映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「わたしは、ダニエル・ブレイク」

2017年04月05日 | 日記

  

    2016年・第69回カンヌ国際映画祭で、「麦の穂をゆらす風」に続く2度目の最高賞パ
    ルムドールを受賞した、イギリスの巨匠ケン・ローチ監督作品です。
    イギリスの複雑な制度に振り回され、貧困という現実に直面しながらも助け合って生
    きる人びとの姿が描かれていますが、ケン・ローチ監督が社会派で人間ドラマ名手で
    あることの名に恥じない素晴らしい作品に仕上がっています。

    久しぶりに私の大好きな作品に出合えた感じのこの作品は、イギリスの社会制度に
    対する反発・皮肉に加えて、ユーモアが各所に交わり娯楽性も高いものです。
    勿論、問題提起の役割も十分に果たしています。主演の老人役を演じたディヴ・ジョ
    ーンズはコメディアンだそうで、ギャグは一切なしなのに随所でクスクス笑わせてくれ
    ます。私としては絶対お薦めの一本です。



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