かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

サムライ

2018年03月18日 | Movie
今朝、無事帰国。
帰りは、ナイトフライトなので、ひたすら寝ようとしたのだが。
流石に、映画を見る元気はない。



先日見たフリックストーリーに感銘を受け、アランドロンの最高傑作とも言われるサムライをゲット。
ちょうど、BD版が再発になったところで、色といい、音といい、最高だ。

フランス製フィルムノアールの最高傑作との評価もある。
フィルムノアールとは暗黒映画のことを言い、50年代、60年代のアメリカが本場のようだが、フランスでもすばらしい映画が作られた。
その後、日本のヤクザ映画につながったのか。
タケシの作品もその流れを受け継ぎ、だからヨーロッパでの人気が高いのかもしれない。

最初、ドロンのベッドでタバコをふかすシーンから始まるが、カラーなのに、白黒っぽく、セリフもないまま時が流れ、音楽も流れていく。
そして、ドロンが不気味に動き出すのだが、その後、緊張感のあるシーンが続き、ラストまで、息をつかせない。
当時、結婚していたナタリードロンもいい。

サムライという題名は、あまり深い意味はないようだが、ドロンの途中からの行動は、理よりも義を重んじるサムライ精神そのものだ。
もちろん、日本へのシンパシーもあったろう。

まだドロンは存命だが、もう引退することを表明している。
いくら老け役もと言っても、この映画のドロンの魅力を量がするのは無理だろう。

コメント
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