映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

大映宣伝部 (32) 「馬賊芸者」昭和29年の博多ロケ ②

2018年07月02日 | 日記

    

    博多芸妓が全国的にブレークしたのは明治・大正期。日露戦争後に満州を訪れた
    水茶屋券番の芸妓2人が「満州帰りの芸者」として鼻息荒く、客を客とも思わぬ豪気
    さで人気を集めたそうです。そんな2人は「馬賊芸者」と呼ばれ、やがて水茶屋の芸
    妓たち全般を指す愛称になりました。「博多芸妓はおおらかで気っぷが良い」という
    評判を聞きつけ、初代首相の伊藤博文が訪れたこともあり、全盛期には2千人超の
    芸妓がいたと伝えられています。
    戦後、「馬賊芸者」と呼ばれた芸妓たちの逸話を地元紙「夕刊フクニチ」が取り上げ、
    火野葦平が小説化し、この原作を昭和29年(1954)に大映が映画化したものです。
    島耕二の監督で、京マチ子・高松英郎・志村喬・中条静夫・白井玲子などが出演しま
    した。博多ロケは今では考えられないくらい大規模で、見物客も空前の人出でしたし、
    傘鉾の持ち手には西鉄ライオンズの中西太選手(写真参照)が特別出演しています。

      

     
            ↑ 傘鉾の中は西鉄ライオンズ・中西太さん
    

    

    

 



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画 「ワンダー 君は太陽」 | トップ | 映画 「空飛ぶタイヤ」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事