落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

いよいよインターネット放送

2006年05月09日 | 日常・身辺
 先頃「日本文化チャンネル桜」のインターネット放送が開始された。
Webトップ・ページより
「日本文化チャンネル桜」が 日本初の「24時間インターネット・オンデマンド放送」配信開始!!
 日本文化チャンネル桜(スカイパーフェクTV! 767Ch.)は、五月一日より、衛星放送で24時間放映中の番組と全く同じ番組内容を毎日配信する日本初の24時間番組「インターネット・オンデマンド放送」をスタートさせました。
 これは、現在二千万世帯以上と言われている我が国の高速回線(1Mb/s以上)ユーザー向けに動画番組配信するもので、インターネットによる全日番組放送の我が国における最初の幕開けとなります。
 この配信システムの技術開発は、同じスカパー!で在日フィリピン人向け放送をしている株式会社WINSインターナショナル(スカイパーフェクTV! 787Ch.)と提携して開発に成功したもので、現在広く流通しているWindows Media Player方式ではなく、Flash Video方式を採用した独自プレーヤーを搭載し、Windows、Mac両ユーザーに対応できます。 サーバーはLinuxをベースにしており、1ギガビットの回線で約二千名がストレス無く同時受信出来ます。
 このシステムにより、同じ回線で比較した場合、従来のストリーミング方式に比べ、二倍以上の同時アクセスを実現するだけでなく、より高画質・高音質(mp3)のコンテンツ配信が可能となりました。 コンテンツの不正ダウンロード対策や番組ごとに料金設定が自由にできる課金機能も完備しています。
 弊社では、「桜システム」と命名されたこの方式により、番組配信コストを大幅に削減するだけでなく、放送インフラコストをかなり抑えられることにより、新たな民間インターネット動画放送局を作り出すことが出来るだろうと考えています。 また、従来の放送局にも、「桜システム」動画配信インターネット放送局への参入を呼びかけ、将来的に無数のインターネット放送局群が集まる動画配信プラットホーム構築を計画しております。
 視聴方法は、WEB画面から定額料金を事前に支払い(当面はクレジット決済のみ)、視聴したい番組を選択、各番組に設定されている料金(50円~200円 /1番組)が視聴毎に引かれます。 なお、選択した番組は3日間何度でも視聴可能。 番組毎にプレビュー画面も用意されているため、チャンネル桜を観たことがない人も安心して選ぶことができます。 また、過去の番組も今後アーカイブのコーナーを充実する予定です。

 説明にあるように、Macユーザーの当方としては確かにストレスなく受信できた。

一方NHKも50万本の保有番組をネット配信することが検討されている。
50万本のNHK番組、ネット配信全面解禁を検討 (05/05 21:18)産経
 竹中平蔵総務相は5日夕、訪問先の香港で同行記者団と懇談し、過去に放送されたNHK番組のインターネット配信を全面解禁する方向で検討すべきだとの考えを表明した。
 NHKが保有する過去の番組は約50万本あるが、竹中氏は「NHKが持っているコンテンツ(情報の内容)をもっと活用するのがNHKのため、国民のため、関連する産業のためだと思う」と強調した。
 さらに、総務省の指針で年間上限10億円程度としているNHK番組のネット配信の規模についても「足かせになっている。どのような形でクリアしたらいいか議論しないといけない」と述べ、改正に前向きな意向を示した。
 総務相の私的懇談会「通信・放送の在り方に関する懇談会」(座長・松原聡東洋大教授)でも、NHKのコンテンツの活用を求める意見が大勢を占めており、総務相が解禁検討の意向を明らかにしたことで、懇談会の最終報告にも盛り込まれる見通しが強まった。
 NHKの過去の番組は、保管している埼玉県川口市のNHKアーカイブスで5000本余りが公開されている。(共同)

 これは大いに楽しみだ。音楽、ドラマ、歴史、紀行、演芸など無尽蔵と言っていいぐらいだ。
 見たいものにだけ対価を払うことで、視聴料問題も解決していくと思う。低俗番組に明け暮れている民間放送は安閑としてはいられない。

室温26度を超える

2006年05月08日 | 日常・身辺
 我が家は最上階の5階。これから夏に向かって屋上が熱せられ、夜でも気温が下がらなくなる。
 23時をまわったが今年はじめて室内は熱帯夜となった。6日が立夏だった。暦通りに進行している。
 外気は22度で、まだ窓を開け放って寝るほどではない。

夏場所始まる

2006年05月07日 | 日常・身辺
 今日は朝から本格的な雨で、部屋にこもったままの一日だった。

 大相撲「夏場所」が始まった。「夏・・」と聞いただけで、なんとなく若返る気分になる。
 初日から大入り満員で盛り上がっていたようだ。後半でいい取り組みが2つあった。
 稀勢の里ー琴欧州 19歳の若武者が完璧な相撲で琴欧州を破り、今場所が楽しみ。とり組み後のインタビューも気合いが入っていた。
 栃東ー旭天鵬 懐の深い旭天鵬を落ち着いて破った。危なげがなく、内に静かに横綱昇進への闘志を燃やしている感じ。

 新大関白鵬は、実力者若の里を退けた。昇進後最初のとり組みは緊張するとのことだが落ち着きがあり、大物ぶりをみせた。

鈴蘭台のこと

2006年05月07日 | 散歩・山歩き

神戸電鉄鈴蘭台駅 画面上が北、三田・有馬方面(2006/05/05 撮影)

 明治時代は八部郡山田村であった。終戦後の昭和の大合併で神戸市に編入されたという(昭和22年)。(神戸市文書館より)

 鈴蘭台の歴史について詳しいサイトがあり、それによると・・・
もともと鈴蘭台は、神戸電鉄(神有電鉄)の草創期に、経営安定のための乗客増加策の一環として、「関西の軽井沢」のキャッチフレーズで昭和3年から分譲が開始された住宅地の開拓にその端を発している。
 ・・・
 昭和5年には、小部駅前に商店や住宅23軒が並ぶようになったが、その頃になって小部駅の名称変更の話が持ち上がった。公募により健康の花言葉を持ち、避暑地「関西の軽井沢」のイメージに合う「スズラン」の名前を取って鈴蘭台駅に変更された。戦後、各地の鉄道沿線に次々と開発された「○○台」の草分けとも言うべきものかも知れない。その後、昭和10年頃には旅館や店も増え、昭和13年に三木線が開通する頃にはダンスホールやビアホールの繁盛する避暑歓楽街となった。

 戦前避暑地として発展した鈴蘭台は、神戸電鉄(昭和22年に神有電鉄と三木電気鉄道が合併して神有三木電鉄となり更に昭和24年に現在の神戸電鉄に改名)の延伸とともに戦後阪神地域のベッドタウンとしての発展をとげる。昭和36年、神戸市が住宅公団の委託を受けて「鈴蘭台ニュータウン」を開発、昭和43年に、それまで湊川始発だった神戸電鉄が新開地に乗り入れ、阪急・阪神と接続、昭和44年から47年にかけて駅周辺の街並みが鈴蘭台南・西・北・東町に変わり、北五葉・南五葉、君影町、星和台が誕生、昭和45年には北鈴蘭台駅、西鈴蘭台駅が開業した。鈴蘭台と北鈴蘭台の中間にある小部小学校は児童数が昭和40年に1000名、昭和45年に2000名を突破し、その後小部小学校から分離する形で北五葉小、南五葉小、小部東小、君影小、鈴蘭台小などが次々に誕生した。

 昭和48年に北区が兵庫区から分離独立し、鈴蘭台に区役所が置かれ、北区の行政の中心地となった。その後、道路網も整備され、長田箕谷線が昭和49年(1974)にひよどり台で西神戸有料道路に接続、平成2年(1990)に阪神高速北神戸線の藍那ICが開業し、現在では中国道、山陽道、瀬戸大橋方面へのアクセスも非常に良くなるとともに、住宅地も更に広がっている。・・・


 昭和40年前後家業(食品関係)に従事していた頃、鈴蘭台に父と配達に来たことがある。その頃は有馬街道は未舗装だったように思う。平野から小型トラックで登ってきたのだが、エライ山奥だなぁと思った。

 早いものでここに来て20年以上経った。冬はめっぽう寒く、夏は神戸市街より3~5度低い。
 鈴蘭台に当初住んでいたところは昭和45年(1970年)ごろ建てられた公団で昭和59年(1984年)に入居した。当時は京阪神で一番家賃が安かった。長男が3歳ぐらいになり、小さなアパートでは狭くなり、薄給の身でヤムを得なかった。その代わり通勤時間が大幅に伸びたがそれは体力で補い、おかげで乗り物酔いは解消し足も丈夫になった。勤め人になって通勤交通費は会社持ちだったので大いに助かった。

 住めば都だが、難点は神鉄の電車賃が高いことである。三宮まで往復1000円以上かかり、電車に乗ることは少ないものの、勤め人を止めた今では結構負担である。

裏六甲 紅葉谷滝めぐり

2006年05月04日 | 散歩・山歩き
国民の祝日

有馬から紅葉谷百間滝などを訪れた

瑞宝寺公園 鼓ケ滝


紅葉谷 道はなかなか険しかった

七曲がり滝


百間滝上部の注ぎ口


百間滝

冬季は氷瀑になるが、私のような素人には近づけない。
残念ながらガイドブックにあるほどの水量はなかった。

似位滝


連休で有馬温泉街は大変な賑わいだった。
入湯は遠慮して早々に退散した。

記憶

2006年05月02日 | 日常・身辺
 1ヶ月ぶりに実家の母(90)を訪ねた。1年前に背骨を骨折してすっかり背中が丸くなり小さくなっている。それなりに元気そうであった。そろそろ野菜の種まきをしようと思っているという。週2回ヘルパーさんが来て母の部屋の掃除と洗濯をやってくれている。家族との会話があまりなく愉快な日々とはいえないのだろう、「お前もあんまり長生きせんときや」などという。

 両親が結婚したころは大東亜戦争で風雲急をつげたころで家も転々としている。父は復員後仕事を次々変わった。私の兄弟もそれぞれ生まれた場所が異なる。母はノートに自分の歴史を書き付けている。私が生まれたところは神戸の垂水であるが、どのあたりかは判らないので聞いてみたところ、おもむろにノートをみて言うには、「垂水区の××通り」とのこと。Kさんという家主の8軒長屋に住んでいたという。

 帰宅してからネットで調べてみたが、その町名はなかった。略図も書いてくれたので一度訪ねてみようと思う。疎開先の岡山市で空襲にあったが、その町名も今はなく判然としない。

 60年前のことを調べて何になるものでもないが、これも歳のせいかもしれない。

韓国が海流調査

2006年05月01日 | 政治・外交
韓国、7月に竹島近海の日本のEEZ内で海流調査 (04/29 02:26)産経
 日本固有の領土・竹島(島根県)の近海を含む海洋調査問題で、韓国が今年7月に竹島の西部海域で海流調査を予定していることが28日、明らかになった。政府関係者は「調査予定海域は日本の排他的経済水域(EEZ)が含まれている」と指摘している。竹島を不法占拠している韓国側は、これまでも日本の抗議を無視して日本のEEZ内で海洋調査を実施しており、今回も調査を強行する可能性が高い。
 複数の政府・与党幹部によると、韓国の海洋調査院は7月3日から17日まで韓国南東部の蔚山沖合から竹島までの海域で、水温、塩分、海水の流れなど海流の変化を調べる予定になっている。
 韓国が主張するEEZは竹島を組み込む形になっており、竹島を基点とした日本のEEZと重複している。このため、韓国は過去4年間、竹島近海を含む日本のEEZ内で日本の抗議を無視し海洋調査を強行している。
 韓国が7月に実施する海流調査について、政府関係者は「EEZに関する日本と韓国の主張が重複するこの海域でも実施される」と指摘している。外務省幹部は「海底の調査ではなくあくまでも海流の調査で海底地形の名称とは関係ない」と説明。しかし、政府の一部からは韓国の海流調査について「海流調査となっているが、海底地形名称問題とも微妙に絡んでくる」(国土交通省幹部)と警戒する声が上がっている。
 竹島近海の海底地形名称をめぐる問題で、日韓両政府は22日の外務次官会談で、韓国がドイツで6月に開かれる国際機関「国際水路機関」(IHO)の「海底地形名称に関する小委員会」に海底地形に関する韓国名提案を行わず、日本も海上保安庁の測量船による海洋調査を中止することで合意した。
 ただ、韓国の柳明桓外交通商省第1次官は海底地形の名称提案を適切な時期に推進するとの考えを示しており、「今後、韓国が海洋調査を繰り返して実施し、データを収集を重ねるのは確実だ」(外務省筋)との指摘が根強く出ている。
 日本は竹島近海を含む海域で昭和50年以降、海洋調査を実施しておらず、「データの精度や新しさの面から、韓国に分があると判断される可能性もある」(海上保安庁関係者)との懸念も出ている。

 日本は、領土・国防意識が他国に比べ薄いと見られている。

中国、竹島問題で韓国と“連携” 対日強硬策たたえる発言 (05/01 22:18)産経
【北京=野口東秀】竹島(韓国名・独島)の領有権問題をめぐり、中国の政府系研究機関や日本研究者などから韓国との“連携”とも受け取れる発言や論調が出始めた。
 中国系香港紙「文匯報」(電子版)は4月29日、中国国家海洋局の孫志輝局長の海洋戦略報告で韓国の強硬対応をたたえた上で、「中国が管轄可能な300万平方キロメートルのうち52%で隣国と争いがある」と指摘し、日本への対応を注視しているとの認識を示した。また、孫局長は「中国が強硬姿勢を取るのは、日本に中国の主権に対する決意をみせ困難さを知らしめて、この問題を妥当に処理するためだ」とし、「そうしなければ日本がガス田採掘に踏み切り、中国は海上だけでなく国際的にも守勢に回る」と強調した。

 4月30日付の中国紙「新京報」も複数の専門家の見解を紹介。中国社会科学院日本研究所の金煕徳研究員は「日本が主権を主張する目的は、植民地時代の占領を合法化することが狙い」と指摘したほか、中国人民大学国際関係学院東アジア研究センターの黄大慧主任は「日本の目的は独島問題の国際化にある。歴史問題を解決できなければ他の問題も解決は難しい」と述べた。
 竹島問題では、中国紙のほとんどが韓国側の呼び名「独島」と表記している。

 朝鮮半島、東シナ海、台湾・・中共の勢力拡大が見えてくるような発言。
「日本が主権を主張する目的は、植民地時代の占領を合法化することが狙い」と何かにつけて歴史問題に結びつける。いまさら「植民地時代の占領を合法化」してなんの得があるというのだろうか