼は夏木さんと同期の
もと俳優で田中厩舎の息子さん。右は夜のひと時で、他の用事で来福していた北原義
郎さんと南田洋子さんの顔が見えます。もう一人の女性は去年亡くなった八潮悠子さん。
↑ ロケに参加していた叶順子さんと私
彼女と一緒に撮ったスナップは沢山ありますが、これはその最初頃のもので、
我ながら痩せてたなーと感心しきりです。