本書は、ネットで見つけた。
昨年秋に出たばかり。
子供の頃の思い出は、たくさんあるが、親から買ってもらった高価なものとしては、プラモデルとソノシートがあったように思う。
今は、どちらも、失われてしまったが、頭の中にしっかり記憶されている。
それを、こつこつ集めた人が本にした。
懐かしくて、ついゲット。
ソノシートにはいろいろあったと思うのだが、鮮明なのは、ウルトラQとウルトラセブン。
ウルトラQのは、本番ではなかったナメゴン対ゴメスのような気がするのだが、本書では、ウルトラQのソノシートで、ダントツ人気だったとされている。
ウルトラセブンは、エレキングだったと思うのだが、なぜか記載がない。
朝日ソノラマの刊行リストもついているが、題名だけなので、特定ができない。
でも、その辺まで載せたら、情報量が多すぎて、かえって読みにくくなるだろう。
その他、当時流行った子供向け番組の情報が、幅広く、簡潔にまとめられていて、これまた懐かしい。
私は、1970年ぐらいにはその世界を卒業してしまったので、以降のものについては、知らない情報も多い。
もう一つ残念だったのは、東京オリンピックの5枚ぐらい組のソノシートの情報がなかったことだ。
これは、親が、たぶんカルピスか何かの懸賞で当てたもので、オリンピックの実況中継の音や、当時の日本を代表する音(がまの油売りの音が入っていた)が、収めれていた。
網羅的な資料などはないから、こういった情報も集めて、厚みをつけていくしかないだろう。
私が、持っている珍しいそのシートとしては、昨年バイナル盤で再発された、ビートルズのクリスマスレコードがある。
これも、保存のいいものは、少なく、ソノシートの難しさを感じる。
一方、レコードに比べ、安くて、情報量の多い媒体だった。
今では、想像しにくいのだが、ビデオも、テープレコーダーもなかった時代、ソノシートの音は、情報量豊富な冊子とシンクロし、夢のような媒体だった。
ポータブルプレーヤーは、今で言えば、家族みんなで使うデスクトップPCと比し、パーソナルなiPadみたいな存在だった?
実家探したら、残ってないかな?