かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

邪馬台国26XX

2018年07月25日 | Books


本書は、本屋で見つけた。
とんでも本かと思ったが、思った以上に面白く、興味深い内容だった。

ネタバレにはなるが、結論から言ってしまうと、邪馬台国は、伊予にあったとする。
ただ思いつきではなく、地に足のついた諸資料の解読からたどり着いた結論で、その推論は、筋が通っている。
高天原こそ、邪馬台国で、天照大神こそ、卑弥呼だった。素戔嗚尊は、それに対抗する出雲勢力を、象徴する。その他の神々も、それぞれ日本書紀の登場人物に比定できる。

もちろんすべてが説明できているわけではないが、辻褄合わせと推測する部分もそうかもと思わせる部分で、ストーリーとしては、ありえる推論になっている。

後は、やはり、伊予に、もっと物的痕跡が欲しい。そうでないと、やはり机上の空論になってしまう。
邪馬台国論争に興味のある方は、こんな突飛な推論もあるという意味で、読んでみたら面白いと思う。めちゃくちゃな内容として、一刀両断になるかもしれないが、それもよし。

コメント
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