この作品を見ると、本年度アカデミー賞でアリス役を演じたジュリアン・ムーアが
が演女優賞を受賞していますので、メイン受賞作品は全て見たことになるため
期待して見ました。全米ベストセラー小説「静かなるアリス」の映画化です。
ニューヨークのコロンビア大学で教鞭をとる50歳の言語学者アリス(ジュリアン・
ムーア)は、充実した日々を過ごしています。
ところが最近になって、講義中に言葉が思い出せないとか、ジョギング中に自宅
までの道を忘れてしまうといった事態が続いて起こるのです。
病院で診察を受けると、現代医療では進行を止めることが出来ない若年性アル
ツハイマー症と宣告され、家族の心配をよそにアリスの記憶や知識は日々薄れ
て行くのでした。
そんなある日、アリスは記憶が薄れる前に自らパソコンに残したビデオメッセージ
を発見し、自分が自分のままでいられる方法を実行しようとします・・・。
アリスの夫をアレック・ボールドウィン、2人の娘をケイト・ボスワース、クリステン・
スチュワートが演じ、監督は、自身もALS(筋委縮性側索硬化症)という難病を抱
えるリチャード・グラッツァーが、ウォッシュ・ウェストモアランドとの共同監督です。
全体の完成度はややメリハリに欠けるため、アカデミー作品賞が取れなかったの
も判るという感じはするものの、私たちの周辺でも若年性アルツハイマー症をもっ
と真剣に考えなければならないとの問題提起があります。
なにはともあれジュリアン・ムーアの演技を充分に堪能させてくれる作品で、見て
いて唸るほど上手い演技でアカデミー主演女優賞は当然と納得させられる熱演
です。
人のいい亭主役もいいし、女優志望で親とは疎遠だった娘役のクリステン・スチュ
ワートも、子役出身とは思えない美人女優になっていて、これも見ていて楽しい好
演です。少し文句を垂れましたが、お薦めの一本ではあります。
お身体回復なすったようでほっとです。
無理なさらず実年齢のなすがままに、ですよ
さて、94歳の母、施設に友達か増えて毎日が楽しいと
大事に家を守ってきてくれていたのに、今年は「お盆様」
文子さんにお任せするわ、と一度も実家に戻らず、全部私が、、そんなこんなで半月ほど館林に居りました
東京に戻りましても留守中のあれこれがあったりで、昨日漸く、けんさんお薦めの「アリサのままで」
いい映画ですねぇぇ
けんさんの映画評そのまま
親友が51歳で、アルツハイマーで亡くなっていますので
最後の方では嗚咽に、、
今思い出しても、康子ちゃんが、可哀想。
良かった、けんさんと出会えて、この映画評をしていただいたからこそ、映画館へですから
私の健康のことまでお気遣いいただき有難うございます。まだ完調とは言えないので、
無理しないようにして回復させます。
館林に長く居られた由、bunnさんも大変ですね。どうか無理をなされないように・・・。
「アリスのままで」は良心的な作品でしたね。