実在の事件をもとに描いた「凶悪」で話題をさらった白石和彌監督が、2002年の北海道
警察で起こり「日本警察史上最大の不祥事」とされた「稲葉事件」を題材に描く作品です。
主人公のモデルは「恥さらし北海道警・悪徳刑事の告白」の著者・稲葉圭昭による本人の
告白本です。綾野剛が演じる北海道警の刑事・諸星要一が、捜査協力者で「S」と呼ばれ
る裏社会のスパイとともに悪事に手を染めていく様を描いた内容です。
暴力団と密接な関係を持ち、諸星に影響を与える村井役で、「凶悪」に続き白石監督とタ
ッグを組むピエール瀧ほか中村獅堂などが出演しています。
私が退院してはじめて見た作品です。坐っているだけでも痛いのですが、それでも最後ま
で面白く見終わりました。内容が面白いし、演出と主軸俳優の演技と相まって中々素晴ら
しい出来です。
かなり誇張はあるでしょうが、警察の内部描写は同じ警察内部を描いた「46」などよりず
っと生々しいし、恐ろしいものを感じます。欲を言えば、主人公が善から悪に染まって行
く過程をもう少し丁寧に描いてくれていたら、もっと素晴らしい作品になっただろうと一寸
惜しい気もしますが、映画好きの方は見逃してはいけない作品だと思います。
おまけ・・・福岡の今夜のお月様です。
退院後、早速、映画館に通ってるのですね!!
けんさん らしいなぁ~。
まだまだ、痛むでしょうから、本当に無理しないでくださいね…
でも、いつもの けんさんに戻ってきた感じで、ちょっぴり安心しましたし、嬉しいです!
私もこの作品見ました。
綾野 剛さん、これからが楽しみな俳優さんだと思います。
心配してくれて有難う。
無理を言って病院を抜け出しましたが、自宅でもほぼ安静にしています。
映画館はまだ一寸無理なのですが、万全の備えで見始めました。(笑)
でも、私以外のお客さんはあまり笑っていない。
あまりのことに凍り付いていたのでしょうか。
『6・4』などとは比較にならないと思いました。
久しぶり東映・日活さん協力作の傑作ですね。
最近の邦画は少しづつ質の向上が見られるので、楽しみです。