映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「ソウル・キッチン」

2011年05月14日 | 日記

                

     東京と福岡はほとんど同時公開ですが、ミニシアター系の作品の中に
     は、遅れて公開される作品があり、'09年ヴェネチア国際映画祭審査員
     特別賞を受賞した「ソウル・キッチン」もそんな一本です。

     ドイツのハンブルグで、レストラン「ソウル・キッチン」のオーナー・シェフ
     であるジノスは、恋人と離ればなれになり落胆、店はガラガラ、しかも
     ぎっくり腰でツイてない日々を過ごしています。

     そんな時に新しく雇った頑固なシェフの料理が大反響、さらに刑務所
     から仮出所してきた兄が店内でゴキゲンな音楽を流し始め、店は絶好
     調に繁盛し始めます。

     ところが兄が店を乗っ取ろうとする奴との賭けポーカーに負け、店を奪
     われることに・・・で、さてという物語。
     兄弟を中心に友情や恋愛、店に集まってくる人々の人間模様を綴って
     います。

     監督はドイツ映画で活躍している「そして、私たちは愛に帰る」のファ
     ティ・アキンで、このトルコ系監督は、多人種社会のドイツを中々ユー
     モラスに描いていると思います。
     主演は監督と共同で脚本も手がけたアダム・ボウスドウコスほか。

     映画が始まってから、兄が騙されて店を取られるあたりまではテンポ
     も良く快調ですが、その後の演出に乱れあり、惜しいと思うところです。
     ドタバタしながら笑わせる場面もありますが、日本人の笑いのセンスと
     一寸違うところがあっても結構楽しく見れます。



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