今日は、休暇をいただいてゴルフ。
前半全然だったが、後半復活。
本当に、ちょっとした差なのだが。
本書は、本屋で、見つけた。
読んだことがあるような気もしたけど、ゲット。
まだ出て間もない。
どうも、以前読んだ本をカラーにして、増補した本だったようだ。
ということで、読んだ記憶がある部分も多いが、読み返すだけの価値のある本だと思う。
歴史が生まれるには、背景があるわけだが、島国である日本が、大陸との関係を考えるに、その地形の影響は大きい。
また、島国で、海に囲まれ、山・川が多い日本において、地理の影響も大きい。
ブラタモリでも、毎週学んでいるところ。
それを、時代毎、ポイント毎に、緩急をつけて説明してくれる。
結構突っ込んだ記述も多く、一説が定説のように読める部分が、若干気になるが、それも、古代史の醍醐味。
邪馬台国については、近畿説をとっているようだが、当然突っ込みたくなる読者も多いだろう。
天孫降臨の地も、これで決まり?
前書にもあったのか、多賀城碑(壺碑 ”つぼのいしぶみ”)の信ぴょう性が疑われていると思っていたが(金印が疑われている以上に)、本書では、近年の発掘調査の結果、本物である可能性が高いとある。
それが、本当だと嬉しい。
宮城に行く機会があったら、是非多賀城にも訪れて欲しいと思う。
太宰府 vs 多賀城?
平安京の作りについての記述も、知らないことが多く、面白かった。
今我々が主に京都と言っているのは、かつての平安京の左京(東)側がほとんどで、右京(西側)は、かなり早い段階で、町としては、寂れてしまった。
これも、地理的な要因が大きい。
四神相応の話も興味深い。
古代史入門書として、最適な1冊と思う。
なぜなら、古代史の様々な事件が、現在の日本の地形、地理と共に説明されることによって、よりリアルに理解できるからだ。