かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ダージリンその9 ダージリン・ヒマラヤ鉄道その3

2010年06月16日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan


席は、機関車のすぐ後ろだった。ガラスで仕切られていたが、ガラスは、煤で、こんな感じ。あれだけ、煙を吐き続けるのだから、しょうがない。



ダージリンからグームまでは、すごい登り坂が続く。蒸気機関車もフル回転だ。狭い道を、右に、左に、人や車を押しのけながら走るから、警笛もならっ放し。軒先をかすめ、木々にかすりながら、それでも、トイトレインは、ひたすら走る。軒先から反響する音も、半端じゃない。住民も、耳を押さえていた。
これは、隣の部屋ではなく、車窓からの風景だ。あまりにも、家や、店との距離が近く、一軒一軒お邪魔しながら走っている感じだ。



ちょうどグーム駅までの中間地点ぐらいで急にストップ。給水だった。道端にある給水用タンクに、樋みたいなものをつないで、水を補給する。あれだけ、シャカリキになって走ったら、水もあっという間に、蒸気で消えてしまうだろう。
機関車から出てくる水で、飲料水の補給までしている。流石だ!



この区間で、一番の見所は、バタシアループ。この鉄道は、ずっと急な山道のため、多くのループ、スイッチバックの個所があるが、この区間では、ここが唯一のループ。そして、路線の中で、一番眺めがいいところにある。



この観光用列車に乗ると、ここで10分ぐらい休憩が入る。一般列車は、通り過ぎるだけである。
人がたくさんいるが、この人達のほとんどは、車で来て、入場料を払って、この公園に来ている人達だ。



ループの線路に囲まれた部分が、丸い公園になっていて、その真中に、モニュメントがある。天気がよければ、ここから、7000m級のヒマラヤ山脈も臨めるのだ。



ダージリンの街も見下ろせる。



公園から、今来た線路を見下ろしたところ。ここを登ってきて、これからさらに上に登っていくのだ。ダージリンから最高地点にあるグーム駅まで行って、そこからは、逆に下り坂が終点まで、続く。下り坂では、嘘みたいに静かだ。
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