かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ジョン・レノン 音楽と思想を語る

2018年07月26日 | The Beatles
台風発生ということで、気温の方は、少し落ち着いてきた。
このまま、秋という訳にはいかないが。



本書は、ジョン・レノンのインタビュー集であるが、初出のものや、今までDVDでしか出ていなかったものもあり、予想以上に充実したものだった。
ビートルズ時代のものは、少なく、内容も新鮮味に欠けるが、解散後のものは、本当に、面白いというか、バラエティに富んでいるというか。
いろんな番組に飛び入りで活躍していたこともわかる。

特に、政治に関わったころは、取り憑かれたようで、夢から覚めた後は、本人も当時は、浮かれていたと認める発言が多い。ドラッグについても、そうだ。
ロストウィークエンドを経て、主夫時代を経て、怒涛のビートルズ後から、ようやく新たな自分を再発見したところで、暗殺されてしまった。
最後のインタビューは、まさに暗殺される寸前のもので、最新作の話から、ビートルズ時代のこと、メンバーのことを振り返る内容になっている。

話すテーマは、時代によって変わっているのだが、単なる受け売りではなく、その時々の関心事に添ってかなり深い知識を得た上で、様々な発言、行動を起こしていたことがわかる。
ロストウィークエンド時代は、流石に、めちゃくちゃだが、ハリーの方がひどかったらしい。

本書を読んで、ジョンの本質がわかるものではないが、稀代のヒーローの思想の一端に触れることができる。
ジョンのことを知りたい人は、まず一読あれ。
ますますわからなくなるかもしれないが。
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邪馬台国26XX

2018年07月25日 | Books


本書は、本屋で見つけた。
とんでも本かと思ったが、思った以上に面白く、興味深い内容だった。

ネタバレにはなるが、結論から言ってしまうと、邪馬台国は、伊予にあったとする。
ただ思いつきではなく、地に足のついた諸資料の解読からたどり着いた結論で、その推論は、筋が通っている。
高天原こそ、邪馬台国で、天照大神こそ、卑弥呼だった。素戔嗚尊は、それに対抗する出雲勢力を、象徴する。その他の神々も、それぞれ日本書紀の登場人物に比定できる。

もちろんすべてが説明できているわけではないが、辻褄合わせと推測する部分もそうかもと思わせる部分で、ストーリーとしては、ありえる推論になっている。

後は、やはり、伊予に、もっと物的痕跡が欲しい。そうでないと、やはり机上の空論になってしまう。
邪馬台国論争に興味のある方は、こんな突飛な推論もあるという意味で、読んでみたら面白いと思う。めちゃくちゃな内容として、一刀両断になるかもしれないが、それもよし。

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日本懐かし団地大全

2018年07月24日 | Books



本書は、ネットで見つけて、本屋で買った。
著者はまだ30歳代のようだが、団地で育ち、今も別の団地で暮らしている。
15年前ぐらいから、日本様々な団地を訪問し、見事1冊にまとめた。

私は、仙台で団地らしきものに住んで(花壇団地だが、調べたら、東北最初の団地で(昭和33年)由緒正しき団地だったらしい)、その後は、社宅なるものに住んでいたが、社宅の作りは、まさに公団住宅=団地だった。
そして、今、団地のある駅の近くに住んでいるが、その団地も取り上げられている。
昭和45年頃に開発された団地で、団地の中では比較的歴史は新しい。

シンガポールでは、HDBという高層住宅が立ち並んでいるが、日本の団地に習ったもので、団地、HDBにより、庶民の生活すべてが変わった。画期的なものだった。

住宅公団ができたのが、昭和30年というから、なんという先見の明だろう。
値段は、結構したが、それでも、抽選に当たるのは至難の技だったという。
水洗トイレ、洋風キッチン、ステンレスの流し台、お風呂、テーブルのある生活、コンクリートの壁、すべてが、新鮮だった。

昭和50年代半ばになり、その使命を終え、古いものから順次建て替えられているそうだが、その日本社会に与えた功績は、図りしれない。

団地への愛を感じる名著ではないか。

明日、7月25日は、鳩山一郎内閣の肝いりで、1955年に住宅公団が発足した日だそうだ(日経夕刊によると)。

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宮崎リベンジその4 高千穂峡

2018年07月23日 | Other Western Japan


高千穂峡には、学生時代来た記憶があるのだが、定かではない。
前回は、やはり渋滞で来れなかった。
大橋で駐車して、歩いたのだが正解だった。
メインの真名井の滝を過ぎたところからのシャトルバスで、駐車場まで、送ってくれる(100円)。
歩いて帰ったらちょっときつかったかもしれない。
駐車場から急階段を降りて見たのがこの景色。
すばらしい。
高千穂峡は、五カ瀬川の作った渓谷なのだが、一番狭いところになっており、すばらしい景観が広がる。



これが五カ瀬大橋。
渓谷が深いので、多くの橋が渓谷をまたいでいる。



ざまざまな景観が広がるが、大雨の後で、水量が多く、迫力もあった。



すばらしい渓谷だ。



メインの真名井の滝。
高千穂峡のシンボル。
その他にも沢山滝があるが、真名井の滝は、水量も豊富で、安定感がある。
水量が多くて、ボートが営業中心だったが、かえっていい景色が堪能できた。



この複雑な柱状節理が、渓谷の魅力を増している。



マイナスイオンもたっぷり浴びて、高千穂峡を満喫できた。
この景色が、猛暑が続く中、少しでも、癒しになれば。
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Yellow Submarine

2018年07月22日 | The Beatles
今日も暑い1日だった。
外出を最低限に抑え、家になるべくいたが、それでも暑い。



今年は、ホワイトアルバム50周年記念ということで、企画も進んでいるようだが、目立たないが、Yellow Submarine 50 周年でもあり、ピクチャー盤が出た。
それにしても、シングル盤で、この価格は流石に高い。
マニア向け。
ピクチャーは綺麗で、盤も厚く、流石の本物。
デザインは、リマスターされた時のデザインが使われている。



B面の、Eleanor Rigby側のデザイン。
こちらにも手抜きはない。



スリーブも、新デザインで、ピクチャー盤が覗けるようになっており、OK。

問題は、日本盤の付録のオリジナルシングルの復刻版カバー。
何かボケてるなと思って、現物と比較したら、やはり、ぼけている。
せっかくの日本公演の貴重な写真なのに。
そして、歌詞カード。
これも、いつものものかわからないが、オリジナルではない。
日本盤シングルの復刻スリーブを期待した向きには、期待はずれなものになっている。

完全生産限定盤とあるが、何枚発行されるかも不明。
ということで、綺麗なピクチャー盤が欲しいマニアのみにお勧めできる、不思議な一枚。
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