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落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

NHK「ドキュメント北朝鮮」

2006年04月05日 | 政治・外交
 NHKスペシャル「ドキュメント北朝鮮1~3」を見た。
 建国から現在まで、なかなか分かりにくい北朝鮮の現代史が少し理解できた。
 第二次大戦で駆け込み参戦したソ連が半島北部に侵攻した。
 ソビエト軍の1部隊の部隊長にすぎなかった金日成が見いだされ、やがてソ連の傀儡政権のような「建国の父」となっていく。
 ソビエトの崩壊と共に、本来共産主義では世襲できない主席という地位が、「党中央」という抽象名で権力の継承が金正日へ巧妙に行われていった。
 体制維持のために日本人を拉致し工作員を養成する。昨年核兵器の保有を宣言し、着々と核兵器開発を行ってき、瀬戸際外交でカードに使い軽水炉を手に入れる。

 ソ連崩壊後様々な機密文書が表面に出てきたことなど、興味深かった。
 シェルター代わりの立派な地下鉄の様子、建国祭、兵学校、個人崇拝銅像など国威発揚場面、は立派だったが、一般人民の生活ぶりなどの場面はほとんどなかった。代償として悲惨な生活があるはずで、続編を期待しよう。

 このような視点で、韓国、中共なども史実に沿ったドキュメントを紹介してもらいたいと思う。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (しょうた)
2006-04-05 20:29:55
個人崇拝思想は第2次世界大戦当時の日本の世相によく似ていると思います。そして私たちも現在の北朝鮮と、よく似た教育を受けました。

思えば、その当時は言論の自由もなく、思想は軍国主義に徹し、今の北朝鮮の民衆のようにマインドコントロールされていました。

でも日本民族は非常に賢いと思います。敗戦と同時に新しい民主主義をすんなりと受け入れ、繁栄を享受してきたのですから。その点イラクなどは気の毒ですね。
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Unknown (落葉松亭)
2006-04-05 21:57:26
 戦後教師をしていた私の伯父などは、戦前の教育から180度変わった民主主義教育に切り替えられず自問自答し教師を辞めたときいています。我々が受けた戦後教育も、今になってみると様々な陰を社会に落とし、凶悪犯罪や金儲け本意の人々を生み出すようになっていると思われれます。
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