落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

西国霊場第22番総持寺 第23番勝尾寺

2006年05月22日 | 日常・身辺
 明日から天気はまた下り坂とのこと。晴れ間を大事にして大阪近辺の西国霊場巡りをした。
 補陀洛山総持寺は大阪茨木市にある。総持寺駅近くの市街地にある。日射しは夏で、たちまち汗が噴き出してきた。ここの観音様は亀に乗った観音様として知られているそうだ。境内の池には暑い日射しの中、沢山の亀が甲羅干しをしていた。

 引き続き十三駅にとって返し、箕面に向かった。箕面駅で午後3時半ぐらいだった。勝尾寺の拝観時間は17時までだ。間に合うだろうか。またにしようかとも思ったが、此処まで来て引き返すのはくやしい。駅前のコンビニでお茶のペットボトルを買い歩き始めた。

 滝まで2km余りは、箕面川に沿って歩く。登る人は少なく、降りてくる人ばかりだ。新緑の楓の下、川音を聞きながらひたすら歩いた。
 滝の手前で勝尾寺方面の登り道があり、勝尾寺まで3.5kmとあった。時刻は4時前だ。滝を眺めている暇はない。上から見ると新緑の向こうに水煙をあげてごうごうと落下している。滝上から勝尾寺まではカーブの多い自動車道をてくてく歩いた。汗が額からしたたり落ちタオルハンカチがすっかり重くなった。

 應頂山勝尾寺には16時35分に到着、なんとか間に合った。昔来たことがあるが、すっかりリニューアルされ山門も本堂も改装され鮮やかな朱に塗られていた。昔なかった「勝ダルマ」がお守りとして考え出されたのか、境内のあちこちに奉納されているのが目立った。

 お参りし納経帳に印をいただいて外に出ると、涼しい風が吹き渡っていた。太陽は山の端に沈みつつあった。

 帰りは最終の千里中央行きのバスに乗った。