大好きなクリント・イーストウッド監督作品なので早々に映画館へ・・・。
東南アジアで津波にのみこまれての臨死体験が忘れられないフランス人の
マリー。
双子の兄を事故で亡くした喪失感で、もう一度兄に会いたいと霊能者を訪ね
歩くロンドンのマーカス少年。
そして自らの霊能力をもてあまし、それを隠して生きているサンフランシスコ
のジョージ。
何かに導かれるように出会うことになった三人が見つける答えとは・・・。
この三人がいつ出会ってどんな展開
しかし段々とスピリチュアルな部分に入り込んで行くと、私みたいに死後の
世界を信じない人間にとっては正直少し白けます。
なんでイーストウッドがこの題材を引き受けたのか、それは80歳になった
彼が一度考えてみたい重要なことだったに違いないと思っています。
それでもベタベタのスピリチュアル物になっていないのがせめてもの救い
で、冒頭の津波場面のド迫力とか画面の色彩設計などなど、イースト
ウッドらしさを楽しめる部分もいくつかあって、それは楽しめます。