落葉松亭日記

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早くも経産相辞任

2011年09月11日 | 政治・外交
中身が腐っているのに、どんなに包装紙を貼り替え、支持率60%などと宣伝しても無理というもの。
経産相辞任 首相の任命責任は重大だ 2011.9.11 02:58
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110911/plc11091102590008-n1.htm

 東京電力福島第1原発事故周辺の市町村を「人っ子一人いない死の町」と表現したほか、防災服の袖を記者にすりつけるようにして「放射能をうつしてやる」などと発言していた鉢呂吉雄経済産業相が辞任した。
 原子力政策にもかかわる重要閣僚として、極めて不適切かつ無責任な言動であり、辞任は当然だ。新内閣発足から9日目の閣僚辞任で、野田佳彦政権に及ぼす影響は深刻である。
 今回の発言の罪が大きいのは、「人災」を続けてきた菅直人前内閣から野田内閣に代わり、本格的な復旧・復興がようやくスタートするのではと期待を抱いた被災者や国民を裏切るものだからだ。首相自身の任命責任も、厳しく問われねばならない。
 菅前内閣でも、岩手、宮城両県知事に対して「知恵を出さないやつは助けない」などと暴言を吐いた松本龍氏が任命から9日目で震災復興担当相を辞任した。民主党政権は被災者に何度、絶望感を与えるのだろうか。
 野田首相は就任後、「東北の復興なくして日本の再生はありえない」と、被災者に寄り添う姿勢を強調してきた。鉢呂氏の言動はまったく相容(あいい)れないものだ。

 なぜ、このような人物を起用してしまったのか。それは、首相が民主党役員・閣僚人事で小沢一郎元代表に近い輿石東氏を幹事長に起用するなど、党内融和を最優先させた結果にほかならない。旧社会党グループに属し、岡田克也前幹事長にも近い鉢呂氏の起用も、その一環だったという。
 同時に、党代表選出から組閣まで5日もかけながら、肝心の人物や識見の吟味は不十分だったと言わざるを得ない。閣内には「安保に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」と放言した一川保夫防衛相もいる。責任放棄の姿勢をうかがわせる一川氏をめぐり、自民党は更迭を求めながら追及を強めようとしている。

 民主党は臨時国会での予算委員会開催を拒み、13日に召集して4日間で閉会する方針だ。だが、鉢呂氏辞任という重大な事態となった以上、首相は自らの任命責任などを説明する義務が出てきた。重要政策をめぐる本格論戦も、早急に行わなければならない。予算委の開催に応じて、長期の会期を設定すべきである。

政治の劣化を見透かすようなロシアの挑発。
露爆撃機、日本1周 「前代未聞」露骨な挑発 2011年9月9日(金)08:00
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20110909091.html

 ロシア軍は8日、北海道北東部の日本領空に接する形で設定した訓練空域などで演習を始めた。野田佳彦首相が東京電力福島第1原発を視察する時間帯に合わせ、爆撃機が福島県沖を飛行。日本列島を完全に1周するのは極めて異例で、北方領土付近では空中給油機も合流し、露骨な挑発の意図が鮮明になった。東シナ海では中国軍のY8の情報収集機型が日中中間線を越え飛行。中露ともに野田政権の外交姿勢を試しているとみられる。 ・・・


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