かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

THE FOOLS

2018年03月21日 | The Beatles



今日は、季節はずれの雪で、ゴルフをキャンセル。
お彼岸の法要が入ったが、いい休養になった。



The Beatles がアップルを立ち上げ、その専属デザイナーであったのがTHE FOOLSであったことは、有名だ。
アップルブティックの壁画が特に有名だが、アップルで発売されたポスター類も高値で取引されている。
しかし、アルバムを出していたとは知らなかった。
サイケ・フォーク・ロック・カルテットだったそうだ。
68年にグラハムナッシュのプロデュースによって作成されたもので、唯一の作品。
今回50周年を記念して、1,000枚限定で、再発された。
AMAZONで買ったが、43番の番号が振ってある。
本アルバム作成にビートルズが関与していた情報はない。

ジャケットは、サイケ色一色?



中にLPサイズのポスターが入っており、これもサイケ。



その裏は、何と六道絵?
チベット仏教をかじった人だったら誰でも知っている題材だ。
六道絵のキリスト教版と言ってもいいだろう。
そう言えば、キリストの一生における重大場面を描いた絵があるが、これも仏教の定番の構図で、ヘレニズムの時代に東に伝わったものかもしれない。

当時のイギリスは、ビートルズのインド修行でも知られるように、インドブームで、その影響を受けていることは間違いない。



音楽の方は、学芸会みたい。
全員で、いろんな楽器を平板に演奏し、ハーモニーになっているかわからない歌を、単調に続ける。
宗教歌的な雰囲気も感じる。そこにオリエント、インド、中東的な音色も。
ボーナストラックの、We Are Oneという曲が、一番Summer of Loveの空気を伝えているか。 

もうちょっとサイケ色が強い音の方が面白かったのだが、ジミーみたいな強力なギタリストがいないところが、致命的。
フォークロックと称しているので、しょうがないか。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする