


↑ カウンターの一番奥から私、滝のお母さん、滝瑛子。丁度来福していた江波杏子(手前)も一緒に
昭和39年(1964)に公開された「あしやからの飛行」はアメリカと日本の合作で、
日本側は勿論大映です。
日本でのロケを含み、2年がかりで製作されたこの映画は、ユル・ブリンナー、
リチャード・ウィドマーク、ジョージ・チャキリスが出演するほか、チャキリスの
奥さん役に滝瑛子が抜擢されたことも大きな話題になりました。
滝瑛子は日活の子役出身で、日活では芽が出ず退社していた人ですが、お
母さんが大映の洋画部に勤務していたのが縁で「あしやからの飛行」に出演
することになったのです。
撮影は昭和37年から始まりましたが、同時に正式に大映入社し「嘘」「温泉女
中」「悪名波止場」「傷だらけの山河」「黒の爆走」「座頭市関所破り」「兵隊やく
ざ」「複雑な彼」など、約20本の作品に出演しています。
一寸ばかり日本人離れしている容貌なので悪女役が多かったのですが、本人
そのものはいいところのお嬢さんで、私たちはそのギャップを不思議がったも
のでした。
ちなみに「あしやからの飛行」の「あしや」は関西の芦屋ではなく、福岡県遠賀
郡芦屋町にある基地で、今でも航空自衛隊があります。作品自体がとても地
味な内容で、大映洋画部で配給しましたが、興行成績はあまりパッとしなかっ
たと記憶しています。
彼女は何度か九州に来ていて、いつも母親と一緒でしたが、先述のように大
映洋画部にいたお母さんなので、我々も気楽に付き合っていました。あまり詳
しいことは覚えていませんが、一緒に食事したり、ボーリングをやったり、大分
市でのタイアップ行事の段取りなどをしてあげたようで、当時に母娘からもらっ
た手紙を読み返して思い出している始末です。
上京の時に寄ってくれたら、胃薬も用意しておきますから瑛子の手料理を食べ
てください・・・などと書いてありますが、勿論行っていません。
そんな彼女は昭和43年(1968)に結婚して引退。昭和46年(1971)に離婚したと
聞きました。いまも元気にしているだろうかと気になっています。





こんにちは。
今日は田宮さんが載ってるー(嬉)
まだ悪名波止場まで観れてないんですが、そちらに滝さんが出演されてるんですね。
悪名を観ていると次々マドンナが出てきますね。
朝吉の正義感の強さが、モテた証拠でしょうか(笑)
私はスカジャンを着た清吉も大好きです。
ちなみに、田宮さんは関西のご出身ですから、関西弁は慣れたものだったと思いますが、
関西以外の舞台では、標準語(共通語)も不自然なくしゃべられていました。
芝居以外の時はどちらを話されていたのですか?
雷蔵さんは写真集などたくさんありますが、
田宮さんの写真集は出てないようですね。
これも何かしらの理由があるのかな。
田宮と日常で話ししている際は綺麗な標準語でした。
田宮のことは、ご紹介したほかに、2013年4月29日に書いた
渚まゆみの所にも出てきますので、読んでみてください。
そうでしたか。どうしてもイントネーションが出やすいですが、
どちらの言葉も無理なく使われているのがすごいです。
ご案内していただいたブログはまた改めて拝読しました。
田宮さんの人柄を少しずつ知る度に本当に、早く亡くなられたのが悔やまれてなりません。
最近は不安定な天気な上に、この湿気が体力を奪います。
中島さんもご多忙なことかと思いますがどうそご自愛ください。
田宮が亡くなったのが1978年ですから、あれから36年が
経ったことになります。
そんなに前だったかと自分でも驚くのですが、時の経つのは
早いものですね。
そうですね。私はまだ生まれてなかったので、田宮さんがご活躍されてた頃は全く知りませんが、
長い年月が過ぎても、田宮さんの作品を観て惹かれる方はたくさんいらっしゃると思います。
早く亡くなられたのは非常に残念ですが、このような作品があることで今の人々の心をとらえて生き続けておられるような気がします。
田宮さんのファンになったことで、色々な昔の俳優さんの魅力も知ることができました。
悪名波止場の滝瑛子さん、とってもエキゾチックな顔立ちの方ですね。
この映画では、中島さんのブログで度々出てこられる紺野ユカさんも出演されてましたが、豊満な女性で魅力的でした。
今ご活躍されている俳優さんよりも、古い時代の頃の俳優さんの方がエキゾチックなお顔立ちが多い気がします。
眉毛と目の間が狭いのが日本人離れした感じです。不思議ですね。
私は随分長い間このブログで大映のことを書いてきました。
語り尽くしたとは思いませんが、もう少し書かせていただき、
ラストは京マチ子さんで締めたいと思っています。
中島さんのブログを知って間もないのに、そう言われると寂しいです。
でも、中島さんが無理のない程度にブログを書かれることが一番だと思います。
大映ファンになってまだほんの数ヵ月ですが、これからも、こちらのブログを楽しみにしていますね!
旅の途中さん
今日も大映二本観てきました。
大好きな若尾さんと、北大路さんがの共演作「濡れた2人」
「千羽鶴」
京マチコさんが特に素敵でした
30日は、新宿角川シネマで若尾さんの朱雀門を観てトークを。
若尾さんと言い、雷蔵さんと言い大映のスターさんは素敵な方ばかり。
全く無理せず今まで書いてきました。
大映が存続していたらこのブログも続くのでしょうが、残念です。
それでも出来るだけ頑張って書きますので宜しくお願いします。
ところで↓ bunnさんから貴兄へのメッセージありです。
いい方同志なので交歓してください。
そろそろ京さんの名前が出てくる筈だと思っていたところです。
ずーっと先輩格の方ですが、私にも妙なご縁があります。
長谷川先生と京さんはオオトリにしょうと思っています。